2018/06/04

温暖化と農業と風刺映画

イラン情勢のあおりで原油価格があっさり $70 を超えた。
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どこまで,いつまで上昇するのかうまい具合に予測できれば儲けられる。日本商社は資源価格が上昇してどこも業績を上げた。先物市場で益を出すのだろうか。それとも大口顧客との約定と為替益が絡み合った複雑なものなのだろうか。上図は WSJ によった。日経も春の無料購読を実施しているけど WSJ がお勧めだ。日本の報道バイアスから逃れられる。

日本がそれいけドンドンの頃は,商社が北米穀物市場に参入したが,その後撤退した。巨大商社の情報と資金力でもシカゴ穀物相場に翻弄されたのであろう。多分,手に負えなかったパラメタの一つが天候だったのではないか。合衆国穀物農業は天水に頼っている。日本の水田は灌漑だから,随分異なる。中国漢代の北部豆作は常に雨量に左右された。均田制の「田」とは田んぼではなく畑を意味している。華北の制度だから当たり前だ。隋唐代になると,華北都市の食糧は華南の米なくしてあり得なくなった。古代ギリシャは黒海の小麦,古代ローマはイスパニアとエジプトの小麦に依存していた。古代ギリシャローマ文明は輸入穀物で成り立っていた。江戸大阪が日本各地の米に依存するようになるのはたかだか江戸期である。その名残か,現代でもコメ輸入自由化はあり得ない。。。中国は大量に穀物を買い付けている。北米南米産穀物の最大輸出先は中国である。日本のように米を神聖視する事はない。中東の経典の民が神に捧げるのは「羊」である。このあたりの文化の違いが国粋精神の源だろうと思う。

エデンの園を追放されたアダムは耕さなければならなくなった。聖書では労働を骨折り仕事と訳している。だから日本のように農耕を神聖視する事もない。神に罰せられたが故の農耕である。地球温暖化の原因は産業革命以降とし,工業化が諸悪の根源のように言われている。しかし,どうも地球規模でみると農業が最大の CO2 発生源 30% らしい。これは日本農業の産する CO2 を想うと意外な事実だ。地球環境負荷の最大は農業で,その目的は食糧だから,最大負荷はヒトというまっとうな結果となる。地球人口の抑制はほぼ不可能だから,食糧増産に伴う CO2 濃度増大は止まらない。地球温暖化を避けるのではなく,それに対応していくしかないのだろう。
実は農学者にとって、地球温暖化問題はあまり歓迎できるテーマではありません。 農業が大きな原因の一つとして批判されているからです。
日本では農業は衰退産業だが,地球規模だと最有望産業となっている。それでも,頭では理解できても,なかなか実感できない。メノナイトの一派の祖先が迫害を避けドイツを脱出,西欧を放浪したあげくロシア皇帝の庇護の下,ロシアに入植,共産化による迫害後,カナダへ離脱やがて北米,メキシコに拡散そして今では南米に達した。彼らは定着先々でも言語(ドイツ語)を捨てない。プロテスタントの弱小一派があたかもユダヤ教徒のように教え習慣に固執している。ユダヤ人は農業を禁じられ,賤職(医業,商工業)に従事したが,メノナイトは頑なに農業に徹している違いがある。メノナイトの栽培した大豆,トウモロコシが中国に輸出されている可能性だってある。啓典の宗教各派は捩じれに捩じれている。空恐ろしい。

ゲルマン諸語族の源郷の一つがアナトリアとされている。人類は地球温暖化と寒冷化に応じて,移動を繰り返している。ユダヤ族が宗教的迫害をアイデンティティの根幹として以来,今では韓国民もそれに重ね合わせている。一方,稲作を日本に持ち込んだ渡来系は畿内と一部の西日本を除けば多数派を形成しなかったようだ。丘陵に居住する原日本人と湿地帯で水耕する大陸系に分かれたのかもしれない。明治に至るまで,為政者は変わっても耕作民に大きな変化はなかったようだ。江戸期まで経済の多寡は石高で表され,税金が金納に変わるのは明治である。太平洋戦争時でも小作料は物納であった。こんな国民が官兵となって,米兵と戦っていた。それでも,政府は国民(農民)の戦争支持をつなぎとめるためにか,農務省は小作料の軽減を強制化していた。結果的に国民皆兵が平等化を促進した一面もある。ただ,抑圧教化されたのは精神とりわけ自由であった。

日本農業の米は聖域と称される。実際,天皇陛下が田植えと稲刈りを皇居で行い国家神事となっている。こういった風習はオセアニアくらいではなかろうか。水田に水がはられ,灌漑用水の音が聞こえてくる。わが市は農業用水ネットワークの上に住宅地が形成されている。宅地のなかに用水路が縦横に走っている。琵琶湖岸の微妙な高低差を水路が巡っている低湿地帯である。野洲川に堰があり,そこから取水している。琵琶湖にいくら多量の水があるからといって田に導水できない。市水の水源は琵琶湖である。飲料水より農業用水が清浄な都市である。それが当たり前である。日本の政治を説明するのに稲作治水説がある。異論異端が生じない文化とされる。合衆国ではトランプ大統領のパリ協定離脱を巡り,United States Climate Alliance が発足した。全国市長会とか知事会の日本ではあり得ない選択である。

