2014/03/12

花粉症対策 鼻うがい

日経が「鼻うがい」の記事を掲載した。花粉症を20年以上患っている。毎年,抗ヒスタミン剤のお世話になっている。妻からは鼻を洗ったらどうと言われ続けてきたが,自信がなかった。記事を読むと,シリンジを使用してできるらしい。シリンジなら手元にある。Daiso にも売っている。

蒸留水は必要ないだろう。水道水を沸騰させれば,塩素が抜けるので冷まして使えばいい。水1Lに9gの食塩水とあるが,半分の量でも多い。洗い水のため置きは薦めない。雑菌が混入する。医療液だったら,抗菌剤が入っているけどね。

家庭用はかりの最小秤量は2gであるので,塩2gに対して水 220mL あればいい。計量カップも Daiso で売っている。

鼻うがい法

2013/11/12

煙突高さと大気汚染

ロイターによれば,「中国は天然ガス利用を2015年までに2300億立方メートルに引き上げ、2010年の倍以上にするとの方針を掲げている。しかし国内での生産が伸び悩んでいる上、パイプラインや貯蔵能力が不十分ななか、輸入に頼らざるを得ず、不足しがちな状況になっている」だそうだ。となると,石炭に頼らざるを得ない。中国の大気汚染を抑制するため日本の環境技術が注目されているそうだ。石油石炭に含まれている硫黄を除去しても,ある程度以下はコストがかさみ現実的でない。汚染濃度を下げるには拡散させればいい。日本は 100m を超える高い煙突を建設して濃度を薄めた。中国が一斉に大気汚染に取り組み日本流の環境対策をすれば,汚染物質はより広く高く拡散する。その一部は偏西風にのって日本に酸性雨となって降り注ぐ。日本の森林,水源および農地に影響を及ぼすようになるかもしれない。

毎日新聞は社説で使用済み核燃料の1万年に及ぶ放射能管理を理由に反原発を説いている。中国が大規模に原発政策を推し進めても上記の汚染降雨が少し改善される程度だとしても,今世紀末に炭酸ガスによる温室効果により平均温度が4.8℃上昇する恐れを軽減するには今のところ原発推進しか,経済的に妥当な方法はないのではなかろうか。1万年先を懸念して,90年後を軽視するという毎日新聞の思考をどう考えたらいいのだろう。
2013/10/23

原爆投下と第一次世界大戦の影

毎日新聞が日本陸軍が中国に遺棄した化学兵器を地図入りで紹介している。第一次世界大戦では,これまでの戦争とは比較にならない大量の戦死者を出した。長期の塹壕戦の結果による。主戦場はドイツフランスではなく,小国ベルギーだった。毒ガスも使用された。ベルギーには大西洋を渡った米軍兵士の大規模な墓地がある。太平洋戦争で日本とアメリカが戦争を始めた時,米国が一番に気にした事は捕虜の取り扱いと毒ガスの使用だった。日本軍の中支作戦での毒ガス使用に関して,米国は警告を出した。そこで,東條はその使用を中止させた。その頃のガス兵器は進歩していて,風上から塹壕に流す代物ではなく,大砲に詰めて打ち出した。

独ソ戦でドイツが劣勢になった頃,日本のドイツ大使大島中将は総統閣下に面会し,何故毒ガスを使用しないかと尋ねると,報復が怖いからだと答えたと本省に打電している。ヒトラーは第一次大戦で毒ガスの治療を経験している。第二次世界大戦の実写フィルムをみるとドイツ国防軍兵士は腰に筒を下げている。なんだろうと思っていた。あのなかには防毒マスクが入っている。ヒトラーが装備させたのであろう。

用心深い米陸軍は沖縄戦の際,毒ガス兵器を積載した輸送船を帯同していた。沖縄戦では米軍はこれまでと比較にならない死傷者を出した。銃創ではない。砲弾による損害だった。米本土が欧州戦争の終結に舞い上がっている頃である。日本本土に上陸したら,米軍の被害が沖縄戦を上回るかもしれないとトルーマンは考えたのかもしれない。そして,日本の外交暗号を100%解読していた米諜報部隊の活動から,大島大使の電文を読むと普通なら日本軍は毒ガス兵器を使用するかもしれないと考えるのが普通だろう。トルーマン自身,第一次大戦に出征しているから大量殺戮兵器の怖さは知っている。沖縄航空戦では特攻も激しかった。普通の指導者だったらどう考えるか。アメリカの場合,聖書と歴史がその規範となる。日本国を古代イスラエルのように抹消したいなら,皇居と霞ヶ関の上に原爆を投下すればいいだけだ。広島と長崎を破壊したのは,毒ガス兵器使用のけん制と交渉シグナルだったのではないか。

