2019/05/10

遠心分離機と たわ言

若い頃,遠心分離機を設計した。Gの値が桁違いに増えると,部品選択の自由がなくなる。ドイツ製はオリジナルのモータを採用していた。回転機なので空冷の工夫がしてあった。そんなモータを入手できないので機構設計を工夫した。

その昔,三菱が設計した局地戦闘機雷電は振動に悩まされた。空力特性を良くするための,エンジンとプロペラを接続する延長軸が疑われたが,実際はプロペラの剛性不足であった。ペラの根元を太くすると,振動がおさまった。

当時のエンジン出力不足が戦闘機設計裕度を著しく低下させたのかもしれない。ソ連のように 1500 馬力エンジンでもドイツ機相手に善戦するようになり,最終的には数で圧倒した。日本のプロペラ調速機と脚は住友の独占であった。ペラの設計も盲点だったのかもしれない。東工大の助手が木村秀政は脚を設計していたと貶めるような発言をしていた。稼働率を上げ,高空でのペラ効率を考えたら両者の設計は焦眉であったのだろう。本田宗一郎はペラの製造で大臣から表彰されている。翼型設計は合衆国に追いつけても,ペラと脚はソ連以下であった。日本は総力戦を叫びながら,実際はそうでもなかった。陸海共通の出力 2000 馬力の戦闘機エンジン誉 ハ40に固執せず,プロペラと脚を改善して,ソ連のように1500馬力級のエンジンを開発していたら稼動率は多いに改善されたと思う。中島と軍の関係が深すぎたのかもしれない。中島知久平は政商でもあったのだろう。中島はゼロ戦の過半も生産していた。論理哲学創始者のヴィトゲンシュタインは若い頃,プロペラの設計に熱中した。コンピュータのない時代である。

合衆国は超遠心機による血液製剤製造を国家機密にして2次大戦に参戦した。そして失血性ショック死から若い米兵を救った。その頃,我が陸軍は白い包帯を現地で目立たぬように衛生兵は染色していた。。。3.11 の状況とその後の顛末をみると,原発問題でもその構造は変わらないのでは思う。

戦前日本の防空は,米軍に侵空されて防空戦闘機量産が始まった。結局のところ,雷電の生産はさっぱり伸びなかった。戦争末期になっても,本土防空は陸軍まかせで海軍は紫電改生産に熱を上げていた。陸軍以上に変な海軍航空であった。

古代製鉄が気になっている。
たたらというと、関心のある人のなかには山陰の出雲を中心とする箱形炉を想起する向きが多いだろう。が、長年鉄関連遺跡を調査してきて思うのは、踏みフイゴとセットで朝鮮半島から導入され生産性が高かった竪形炉の技術の方が、自給用としてはむしろ一般的だったのではないかということだ。日本古来の製鉄法たたらには、未解決の謎が数多く残っている。(あなざわ・よしのり=製鉄遺跡研究会代表)
製鉄に携わる人々は後に非人とされた。日本書紀の書かれた頃は雑戸と称され,賤民扱いのようだった。従って,官史にはほとんど記述されないのだろう。重農主義は部民制が解体された頃から始まったのか。戦国期は南蛮船がインド鉄をもたらし,鉄砲製造に大いに役立った。秀吉が「針売り」であったとされる伝承は彼が非人層で,商工業者の力を背景にしていたのかもしれない。江戸期になり,また重農主義が強まり身分は固定され工人の身分は低かった。交易を重視する重商主義が何故か日本では長続きしない。信長秀吉以前だと,勘合貿易を推進した義満,平家の清盛くらいだ。当時の交易は朝貢が前提である。

過度の市場経済に はまった現代中国は合衆国に朝貢しないと,自由交易ができない。日米 FTA は日本の不利益になると言う向きもあるが,まだ合衆国から交渉をさせてもらえるだけでもましである。国家間の交易に自由交易はあり得ない。何らかの管理交易である。英国はEU離脱に関して,関税障壁が悩みの種である。宗主国の関税に憤激した北米植民地が独立し,関税自主権を得た。日米 FTA 交渉は安全保障とリンクする。日本の譲歩が国防と構造改革につながれば一挙両得になるかもしれない。中国も親中派を通じて,日本を懐柔しようとするだろう。関税自主権が外交国防の切り札になったか。

トランプがオバマドクトリンを否定すれば,日米地位協定を逆手にとって尖閣の射爆場使用を再開してもらえないのだろうか。それはあり得ないか。日本は日米地位協定により,外国軍隊との交戦権を行使しないので,日中戦争の可能性は合衆国次第である。現行のままだと,残念ながら革命前の中国のように,日本は尖閣を割譲せざるを得ないだろう。それが嫌なら,東シナ海の天然ガス利権を合衆国に譲るしかないのではなかろうか。

先見力と体力
ドイツ銀行の破綻はどうもマーケットでは許容範囲のようだ。BIS 規制の枠外である CDS 資産の水ぶくれだからなのかなと思う。

日本のバブル崩壊にしても,何と国内 GDP は成長していた。しかし,2009 年には GDP がマイナス成長を記録した。これは国際金融危機による,輸出激減が原因だろうと思う。
主要国が完全雇用を達成しているのは、米国がバブルを 醸成し、日本がプライマリー収支赤字を甘受し、ドイツが大幅な経常黒字を維持している からであって、いずれも持続性に欠ける。
中略
バブルや大幅な プライマリー収支赤字、高水準の経常黒字が無ければ、完全雇用が維持できないことが早晩明らかになるだろう。
結論は庶民にとりバブルはOK。崩壊しても庶民はそんな資産を有していないから直接関係がない。河野はユーフォリア状態が上記3条件のどう関係しているか述べていない。合衆国バブルはヘッジファンドの収益状況をみればわかる。日本のプライマリバランスとドイツの経常黒字は経済指標をウォッチングしていればいい。どれもネットでわかる。いい時代だ。塩野七生が「経済力は、人間にしてみれば体力なんです。これが衰えると気力も劣化する」と言っている。それでは経済力ゼロからどうテイクオフすればいいか。

童門冬二によれば,現在の能力実績主義は第二の戦国期だそうだ。前代は武闘だったが,今次は「言説」だそうだ。指導者として求められるのは,先見力,情報力,判断力,決断力,実行力そして体力だそうだ。これらは生来のもので,後天的に教育とかで どうにかなるものではないらしい。天与の指導者をどう選抜淘汰していくか。合衆国大統領は各州の党予備選から1年半かけて選ぶ。日本の指導者はプールされた世襲指導者予備軍から選ぶ。江戸期の老中選抜と似たようなものだ。どんなプロジェクトであれ,童門の言う「力」は必要だろうが独創性と発想力とはどうも不要なのか。彼は元役人だったので彼の世界では全く不要なのはわかる。何か目新しいものがあれば,真似れば(学ぶ)いいという考えだろうか。確かに何物も無から生まれない。

その日暮らしからは何も生まれない。今日,一日を振り返り明日を計画(企画)して Speculate する。感情は老化とともに低下するようだ。笑う機会はほとんどない。古代ギリシャ人は日が落ちて,かがり火のもとで演劇を鑑賞した。ニーチェの「悲劇の誕生」がその精神を活写している。喜劇もあった。日本も狂言があり,江戸期には笑いは庶民芸術になった。でも明治になり衰退した。ニーチェはキリスト教の Sympathy は弱さの表象と捉え,個人を超人まで高め神の死亡を宣言した。共同体幻想のようなものかと思う。しかし,人類は  Sympathy を感ずるミラーニューロンを獲得したのだと言うから驚きだ。ホスピタリティは自分自身も幸せにするという事か。政体が人民に寄り添うのを止め,煽情的な指導者が現れる。西欧では独裁と称されるが,アジアでは専制が当たり前だ。どうも遊牧を開始した文明がそうなるらしいが,南米の文明はどうか。共和制の合衆国はベトナムに50万の兵力を送り込んだ。そのうち攻撃ニューロンが見つかるのかもしれない。ある種の共同体幻想がないと,古代ポリスを初めとして民主制は成立しないのだろうと思う。幻想の核となるのは宗教である。中世末期ルネサンスが栄えたフィレンツエで一介の修道士が政権を握った。その後ジュネーブではピューリタンのカルバンが統治した。古代エジプト来,神官は王に仕える身分だったのだが啓典が変えた。神政政治である。建前としても合衆国は正義(神)の下,介入する一方,中国はマルクス教義である。

類人猿は互酬に基づく政治的動物である。合掌連携離反は常にある。ソ連が崩壊して,日本の存在感が薄れたけども,中国の台頭に伴い日本はバランサーの機能を回復できた。いつになるか不明だけど,統一朝鮮が中国寄りになれば一層 日本の存在感が強まる。政治力学は3千年間 変わらない。毎日尖閣にやってくる海警を挑発して,海保に戦死者が出ればすぐにでも憲法改正できるだろう。逆満州事変が起きると,漁夫の利を得るのはどこだろう。国際価格10倍の兵器で戦う自衛隊,サウジは対イエメンで毎月15億ドル費やしている。中国との軍拡競争に応ぜざるを得ない日本。たかが尖閣のために財政破綻が待っている。これからの戦争はAI戦だ。サイバー,空,海そして陸とその影響が低下する。多分 間に合わない。かつて,日本は三国干渉で遼東半島を返還した。原発再稼働,憲法改正,尖閣割譲を決断できるリーダが必要だ。安倍と徳仁なのだろうか。ドイツは再軍備宣言の4年後,英仏はドイツに宣戦布告した。前回は満州事変の10年後,日本は米英に宣戦布告した。今回は合衆国が義勇軍を送ってくれるだろうか。核保有国同士の戦争は自制的に成らざるを得ない。合衆国が日中紛争に介入する手立てを日本がどこまで練っているか。ソ連フィンランド戦争のように日本は見捨てられるかもしれない。韓国とロシアも干渉するだろう。どこまで分割されたら,日本を中立国として承認してもらえるだろうか。オーストリア帝国が参考になるかな。沖縄,対馬,北海道釧路を放棄,天皇制廃止が条件だろうか。リーダ不在の日本。前回は3年8箇月要したけど,今回は3箇月未満だろう。実際の戦闘は中東紛争並みに短いだろう。それほど日中の戦力比は乖離しているし,中国共産党はナチ党組織と同じだろう。そんな国と戦う方がおかしい。まあ日本のリーダは世襲なので,幕末の慶喜が薩長に戦いを挑んだ状況を想い起こせばいい。薩長はクデターが成功し下級武士が主導権を握っていた。徳仁天皇を担いで,どこまで頑張れるか。最悪のタイミングの憲法改正だと思わないか。

参考
2019/05/03

ドイツ銀行野村と聖杯

ドイツ銀行のトレーダがイタリアで逮捕されて英国に送還された。一方,ドイツでは英国の逮捕要請を拒否していた。 別件ではドイツ政府はスペイン官憲の逮捕要請に応じて,デンマーク フィンランド政府が拒否した国家反逆罪に問われていたカタルーニャ前首相を逮捕したりしている。「法の精神」と言うものの,司法は国益がぶつかり合ういい加減なものというか,これが政治。EUの時代になってもマキャベリの時代と本質的に同じなのだろう。ただEU国家間の武力紛争がなくなっただけ。ドイツ銀行は証券銀行である。

