2023/03/11

TERASEL(テラセル)でんきのサイト評価

ENEOS 会長が沖縄への出張中,高級クラブでホステスを無理強いして脱がせて暴力行為におよび負傷させた事件を知り,伊藤忠が経営する TERASEL(テラセル)でんきに変えた。酒癖と女癖の悪い人物がトップまで上り詰める。本社全体にパワハラも横行している社風なのかもしれない。

小笠原諸島を防備していた師団長は米兵捕虜を人食するに至ったが,スタッフは止められなかった。米兵解体は軍医が担当した。軍医が師団長錯乱と診断すれば,いいだけなのだが「空気」がそうさせたのか。そういえば九帝大教授も米兵の生体解剖をしていた。師団長教授は首狩り族と同程度の精神文化だったとは恐ろしい。現在の上場企業社長でも大した違いはないのかもしれない。末端の兵士,助手そして社員の人格否定は当然か。

TERASELの個人ページは簡単,実にあっさりしている。しかし日毎およびピーク電力量が不明である。省エネ対策しようにも,個々の電力機器から類推するしかない。消費電力が一定ではないエアコンとかコタツの電力量はワットメータをつけるしかないのか。不便だな。伊藤忠としたら,日毎時間毎の省エネされると売上が減少するから得策ではない。当然か。その点,関電は良心的だった。

日本を開戦に踏み切った東條首相は酒癖も女癖もなかった。日本最初の首相伊藤博文の女癖は最悪だった。半玉(少女)趣味だった。我が県が産んだ宰相は3本指(買春)で,10日で退陣した。大阪の橋下市長はコスプレが趣味だった。ENEOS会長の担当秘書は会長の尻拭いもできないポンコツだったか。それとも会長といえども秘書も選べない会社組織なのか。日本陸海軍司令官もスタッフを選べなかった。

人口が半減する2050年になっても,東西日本の電力商用周波数は異なるのだろうか。しかも100Vの低電圧だ。本土縦断ガスパイプラインもない。連邦政府嫌いの合衆国でもガスパイプラインは全土に広がり,周波数も統一されている。何か変な日本だ。売電もままならない。日本人は自由とか競争に息苦しさを感じる国民性なのだろう。日本の画一同調圧力を山本七平は「空気」と呼んだ。

ENEOS会長の酒癖女癖を止められないスタッフ,なんかパワハラ牟田口司令官の参謀達と重なった。東條に早期講和を直言した松谷は中国に飛ばされたが,次期杉山陸軍大臣が中央に復帰させた。牟田口の補給作戦に否定的だった参謀長は満州に飛ばされた。

つきつめれば昭和天皇がインパール及びニューギニアでの攻勢を示唆しなければ,インパール及びニューギニア戦線での作戦発動悲劇はなかったかもしれない。現人神は意見を述べてはならない。神は無言が絶対原理である。平安期の幼帝は理にかなっていた。昭和天皇は幕末の長州藩主のように無能に徹すべきだった。
2022/11/03

究極の蚊対策は高地転居

9月中旬になっても,西向きの家周りを通ると毎朝,蚊に刺された。蚊は少しの風速でも移動が困難になるらしいと,枝を刈払ったけど効果がなかった。それより気温低下の方が効いた。

周辺の新築住宅はセメントもしくは砕石で敷き詰められている。沖縄の伝統的家屋の周囲も同様だ。雑草が繁茂する日本の風土では芝生は蚊の温床になるだけか。ゴルフ場はどれだけの殺虫剤を散布しているのだろう。温暖化が進めば,高地に住むのがいいか。滋賀だと農地に適さなかった湖西だ。
Garden.jpg

蛇足
パプアニューギニアの住民は高地に住む。蚊対策だろう。旧日本軍は広大なニューギニアの沿岸に基地を設営した。米豪軍は降下部隊を送って高地に航空基地を設営,物資は航空輸送した。沿岸に分散していた日本陸軍航空隊は米豪軍爆撃隊により地上で壊滅した。密林は海だったとの陸軍軍人の述懐がある。当時,陸軍戦闘機が海を越えるのは大変だった。しかし米陸軍戦闘機 P-38 は洋上航法を運用した。しかし,P-38 は欧州戦線に優先的に配備され太平洋は二の次だった。