当該サイトの About にある ALLIANCE PRINCIPLES 実にわかりやすい英語で示されている。日本の保守は五箇条の御誓文を誇っているが,現代語の解説がないとチンプンカンプンである。江戸末期の日本人でも理解できるのはどれだけだろうか。
一 廣ク會議ヲ興シ萬機公論ニ決スヘシ  
一 上下心ヲ一ニシテ盛ニ經綸ヲ行フヘシ  
一 官武一途庶民ニ至ル迄各其志ヲ遂ケ人心ヲシテ倦マサラシメン事ヲ要ス  
一 舊來ノ陋習ヲ破リ天地ノ公道ニ基クヘシ  
一 智識ヲ世界ニ求メ大ニ皇基ヲ振起スヘシ我國未曾有ノ変革ヲ爲ントシ朕躬ヲ以テ衆ニ先ンシ天地神明ニ誓ヒ大ニ斯國是ヲ定メ萬民保仝ノ道ヲ立ントス衆亦此旨趣ニ基キ協心努力セヨ
日本の民主主義は明治維新からとTVで明治天皇の玄孫が力説しているがウソだな。上から目線じゃないか。どこに革命民主の精神があるというのだ。庶民にわかる言葉で宣言しなければならない。民主主義は祝詞でもなければお経でもない。各州の州章がまたそれぞれ特色があると知って,まさに連邦,我々の知っているステレオタイプは通用しない。あらためて日本は中央集権国家と認識を新たにした。

希望の党が崩壊して国民民主党ができたけど,プリンシプルはどうもないようだ。サイトの綱領を読んだら,何か戦後の中高校の校則みたいだ。自民の対抗勢力は到底無理だな。自民には農本主義が息づいているが,国民民主には感じられない。何故綱領に脱原発を書き込めなかったのか。電機労連とか電力労連に配慮したのだろう。実態は労働組合の既得権益護持政党に過ぎないようだ。「国民」民主党と「自由」民主党,実に皮肉な党名だ。単に「労働」と「農」では時代にそぐわないのか。

西欧の宗派対立から党派が生れたので仕方ない面もあるけど,幕末には勤王佐幕,攘夷開国を巡りそれなりに支配層では国是について論争し,内戦も起きた情熱はどこへ消えたのだろう。家人がドイツ製作の "Er ist wieder da" をレンタルしてきたので見たら,再生したヒトラーがまともなのは緑の党だけだと言っていたのが,実に皮肉だ。Wiki によれば,緑の党の原点は実際右翼だった。細川,小泉が反原発になるのも半ば当然か。農本主義=反原発 になるのだろう。実は農業そのものが環境破壊である。Culture の語源は耕起である。カルト Cult は合衆国での用法が世界に広まり,どこでも排斥が始まった。日本だと統一教会はカルト扱いだから,正統と異端は置かれた環境で異なる。ウクライナがイエス降誕祭を東方教会の1月から西方教会の12月も可とするようになった。

農業はエコでもなければ,有史来地球環境破壊の歴史だった。これが事実か。肥沃だったレバントは1000 年紀に渡る潅水により塩害で農地が失われた。華北は乾燥化が進み,森林どころか草原も失われた。鉄器と火がもたらす破壊を古代インド人はベーダに記した。毎年,ドイツ一国の人口が増えている。地球温暖化は避けられない事実として,生存を賭けた民族の大移動が開始される。

単なる地理用語だった Hinterland 後背地をナチスはドイツ人生存のための東方植民レーベンラウムと同一視した。西田はこの考えを容認した。「郷土」と言い換えた。日本では安っぽい地政学が大流行りだ。生存圏とハイマートを一体化させるのは当たり前のようで危険だ。EU はドイツを先頭に必死で抑え込もうとしているが,極右の台頭に破裂寸前だ。残念ながら,日本も同様になるだろう。地球温暖化啓蒙ビデオと「帰ってきたヒトラー」を見ると人類に叡智はないのだと実感する。

郷土愛は弊害の方が大きい。古代ユダヤ族は捕囚から帰還すると,シオンの丘を律法に記述した。仮想の望郷の丘であったのが,2500 年後にシオニズムの土台になった。民族が土地を争うのは宿痾なのだろうか。世界政府ができないうちに,環境変動によりまたも民族移動が勃起するだろう。過去には漢帝国とローマ帝国が滅んだ。
心の奥底に秘めた
ユダヤ教徒の魂が切望するは 
眼差し向かう東の地 シオン
二千年の我等の望み
今だ失われず
祖国にて自由を勝ち取らん
シオンの地 そして エルサレム
上記は「希望」と題されたイスラエル国歌である。世界で最も美しい国歌のひとつではないか。トランプはエルサレム首都を是認した。驚いたことに国内に殆ど異論はないようだ。国連決議がいかにむなしいか。日本はこの大国の動向に細心の注意が必要だ。憲法改正の前に諜報機関の設立だよね。

