子供がグッピーが死んでいると知らせてくれた。放置していたら,頭がなく骨と皮だけになっていた。他の仲間に食われたのだろう。人の死体を放置していると遺棄罪に問われる。ペットだと動物愛護法があるのを知った。
愛護動物とは
人に飼われている「哺乳類、鳥類、爬虫類に属する動物」および、飼い主の有無にかかわらない全ての「牛、馬、豚、めん羊、やぎ、犬、ねこ、いえうさぎ、鶏、いえばと、あひる」
とある。どうも爬虫類以上の高等動物が対象だ。妻がどこかの学校では豚を飼い最後はそれを食べる授業内容を教えてもらった。子供が学んだ学校では羊を飼っていた。羊をもらいうけるため飼育場に子供達が訪ね,担当者に名前はと尋ねたら,飼育員に〇〇番と番号を告げられ,少し驚いたようだった。ローラと名づけられた羊の最後は猟犬に襲われ噛み殺されてしまった。近くに牧羊犬による羊追い込みを見せる遊園地がある。同じ犬でも飼われ方で性質を変えるのだろう。子供は冬休み中の事故にもかかわらず大人達に引率され焼却処分場に行った。お葬式はしたのかもしれないし,しなかったのかもしれない。その子供達が授業の一環でローラの前でジンギスカンを食したそうだ。まあ,いけすのあるすし屋で生寿司を食べるのと大した違いがないのかもしれない。
戦前,従順な日本兵が東條英機などの在支陸軍司令官が再三,盗み放火強姦など軍法違反をしないように通達しても中国では軍規違反がやむ事はなかった。日本人は馬を飼い慣らすのがへただった歴史が,明治以降の軍隊にも当てはまるようだ。当時の国民の過半は農民出身だった。農民兵が傭兵などよりも残酷になるのは何故だろうか。英仏百年戦争当時の英王が徴発した在英農民兵は酷かった。通常の西欧国民国家の軍隊は民度が上がれば軍律も保たれる傾向がある。日本陸軍の軍律は日露戦争および第一次世界大戦では西欧から賞賛されたのに対中国戦争からはおかしくなったのは不思議だ。
近代の軍隊の兵士は牧羊犬のように飼い慣らされてなければならない。昭和陸軍の実態は軍律よりはリンチ(私的制裁)が兵士を規制していた。米海兵を侮辱するような橋下大阪市長が米国訪米断念に追い込まれたのは軽率というよりは「日本軍」を基準に考え,日本軍がそうだったから,米軍もそうに違いないと考える意外と頭の古い政治家で日本人として恥ずかしい。終戦直前,大蔵官僚は占領軍を対象とした RAA を設置するために予算を支出したけど,米軍は本土を占領して,そんな組織は不要と閉鎖になった。
毎日新聞の川柳に党名にはないものが名称になっているとあった。「維新」の会は明治維新ではなく自由を否定した「昭和維新」に近いのだろう。
繰り返しになるが,米国民は旧日本軍と米海兵を同一視したら激怒するのは間違いない。ああ恥ずかしい。。。