ドイツ銀行株価
ドイツ銀行の過去10年の株価推移をみたが,詰んでいる。ロイタがドイツ銀行の準備率引き上げを伝えたくらいで,Bloomberg  は配信しない。ドイツ銀行は日本だと野村證券に相当するような証券銀行だ。筆頭株主は中華企業である。野村とかが手を出さないような高リスク CDS を販売したのだろう。ギリシャ,ロシアそして中国案件のようだが,ネット情報なので どこまで本当か。日本での山一破綻,合衆国のリーマン破綻程度に収まるのではなかろうか。それとも中国に飛び火して,その火の粉を日本が被るだろうか。少し気になるのはソフトバンクの投資案件にどれだけ CDS が組み込まれているか。言い換えれば,サウジなどの中東資本がどれだけドイツ銀行の CDS を購入しているか。まあ,ドイツ銀行が破綻してサウジがビジョンファンドをどれだけ売るかだ。ドイツ銀行の株式でも空売りを手ぐすねしているライバル銀とかあるだろう。中国共産党が買い支えるのだろうか。直近の株価は持ち直しているようにもみえる。コメルツも沈んだままだ。

為替 CDS
リスク分散のための保険保証を考案したのはイングランド人である。そのリスクヘッジが投機の対象とは面妖な事だ。英国のEU離脱とドイツ両雄投資銀行の苦境とどうリンクするのだろうか。香港 韓国株式市況の年利回りが 10% を超えるマイナスだ。世界景気後退は確かだろう。中国がリーマンの時のように世界経済を牽引できるだろうか。

戦後,国民経済の枠を超えた共通通貨をユーロを欧州は使い出す。ドイツ人は自国の大銀行が潰れるのもいとわなくなった。それほど中央銀行の役割が大きくなった。為替は政治,政治は経済,経済は仮想通貨を産むまでになった。これまで信用は神の見えざる手と同一視され,システムが安定すると思われていたが,カタストロフィを内包していると分かった。ブラックスワンともいうらしい。

3.11 でも円は持ちこたえた。もし発展途上国に大規模災害もしくは政変があれば,その国の通貨の信用は著しく低下するだろう。金融では為替 CDS というらしい。日本は高度な公的信用があった。逆に低い信用と公的信用にかける通貨はどこだろう。ユーロにしてもブラックスワンがいるかもしれない。世界第2位の経済大国となった中国はどうだろう。

日産ゴーンの背任事件が気にかかる。ゴーンは新生銀行の幹部が勧めた金融派生商品の損失を日産に付け替えたらしい。その部長は今では日銀審議委員である。金融派生商品といっても,保険とさして大した違いがない。私が目指していた株信用取引の空売りも一種のデリバティブである。現物取引ではないからだ。証券会社の口座にテラーが記帳するだけである。今は機械がする。最近,農林中金が投資内容に関して当局より注意喚起を受けた。ありとあらゆる金融派生商品といっても,王道は為替ヘッジである。ゴーンはリーマンでこの為替商品で穴を空けた。合衆国は日米 FTA 交渉で為替条項を迫っている。ボンヤリと日米 FTA の実体が見えて来た。嬉しい。

とりあえず,ゴーンを手玉にとった政井氏を日銀もしくは財務中枢に採用したらどうだろうか。金融マフィアと渡り合える能力が財務大臣に必要だろう。そして佐川のような無情な官吏を徴税人の頭にするよりはマシだろう。
少子化対策というが、出生率が上昇すると、依存人口が増える。数十年間のレンジで見れば、経済的にはかえって苦しくなる。
今は停滞期だ。過去にも江戸前期の高度成長(人口増大,新田開発)が終わり,延々続いた。間引きが横行し,人口も停滞した。平和の証でもある。かつて清朝はアヘンの蔓延に苦しんだ。中国共産党なら人民の仮想通貨使用を止められるかもしれない。停滞,インフレもしくはデフォルトのいずれかしかない。

証券銀行は複雑な保険商品を組み合わせて,顧客に売る。日本で最も一般的なのは投資信託である。それを日銀は大量に買い付けている。日銀が海千山千の詐欺師まがいの銀行家のカモにならないようにするには,総裁を元官僚ではなく,彼女のような金融強欲を知悉している民間人出身がいいのかもしれない。

これからの日本は,強欲資本主義で英国のように儲けなくてはいけない。カモは国家である。どうやって韓国のような国に詐欺まがいの金融商品(保険)を売ったらいいか。英国を見習いたい。ドイツ銀行は事実上,破綻状態のようだ。帳簿上は保険なので,貸借対照表に載らないそうだ。何かこの簿記自体が詐欺だと素人目には思える。ドイツ銀行は何故,ババを引いたか。日本のメガバンクは合衆国で不正取引をして,多額の制裁金を払い撤退したので傷は浅い。Bloomberg によればリスクの少ないデリバティブの最大顧客は邦銀である。考えようによっては,日本は合衆国のカモになっている。現物のともなわない保険の信用売買は,いつかは霧散する。

野村の成績不良
野村ホールディングスは,2019 3Q は 620 億円の損失,前年同期は 2800 億円の利益だった。国内株式は官製相場なので,合衆国の野村株価の下げは酷い。米中貿易戦争が世界不況をもたらしたようだ。
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野村HDの海外事業は4四半期連続で赤字となっており、特に欧州が最も大きな問題を抱えている。欧州では投資銀行部門の不振だけでなく、低金利や経済の低迷、競争激化によりUBSグループやBNPパリバ、ドイツ銀行など競合銀行も業績悪化や幹部退社に見舞われており、合併協議さえも浮上している
海外からみると,野村は相当 痛んでいるようだ。かつての枢軸国の金融がグローバル競争のなかで,叩き潰される状況なのかもしれない。ドイツ銀行も野村もそしてスイス UBS も沈む。トランプを誰も止められないのか。「止めてみろ,俺はアメリカ人だぞ」のTシャツを思い出す。絶妙の英国EU離脱か。ドイツが沈んだら,ギリシャ,ロシアそしてトルコ経済が傷む。ソフトバンクの負債が気になるな。社債を起債したけど,借り換えのためだろう。通信料金の日銭を担保に,どこまで借りられるのだろうか。第二の鈴木商店にならなければいいが。念のため,上図に Goldman と比較すると,
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現段階で具体的なものは何もないが、ネット証券買収を含めてあらゆる選択肢を考えている」と野村の永井 CEO が述べた。ここはハッタリをかますべきだった。私の所属していた組織ではハッタリで受注し,当然実績が続かなくなる。仕方なく顧客に対して担当員を退社させて詰め腹を切らせていた。野村の現業もそうだろう。 

ドイツコメルツ銀行と野村の市場撤退は理に適っている。マネーゲームは米中の争いに収れんしていく。インドがどちらの陣営につくか。

グローバル市場の二極化
ホンハイが工場をインドに移転する。中国発のデフレ要因もなくなる。上記の結論からすると,次のステージはインフレかデフォルトか。日本のような国だとインフレだろう。不況下のインフレ,スタグフレーションがじき始まる。その頃には,黒田も安倍も去っているのか。

今,合衆国がもう日本車はいらないと言っているのに等しい。車を造って売って,その金で油を買えなくなる。円安になったら国富は流出する。日本人は石油なしに生活できないからだ。やはり,電池自動車しかないのだろうか。

プリウスの電池泥棒がなくなり,軽自動車が電池駆動に置き換わる時期はいつ頃だろう。当然ながら,電池は中国製である。電池自動車の北限はどこだろう。冬季,暖房なしで走行ができる地域だ。北海道は厳しい。ドイツ人は寒い馬車の頃に戻れるのだろうか。合衆国は東部と西部の環境にうるさい諸州のみにとどまるのではないか。マツダとかスバルは国内に見切りをつけて,合衆国でガソリン専用車に特化した方が事業の継続が可能かもしれない。

十字軍聖杯
世界最古の保険は十字軍における為替保証である。テンプル騎士団が有名だ。信用元はバチカンである。イエスの最後の晩餐における聖杯,さらに磔刑の際,イエスの水と血をうけた聖杯伝説が西欧に流布した。貨幣論の岩井はお金は石ころでも構わないと言うが,古代の貨幣は何がしか神殿に関係している。

古代ユダヤ人は所得の 1/10 を神殿税として納めていた。貸し借りに「神」が介在する。天地神明の証文は驚くほど古い。古代エジプトの神アヌビスは死後,人を秤にかけた。納税,交易(為替)に秤は欠かせない。

信用と神
家人によれば,内戦が終結して政情が安定したペルーでは麻薬常用者が激減したそうだ。別に好き好んで麻薬常用者になるわけでもないようだ。合衆国で蔓延する鎮痛剤乱用も内戦こそないけれど,社会が病んでいる証拠だろう。自国民が病んでいても,天文学的な国防予算を費やす連邦政府。金融危機を止められない FRB と SEC をみると,マネーと国家と信用(宗教)について考えさせられる。

自然金利とは言うものの,旧約が金利を禁止したのも奥が深い。アルゼンチンはデフォルトを繰り返す。日本には徳政令があった。借金を棒引した。「徳政令」について,考えてみるつもりだ。福音書によればイエスは,「金持ちが神の国に入るよりも、らくだが針の穴を通る方がまだ易し い」と語った。貧富の格差が当たり前の古代ローマ期のイスラエルで,イエスは一風変わっていた。

ユダヤ族が死海からレバノン高地を降りて頃の海岸平野部の遺跡を発掘すると,貧富の差がないそうだ。このような社会から絶対神がどのように産みだされたのか実に興味深い。周辺は既にバビロンとかエジプト王朝が栄えていた時代である。旧約は預言者が時の王を糾弾するエピソードで埋まっている。王国を築いても,聖典に社会主義の考えを残したのは異様である。

イエスの言葉は,つきつめれば「祖法」に戻れである。エルサレムの支配層は古の預言者気取りのイエスに危険思想を嗅ぎとった。時はヘレニズムの時代,イエスは「カエサルのものはカエサルへ」とし異民族の徴税を否定しなかった。徳政を求めなかったわけだ。

イエスの罪状はユダヤの王, ナザレのイエスである。どこまで,当時のイスラエルにメシア(救世主)思想が蔓延っていたか。聖書はサドカイ派とファリサイ派について言及するものの,ゼロテ派の記述はない。

ローマの徴税を是認していたイエスがなぜ,国家反逆の罪に問われたか。つまり王の自称である。新皇を自称した平将門が極罪なのと同じである。聖書を読んでも,イエス自身はメシアと宣言していない。イエスはエッセネ派だとする説も怪しい。聖書でもあいまいなイエス像が,他の文献でも無名故にヨセフスの著作以外は出てきそうもない。恐らく福音書はフィクションなのだろう。フィクションを信ずるかどうか。神話とか宗教とはそんなものだろう。それは貨幣,契約書でも同じだ。キリスト教のやっかいなのは,カトリックはイエスの受肉化を言い出した。磔刑で死んで復活したイエスは実は神だという,とんでもない宗教である。イエスは神の家を汚すなと神殿税を取り扱う宮の商人に鞭をふるった。福音書は共産主義の祖であるマルクスにヒントを与えた。

聖杯とは何だったのか
そのイエスの最後の晩餐に使用された聖杯と死刑に処せられたイエスも血を受ける聖杯伝説が西欧中世に広まった。聖杯を西欧に持ち出したのはテンプル騎士団である。多分,これを考え出したのはカトリックのボンさんだろう。聖杯伝説を教会税徴収および喜捨献金に活用したのではないか。

仮想通貨とインターネットを通じて南米の奥地に送金できる段階になったのか。夢を食べる巨大ファンドへの投資のなかから,ごく一部でも国際資本と IMF に依拠しない再生可能な案件に寄付してみてはどうだろう。しかし,この種の寄付はマネーロンダリングとして違法となる。なかなかいいスキームがない。

