英国は中露のような独裁国家ではなく,議会制民主主義国だ。議会の最も重要な仕事は課税と税の使途を定める。イングランドの北米植民地は代表なくして課税なしとして反乱を起こした。
年収200万円以下の世帯は住民税非課税であるものの,大衆課税である消費税が重くのしかかる。古代奈良朝は民に口分田を貸付,租庸調を課したが税に耐えかねて荘園が発達した。隋唐が均田制を導入した目的は課税ではなく軍役が目当てだったようだ。日本の荘園から武士が台頭するのも農民支配のためと解すれば納得だ。
イングランドでは征服王ウィリアムが巨大な領地を得たにも関わらず,12世紀には大貴族の反乱によりマグナカルタが出てくる。この衆議制が全く理解できない。YouTube にもまとも解説はない。
40年以上も前に買って一度読んだままにあった A Shortened History of England を議会の観点から読み直すつもりだ。
Civil Law と Canon Law が支配的だった。Common Law に関しては,
a labyrinth of precedents, cases, and decisions of the various royal courts
とある。山本七平が主張するような旧約のヨシュア革命が近代法思想の源流でもないようだ。英語で読むと,宮廷も裁判所も同じ Court である。なるほどと思う。当然ながら,語源はフランス語だ。
イギリスやアメリカのようなコモンロー国家では自動車の運転免許の考え方が日本と逆の考え方になっているという話である。コモンロー国家では路上通行は自由であるが、日本では自由ではないというのである。
過去の何世紀にもわたって、地元の道を自由に往来して生計を立てていた人々は、有料システムが導入されることに憤りを覚えました。有料道路に設置されたマイルストーンや、料金所のゲートを破壊する人々があらわれます。過去の何世紀にもわたって、地元の道を自由に往来して生計を立てていた人々は、有料システムが導入されることに憤りを覚えました。有料道路に設置されたマイルストーンや、料金所のゲートを破壊する人々があらわれます。
お上の規制だらけの日本。いつからだろう。江戸と京では違うと思う。京都奉行所が再三,路上への死体遺棄を禁じたが,止まなかった。
カナダの越境トラック運転手がワクチン接種義務化に反対して国境橋を封鎖した。
古代エジプトのアレキサンドリア図書館がキリスト教徒により,焼かれてもプラトンの著作は残った。ソクラテスの弁明が何故,読みつがれたか。
歴代天皇が封臣を裁いたイメージはない。シナの専制を導入した結果,家臣ではなく官僚だったせいだろうか。歴代征夷大将軍が封臣を裁いただろうか。切腹,改易,移封はなされている。これが日本の Court なのだろうか。幕府が Court なのか。
合衆国では判事と言えば,名士である。日本では法務省の役人に過ぎない。文化の違いか。英王が宮廷に議会を招集した。秘密の通路が発見されたそうだ。BBC だから きちんと広告が表示される。まともな公共放送だと思う。
NHK は底辺層からもTV設置税を徴収する。デジタル放送なのだから,スクランブルは簡単にできる。しかし議会は NHK に遠慮している。NHK を民営化してこんな法律なんか廃止すればいいのだ。NHK 職員の平均年収は1千万円を超える。何か変だな。スマホからも NHK は受信料を徴収するらしい。NHK 商法は政府公認だからたちが悪い。正せるの議会のみである。
参考