マルサスが聖書世界観から脱却して人口論を提唱したのが 1798 年だった。21世紀になっても人口と食糧の関係は危機的だ。眞子さまの結婚問題とか安倍昭恵夫人の国会騒動をみると,日本は平和だと実感する。トーマスモアが何処にもないユートピアを極東付近に措定したのは慧眼だった。3.11 のように突如,難民危機,食糧危機そしてエネルギ危機が襲ったら我が国はどう対処するのだろう。2,30 年後には起こりそうだ。日本人の習いとして周りに建設される投資目当てのマンションアパートをみて中国の鬼城を笑えない。金利がゼロだから仕方がないか。

地球環境と人口に関し,西欧の相反する結論を見出した学者に共通するのは,遷移するフェーズ,過渡期が重要だと述べている。何か拍子抜けのする結論である。これはシステム科学の古典的問題だろう。文明を生物の生態に置き換えられるのかどうか。ヒトが生態系の上に乗っかっているのは認めるが,人間には自由意志がある。初期値により各フェーズの値が決まるものでもなかろう。広大な合衆国に居住していると,楽観的になるのだろうか。どこか絶対神がもたらすような摂理を信じているのではないか。絶対神を思い描けない我々にはなじめない。

ダイアモンドの文明の崩壊は社会が規定するという考えは,日本にも当てはまりそうだ。現代日本の規範統治の根幹は天皇と官僚制である。国民民主党の綱領には天皇の語句もない。財源をどうするのか。税をどうするのか。彼らは政治家なのに考える事はないのだろうか。こんな政党が国会をダメにするのだろう。合衆国と日本は何が同じで何が異なるのかを考えていない筈はない筈なのだが,戦前の陸海軍と似た状況に陥るのは何故か。

プリンシプルはないけど,方向性を読むと多少は政策が理解できた。頭がいいのにプリンシプルにまとめられないのは何故だろう。日本人は原理原則が嫌いなのだろう。。。しかし,これを呼びかけるのは党首でもできないのではなかろうか。自民党と何が違うのだろう。やはり天皇官僚制と農本主義か。小池百合子の好きなガバナンスなのね。ガバナンスのない政党が政権を担うとどうなるのか。要するに戦前同様,官僚がガバナンスするという事かと納得する。

気になるな。何でプリンシプルにまとめられないのか。指導者選抜が上手くいかない。国政選挙が少ないせいもあるかもしれない。合衆国下院は2年毎に改選される。

参考
2018/03/07

日中の暖房を止め梅が咲いた

日中(3月4日),居室の石油ファンヒータを止めた。梅も咲いたし春が近いけど,北海道は猛吹雪だ。南北に国土が長いせいだ。これからは温暖化のせいで居住快適地域が高所と高緯度になる。逆に温暖低地では稲の3期作も可能になる。
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左側のこげ茶色の二重カバーの中にワイヤレスセンサが入っている。

地球温暖化が急激に進む。政府予測によれば沖縄はマラリア猖獗地帯になる可能性が高い。稲が3期作としても,誰が耕作するのか。水田は蚊の発生源ともなる。ビッグファーマが巨額のマラリヤ治療薬開発に投資しているけど,根本治療には至らない。製薬会社への投資はリスクが大きい。

これまで県内高地への移住を検討してきたけれども,下水道施設の不備と家人の反対でボツになった。JR最寄り駅から遠いと京阪に出かけるのが不便と猛反対された。駅前の駐車場に車を止めて出かければよさそうだが そうは考えない。一体 何のための自家用車なのか。

確かに,有料駐車場は狭い敷地に車の進入出庫が難しい。難駐車場でも自動運転の車庫入れは可能なのだろうか。自動車庫入れが安全安価になれば自動車を買い替えてもいい。個人的にHV EVは全く関心がない。検索しないせいもあるけど,自動車用電池の劣化レポートを目にしないな。
2018/03/05

課題の多い EV と西部邁

ロイタによると,合衆国パイプライン事業者はここ5年で 41600 km 建設したそうだ。年に 8300 km だ。単純に考えれば,こんな国が EV 電気自動車を普及させるだろうか。西海岸諸州が規制である程度,普及するかもしれないけど,中西部はガソリン車が優勢だろう。少なくともトランプ政権はEV促進に冷淡だろうし,連邦議会がガソリン車を規制するかどうか。

三菱自工の社長がエンジンから電気自動車への転換を馬車から自動車に譬えていたけど,電池性能が飛躍的に向上しそうもない。そして自動車用電池に Li を用いると,希少金属故に課題が多い。国内でもプリウスの電池泥棒がいるくらいだから,泥棒都市ローマ,パリ,ニューヨークではどうするのだろう。