イエスが死んで 1000 年,蛮族を熱狂させた十字軍が去った後,聖杯伝説が語り継がれていく。封土を失った騎士団は東方植民に転じた。世俗化し,騎士団総長もプロテスタントに改宗した。ルーテル派はカルバン派(ピューリタン)を弾圧し,彼らは欧州を流浪し,最終的には合衆国へ逃れた。プロシアが崩壊した後のナチスは第3帝国を標榜し,聖杯を継承するとした。プロテスタントの歴史は宗教改革後にすぎず,民族主義を鼓舞するには都合が悪かった。

ロシアには共産主義を教義とするソ連が誕生し,ドイツにはファシズムが台頭した。日本には軍部が台頭して国家神道が支えた。1次大戦までの国民国家同士の戦争とは異なり,イデオロギーの戦いとなった。それまであり得なかった無条件降伏を合衆国は求めた。民族戦争が新たなる宗教戦争となった。かろうじて欧州をつなぎとめていたキリスト教聖杯伝説も絶えた。

今回のゴーン事件は反面教師として,私自身も反省させられた。高価な宝石の指輪をはめ,おめかしをした高位聖職者が説教するカトリック。ノートルダム大聖堂の屋根が焼け落ちた。かなりの財物が持ち出せたようだ。その中に燭台があった。ジャンバルジャンの燭台のエピソードを思い出した。これと,オスカーワイルドの幸福な王子の話が子供の頃,印象に残ったのを覚えている。長じて これは,イエスの説いた「愛の精神」と知った。しかしながらフランス革命の自由,平等そして博愛は実はウソで,地方では教会に対する略奪,破壊が酷かった。文革の要素が強かった。この革命により古代から続いていた教会税がなくなった。

日本でも平安末期,関東では畜耕による新田開発が盛んになり,荘園がやたら複雑になった結果,京都の権門による収奪が上手く回らなくなった。この混乱は 400 年間続いた。明治来の諸制度も高々 150 年である。成長,停滞,混乱を繰り返している。

南米キャピタルゲイン
ソフトバンク COO のインタビューを Bloomberg で見た。ビジョンファンドの南米投資を担当している。自社資金は新規上場した国内株式,邦銀,海外は投資証券銀行そしてサウジ資本である。ARM とスプリント買収は塩漬けの状態のままだ。ジリ貧になったら,より一層の投資をする。そうしないとカネが循環しない。しかし投資先が高リスクだ。南米諸国民は日本人と異なり,借りたものは返さなくてもいいとするカトリック圏である。どうも,主資金を募ってから投資先を探す泥縄である。ソフトバンクは時価総額ランキング2位である。中国に進出した日本企業の工場長が,給与 1/10 の社員が2億円のマンション購入に驚いている。これもソフトバンクの投資と同じくキャビタルゲインが目的である。東洋人とか中東の人々は南米にうとい。かつてフランス王家の財務官がミッシシッピ開拓債券を売ったのと似ている。それをITとかAIの夢と技術で偽装しているのか。孫は Alibaba への投資で名を上げ,アスキーの西はマンション投資で名を下げた。

どれだけ投資を引き出せるか。借金ではない。証文は保険である。返済しなくてもいい資金を集め。夢物語に近い架空投資話に投資する。日本では根抵当といい,最終的な担保が必要だ。南米の根抵当(信用)は,どんな利権なのだろうか。私なら中国が めをつけるような地下資源国のベネズエラ(石油),ボリビア(リチウム)に投資しない。デフォル常習国のアルゼンチン,腐敗の酷いブラジルとメキシコを避ける。

中小国で金融が未発達の農民を対象としたAIとITを用いた信用保証による金融に投資してみたい。信用が成り立てば,通貨は仮想地域通貨がいいと思っている。少し調べたが,ネックは治安だ。換言すれば軍事力だ。

ソフトバンク不良資産
わが政府の発行する国債も30年後に支払いを約束する証文に過ぎない。池田が金利ゼロなら,無限に国債の借り換えを続ければいいと言い出した。これではリフレ派の高橋と同じではないか。今はやりの MMT に乗り換えたか。節操のないジャーナリストだな。日本国内には収益の上がる投資案件がないのだから,孫の提唱する南米にでも投資するしかないのだろう。

ソフトバンクはスプリントと ARM を売らないといけないけど,誰が買ってくれるのか。FCC の審査は6月末,さらに司法省の認可が必要だ。スプリントとTモバイルの合併だ。米独禁法を運用する司法省は外国勢力資本に厳格に望むだろう。孫のビジョンファンドが内国扱いになるかどうか。総務省との規制をクリアした孫はどんな政治力を使うのだろうか。ソフトバンクも合衆国企業に転換したらどうだろう。どうせ内国の契約ユーザは人口が減るのだから伸びようがない。
2018年4月29日、スプリントとTモバイルが、スプリントとTモバイルの全ての対価を株式とする合併による取引(本(25)において「本取引」)に関して最終的な合意に至りました。(略)本取引完了後、統合後の会社(本(25)において「新会社」)はソフトバンクグループ株式会社が約27.4%※2を保有する持分法適用関連会社となり、スプリントはソフトバンクグループ株式会社の子会社ではなくなる見込みです。  本取引はスプリントとTモバイルの株主および規制当局の承認、その他の一般的なクロージング要件の充足を必要とします。本取引のクロージングは遅くとも2019年半ばまでに行われることを見込んでいますが、(略)本取引完了時のスプリントの連結簿価を下回った場合、損失が生じ、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
孫はど偉い実業家だ。アスキーの西とはえらい違いだ。5千億円の損失をあけてもビクともしない。南米事業はどうなるだろう。17世紀のオランダ人とユダヤ人はブラジルを去り,ニューヨークに向かったのだが。
スプリントは提出資料で、連邦破産法11条の適用を申請してバランスシート再建に取り組んだとしても、長期的な解決にはならないと示唆
スプリントは酷い営業をしていたようだ。170万の偽回線増のようだ。いろいろ日本株式銘柄をウォッチングしてきたけど,これからはトヨタとソフトバンクにする。市場では逆に回復上昇している。

金融と大統領選
大統領選に立候補したブティジェッジ氏はいみじくもこう言っている。『僕は大統領選挙に勝つために立候補したのではない。時代(Era)に勝つために立ち上がったのだ』合衆国はあらゆる面で分断されている。ワーカの怒りを煽り,成功したのがトランプだ。

移民の息子が大統領予備選に立候補した。泡沫候補として終るか,台風の目となるか。合衆国民主主義の強さを示す現象だろう。日本とか中国では考えられない。この「自由」を支えているのは宗教,キリスト教だろう。この「自由」精神がある限り,対極にあるビッグブラザの中国は おそらく飛躍できないのではないか。来年の合衆国大統領選を楽しもう。ゴールドマンはトランプ勝利確立は 50% を超えると,トランプに肩入れしている。

イエスはヘレニズム化したユダヤ社会を糾弾して,刑死した。残された使徒らはイエスをメシアとして新たな希望を見出した。「神の国」が共同幻想となった。合衆国は元来,ピューリタンが植民したコロニーが母体だ。カウンシル評議会と住民がタウンミーティングを通じて,自治を行なっていた。主敵は原住民だった。それが,段々広がり今では中国となった。この候補者にはトランプにはない,軍歴と清新さがある。トランプも驚きだったが,次から次湧いて出てくる個性的な大統領候補達は日中の長老政治家と余りにも違いが大きい。日本の政治はアメリカ型というよりは,東アジア圏の官僚国家なのだと思う。

合衆国統合の象徴と希望を大統領が体現する。我が国は天皇陛下,中国は国家主席だ。20年2月のアイオワ州予備選での民主党候補は誰になるだろうか。Bloomberg によれば,合衆国の大卒退職者がそれなりに快適に暮らすには 100 万ドルないし 200 万ドル必要との事。合衆国成長のドライバが強欲だったのかと改めて考えさせられる。格差は当たり前で,社会主義が全く伸長しないのもこの辺りにあるのだろう。

英国と日本の衰退
日本の長期停滞はおそらく,こういったマインドの層が薄いのではないか。短い労働年数の間,転職を繰り返しモーレツに働く。高給を得るには金にならないゼネラリストではなくスペシャリストを目指す。日本は実は,極度の人材不足だったのか。

その点,英国はどうなのだろう。一人当たり GDP は日本と同じ程度だ。どうやって英国のようなゆっくりとした衰退の道を歩む事ができるか。外国人をひきつける高騰教育機関,金融のメッカ シティ,寿命 100 年の住居,安い移民労働力が日本との違いとして思いつく。翻って,日本のメリットは何だろう。私は中国との距離にあるのではないかと考える。日本は中華文明を享受し,東アジアの官僚国家である。人口調節,自然環境を変えるほどの南北調水計画は強大な国家権力があればこそできる。イスラム帝国は古代ローマの水道橋を再現できなかったし,イスラム文明が人口をコントロールするのは今世紀 無理かもしれない。英国が自動車産業に敗け,北海原油も枯渇しながら,金融等で日本より多いくらい稼げる。その理由の一つに製造業保護行政がなかったからではなかろうか。つまり,自由競争で淘汰にまかせ,結果的に構造改革となった。これがサッチャーの自由主義だった。

日本の竹中らが主導した構造改革は旧来の産業を雇用調整助成金,円安政策で温存してしまった。まあ,フランスのようになってしまった。そのおかげで,日産は救済された。合衆国での日産の生産コストはトヨタの1.5倍だ。オリジナル生産技術のない日産は淘汰されるべきだったのかもしれない。

ルノーが増資して,日産を完全子会社にするのは日本経済にとり良い事だと思う。後10年もすれば,安価な中華製電池自動車が出てきて,温暖地域で普及していくだろう。合衆国市場で売れない商品は世界でも売れない。シェアをみたら,ルノーはランキング外だった,ルノーは日産と起亜がないと生き残れない。VW が合衆国で起亜よりシェアが低いとは意外だった。しかし,成長市場の中国だとトップブランドだ。

検断とリストラ
日本の為政者は天皇制に挑んだオウム幹部の刑執行を平成の御代に急いだけど,どうだったか。殉教の要素を限りなく減ずるには執行を伸ばした方がよかった気がする。国家による検断権保有を国民に知らしめるという観点から優先したのだろうけど。平安朝は穢れ思想もあいまって,できるだけ死刑執行は避けた。ドラマ GOT の領主はやたら,検断権をふるう。

どこかのブログで,リストラを実行すれば,実行者に必ずそのお返しがふりかかるとあった。因果応報思想である。少し前の日本の経営者はリストラを断行した経営者はその責任をとって退陣したものだった。それが日産のリバイバルの頃からおかしくなった。合衆国風の強欲 CEO がもてはやされるようになった。それでも普通の合衆国 新任 CEO の最初の仕事は大抵,本社事務部門のリストラから始める。日本は現業である。そのいい例がシャープと三洋だろうか。シャープの事務方が解体されたのは鴻海傘下になってから 2016 - 2017 である。国内でサラリーマンを目指すなら,やはり事務方で本社が最も安全だ。