日本陸軍航空軍は戦力の過半を中国戦線に割いており,太平洋で戦う余力などなかった。太平洋は日本海軍の戦いとすれば,ニューギニアの対地航空支援は日本海軍か担当しなければならないのだが。

一方,ニューギニア反攻を支えた米豪軍の航空支援は米海兵航空隊+護衛空母が担った。日本海軍が主導したMO作戦が,米海兵の揚陸戦を誘発したのは皮肉だった。米第7艦隊と米海兵航空隊はマッカーサ率いる米陸軍の黒子であった。海軍は陸軍あっての海軍である。陸海軍並立の日本軍は異様だった。そして日本陸軍は戦間期において米海兵研究を怠った。

米海兵戦闘機は対地支援が主任務である。洋上航法と空母離着艦もできた。東條のような満蒙における麻薬行政に長けたシナ通軍人が幅を効かせた。米英軍に熟知した軍人は全て冷や飯を食わされた。これは悲劇よりは笑えない喜劇なのかもしれない。合衆国太平洋を知らない首相が対米戦を指導した。東條は一時期,陸軍航空軍の最高責任者も努めていた。所詮,軍事に関心の薄い事務官僚に過ぎなかったのだろう。

岸田は外務大臣経験者なのに太平洋戦略に関心がない。小渕が懐かしい。どんなリーダを選択するかは自民党の総裁選挙による。致し方ない。

米海兵主力戦闘機コルセアに対抗できたのは陸軍4式戦,5式戦および紫電改くらいしかなかった。これはエンジン出力の違いにつきる。コルセア搭載発動機の初運転は 1937 年。ハ45は 1941 年だった。

東條は 1938 年に航空統監に就任している。しかし発動機の開発などに関心もなかったのであろう。一方,彼は憲兵隊司令官だったせいか憲兵隊を政治家監視に悪用,倒閣に動いた吉田らを拘引したりした。軍人なのに軍事技術より政治を好む。

軍人勅諭では政治への関与を戒めていたのに,陸軍大臣を再三送らず政党政治内閣を倒閣した日本陸軍。元勲がいなくなったら,外交軍事に躓いた日本。黄金の3年間を担う岸田。国葬の政治判断をみると,官僚依存が過ぎるようだ。菅のようなコロナ危機において,厚労省医官を抑え込んで総務省を活用した剛腕は岸田に期待できないのではないか。当時の英首相は製薬ベンチャ投資を率い,生命科学に精通していた民間人に全権を委任した。

東大法学部防大出身の事務屋が遺伝子創薬ワクチン,軍事技術に精通しているとは到底思えない。変えられない官僚任用制度。しかし日本政治が変わるとも思えない。危機が来たら,右往左往して会議が延々と続くだけか。

太平洋戦争末期,首相は会議ばかり出席していた。英語の Meeting の原意は意思決定だそうだ。根回しと談合社会では,意思決定を会議では行わない。日本降伏の御聖断も伝説の類だろう。

岸田は巷間,「検討士」と言われている。決断する権限がありながら,行使しない。しかし,国葬だけ何故,暴走したか。重用する官僚が限られているのだろう。その失敗に懲りて彼の息子が秘書官になる。随分とレベルの低い政治家を自民党はリーダに選んだものだ。

それとも,息子は父より優秀なのだろうか。秘書官となる息子がどれだけ凡庸な父を支えられるか。鎌倉期北条義時は父時政を追放した。戦国期武田晴信(信玄)は父信虎を追放した。日本は大変な時に凡庸な東條を首相に選択して,大失敗した。

日本人はトルーマン大統領が朝鮮戦争を指揮していたマッカーサを解任して驚いた。トルーマンは凡庸だったかもしれないが,コモンセンスがあった。岸田には国葬をみると,コモンセンスの政治感覚も疑わしい。
2022/08/15

シノペック上海石化 合衆国株式市場撤退

衰退日本の太陽光発電に投資していたシノペック上海石化が合衆国株式市場から撤退する。国有企業の不明朗な会計では仕方ないだろうと思う。政府補助金にまつわる腐敗が酷いし,会計報告も偽計が当たり前だろう。まあ,東芝の劣化版と思えばいいのかもしれない。