とりあえずは,軍用として通常型潜水艦の電源として実績を積むくらいしかないのではないか。通信機器の電池だけでも,結構な使用量だろう。大気中に酸素があるのに,これを使わないのはバカだと考えるのが普通のアメリカ人だろう。ゴアみたいな人達は嘲笑の対象である。

ネットライタの解説記事
西部邁が自殺して,その解説が Yahoo にあった。わかりやすい。これまでニュースはロイタと NHK を読んできたが,老化のせいか解説してもらうとありがたい。まあ,一昨日来の NHK の大雪速報は酷かった。不要不急を自分で判断できない人を取材している。確かに普通の会社学校は生徒と社員が不要不急を各自勝手に判断してもらったら,会社組織そして画一教育は崩壊してしまう。しかし,危機対処とか適者生存を考えたら,毛色の違う判断が正しい場合の方が多い。3.11 の時,先生の指示に従わず,急斜面を駆け上った小5のボーイがいた。地震にでくわっしたら,父親からどうするか耳にしていたからだそうだ。残念ながら,小学校教師には知力がなかった。

日本海軍桜花隊司令官の自殺を思い出した。桜花の本がある筈だが,書棚に見つからない。Wiki によると,1948 年鉄道自殺した。若者の自殺は一気だが,老人はそうもいかない。自分の置かれた状況と変わりゆく環境についていけないせいもあるだろう。岡村司令の上官である五航艦司令官宇垣は既に,停戦命令が出ているのにも関わらず出撃し遭難死したとされている。三島が自殺したのは高校生の頃だった。あのマルクス信奉者の社会科の先生と国語の先生が速報で知らせてくれたと記憶する。三島にしろ西部にしろ知識人である。父は全く本を読まない人だった。三島事件の際にも何のコメントもなかった。

降伏できるのか自衛隊
知識人が個人で自殺するのは勝手だが,軍人司令官となるとこれでは困る。戦争になると,兵士個人に降伏を許す軍隊はどこにもない。軍司令官のみが降伏の決断ができる。死んで陛下にお詫びするでは,兵士は困るのだ。最近,海上衝突事故を起こし死者が出た米海軍艦長2人の軍法会議の査問が決まった。判事は提督である。海自がこの種の事故を引き起こすと,海保所管の海難審判だ。2.26 事件も軍事法廷で裁かれた。軍と警察の違いはいろいろあるが,軍は即決裁判で兵士の死刑が可能である。英王立海軍は死刑囚をマストに吊るすのがならわしだった。そうでもしなければ,水兵の統制ができない酷い冷酷な海軍だった。艦長はイングランド王の名のもとに執行した。

いつから,降伏が可能になったのか。漢代の皇帝が匈奴に囚われている。ローマ皇帝もペルシャに降伏している。日本の戦国期も降伏して,開城するのが当たり前であった。江戸時代のいつの頃か,降伏は恥辱とされ,忌み嫌われるようになった。平和のあまり,いびつな思想が朱子学とごちゃまぜになっておかしくなった。西部とか三島の日本精神のルーツはたかだか江戸期であるといえそうだ。西欧の保守とはさして関係がないと思う。室町末期は足軽と呼称された雑兵が,報酬を求めて傭兵になった。報酬とは貨幣である。お金を深く考えない政治はまがい物である。

陸自師団長は降伏交渉要領とか研究しているのだろうか。実際は逆で,特攻に同意すれば戦後立派な叙勲を受けた伊藤整一が司令官の鑑のような気もする。さて,有事になると徴用される我々はどうなるか。予備役自衛官にアゴで使われ,惨めなものだろう。江戸期の窮屈な形式的武士の道徳が今でも,庶民にのしかかるのはどうにかならないかと思うが,歴史を考えるとそうもいかないのだろう。ちなみに朱子学は官僚の殉死を評価したけど,実際のシナの官僚は殆ど皇帝に殉じなかった。一方,李朝の官僚は党争に破れると,簡単に自殺した。王様の意向として自裁するよう圧力もあった。西部には政治的圧力はないから,三島と似たような動機だろうか。日本は中国より朝鮮に似ている。

明治の陸軍乃木希典,昭和の海軍伊藤整一,徳仁天皇の御代は空自司令官か? しかし,西部の自殺に屈原を引き合いに出すとは。やはり,朱子学の影響は今でもあるのかと驚いてしまう。日本精神のバックボーンは江戸期なのか。清朝は海禁,江戸幕府は鎖国政策をとりシナ海は官憲とは無関係にシナの海民が往来していた。父はシンガポールでジャンクを見ている。日米海軍の激闘とは無関係だった。中共でも被差別のせいか,従前と同じように生計を立てていた彼らも姿を消しつつあるようだ。その代わり,日中官憲が東シナ海の岩礁で対峙するようになった。中ソ対立の頃は,ウスリーで武力衝突も起きた。日中双方のナショナリズムの高揚から,武力衝突はあり得る状況になった。韓国と台湾が沈黙しているのが余計不気味である。合衆国は領土問題には干渉しないと日本に釘を刺している。ウクライナとパレスチナ領土問題では関与しているからダブルスタンダードである。自殺した三島,西部ならどうコメントするだろうか。基本的に領土変更は戦争しかない。合衆国の小笠原と沖縄返還は例外だ。