東電の本社リストラにしても 2017 年以降である。東電一人当たり 5.74 MWh の売り上げがある。関電は 4.04 MWh しかない。原発再稼働させてもらえないと,国有東電に対してジリ貧になる。そのうち北電とかどうなるのだろう。高かった日本の電力料金も再生可能エネルギ重視に変更したドイツ等のおかげで順位が下がった。原発に大きく依存している合衆国,フランスおよび韓国の電力料金は安い。30 年後の電力システムはどうなっているか。原発中心のフランスが破綻して,ドイツが繁栄しているかもしれないし,ドイツは送電網構築に失敗しているかもしれない。それでも,ドイツは自然エネルギーが失敗しても陸続きなので買電が可能だけど,日本はどうしろというのだ。小泉純一郎は無責任である。ファッショの真似をして失敗した戦前の日本だ。また失敗の上塗りをする事もなかろう。関電の原発を再稼働させてくれ。

武器貿易条約
トランプが NRA 総会で「武器貿易条約」調印取消の行政署名を行った。黒人の NRA 会員は想像できない。実際,会場の様子をみると合衆国の現実をよく感じさせる。しかし,合衆国陸軍の最下級兵がヒスパニックで占められているのも事実だ。古代ローマ帝国末期を参考にするのもいいかもしれない。ガリア北部,ドナウを守る軍団が弱体化し,ついにはゴート族の渡河を認め,蛮族に国境防衛を任せた。日本は小火器の取引制限について関わってきたし,NPT にも加盟したけど,何がしかの核武装のオプションを考える時期が来たようだ。合衆国はもう日本車は要らないのだ。

聖書時代の争いは鉄器により,凄惨になった。中国で発明された火器が西欧で発達して銃となって,遊牧民は劣勢となり,火砲を船に積み,キリスト教徒は武装イスラム商人を圧倒した。NRA 総会をみると,奴隷商人の末裔の大会にも見える。白人の男ばかりだ。実際の米軍は2次大戦で黒人が補給と工兵を担い,朝鮮戦争では黒人歩兵部隊が送り込まれ,ベトナム戦争で初めて白黒混成となった。戦争が黒人の地位向上へとなった。頭の少しおかしい NRA だが,日本にも日本会議がある。合衆国の教会はエスニックにより区別されている。アメリカ人が最も人種的に隔離されるのは日曜の朝だそうだ。日本人のクリスチャンが通える教会は皆無に近いらしい。

ついでに日本会議が気になり検索したら会長は86歳で天皇は85歳だから,天皇同様,シャッポだろう。シャッポ組織の連鎖が太平洋戦争とか 3.11 になったのだろうと思う。福島の被曝線量引き上げも同じだろう。日本会議の精神を理解するには どうもヤクザとか創価学会を知る必要がありそうだ。元寇問題をハンドリングした執権時宗は禅宗に帰依していたそうだ。中世の戦う禅宗が昭和になり戦う神道にどう変わったのか。やくざはシマを争いシマを守る戦いをしている。
博徒系の場合は、右側から「八幡大菩薩」「天照皇大神」「春日大明神」の三軸が掛けられます。これに対し、的屋系の場合は、「今上天皇」「天照皇大神」「神農皇帝」の3軸が掲げられます。
こうした交盃によって一家名乗りが許されて、名刺にも○○組等という組織の看板が使えるようになります。同時に、親分が「黒だと言ったら白い物でも黒だと言う」絶対服従の関係ができあがり、かってに組織から離脱もできない、まさしく苦難の道が始まることになります。
過労死と特攻につながる日本精神のルーツがここにあるような気がする。Wiki だと「的屋は職業神として神農を祀り博徒は職業神として天照大神を祀っている」とある。やくざとは日本の「こころ」なのかとも思う。そう言えば,映画「男はつらいよ」の主人公もテキヤだった。

参考
2019/04/26

英国のバランス感覚と民族問題

農業革命から鉄道へ
英国は馬車を鉄道に変えた最初の国である。スチーブンソンのロケット号が余りにも有名だ。高速鉄道の無人運転化を最初に実用化するのはどこだろう。フランス国鉄は組合が強いので最後だろう。日中韓のいづれかだろうが,日本ではなさそうだ。第二次大戦時,独米はホーミング魚雷を開発し実戦に投入したのに,日本海軍は魚雷に人間を載せた実績がある。ロボット大国 日本は見かけだけである。妙に手作業,人力に拘るところがある。江戸期に人力耕起に回帰し,昭和期の軍隊士官に軍刀を佩用させた変な国である。海軍軍縮時代,米海兵はサーベルを廃止したのだが。人余りがそうさせた一面がある。人口減少による人手不足は労働者の価値を高めるいい側面がある。西欧中世の農業革命のようなものが起きればいいのだが。西欧の場合,戦争とペストによる人口減少が農奴の価値を高め,ひいては農業革命につながった。日本はヒトを機械に寄せる不幸な国である。馬車大国だった中国が何故,鉄道を産み出せなかったか。

スコットランドと東北
英国のEU離脱のドタバタがニュースにならない日がないほどだ。英国民の約半数はEUに留まるメリットは少ないと考えている。何処の国家であれ,隣国が強大になるは嫌なものだ。英国は伝統的に大陸に干渉を続けてきた。直近だとヒトラーとナポレオンの野望を欧州派遣軍が砕いた。仏独を直接,叩かず縁辺の諸国に介入して結果的に仏独を屈服させてきた。具体的にはオランダフランドルの反独感情とスペインの反仏感情を利用した。

EU離脱の英国はEU間を離反させようとするだろう。ベネルクス諸国は今では,反英側になりドイツを強硬に焚きつけている。時代は変わった。南欧とりわけスペイン,イタリアそしてギリシャを取り込もうとするだろう。日本からみると負け犬にみえる英国だが,それなりに勝算を目論んでいる。他国の利用である。なりふり構わない中国への利権供与には呆れてしまった。他人の褌で相撲をとる。英国 正確にはイングランドは腹黒の歴史だった。連合王国と名乗っているが,アイルランドとスコットランドからイングランド史を眺めると,実に酷い。

これは日本史にも言えそうだ。天皇を中心とした皇国史観(国学)と異なり,奥羽とか関東からみると別の歴史がみえる。江戸を乗っ取った。水戸を除く尊王勢力がいまだに権力を掌握している。これらは大陸指向だった。太平洋に目を向けた首相に大平と小渕がいる。ともに短命政権に終わった。東北勢力が大同団結して,中央政権を打ち立てるという発想は全くないようだ。吉田松陰と何の関係もない大阪維新の会,大前研一の平成維新は当然ながら空振りに終わった。錦の御旗はいまだに西国の右翼が握っている。鳩山由紀夫の祖父一郎は国会で,政府の統帥権干犯を糾弾した にわか国粋信奉者だった。日本で政権を取ろうとしたら,右翼というか,少なくとも神道系でないと成功しない。中曽根は旧民主党を溶けてなくなるアイスクリームに擬えた。新勢力は靖国精神にかわる代替精神を確立しないと無政府主義もしくは社会主義と大した違いがない。

スコットランドとアイルランドだとカトリックがそれに相当する。イングランドはアングリカン英国教会である。アイルランドのカトリックといっても,イタリアとか合衆国のカトリック教会とは大違いである。同じカトリックながら仏伊スペインの教会とは趣が全く異なる。英国教会の大寺院にしても,ガラクタばかりである。審美眼がないのかケチなのか。多分,両方なのだろうと思う。教会に金をかけず,価値を認めない。大陸の古代ローマ帝国の遺風とカトリックに染まらなかった島国英国。

日本は東アジアに属する儒教圏国家の一つである。日本が世界の中心とする華夷秩序を標榜して,大東亜共栄圏を唱えた。日本はいろいろシナを模倣したけど,朝鮮との大きな違いに科挙と宦官がある。明治になって,ようやく科挙を採用できた。しかしその公務員登用試験が昭和になって上手くいかなくなった。立身出世の道具になったからだ。英国の最エリートは外交官を目指す。競争倍率はおよそ 5000 倍だ。そのエリートが欧州EU官僚に歯が立たないらしい。しかしEUには非合法活動する諜報機関がない。英国が欧州のパワーゲームのなかで生き残れた理由の一つが諜報だ。英王とベネチアはバチカン枢機卿に金をばらまいて懐柔した。昭和天皇は和平工作にローマ法王への親書を考えていた。

攘夷に徹していた天皇が薩長に転向したのは,軍事力と金の力だった。今では英国の軍事力は大して意味をなさない。ドイツ海軍に至っては稼動潜水艦がゼロになっても気にならないほどの英海軍の存在感である。官僚国家の日本はかつて,欧州は「複雑怪奇」との声明を出して,平沼内閣が倒れた。1939 年の事であった。ニクソン訪中では佐藤政権が倒れた。スコットランドとかアイルランドは対外情勢の変化を利用しようとする。イングランドからみれば,背信 外国勢力との結託である。徳川政権は鎖国して,西国雄藩による外国勢力の引き込みを阻止した。日本の地方とりわけ北海道と沖縄が何故か自治を求めない。地方交付税がとてつもなく手厚いのかもしれない。イングランドに支配されたアイルランドは苛烈な統治のため人口は半減した。これに近いのは薩摩による琉球支配だった。薩摩は人頭税を課した。松前藩の蝦夷支配も酷く,見るに見かねた奥羽諸藩が幕臣に注意喚起を促しているほどだった。史上,善政を施した代官っているのだろうか。

沖縄も北海道も自立を望まないのは何故だろうと考え,やはり精神の自由というか宗教のせいだろうと思う。日本には自由の精神が根付かなかった。多分,諭吉が「自由」の漢語に訳した。合衆国議会はフランスにイラク干渉戦争を反対されて,フレンチフライをフリーダムフライに変えたほど自由を尊ぶ。アングロサクソン族は自由とか自治がないと苦痛を感じ,自由が負担と感じる日本人の違いなのかもしれない。共生,協調を重んじる日本人が満州事変のおり英国が欧州小国と日本の間をとりもって提案してくれたのだが,何故か当時の外相松岡は断った。3国干渉と同じ類と思ったのだろうか。

満州の利権を独り占めにせず,米英に分けていれば後の亡国はおそらくなかっただろうと思う。きちんと満州資源を精査したら,後の大慶勝利油田も発見しただろう。確かに現在の英国の国力は見る影もない。それでも GDP はフランスより大きい。官僚国家フランスは実際のところ さえない。今は経済の中心が合衆国からアジアに移行する過渡期である。英国にはインドパキスタン系の移民が多くいる。EU離脱しても それなりの目算があるのではなかろうか。日立が負担となった英国の原発利権は中国のものとなるであろう。そういえばジャパンディスプレイも中台が買った。かつて毛沢東が言った東風は○○は現実になった。中国と対立し争うのは愚かである。福沢はかつて朝鮮に絶望して,脱亜入欧と言った。英国の脱EU入亜をもう少し,日本人は真剣に考え直してみるべきではないか。実際,日本とかフランスの国際特許出願シェアは減少しているが,英国は現状を維持している。ちなみに増加しているのは,中国と韓国だけである。台湾はパリ条約に加盟していないので不明だ。英国がアジアに接近するのは賢明な選択だと思う。言うまでもなく,英国は国際世論誘導が巧みだ。ソフトバンクも投資会社の本社を英国に置いている。出資者を安心させるためだ。合衆国に置かないのは SEC の監視と制裁が厳しいからか。大王製紙とか日産の付け替えが簡単にできてしまう。合衆国だと,どのくらいの制裁金が課せられるのだろうか。