しかし,そんな状況でも内務大臣と司法大臣は降伏に反対した。米軍の首都制圧作戦は,江戸を攻略した維新軍とは異なる,古代以来の都市包囲戦だった。被害の大きい市街戦は避け,機甲部隊を相模から主要河川を渡河しながら東京を包囲する作戦だった。主要鉄道変電所を押さえ,最後は都内の省電も止まる。水道は止めないが,物資の搬入と避難はできなくする。伝統的な飢餓作戦を,当時の内務大臣はどう考えていたか。多分,食糧の配給を牛耳っていた役人家族らの食べる食糧は確保していたのであろう。しかし,隠匿していた食糧を警察だけで守れただろうか。飢餓に陥った都民は意外とおとなしく死んでいったかもしれない。その頃には,天皇の御座所は松代になっている筈だった。

比島での日本軍の行動からすると,軍の統制はきかず,軍とは2ないし3個師団の単位,各師団は補給もないので農民からの略奪による自活を目指すようになっただろう。果たして食糧のない東京の救援に向かう命令に同意する連隊長師団長がいるだろうか。大本営は沖縄戦のさなか,九州の軍に今後,補給は出来ないから適当にせよとの通達を出している(略奪の黙認)。海軍は鹿屋基地の破壊命令を出して大分まで撤退した。呉は艦載機により破壊したので広島の価値は低減していた。実際,西部軍管区では米航空兵捕虜の虐殺を始めており,米軍の最大懸念であった捕虜の取り扱いは遵守されていなかった。九大生体解剖事件は皇国思想軍政の歪と九大は主張している。また帝大教授が官吏なるが故にか,医の倫理を省みることなく権力に付和雷同盲従する典型的な日本人像を示したともいえる。教授にとり,米兵は人間ではなかった。

英王立空軍 RAF はドイツ人の戦意を挫くために,意図的に各都市の大聖堂を爆弾ではなく,ナパーム系爆弾により焼き尽くす作戦を実施した。米海軍の航空兵力をもってすれば,靖国神社,伊勢神宮など簡単に灰燼にできたのにそうはしなかった。皇国の虚構性を知悉していたと言えるかもしれない。特攻は皇国思想に殉じてなされたのではないだろう。靖国思想は結局のところ官吏が創生した宗教だった。日本が靖国に拘れば拘るほど,米国は自国を正当化するため韓国中国に傾斜するだろう。従軍慰安婦問題もその背景に戦犯訴追を否定する靖国信仰がある。韓国は大統領が米国大統領と食事できる関係まで向上したのに,最近の日本の首相はオバマと食事しただろうか。外交は言葉だけでなく現実をみなければならない。

日本海軍の呉は艦載機の空襲と広島の破壊により特攻兵器「金物」の生産が不可能になった。やはり,広島長崎の原爆投下意図を日本の支配層(300人)は正確に認識し降伏に至ったとみるべきだろう。

正気を失った西部軍管区の参謀による,本土防衛戦の民間人被害はどれだけになったか。民間人の避難は沖縄戦と同様,熟慮していたとは思われない。日本軍が1発の毒ガス弾を使用しただけで,米軍は市民の盾を排除するのに毒ガス弾を躊躇せず使用しただろう。東條は個別に重臣の意見として,天皇に特攻まで繰り出しているのに国民の敢闘精神が足りないと奏上した。総力戦を研究し,陸軍統制派に属した東條は第一次大戦の実相を知悉していた筈だが,ドイツ国防軍の将帥とは異なるまことに不思議な軍事官僚だった。陸軍の大勢は松代で抵抗したとしても,陸海軍の対立から海軍が高松宮あたりを擁立されては勝ち目はないと判断したのだろうか。

本土決戦とは日本が経験する第一次世界大戦だった。史上初の武装解除と戦犯訴追を降伏条件とした第二次世界大戦。米国民が考える良い戦争とは「独立戦争」,「第二次世界大戦」そしてスターウォーズ。日本は米中共同の敵だったと,米中の指導者は再認識しているのだろうと思う。アメリカの反中は共産中国のごく短い期間なのに,反日の方は長かった。中国と良好な関係を築くにはどう日本カードを切ればいいのか,TPP もそんな視点から見ると分かりやすいかもしれない。
2013/10/18