尖閣と新天皇
自衛隊は旧日本軍の軍事行動が中国人を激昂させたのを反省して,いかに自制的に戦闘するかが問われている。いわば中ソ対立の頃のソ連軍のような対応だ。かつて,日本は諜報活動に従事していた一人の陸軍中尉の殺害に激昂した結果,上海事変となっていった。海保自衛官の殉職に大人の対応ができなければ,中国による対日経済制裁,在中邦貨資産凍結,日本株式暴落,その後どうなるのか見当もつかない。日米共同声明に明示された内容が空手形になる可能性はどの程度か。
The two leaders affirmed that Article V of the U.S.-Japan Treaty of Mutual Cooperation and Security covers the Senkaku Islands. 
安倍首相は合衆国に介入させる知恵があるのだろうか。ウクライナと中東で極東には到底,手が回らないと中露はわかっている。戦前の日本にはシナ撤兵しかなかったが,対米戦と秤にかけることもなく決意した。軍官僚革新官僚の会議を重ねての選択だった。今度,自爆したら沖縄の他に何処を失うのだろう。民族の滅亡なんて案外あっけのないものかもしれない。どさくさに紛れ朝鮮統一,対馬侵攻だろうか。台湾は中国に併合されるのだろう。

中国が老大国化するまで日本は時間稼ぎをしなければならないのだが,その前に日本経済が破たんする。憲法改正しても,どのみちどうにもならない。憲法改正して国力が増すわけでもない。いかに衰退していくかがだろう。ドローン兵器の発達が従来海軍力を無力化しつつある。東シナ海での米空母の対中軍事行動はもう不可能だろう。日本の中島,三菱,川崎,川西飛行機工場をあっという間に破壊した米機動部隊だけれども,どうやって重慶,満州の航空機産業を潰すのだ。巡航ミサイルの月産生産能力はどれほどか。自衛隊も算出しているだろう。海自のイージス艦は米空母のピケット艦となって,高空を飛来する弾道ミサイルに多少,有効かもしれないけど,超低空を飛来する巡航ミサイルには全く無力で自艦を犠牲にしてこれらミサイルを阻止するのだろう。大和の特攻では魚雷投下の障害となる護衛駆逐艦から,結果として排除されていったのを思い出す。1941 年,空母を欠き劣勢を自覚していた英極東艦隊は筏を吊るしてマレー沖に出撃した。出撃せざるを得ない訓令が本部からあったのかもしれない。蘭豪米の装甲艦が日本重巡と交戦したスラバヤ沖海戦では,筏を吊るした様子はない。一説によれば,大和特攻の際,護衛駆逐艦は筏を吊るしていたと言う。駆逐艦長は大和と運命を共にする気はなかった。戦艦の艦長が水兵の命をないがしろにする一方,駆逐艦長には水兵の命を想う気概があった。そうでもしなければ駆逐隊の同意が得られないような無理筋の作戦だった。

かつて英国は独潜に極度の耐乏生活を迫られた。そしてサウジと中国の権益を手離して,合衆国の参戦を得た。日本の対中紛争の合衆国介入の見返りに何の利権を提供できるのか。韓国のようになるしかないのかとも思う。西部邁も百田尚樹も小林よしのりも,突き詰めると尊王攘夷だ。今度,やらかしたら天皇制廃止して韓国のように共和国日本もいいかもしれない。

EV よりガス自動車を目指すべきか?
IEEJ(日本エネルギー経済研究所)によれば,2030 年の原油価格予想は $100/bbl に対し,LNG は$12.8/MBtu だ。2015 年との比較では

原油価格伸び率 92%
LNG 価格伸び率  23%

トヨタ自動車が異常なまでに EV に傾注するわけがわからない。中国市場に賭けたのだろうか。石油ファンヒータとガスヒータを比べたらわかるように,はるかにガス機器は簡単だ。原始的で故障はほとんどない。自動車メーカとしてはこれは困る。大戦時,合衆国はハイオクガソリンを使用し,日独のような直噴航空エンジンを採用しなかった。太平洋戦争末期,米陸軍戦闘機 P-47 はハイオク+ターボで沖縄伊江島から対馬海峡まで飛来する一方,劣悪ガソリンの直噴日本海軍紫電改は鹿屋から沖縄手前の悪石島までやっとだった。しかも,P-47 は航続距離を著しく低下させる爆装していた。。。