パワープレゼンス
戦後,空自幕僚長を勤めた源田が猛訓練が軍用機と一体となる感覚について書いている。特攻を主導したうちの一人だろうと思う。兵器も道具の一種である。道具と人間の関係が幼いのかもしれない。西欧だと,原罪の故に知恵を働かせ,道具を使い,汗水たらして労働せざるを得なくなったとする原罪が無意識化している。アダムとイブの楽園追放である。日本の神話は天孫族が臣民を支配する物語である。中曽根首相は靖国参拝時,「臣」と記帳した。韓国が首相の靖国参拝に敏感なのは,官僚が民を精神的に管理するキモと正しく認識しているからだ。かつては自分たちも遥拝を強制されたからだ。戦犯が合祀されているからだとする論旨は正確ではない。さて,戦死した自衛隊員がいつ靖国に合祀されるか。韓国の「烈士」と日本の「神兵」のパワーはどちらがに分があるだろうか。

サラリーマンの自衛隊が国民に対して発砲を厭わない粗暴な韓国軍に勝てるだろうか。合衆国民が自国の軍隊が外戦できると理解したのは2次大戦である。恐らく韓国兵は自衛隊員より精強だろう。問題は軍を動かす将軍クラスだ。両軍とも軍棋をしているだろう。自衛隊がしていないのなら,税金泥棒である。それとも,米軍の支援がない軍棋はしないルールになっているような気もする。尖閣で日中武力衝突したら,韓国の対日武力発動はあるような気がする。

第二次世界大戦の発端は満州事変から始まった。今回は移民難民問題が契機となる。パレスチナ,イエメン,カシミール,ビルマ,フィリッピン,合衆国ヒスパニック移民,北アイルランド,中南米などきりがない。日本の軍事力は戦前と比べようもないほど低下したが,その代わり円の力は国際主要通貨になるほど強くなった。

円のパワーがあれば韓国の軍事力は相殺される。逆にウォンが極度に弱くなったら,かつての日本のように武力発動するかもしれない。やっかいな隣国である。対韓経済制裁すれば,韓国の方が失うものが多い。合衆国の対中経済制裁がお手本になる。一時的に東南アジア市場を制するかもしれないが放っておいても,韓国の主要輸出品は中国産により淘汰される。何故か,韓国のパクリは表面的だからだ。

日本では東條の再評価,ドラマが放送されたりして翼賛化は免れないようだ。合衆国は分断されるだろう。地方選挙公報が郵送されて,候補者の志の低さ,情に訴える空虚さにがっかりする。安倍政権の「美しい日本」と重なる。内実,精神というものが全く感じとれない。棄権した。やはり日本の政治はトップダウンでボトムアップから指導者が永久に出てこないのだろうと思う。例外は明治維新だった。何と下級武士が政権を奪取した。その下級武士も上層支配層と婚姻を通じて上昇していった。歴代武家政権の貴族化と同じである。

駐日大使を務めたライシャワーは日本の意思決定は集団で 300 家がしていると断じた。当たっていると思う。それが庶民の目に見えないだけである。政治指導者の姻戚をみれば,大体わかる。これは与野党を問わないからだ。

何か変な文春AI特集
富士通の予測だと,
半導体デバイス20品目の世界市場は、2018年見込みの27兆678億円に対して、2025年は51兆3192億円規模と予測した。
だそうだ。日本が半導体王国だった時代を思うと,この衰退は為替だけのせいでもないような気がする。

システムICは台湾勢が強い。中国のAI応用は兵器主導のような気がする。画像AIメモリと一体化したマイコンがあらゆる兵器に搭載されるような気がする。自衛隊員は中韓のAI兵器と戦わなければならないのかと思う。

富士通とパナソニックの合弁ソシオネクストは前途多難のようだ。中核エンジニアが退社した。AI 半導体は TOF とシステムICのインテグレーションとなるから,顧客にどんな提案ができるか。もちろん顧客は軍事だ。案外イスラエルとか台湾から起業があるかもしれない。少なくとも日本の可能性は皆無だろう。日本半導体メーカランキングをみると,サンケン電気はソシオネクストの 1.3 倍の売上がある。顧客開拓に苦しみ,ルネサスと同じ低落の道を歩みそうだ。

文春のAI特集記事を読んだ。軍事に関する記述は皆無に近い。不思議で仕方がない。米中がしのぎを削って争うのは米ソの核兵器開発競争と似ている。まあ縦書きの雑誌では仕方がない。頭のぼけた爺さんを購読者にしているのから,妥当なのだろう。養老先生の数式を縦書きで記述しているのが笑える。まあ,明治の福沢は横文字を縦書きにして生計をたてた。文春も福沢の亜流だろう。

中韓のAI事情を知りたかったのだ。。。文春はかなりピントがずれているというか,意図的なのか。戦前の陸軍はそれなりに独中ソの軍事に通じていたが,合衆国がすっぽりと抜け落ちていた。それでも陸海とも原爆の発想を得て,研究に着手する頭脳があったけど,現代の軍事官僚では到底無理だろう。どこでおかしくなったか。単に吉田のせいでもなさそうだ。NAFTA 加盟国のカナダとメキシコは合衆国に日本ほど飼い慣らされているわけでもない。

同僚だった中国人研究員(デジタル信号処理)がティータイムに外国軍が駐留する日本は独立国ではないと力説していた。番犬がいつのまにか領主さまになったのかと思う。農奴は保護と引き換えに領主権を認めなければならない。宗主国ともいう。日本人は合衆国の属国になって安心できている。

しかし,その合衆国が隷属国の優先順位を変えつつある。日本は投資の対象として魅力がなくなったからだ。日米 FTA で何の利権を手離せばいいか。薬事法と後は何だろう。やはりサービス分野だとすると,より一層の電力通信開放だろうか。かつての沖縄のように円を廃止してドルを使えと言い出すだろうか。アメ車が売れるように右側通行にしろくらいは言うかもしれない。学校給食の米飯給食を止めろはありそうだ。しかし調べたら,

輸出(日本→米国):自動車,自動車部品,航空機類,建設用,鉱山用機械 
輸入(米国→日本):原動機,科学光学機器,航空機類,半導体等電子部品,自動車

だった。マスメディアが合衆国農産物を煽っているだけだった。日本は合衆国半導体の市場になっていた。これは驚いた。日米が競合しているのは自動車と航空機類だけだ。それなりに自由競争原理が日米間では働いているようだ。為替が大きく変動すると,これら競合製品は影響を受ける。日本半導体は円高に耐えられなかっただけか。要するに円安政策を止めて,合衆国産自動車を輸入しろだろう。これに過大な生産施設を国内に有するトヨタは応えられない。ゴーンだったらできたかもしれなかった。東洋経済が連休前に株を買うよう勧めている。株高を想定しているわけだ。読んでみたら,ダウ価,為替予想もない つまらない ちょうちん記事だった。日経225 を売買しているなら,為替も相場をはって勝負しないとリスクヘッジできない。

戦前の日本は農民が生産したカイコの絹を合衆国に売って,それを合衆国産木綿に変えて中国に綿製品を売って生計を立てていた。農民が産した繭が下請け労働者の自動車に変わっただけか。パラダイムは戦前と同じだな。人手に依存していた絹産業と自動車産業を思うと,日本の人口減少はまんざらでもないと思わないか。日本の一人当たり GDP (PPP) のランキング低下が酷い。今は31位だ。30位が英国で,32位が韓国だ。日本の国力は合衆国と競っているのではなく英国および韓国レベルという事だ。実感として頷ける。5万ドル以上の国は資源国と合衆国を除けば中小国が多い。合衆国も州を国とみなせば中小国になる。平和な時代では,効率よく運営できる国が繁栄する。日本も地方交付金に多くを依存している,県を切り離せば簡単にランキングが上がるのではと思う。日本のお荷物は北海道,兵庫そして大阪府だった。

わが県は43位。他府県に国税を吸い上げられているというか,もっと国から交付金を取れないのだろうか。江戸期も幕府の直轄領,譜代藩の飛び地とかで文化の育たなかった地域だ。現に城が残っていない。収奪するばかりの代官がこの地を治めていた。近くに一橋家の所領もあった。Wiki によれば,「幕末期には、武蔵・下野・下総・越後・摂津・和泉・播磨・備中の8か国22郡に散在していた」とあり,近江が含まれていない。ガセだったのかな。

よほどのカリスマ性がないと,名前だけの将軍だけでは譜代諸侯中心の幕軍では薩長を敵にするのは無理があったか。優勢な幕府海軍を使いこなせなかった慶喜は軍事指導者として失格だ。何故京都に執着したのか。譜代筆頭の彦根と親藩の尾張藩に出兵を断られた時点で大阪出陣を止めるべきだった。長州と薩摩を海上封鎖して密貿易を断つべきだった。凡庸だった慶喜が後世では評価が高い。尊王だったからだ。でも,彼の側用人は豪農の倅 渋沢栄一を見出した。彼は静岡藩主となった慶喜に忠節をもって仕えた。幕臣となった諭吉は終生,幕臣を誇りに思っていた節がある。下級武士でも,武士身分の格に拘りがあったようだ。日本の高額紙幣の肖像画がともに「幕臣」とは江戸期封建制の遺産が大きい。デジタル通貨に代わり,明治以降の官僚が肖像画になる事もないのか。

今では考えられないが私が少年の頃,少年漫画に外相「陸奥宗光」の小伝が連載された。編集部がなんでそんな企画をしたか。日米安保騒動の頃だった。戦前の3国同盟を締結した松岡祐介の存在が大きく,その反動だったのかとも思う。福沢を除いたら,渋沢と陸奥は尊王攘夷の志士だった。渋沢は豪農出身で役人ではなかった。宮仕えの下級武士が打ち立てた明治政府には,農園主が建てた合衆国政府のような理想と経営感覚はなかったのだろうと思う。日本流科挙制度も構築して,集権国家が整った。今では地方創生を唱えながら,自由競争の気概を失った。PPP が衰退国家の英国と同程度であるのは当然だろう。このままだと英国どころか,もっと下がる。円の為替推移をみていけば,今後の衰退がわかると思う。

地方交付税ランキング上位にはかつての雄藩が多くある。明治 150年,慶喜の行なった大政奉還は果たして良かったのだろうか。大阪維新の会の大阪都構想では交付金の扱いはどうするつもりかな。カジノの揚がりで埋めるのか。シンガポールのような国家を目指すのもいいかもしれない。パラサイト県が減るのは結構だ。北海道の体たらくは道庁を分割するしかないだろう。JR北海道も分割する。北電も分割する。北海道の豪農に自立志向があるのがせめての救いかな。

国庫の依存が少ない都県は旧徳川所領もしくは徳川家ゆかりの藩とは何という皮肉だろう。頑迷固陋と烙印を押された領民の方が,進取の気風にあふれ企業活動が盛んなのか。それとも過労死させるほど収奪の酷い都県なのか。合衆国は所得税は連邦税だが,消費税(付加価値税)は州税である。全国一律の課税は交付税のようなムダな還付を産み出す。ゼロ成長下では幕府政権のような分割統治の知恵が必要だ。中国も中央集権ながら,成長の心臓を地方行政府が担っている。

神奈川と愛知の息があがったら,日本全体が落ち込む。輸出のために円はどこまで下がるだろうか。空恐ろしい。経済学理論によるシミュレーションが可能だろう。どうも 2030 年には国内自動車産業市場が半減しているらしい。都会の貧民は駐車場代を払う余力がない。地方は仕事がなく高価な自動車を買う余力がない。車の売れ筋は税金の安い軽自動車だ。今後は価格破壊の中華産自動車が世界の主流になるだろう。トヨタに代表される高品質の車は売れなくなる可能性がある。電子産業衰退の後を追う。