外国企業が参入しない日本の電力事業。市場原理にもとづく競争原理が経産省業界の癒着で機能しない。だめ東電と東芝が電力産業を歪めてしまった。そのバックに経産省がある。

東電は日本の電力市場の半分を占める巨大企業だ。今は事実上国営である。フクシマ危機の巨額債務は国の補填ではなく送電と発電に分離解体すべきだったと思う。東電東芝が地震国日本に何故,BWRを導入したか。中国が世界に先駆けて実用化する SMR も PWR である。

日本人の核アレルギは SMR の導入も不可能だろう。EUは石炭石油火力により製造された製品の輸入を制限する。日本製自動車はEUから締め出される。買ってくれるのは合衆国と中国くらいか。アフリカと南米市場は欧州が手放さないだろう。

「どの企業を米市場で上場させ、SECの監査対象とするかを決定するのは中国政府になる」とは国家資本主義そのものだ。

ホンダは経産省に逆らって4輪車を製造し,合衆国に工場も建設した。ホンダの主要取引銀行は住銀だった。住銀が合衆国資本とホンダを繋げたのだろうか。銀行は企業の信用保証となる。バブルに油を注ぐ存在でもあるが,銀行も有価証券報告の義務がある。中国の国有銀行は想像を絶する腐敗汚職だろうと思う。

まあ,市場の会計明朗さは 中国株式 < 日本株式 < 合衆国株式 の順位だろう。長期投資なら合衆国になる。短期投資は中国でいいのではないか。官製相場,衰退日本は止めておいた方がいいだろう。

参考
2022/07/20

でんき予報と関電余剰電力

高橋洋一が東電の予備電力逼迫状況を説明していた。テレビ放送を止めろと提言していた。テレビCM料金は15秒800万円である。その補償財源は国税か。東電が電力料金を大幅に値上げすれば,関電中電が東電に売電するようになる。その方が理に適っているのではないか。

ただし東電の周波数は50Hzで関電の電力を売るにも周波数変換する必要があり,その設備に金がかかる。画一の好きな国民性にしては珍しく東西で周波数が異なるバカな稀な国である。地方分権の合衆国ドイツにしても同一周波数である。標準化と画一の違いを考えないのであろう。

本当に東電の電力が逼迫したら,政府は画一的にTV放送停止処置を取るかもしれない。そうなっても在京民放局は政府を損害賠償提訴しないだろう。その方が怖い。民放会社の敷地は国有払い下げにより取得したものばかりである。

産業分野の標準化のメリットを推進したのはナポレオンである。合衆国建国の父であるジェファーソンはその状況を駐仏大使として見分して本国に導入した。独裁制を危惧して分権連邦制としながらも,連邦の兵器工廠に標準化を導入した。日本はメートル制を導入したものの,銃弾の共通化は行われなかった。

ラバウルに陸軍戦闘機が進出したが,海軍機と弾が異なり補給がままならず撤収した。ガダルカナルに進出した米陸海軍戦闘機の弾は共通だった。日本陸海軍の省益が国益にまさった。幼稚園と保育園の併設が難しいのと同じである。

一国二周波数はムダを生む。周波数の標準化もできなかった大日本帝国はショボかった。ローマ帝国ならそうはならないだろう。日本の植民地だった韓国と台湾は60Hzである。大陸は50Hzだ。

朝鮮は水力発電がシーメンス式のせいで60Hzだったせいらしい。台湾もそうなのか。日本窒素が電気化学どころか,西日本朝鮮台湾電気産業の礎になった。

中国と欧州は電池自動車を推進している。電池はボルタの時代からある古い学問である。新素材,化合物の研究競争が終わり量産競争の段階だ。充電をどうするのか。トヨタ自動車社長が提起したら,報道各社が無視した。。。

毎日新聞が電力の逼迫状況を第一面に載せた。内容は政府発表をそのまま載せたのであろう。東電中電関電の状況は同じレベルである。記者はネットの「でんき予報」すら見ないのか。中露の御用メディアを批判するまえに自己確認したらどうだ。

報道自由度ランキングは米台韓が同一レベルにあり,選挙による政権交代がある。日本の長期政権の理由のひとつに報道の自由がないのも一因だろう。日本の政治状況は3箇国の劣後にある。中露を笑えない悲しさである。

参考