電池で飛ぶ商用機ができない限り,EVは少なくとも寒冷地の欧州北米北日本では全く普及しないのではないか。後は大麻禁止のようにガス自動車を規制するかどうか。習近平ならするだろう。ただし,彼の後継者がどう考えるかは別問題だ。ガス自動車だと,余りにも技術課題が簡単すぎて株価対策にはならないのは明白だ。やっかいなのはトヨタの没落は即,日本国の困窮になる。トヨタは戦前,国策会社だった。その名残がEV傾斜なのかもしれない。合衆国からは日本株式会社と言われるほど,産業資本と官は一体化している。ドイツは2度の大戦を石油のせいで敗けたのでトラウマがある。それとも,ナチスの亡霊みたいのがいて,南米チリのLi資源を奪取を目論んでいるのだろうか。そんな妄想をするのがアメリカ人である。EV宣言のフォルクスワーゲンは一見,環境重視しているように見える。でも石炭火力発電をポーランドから購入するようにしたたかなドイツ人である。まともなアメリカ人の方がましだろう。英国の戦略は単純である。日独の自動車覇権を弱めるために,中国に接近する。中国はLi大国である。

経産省の産業施策は原発輸出同様,こけるかもしれない。八方ふさがりになれは,後は軍事発動だ。意外と東シナ海での北鮮船籍船の臨検も近いのかもしれない。韓国,台湾および中国の対応はどうなるか。最も望んでいるのが北鮮だろう。挑発に乗らず,どれだけ大人の対応ができるか。戦前日本のプアな戦争計画は企画院らの革新官僚が描いた。保阪による「昭和のかたち」によれば,昭和天皇はそのあたりの機徴をわかっていて,戦後軍人が処刑される一方,岸らが復活したのを余り快く思っていなかったと知り,昭和天皇は複雑な性格だったようだ。
東條がもう少し度量のある軍事指導者なら、石原のほかにも磯田三郎、辰巳栄一、山内正文など昭和十年代にアメリカ、イギリスの駐在武官を体験した者の意見に謙虚に耳を傾け、太平洋戦争についてもう少し理性的な対応をしたであろう。さらに石原を使いこなせないという一点で、東條は指導者の格がなかったといっていいだろう。
この記事を読んで,「もりかけ」騒動の元文科省事務次官の反乱を思い出した。東條が中央で頭角を現すきっかけは 2.26 事件の際,日和見の多かった師団長のなかでいち早く討伐の意見具申をした2人の一人だった。石原は叛乱に乗じていろいろ画策していた。これが宮中グループに嫌悪されたのであろう。たかが,皇女の皇籍降下でも中央政界に影響が出てしまう異様な国のかたちである。果たして安倍に格があるかどうか。課題は進次郎だろうか。彼はのっぴきならない事態の日本の指導者になる。

保阪が西部と通学する電車内で会話する仲だと知り,知識人のサークルは珠数つなぎなのだと思う。

NHK が,
韓国大統領府は、9日行われた日韓首脳会談で、安倍総理大臣が米韓の合同軍事演習は予定どおり進めることが重要だと述べ、これに対して、ムン・ジェイン(文在寅)大統領が「わが国の内政問題だ」と述べたと明らかにしました。
と速報した。「内政干渉」か「外交問題」のどちらか。戦前世代の首相では考えられない発言だ。竹島について安倍が発言したのかどうかも,わからない。会談内容が不気味なくらい漏れてこない。北鮮の自壊と米軍の極東兵力引き上げがどうリンクするか。旧満州には多数の朝鮮族が居住している。チベット,ウイグルさらに朝鮮問題は中国にとり頭の痛い問題だ。漢族,満族,朝鮮族の違いは私にはわからない。中国人だと思って,会話し親しくなると,唐突に〇族だと言い出す。日本だと沖縄出身と明言するようなものか。

漢と隋は朝鮮問題に躓き,国力が傾き滅んだ。大統領を選挙で選ぶ国家の戦車だと3日で北京に到達する状況にどう対処するか。韓国は鉄鋼,自動車,半導体を輸出する経済大国である。周囲が中国ロシア日本で目立たないだけである。韓国を欧州諸国にあてはめたらどんな大国かわかる。日本は経済力に見合った応接をすべきではないか。介入はもちろん,不干渉,とにかく関わらない事だ。安倍は中国内の朝鮮族も含め,熟考して発言したのかどうか。対北鮮兵器は対韓国にも使える。しかし陸戦をやると,おそらくぼろ負けだろう。日清戦争の頃とは軍事力は逆転している。模擬銃の陸自が韓国海兵を迎撃できるとは思えない。米軍の極東兵力削減を緩和するには思いやり予算の増額(駐留経費負担)と戦術核の配備か。合衆国は対露強硬が多いのに対し,対中宥和派が多い。米中通商摩擦が抜き差しならない状態になれば,極東はどうなるのだろうか。