しかし,日本は幸いにして人口が減少していく。一時は一人当たり GDP が合衆国に匹敵するほどだったが,輸出競争力の低下に伴い衰退英国と同様に落ち込んでしまった。今後は英国以下になるのは確実だろう。イノベーションする気力の萎えた日本はフランス,ロシアのような中央集権国家とともに衰退する。横並びの統制が天皇制国家には似合っている。自動車製造会社を起業した創業の地が全て,旧親藩譜代領とは考えさせられる。NHK 大河ドラマは志士を好んで啓蒙するけど,戦後,実業の自動車産業を築いたのは幕府勢力の豪農資本家達だった。そして西国雄藩の志士は朝鮮併合までやってのけた。日本の明治維新は合衆国の市民戦争である南北戦争で南部が勝って勃興しつつあった北部の資本主義を潰したみたいなものだ。明治維新の反省というか,再評価なくして日本の再生はないのではないか。1万円札の肖像が2代続いて,幕臣になるのも再評価ともいえなくない。しかし日本の政治指導者層は明治維新を絶対視する右翼政治家ばかりだ。彼らにとり,明治維新=靖国精神 だろう。地方の自主独立,本田圭佑の言う「個」が主体的に考えて動きだす社会にならないと,個人主義の中国人に歯が立たないだろう。日本人の集団主義が民族性として語られるが,たかだか 150 年である。朝鮮のように何百年も続いていない。日本には分権だった武家政権 800 年の歴史がある。

NHK の維新称賛ドラマと韓国 KBS の大河反日ドラマは双対だ。日韓の不毛の対立は第三勢力を利するだけだな。英国の混乱はスコットランド,アイルランドそしてEU小国の観点からみると,わかりやすい。これら小国は平和を享受して英国より豊かな国が多い。まあ,落ちぶれた英国民のヒステリーかもしれない。日本人のヒステリーは韓国が日本より豊かになる頃だろう。これも単純な推計ですぐ計算できる。日本のイノベーションがなければ,東アジアで日本の没落が際立つ。日本の製造業の足を引っ張る,原発停止何とかならないのか。高品質の電力がないと,高性能工作機械が満足に動作しない。太陽電池電力だと溶接機を動かすと,電圧が低下してしまう。九電が太陽電池電力規制を発表した。当たり前だ。原発反対の国民は太陽電池で自家発電自家消費に徹したらどうだ。それとも,溶接機を動かすには自家発電機によらねばならなくなるのだろうか。その可能性の方が高いか。電池自動車の充電はどうするのか。とりあえず,電力料金を上げるのだろうと思う。

幕府の蘭学書解禁に伴い,殿様に蘭学狂いが続出した結果,そのブームに諭吉が上手く乗り適塾生にもなった。江戸に出て,幕臣への途が開けた。これも幕末の人材登用の波に乗った。「洋才」そのものより,啓蒙に力を注いだ。今のメディアに近い。朱子学と国学をごった煮した国粋運動が明治維新となり,その過剰なまでの神がかりの軍事至上主義が結果的に亡国となった。吉田松陰らの運動は経済感覚は皆無に近かったのではなかろうか。明治の士族反乱が旧幕府領ではなく,熊本鹿児島なのは意味深である。渋沢栄一は昭武の渡欧に随行し,任された金を運用して増やして帰国した。満足に外国語も話せないのに,投資の目利きができた。

金を使うだけの官僚と金を産み出す官僚の違いである。諭吉には武士の倅だったせいか,利殖を蔑視する一面もあったようだ。現代の学者にも通ずる側面だろう。明治の指導者は「富国強兵」を標榜しながら,実際は貧国への途であった。日露戦争の戦時国債を償還し終わったのは,なんと2次大戦後の高度成長期であった。国家予算を効率良く配分して,投資しなければならない。

オランダはドイツ産戦車レオパルドをトルコに売却し,合衆国産 F35 を導入する。トルコは韓国産自走砲を購入する。EU諸国の小火器は英仏を除き,ベルギもしくはドイツ産である。防衛省装備庁は利権の巣窟となって,やたら国産もしくはノックダウンに拘る。日韓が武力衝突したら,韓国産の3倍の価格の三菱自走砲が互いに撃ち合う。民需のメモリ液晶ディスプレイの戦いを軍事でも繰り広げるのか。多分,軍事官僚がその愚かさを知悉しているが,天下り再就職先を考えたら止められない。

NHK の英国のEU離脱特集が少し気になった。学卒は反対でワーカは賛成だそうだ。英国は Community というより Society である。人々が階級別に集う。王様を断頭台に送ったけど,フランスのような暴力革命は起きなかった。趣味嗜好も階級により異なる。上層はワインブランディを飲み,ワーカはビールとウイスキーである。階級社会でありながら,大戦争がある度に,下層階級の政治権力が伸びてきた。長い長い英仏戦争のなかで,ロンドン市民は鎗兵,イングランド農民は弓兵として Royal Army に参陣した。両次大戦で庶民の政治権力が伸長した英国だけれども,これからはドローン戦争である。没落する労働者階級がトランプを選択したような状況が生まれるだろうか。英仏は欧州の鏡である。上下は同じだが,左右は逆である。島国英国は左側通行だ。欧州小国の混乱に乗じて,イングランド欧州派遣軍が欧州統一の野望を阻止してきた。今回の失敗は合衆国の独立以来の大失敗になるかもしれないし,うまくEU間の離間を引き出せるかもしれない。

日本の戦国期,信長軍は信玄ゆかりの武田軍には勝ったけど,越後の謙信には敗けた。越後兵は稲の収穫を終えると,碓氷峠を越え関東で荒らし回った。雪解けになると,また碓氷峠を越えて田植えのため帰郷した。この種の軍は強かった。北米植民軍の司令官になったワシントンは農閑期に戦をしなければならなかった。当時の欧州の闘いは,貴族のスポーツという側面があったから,冬の間は自然休戦となった。ワシントンの軍隊というか民兵は逆に冬にゲリラ活動した。

日本の政官と民は上下関係,英国の階級に近いというか,政治に限れば世襲議員が跋扈している。太平洋戦争では地主が一掃されて自営農民が増えて,今では農林水産業の GDP は1%強まで低下した。森永卓郎によれば,日本の富裕層は 20% だ。資産家と大企業サラリーマンが該当するそうだ。株取引をやっているので,上場企業の平均年収が結構気になる。勢いのある新興企業ほど賃金が安い。諭吉が誇りとしていた幕臣の給与も信じられないほど低い。100億円に近い年収の CEO が 1/100 の年収の国務長官,財務長官に就く。どうも日産のゴーンは新生銀行が勧めた金融商品の穴埋めに背任となったようだ。資産を築いて,祖国のためという選択肢はなかったようだ。レバノン,ブラジルそしてフランスの多重国籍者である。法人税は条約により,二重課税はないが,所得税は異なる。インドで高級官吏として,勤めた英国民は帰国して邸宅を購入できるほどの資産を形成できた。植民地を失った英国の美しい邸宅は合衆国民に売られた。中国の富裕層に日本の不動産を購入してもらえるのは実に結構な事だ。最近ではジャパンディスプレイのような不良会社も中台連合が買ってくれた。

英国の富裕層とワーカの暮らしぶりは全く異なる。言葉も異なる。上流富裕層は休暇を大陸で過ごす。その英国に合衆国,中国日本人が観光に行く。確かに学問研究をするには いいところだ。全盛期の東芝は米英に基礎研究所を設立した。ケンブリッジと命名したから,ケンブリッジ大の冠講座かもしれない。今でも信号処理とか暗号を研究しているらしい。Google の英国AIチームが世界 No1 囲碁グランドマスタを破った。チェスは IBM だったから,これも時代と英国の学問力を感じさせた。

英国の知の巨人は大陸とは一風変わっている。ベーコン,アダムスミスそしてニュートン。彼らは英語で記述した。英国のアカデミー,Society が英語だったのだろう。当時の大陸はラテン語であった。東アジアの漢語に相当する。数学もラテン語だったが,今ではフランス人数学者でも英語である。世界中のまともな医者が読む雑誌に Lancet がある。Nature も英語でロンドンが中心だ。日本では NHK が取り上げるほどだ。日本海軍の電波探信儀を研究していた海軍中佐が Nature のジャックと豆の木のトピックが気になり,電波兵器の示唆だったと結論づける。駐英海軍武官が英国軍艦の艦橋に取り付けられた異様な構造物について注意を喚起したが,本国ではさっぱりだった。日本海軍は政治に忙しかった。原爆の基礎研究に着手し,暗号研究に富士通にフリップフロップの試作を発注していた。それなりにシーズをみる目はあるのだが,組織だったプロジェクトが苦手だ。


インテリ層が厚かった。それに反し,日本は東北帝国大学物理専攻の学生を土木建設に徴用したりした。短期現役で志願すると,特攻が待っていた。英国外交官の選抜は 5000 倍だそうだ。英歩兵の給与は約2万ボンド。邦貨に換算すると,年収 300 万円に満たない。よく反乱が起きないなと思う。恐らく,最下層はもっと低いのだろう。英国兵も合衆国と同様,市民権と大学奨学金を取得できるのだろうか。米陸軍歩兵は英語もよく解さない市民権目当てのヒスパニック系が多い。ローマ帝国末期の軍団と同じ状況である。シリコングラフィックスとネットスケープを創業したジムクラークは家庭環境にめぐまれず,海軍通信兵を志願した。奨学金を得て学者となり起業した。日本だと,少年工科学校から防衛大へ進学し,ディスコを企画した商社員折口がいる。同僚に兼松出身がいて,エピソードをおもしろ おかしく語ってくれた。

軍人選抜(淘汰)
合衆国陸士,海兵を出て10年も士官任務に従事すると,全米トップ10大学卒業生と同じ給与が得られる。自衛隊将校の給与は事務方に比べると低い。戦前,憲兵隊下士官の給与は小学校校長と同等だった。憲兵隊は志願兵で固めていた。世界的にみて日本の軍人将校給与の低さと,教師の高給は異常である。よほどの事をやらかさないと,日本では雇止めはない。

その点,英国および合衆国はいたってまともである。その代わり陸自歩兵の給与が高過ぎて,実戦投入できないメリットもある。日本軍の将軍がショボかったのは薄給のせいだったのだろうか。まあ,スタッフ参謀を選べない指揮官は日本の会社の中間管理職と同じだったのだろう。戦えない自衛隊に衰退する日本会社組織。ともに似た構造にある。

新聞に学校長警察署人事は掲載されるが,陸自部隊長はない。災害有事には最も重要なポストなのだが。戒厳布告下では,軍政をしいて民の安全を確保する責務がある。校長の給料を下げて,部隊長の給料を上げてはどうか。両方の給与を上げるのは愚策である。