ブログ村のバナー配置

ブログ村のバナーを FC2 に設置するには,説明を読む限り面倒でも他の場所に保存しておいて,いちいち本文に貼り付けるしかないようだ。ブログ村,FC2 と Facebook のバナーの3つがあると見苦しい。それに,どうも FC2 のブロガは Facebook などと比較すると関心事の内容が少し違うようなので FC2 のバナー掲載を止める。

また,「エネルギ」のカテゴリを「農作食物エネルギ」に拡充した。ヒトはイラン高原で小麦の栽培を始め,小麦文明が全世界に広まった。稲は長江の盆地から亜寒帯の北海道まで広がった。食物もエネルギ源である。日本列島では田を灌漑して天日のもとで江戸期まで自給してきた。1億3千万人がコメを自給できるのは他の作物を食するからだ。昨日の新聞折込チラシに9千円台の草刈機があった。庭の草刈に私でも欲しいと思う。加齢にともなう腰痛はどうしようもない。日本の農場から農機具,ガソリンがなくなったらどのくらい作物の生産が低下するだろうか。軽トラも動かない。馬は自動車のように生産はできない。もう元には戻れない。

スイスオランダのように付加価値の高い作物を栽培し,主要穀物を輸入しないと高齢化を乗り切れないだろう。黒海とエジプトの小麦に依存したけど,古代アテネは繁栄した。交易を確保するため海軍を整備し,他の諸都市と盟約を結び,盟主となった。シェールガスの生産に目途がついた米国は中東と東アジアへの関心は薄れていくだろう。今回のデフォルト騒動は米議会の茶番,余裕の表れだ。日本が産する工業製品は韓国中国製で代替可能になった今,米国にとり日本と TPP を締結するメリットはどれだけあるのか。

戦前,中国政策をめぐり日米諒解案がほぼまとまりかけた時,独ソ戦の帰趨を見切った米国は手のひらをかえしたように交渉条件のハードルを上げた。今回,米EU間の交渉はかなり進んだのではないかと思う。日本は時機を逸したかもしれない。

毎日新聞が原発機器の輸出認証に関して問題点を指摘している。バカな。船舶は英ロイドが認証しお墨付きを出す。舶用機器はロイドの基準で製造する。原子力機器は米仏だ。日本 MITI の認証など何処の国が信用するのか。ステンレス製原子炉圧力容器の鍛造は韓国産炉のネックだ。日本の地味な工業技術を米国にアピールするしかない。航空機の認証は米国の FAA だ。官需の割合が大きい三菱重工ですら,国土交通省の認証を受けて航空機を輸出する事など毛頭考えていないだろう。

毎日新聞社会部政治部が経産省官僚がリークする資料を元に記事にしたのだろうか。毎日経済部のベタ記事は大企業の広告塔に近い。反原発の一心で記事にしたとは思えないけど,経済部よりはましか。家庭部が最も充実しているらしいけど,家庭欄を全く読まないのでその良さがわからない。経産省の利権獲得の一端を担っているのだろう。

戦中,航空機生産の陸海軍の生産をめぐり,割当てについて陸海軍はいがみあって争いのさなか,毎日新聞記者が海軍に肩入れした記事を書いた。激怒した東條はその記者の懲罰徴兵を命じた。海軍はその記者を海軍従軍記者に採用して徴兵を逃れさせた。腹の虫のおさまらない陸軍は同年代の中年男性200名を徴兵して,硫黄島に送り込んだ。常に庶民が犠牲になるのだ。

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2013/10/13

現代農業の広告

毎日新聞下欄に雑誌「現代農業」の最新広告が掲載される。11月号の記事内容は関心のある記事だったので,古新聞を探したが見つからなく,ネットで検索。太陽熱温水器を探すがやはり見つからない。あるのは「貯蔵庫・温水器・クーラーに大活躍 飯田哲夫」だけである。記憶違いだったのか。

足場パイプの活用は,学生時代建設現場でアルバイトをした事があるので枠組みの重量感,ジョイントの構造とか記憶に残っている。建築現場は定尺なのでパイプ加工を如何に少なくするか工夫次第だろうと思う。モミガラは一部の農家では活用されているようだが,近くの農家では野焼きで燃やしている。わたしはモミガラを断熱材料への応用,具体的には温水器だ。モミガラの集積と運搬がネックなのだろうか。軽トラのホッパはないのだろうか。

近くの図書館では閲覧できるらしいので,近々のうち確認してみようと思う。