ああ,北陸の陸自には冬季防寒上着すらないのか。それでも,個人所有の上着着用は認めてくれるようだ。私は一人だけ,オフィスのなかで防寒具を着用して仕事をしたけど,周囲は誰も止めろとは言わなかった。皆,寒さをやせ我慢していたからだ。そのうち,関東出身で早大卒の後輩も着用始めた。なぜか,関西出身者はみな防寒着を着用しなかった。美学なのだろうと思う。北陸は恐らく,関西文化圏なのだろう。

ある日,海保の巡視船が撃沈されたら どうするか。海自はシナリオを描いているだろうけど 海保と海自の連携は うまくいかないだろう。陸自(防衛省)と警察の連携が うまくいかないのと同じだ。日本は非常時の軍優位がない奇妙な国だからだ。1945 年の沖縄地上戦の頃と何も変わっていない。シナ海での船舶臨検をどうするか。太平洋戦争時,飢えている島へ向かう日本の病院船は米海軍駆逐艦の臨検を受けた際,積んでいた米を投棄させられた。拿捕して佐世保とか沖縄に留置できるのかどうか。タイ海軍ならスマートにやるだろう。タイは北鮮製小火器を空輸していたウクライナ運用の輸送機を止め,貨物を没収した。日本は とりあえず会議だろう。幕末の有事に際して,幕閣は決められず天皇にお伺いを出した。有事の将軍職なのにあべこべになっていた。鈴木内閣は降伏の意志決定ができず,天皇の権威にすがった。有事には天皇が前面に出る。だが,これからも尊王攘夷がはたして うまくいくかどうか わからない。古代ユダヤ族は徹底的にローマに弾圧されてメシア(救世主)思想を放棄した。そのローマがキリスト教化されてイエスの再臨と永遠の命を信じるようになったのだから皮肉なものだ。やはり日本は日本会議の精神が向いているのかもしれない。日本は神の国だけれども沈黙の神ではなく現人神である。これにつきるか。これも江戸期の思想だ。江戸を超克するのは日本人にとり至難なのだろう。対外紛争には全く不向きである。会議して有事をのりこえられるか。遊牧民はクリルタイを招集して指導者を推戴した。この変形がロシアのツァーである。この形態は戦争にめっぽう強い。現代中国の指導者はどうだろうか。お国柄は変えようがない。

参考
2018/02/07

雪が降ってもエアコン文化と軽油代替灯油

燃料屋が灯油配達を止めたので,日中の寒が厳しくない時間帯に買い出しする。ついでに車の給油もしたけど,50分もかかり効率が悪い。前にも記したけど,この缶のオリジナルはドイツ国防軍である。この携行缶は合衆国もまね,ドラマ コンバットのジープに搭載されていたけど,陸大出の日本陸軍駐在武官は見逃した。中国軍は馬車で移動し,日本軍は徒歩で移動していた。作戦計画の捕捉殲滅は建前であった。逆に東條のように包囲されかかって苦戦した将軍もいた。彼は戦が下手でも陸軍大臣,首相そして,ついに陸軍参謀総長まで栄進した。こんな石頭の東條をカミソリ東條と腰巾着が褒めちぎった。
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エアコンは部屋の冷気を屋外に排出して暖気を得る。どうも,雪が降ってもエアコンを作動させているようだ。会社工場とかは電気代は個人もちではないので特にそうだろう。効率はとても悪い領域で動作させているから,電気代がかさむ。電車のような電熱器の方がましな気がするが,そんなシステムのオフィスはないだろう。この時期,半導体工場は多分,暖かく感じられるはずだ。確か,山形に NEC の半導体工場があった筈だが,もう閉鎖になっているかな。かつて NEC は世界半導体 No.1 だった。去年はサムスンだ。青森,岩手,北海道には商用半導体工場がなかったのではないかと思う。当然,沖縄にもない。東芝は四日市でメモリ,ソニーは CCD を九州で生産する。半導体工場は電力を大量消費するので寒冷地が有利なはずだが,文化的なものだろう。日本文化の中心は西日本である。中国は逆に華北である。そういう風に考えると,南北分断後の韓国はソウル以外の首都選択肢はなかったのかと思い当たる。光州が反乱したのは 1980 年であった。日本最後の反乱は西南の役で 1877 年。ラストサムライの舞台だ。まあ,薩摩の尊王攘夷は方便だったのだろう。

銀閣寺
家人の話によると,合衆国寒冷地の住宅だと,地下にボイラと燃料タンクがあるようだ。この時期,トイレと浴室の寒さがつらい。父は両方とも温水暖房にしていた。父には暖房費を節約するという考えはなかったようだ。そんな家に住んでいたせいか,勤めた事業所は耐えられないほど寒かった。足元に電熱器具を使えたのはスカート着用の女子と天下りだけだった。京都人は暑さにも耐えるけど,寒さにも強いというか倹約精神は立派である。多分,快適に生活するという発想は罪悪なのだろうと思う。将軍義政が居住した銀閣寺を見てそう思った。真冬でも外を隔てるのは障子紙一枚である。栃木の友人が市立小学校では冬季でも暖房のない北限と呆れていた。昔の日光ではスケートもできたから,大した教育だった。