入獄したジャーナリストを検索したら,明治時代ばかりだ。翼賛体制の時代,反骨精神は非国民の烙印を押され不可能だったのか。現代中国はビッグブラザの統治下にある。日本も中国のような疑似体制に収れんしていくような気がする。「空気」と「ムラハチ」がビッグブラザのいない不思議な集団になる。ディズニー映画のリトルグリーンメンが,「命の恩人,感謝永遠に」と言うシーンがある。日本の「恩人」は誰だろう。検索したら,昭和天皇は皆無でマッカーサーが引っかかって驚いた。私が思っていたほど,昭和天皇の聖断伝説は信じられていないようだ。マッカーサーが日本政府案の改憲案を拒絶して,GHQ が憲法を造ったからか。ここでも日本人は横書きを縦書きにしただけだった。櫻井よしこ の防大同窓会での講演を読んだ。中国との距離感について,歴史的に語っているが,多分意図的なのだろうが,元寇を省いている。何を取り上げ,何を伏せるかジャーナリストの典型である。元寇を撃退したのは武家政権だったからだ。この講演内容も周辺諸国は全てファイル済みだろう。Wiki によれば,放射線被曝に関して,「子どもも10ミリシーベルトまでは大丈夫」と福島で発言したらしい。原発再稼働を望んでいる私でも,驚くような発言だ。彼女のサイトをみたら「令和」があったので,万葉集を引用する。
 天地は広いというが、私にとっては狭くなってしまったのだろうか。日と月は明るいというが、私にとっては照ってくれぬのか。皆そうなのか、私だけそうなのか。運良く人と生まれたのに、人並に働いているのに、綿も入っていない布の袖無しの、海松(みる)のように破れて垂れたぼろだけを肩にかけて、ひしゃげた小屋の中、地べたにほぐした藁を敷いて、父母は枕の方に、妻や子は足の方に、身を寄せあって、不平をこぼしたり呻いたりして、竃には火の気もなく、甑には蜘蛛の巣がかかって、飯を炊くことも忘れて、ひいひい弱音を吐いていると、「ただでさえ短い物を、さらに加えて端をさらに切る」という諺どおりに、笞を持った里長の声は、寝屋にまで来てわめきたてている。こんなにも詮方ないものか、この世を生きる道とは。
新生日本を官兵である自衛隊に期待するのは無理か。旧約にも亡国の嘆きが記されている。
ここでは集団の嘆きの詩編を見ることにする。 詩編44は、神に信頼して勝利を願ったにもかかわらず、敗北を喫して悲惨な目にあって嘆き、いっそう切実に助けを求める祈りである。 戦争に敗れるという民族的悲劇の中で、イスラエルが民として嘆き、祈っている。 通常どの国でも、戦争を始めるときには、出陣式など行事があるが、敗戦のときには行事どころではない。 昭和20(1945)年8月15日の太平洋戦争終結の日も、一般庶民の中には個人的に皇居前で涙する者もあったが、国家としては何もしなかった。 靖国神社でもその前で頭を下げて通る者はなかった。 終戦直後この神社の前で戦死者の霊に頭を下げて通るのは、ただカトリック修道女たちだけだったと聞く。 過去の戦争を反省することもなく、かえってそれを美化し、戦死者を英霊と呼び、永久戦犯まで祀ってこの神社が国家的聖所となるのは、かなり時が経ってからである。 それだけに古代イスラエル宗教では戦争に敗れても、嘆きという形式で、 集団として主なる神の前に出て祈るということがあったが、それ自体特異なことで、驚きではないだろうか。
どうも,櫻井はアジテータとして優れているかもしれないが,民に寄り添う気持ちがうすいようだ。「家族をはじめ他者への思いを育む人間教育へと、価値観の一大転換を目指すべきだ」と述べている。2010 年のコラムから 3.11 への思いはどう考えればいいのか。「やまと」と「まこと」と「こころ」がどんな関係にあるのか。あの冷酷なソ連官僚が定めた数値の4倍の被爆量を決めた官僚を擁護するジャーナリストを現役自衛官はどう思っているのか。案外,胡散臭く思っているのかもしれない。日本にはジャーナリスト出身の政治家が目立つけど,合衆国では皆無に近い。信じやすい日本人と疑い深いアメリカ人につきるかな。それだけ日本人はナイーブなのかもしれい。首相の側近が消費税率引き上げ延期の可能性を示唆した。国債の格付けをみたら,我が国は英国以下である。延期したら,格付けが下がるのだろうか。

英国のように衰退できず,奈落に落ちる心配もしなければならなくなったようだ。英国がフクシマのような危機をスコットランドあるいはアイルランドで起こしたら,日本政府と同様の被ばく線量の変更をするかもしれないと思う。原発を千葉,茨城に設置すべきだったのかもしれない。かつて,帝国陸軍は民間を「地方」と蔑称した。日本人一人一人の「こころ」に小さな帝国軍人がいる。櫻井がそれを掻き立て,防大OBが共鳴する。絶対神のいない日本では,天皇を中心とした国家はやむを得ないのかもしれないが,我々には 800 年間続いた武家政権の経験がある。英国も紙切れに過ぎなかった,マグナカルタを少しずつ広げてきた。その間,どれだけの代議員が国王により,断頭台に送られたか。混乱対立した英国議会はハノーバ家に嫁いでいた皇妃を担ぎ出した。スチュアート朝を廃絶し,現在のウィンザー家の誕生である。史上最悪の天皇後醍醐を廃して,北朝を立てたのは尊氏であった。

民主主義とは何か,英国とりわけスコットランドとアイルランドからEU離脱を眺める。3.11 を福島県民から眺める。5mSv の線量を浴び続けた0歳児がどうなるか。疫学的な結果がでるのは,中年だ。私を含め,櫻井もこの世にいない。

3.11 では原子力保安院を含め霞が関の官僚は無力だった。これからは NBC テロが当たり前になる時代である。これに対処できるのは日本には自衛隊の対 NBC 部隊しかない。核抑止力がない自衛隊はおもちゃの軍隊だ。核兵器を持てないとしたら,欧州小国を参考にすべきだろう。中国のビッグブラザにどう対処するか。せめて諜報機関を設立したらどうだ。戦前の特務機関は陸軍政治の道具となってしまった反省を活かすためにも,複数の情報機関を並立するのがいいだろう。ソ連は軍情報部,KGBそして党情報部と,それぞれが非合法活動していた。その成果がゾルゲ事件だった。今,設立しても成果が出るのは30年後である。Fackebook のビッグデータを英国の学者に渡させ,それを加工してプーチン政権はトランプ陣営の選挙戦略に役立たせたと伝えられる。ヒラリーとトランプの外交政策がどれだけ異なるか。そのトランプはパリ条約脱退,石油掘削解禁,イラン産原油輸入国制裁とエネルギ政策は筋が通っている。よほどの事がない限り,トランプ再選は間違いないだろう。

日本が自主憲法を制定しようが,世界の大勢に影響がない。日本が核武装するか,原発を再稼働させるかどうかの方がはるかに影響が大きい。日本政府の福島原発被曝線量の引き上げは,ロシアでも驚いただろう。特攻をやった日本人が被曝特攻しても不思議はないと思っているのかな。そういう風に考えると,櫻井は鉄の歯をもった般若か。許容線量がチェルノブイリの4倍だ。

合衆国産エネルギを買って,日米貿易不均衡を緩和するしかなさそうだ。高エネルギ価格で日本製造業はとどめを刺される。今,思えば日本の高度成長は合衆国の中東利権に支えられていた。今も昔も合衆国に日本は翻弄される。合衆国にとり,原発再稼働に踏み出せない櫻井とか安倍のような思想はノイズ程度だろう。カモになっても,ネギを背負っていくのはどうかとも思うが。。。

合衆国駐日大使が進言した核即応チーム(軍)の派遣受け入れを想い起こせば,自衛隊の対 NBC に期待できないのは確かだ。この種の部隊の編制予算が強化されたとは聞かない。とすれば,米軍の対 NBC 派遣をお願いするのも致し方がない。横須賀とかにいる米軍人と家族は人質と思い,その予算に便宜をはかるのは,自衛隊を含め冷酷な日本官僚を思えば,仕方がない。しかし,合衆国が横須賀から撤退すると言われたら,どうするか。困るな。

万葉の時代の民を打ちゃくする「村長」と被曝線量を引き上げた「現代役人」が妙に被る。東アジアの「官」とはそういうものだろう。他人に冷たい日本人の特性を最大限に活用する為政者,東京五輪に費やす費用があれば,どれだけ福島を救えたか。子供たちを被曝させるのはどうみても「悪」だろう。オリンピックをハレとすれば,福島被曝はケガレに過ぎないのか。被曝線量引き上げの最終決定権者は言うまでもなく我が宰相安倍である。30年後,そして50年後の歴史が彼の評価を定めるだろう。プーチンは安倍を見切った。現在の経済国力がなければ,失脚してもおかしくなかった。

英宰相と我が宰相の対比も興味深い。英宰相はEU離脱。我が方は憲法改正を抱えている。スコットランド民族党が日本の公明党みたいなものだ。与党内に野党を抱えているみたいなものだ。おそらく創価学会は池田大作が亡くなったら,天皇の聖性を是認するだろう。

翻ってスコットランドは英国教会アングリカン首長の英王を認めない。カトリックのままだ。英王が英国議会に出向くと,庶民院は議会の扉閉止を議長が宣言する。英王の立ち入りを認めない。衆議院開会に天皇が宣言すると,共産党を除く国会議員は議場で陛下を尊顔を仰ぎ見る事すら許されない。議員は臣下以下である。まつりは儀式でもある。中国の習近平は皇帝のようだが,国会では指導者の一人でしかない様式をとる。ビッグブラザにしか見えない。

ナチスはベルリンオリンピックがピークだった。軍需生産に民需品が食われ,金属食器も生産しなくなった。それでもヒトラは国民を飢えさせなかったが,日本の東條は違った。都市住民の買い出しが当たり前になった。東條が決済する書面上では,飢えは起きない事になっていた。安倍もそんな感じで被曝線量引き上げを決裁したのだろうか。正確には閣議に諮られた筈だ。誰が最終責任者なのかもわからないのだろう。実質的に権力を行使したのは無名の課長だ。終戦直後,預金封鎖をしたのは大蔵省課長の通達だった。怖ろしいな日本の官僚。勝手に戦争も始められるのは今も変わらないだろう。中国の海警を挑発するだけで,自動的にエスカレートしていく。そのために,防大同窓会は櫻井を招いたのか。どんな軍棋なのか。合衆国の暗黙の同意の下,行動を起こすにしても,韓国の侵攻はどうするのだろう。また敗けて,自主憲法制定もいいかもしれない。

中国のシナリオでは日本は分割され,西日本省が成立している。福島以北はどうなるのか。天皇は満州国溥儀のように中国のマペット化するのか。国家主席と天皇の珍妙な関係が始まる。かつての尊王の水戸会津はどうするのか。今の茨城福島は天皇に殉ずるのかな。地方交付金の断たれた道民はどうするのか。不凍港の釧路と中国へアクセスする空路を巡り,大国が争奪するのではなかろうか。それとも,統一朝鮮の別動隊北鮮が占領しているかもしれない。結論は日本は中華のAI兵器になす術もない。愚かな櫻井と特攻が重なる。精神力で近代戦争を戦う愚かさを変とも思わない防大OB。日本は不変だなとつくづく思う。おそらく,湊川精神と特攻が防大OBのよりどころなのだろう。

めったに見ない毎日を読んだら,マクロンが ENA を廃止すると言う。中央集権は止めないけど,官僚制度は変えるという事か。フランスは原潜を保有していても,乗組員の確保ができす通常哨戒がままにならない。国家威信だけは熱心で空母を太平洋に派遣する。南太平洋が今でもフランス植民領だ。中国の一帯一路はマネーとAIと軍事が一体となった新帝国主義みたいなものだ。合衆国の対イラン経済制裁は中国イラン枢軸を産み出すかもしれない。イランの原油最大輸出国は中国である。ロシアが撤退した中央アジアが不安定化して,露中米が競うのだろう。それをインド,サウジ,イランそしてトルコが眺めている。この地域は情勢が一気に傾く。アフガンとウイグル自治区,チベットを支援しているインド,インドと対立するパキスタン。東シベリアを脱走した独軍捕虜が地図を頼りにソ連邦から中共を避け,中央アジアを経てテヘランに辿り着いた。経済の全くふるわない中露関係はどうなるのだろう。中央アジアはイスラム圏である。イスラムによる自爆テロが絶えない。