車への給油禁止
上記の購入した容量は 82L @83 だ。車への給油は禁じられているとの張り紙があった。多分,軽油代わりに給油して脱税するのだろうと思う。ディーゼル車もいいかなと思う。灯油をタンク買いして,自宅で車に給油すればわからない。農家の脱税は農協税務署も黙認なんだろうか。農家の購入単位はドラム缶 200L だろう。脱税をなくすには税率を同じにすればいいだけじゃないかと思うが,財務省と経産省の縄張りもあって,そう簡単にはいかないのだろうと思う。ガソリン税を道路建設財源として,道路族の利権にしたのは田中角栄とされるが,本当だろうか。道路利権は複雑怪奇だ。そのせいか,京都の道路の酷い事。滋賀から京都に入ると,狭く凸凹府道だ。茶道の裏千家が栄えるように,裏文化が真の姿だ。上は虚構,下が真の社会だ。最近,亡くなった政治家の野中は下出身だった。白足袋を自称する人達から,散々彼の悪口を聞かされてきた。下賤だから市長,知事にもなれず国会議員になったと京都人は説明する。

父が乗艦していた駆逐艦は重油(原油)が豊富で,ボイラを焚いて水を精製していたと教えてくれた。南方では油より水不足だった。変な設計の軍艦だった。戦時は搭乗員が多過ぎて,生活水を賄いきれなかったのかな。
2018/01/08

国内パイプライン長は合衆国の 1/377

合衆国国務省の北朝鮮問題特別代表がタイと日本を訪問すると発表された。韓国でもなければ中露でもない。何を意図しているのだろうか。タイの外交政策はたくみで,西欧日本などの列強に支配された事がない。

タイガス会社レポートによると,世界中のガス パイプラインの半分が合衆国,1/4 が欧州だ。残り 1/4 を人口の多いアジアを含め全ての他地域がはいる。合衆国はガスのローマ帝国だ。タイは国内で陸海合計 3,715 km のガス パイプライン網を運営している。一方,日本はたったの 1,397 km である。韓国は 2,739 km。 西欧と比較すると,以下のようになる。

USA        GER      FRA      ITA        GBR      JPN
525,540  59,000  34,400  30,500  19,005  1,397 km

社会インフラは共生の尺度だ。日本は世界有数鋼管輸出国だし,経産省が規制しているから普及しないのではなく,他の抑制する何かがあるのかもしれない。それに経産省が助長しているのだろうか。JFE がタイからガス鋼管23万トンを受注した。大きさは 36" と 42" だ。API(米国石油協会規格)だそうだ。JIS 規格のガスパイプを採用している国は日本の他にどこがあるのだろうか。

中国は年に 4,000 km 建設したのか。。子供の頃の大躍進計画のようにこけるのだろうか。あっというまでにできた高速鉄道,高速道路網を思えば,ガス配管ははるかに簡単で建設費も安い。完成するだろう。どうもガス供給源はトルクメニスタンになるようだ。中国の経済計画をみると,脱石炭はなかなか進まない。日本が高度成長期に一気に石油に変わったのは多分,価格のせいだろう。中国人は大気汚染に悩まれ続けさせられるだろう。2020 年に 4.7億kW増加する。全体は20億kWだから,1%は 2000 万kWに相当する。原子力ガスは年率 400 万kW増加する。原発が毎年1基ないし2基が稼働しても,1%しか増えない。中国の原発も燃料は英仏製かな,それとも自国産かな。

    石炭 ガス 原子力
2015 59% 5%  2%
2020 55% 6%  3%

パイプラインが敷設されガスの価格が下がれば,エネルギ消費量が増えるのではなく,灯油が減ると思われる。石油連盟は困る。農協はどちらも取り扱っているので対応できる。まずは,長い年月をかけて販売が統合してから,パイプライン建設になるのか。なにせ,日本は江戸時代まで木炭を燃料として鉄を生産していた国だ。京都周辺の山は薪を切り出すため禿山だった。その頃,中国の製鉄は石炭,石炭は水運と馬車で運んでいた。

中共は大慶勝利油田を発見して,中ソ対立に踏み切った。その大慶はハルビンから 200 km 足らずの満州だ。油田を見過ごした日本の官僚はソ連以下であったけども,市井の山師がいなかったのはもっと寂しい。日本人が合衆国のような石油ラッシュを起こす国民性なら,東條のような指導者は出てこれなかったと妄想する。

我々は長い間,木炭火鉢で寒さをしのいできた。石油ファンヒータの排気を吸いながら暖をとる日本人を米中韓はどうみるだろうか。奴らは極寒でも耐える。我慢辛抱が美徳だ。日本人の美学でもある。

参考