日本の令和と裏腹に世界は混乱の世紀に向かっている。合衆国の覇権が及ばない中央アジアと押し寄せる難民,中国では流民と言われ歴代王朝を崩壊させてきた。国家による産児制限により,史上初めて中国共産党が都市部の人口をコントロールできた。しかし,ウイグルの同化政策は上手くいかないようだ。北米と蝦夷の原住民には中央アジアのような高等な遊牧文化がないがない故に,同化せざるを得なかったが,遊牧民は異なる。遊牧の民ベドウィンにしても,家産を維持増やすには,農耕民以上の高度のスキルがいる。農耕民が優位になったのは,銃器を手にしてからである。銃器は都市で大量生産されたからだ。遊牧民が築いた最後の帝国は満族である。ウイグル自治区の若者がナイフで絶望的に蜂起している。ローマ総督に抵抗した短剣で武装したユダヤ族シカリ派を想起させる。中国は漢人をウイグルに入植させている。蝦夷が和人で埋まったのと同じだ。中国人には移動の自由がない。2024 年に中国の人口はピークに達し,インドに抜かれる。旧満州の吉林省の人口増加率は1%,黒竜江省はゼロかマイナスに転じている。満州の開発に失敗したようだ。繁栄しているのは広東省とか沿海部と上海などの都市だけなのだろう。貴州(山岳地帯)もマイナスだ。100年後,国の統一を維持するのにも結構 大変なのではないか。近未来は米中両国による覇権争いではなく,カオスの時代が来るかもしれない。人口爆発が旧来の文明を崩壊させるかもしれない。中央アジア,南米そしてアフリカである。ロンドンの様子を写す映像をみると,非白人が多いなと思って調べたら,白人は既に少数派であった。ロンドン市長がインド系なのも納得だ。イスラエルが近未来,ユダヤ人が少数派になるのと似ているかもしれない。

先史時代のブリトン人は豚を飼育し,太陽を崇拝していた。やがてケルト人がやってきて,ゲルマン諸族がそれに続いた。異民族との通婚に関して,一番の新参者の東アジア系に違和感が最もあるようだ。EU離脱の目的は移民排斥である。北大西洋を挟んで合衆国もそんな感情が高まっている。そのうち隠微な黄禍論が出てくるかもしれない。ホンダはEU離脱混乱を理由に英国生産撤退を表明した。英国最大の自動車製造会社日産はどうするのか。ルノー本社と日産の確執もそんな視点が必要だろう。英国工場をたたんでフランスに回すのか,韓国の起亜と九州日産の協業はどうするのか。国の経済的格付けは国債でわかる。英国はEU主要国と遜色ない。イタリアが沈んでいる。それよりさらに低い格付けが日本である。金融資産とか GDP は現在の指標だけれども,国債格付けは20年後の未来を暗示している。

長々と述べたが,日本は英国より酷い状況にあるし,その未来も暗い。
FX.png 上図は日量FX取引高だ。日本はシンガポールと香港と競合している。フランスのようにフェードアウトしていく可能性が大だろう。ルノーにより救済された日産は政府の円安政策,大企業保護政策でゾンビ企業となった。これも鮎川が創業し,戦前の国策会社だったのと無縁ではなかろう。今は,円安だから,ルノーは Buy を目論んでいる。国民生活を犠牲(実質賃金低下)して,大企業保護を優先して,構造改革を先送りする産業政策はおかしい。中国の活力を利用して,英国並みの自由化は無理としても,フランス並みの自由化政策は必要だろう。

自由化とは簡単だ。ヒト,モノそしてカネの移動自由化だ。そして分権化だ。自由化にも順序が大切だ。ヒトの移動は高度スキルの必要な,医師,弁護士,会計士そして教師などから始めなければならない。順序が逆だろう。中国から大量に受け入れた大学院生は皆,いなくなった。私の同僚だった中国人研究員も帰国した。彼は日本の国立大学で学位を取得したから,日本は損をしたのかもしれない。合衆国だと,これらは異邦人マイノリティの職業だ。かつて医師弁護士はユダヤ系だったが,今ではインド系と中国系が多い。日系人は会計士と教師が多かったが,エスニックすら混交してなくなりつつある。英国も似たようなものだろう。軍人とりわけ下級兵はアジア出身が多い。少し前なら,ネパール出身者のグルカ兵の近衛兵部隊があったくらいだ。院を警護する北面武士は下級貴族,六波羅は平家一門,京都大番役は関東武士と地方出身者が多くなり,応仁の乱では公家衆が警護の任にあたった。
このような困難な事態に対して、朝廷側も自分自身の力で懸命の努力を重ねた。地方の朝廷の荘園すなわち御料所(ごりょうしょ)の年貢催促・撤収のために、公家衆が代官として現地に下向した。さらに戦国大名に朝廷への財政的支援を求めて公家衆が下向した。有名なのは山科言継(やましなときつぐ)が後奈良天皇十三回忌費用のため、東海地方に赴いた例である。また京都自身が戦乱の地になったために、御所の警備にも努めなければならなかった。シナの宮殿と異なって日本の御所の防備は簡単な築地堀で守られているだけである。公家衆はグループを編成して、交替で宿直の番に当たった。これを小番(こばん)制度という。小番はそれ以前から在ったが、戦国時代において格段に整備された。
江戸期の雛人形が朝廷の存在を庶民に知らしめたとある。応仁の乱が地方の上層に公家文化を伝播させ,江戸期になって地方の豪農とか町衆に天皇を知らしめたとする説である。高校時代のマルクス史観の教師から教わった日本史とは異なる。文化にどれだけ価値を置くか。幕末の幕府軍が何故,薩長の連合軍に鳥羽伏見で敗退したのか,ボンヤリと見えて来た。文化には宗教も含まれるだろう。日本は「神の国」ではなく,和歌とか日本の文化風土を規定した土俗精神の昇華版だったのか。考えてみれば,日本のハレとケの行事は朝廷ゆかりのものばかりだ。これからはみ出ているのは,マタギ,サンガ,アイヌと沖縄くらいだろう。

日本史を手っ取り早く知るには,応仁の乱以降でいいというのは,確かなようだ。確かに異国人が日本文化目当ての観光だと,室町以降広まったのものばかりだ。英国だと何だろう。日本にはない馬車,帆船,海洋文学,海洋画,アカデミー,教会,郷神(貴族),牧羊,農民反乱,奴隷交易そしてピューリタン革命 1642 年だろうか。

歴代徳川将軍の埋葬副葬品が面白い。武家のならいとして太刀は全て発見されたが,凡庸とされていた秀忠のみが鉄砲を副葬している。西欧では銃兵は身分の低い者がなった。王の嗜む武器は騎槍のランスであった。ドラマエカテリーナ2世でも,ピョートル大帝のサーベルを振り回して,女帝にたしなめられるシーンがあった。プロイセンかぶれの夫はハンドガンを手元に置いていた。現英皇太子の趣味は狩猟とキツネ狩りである。銃と馬が欠かせない。宗教改革後は平民は一層,貴族文化とは無縁となっていた。逆にフランスで はやり出した長ズボンを貴族が着るようになった。貧しいスコットランドに英貴族の遺風であるスカートが残ったのは不思議なものだ。

日英の歴史の分水嶺は日本だと家光,英国はだれだろう。やはりエリザベス1世だろうか。日本唯一の農民反乱は「島原の乱」 1637 年である。日本の明治維新は朝廷を江戸に移し,西国雄藩の下級士族が実験を握り,統治手法は幕府と余り違いがなかった。大きな違いは貨幣を統一し,農民に徴兵を課した事だろうか。異教の自由化をしたけど,広まらなかった。日本人は宗教的自我に目覚めず,ついに21世紀となった。中国は共産党が政権を握り,地主を追放して革命を経験した。共産革命は後進国における宗教革命であった。

日英の文化歴史を比較しても,日本の停滞がわかったようでわからない。江戸末期の大阪には世界初の先物市場ができて,各藩の米蔵が堂島の川沿いに並んでいたから,資本主義のテイクオフはできた。なぜIT革命が頓挫したのか。日本の教育水準が高いとされる。やはりピューリタン精神の有無だろうか。中国の起業家をみると,そうではないだろう。日本を覆っている「空気」が KY として抑圧しているのではないだろうか。どうでもよい,小室圭さんへのバッシングをみると そんな感じだ。自分の居場所に汲々とする日本人。その両極端にあるのがムスリムだろうか。ヒトだけが物語を創出して語り継いできた。噂とデマも物語である。宗教とか政治はプロパガンダの歴史である。神話を創生して,共同体の絆が信頼そして信用となる。西欧では不信は論外,日本だと不忠は論外だ。「信用」社会と「忠誠」社会では,新奇な事物は上下ヒエラルキーの社会では排除されるのがオチだろう。日本人が従順なのは権威によるところが大である。最大の権威は天皇というか,世襲天皇制である。

Facebook のような真っ黒な創業者が成功するような事業を歓迎するような資本主義社会になるにはどうしたらいいか。日本は腹黒なホリエモンを反社会的として,資本市場から締め出してしまった。放送,通信そして文化も変えられるほどのカリスマ性があった。今ではそのライブドアが韓国資本の LINE とは実に皮肉である。

資本主義の強欲さをどこまで許容するか。どういうわけが,上場企業の過労死に関して日本人はとても甘い。万葉の頃から,ひたすら お上の暴虐に耐えてきた。唯一の反乱をキリシタンが主導したのは,これも因縁だろう。日本に英国のような階級がないのではなく,階級を自覚しないだけではなかろうか。幻想象徴天皇制は国家鎮護に最適しているものの,新時代 新体制にマッチするかどうか疑わしい。天下を否定できるかどうか。英国のホッブスがリバイアサンを出版したのは 1651 年であった。エリザベス1世が東インド会社を勅許している。イギリス人にしてみたら日本の会社員が農奴以下の過労死に至る状況はクレイジーにつきるだろう。キルケゴールが「死に至る病」を著したように,日本の過労死は現代世界に突出している。古代中世の南米では自ら命を捧げる文明があった。それくらいめずらしい。

新天皇の下,日本は過労社会をつきつめれば世界史的に偉業を成し遂げられるかもしれない。それを支えるのは土俗信仰の神道と「空気」だろう。どこまで日本の公教育が,従順なKYの子供を将来の
社員に育成できるか。日英の分岐は江戸期にあったが結論である。大統領制と日本のような議員内閣制のどちらが危機対処に強いか。グダグダな英国宰相を見る限り,議員内閣制はダメだな。

社畜に関して,もっともらしいが前提がおかしい意見が Blogos に載った。労働とは何かでボタンの掛け違いがある。富士通のような大企業労働者の給与は間接費で,欧米あるいは日本の中小企業のような直接費ではない。間接費だから,解雇も少ない。不作だからといって,封臣を解雇できなかった藩庁と同じである。富士通のリストラはいつも揉める。これは陰湿なパナに比べたら ましな社風だろう。私なら,20年も勤めさせていただいて感謝したい。いい会社だ。ただ当人のスキルが会社に必要ではなくなったか,外国人で済むようになったかだろう。私の経験だと,新鮮さをもってスキル習得に励めるのは3年程度である。5年もすれば,仕事自体に飽いてくる。今の時代,企業年金も怪しいものだ。ITだったら,3年でも長すぎるかもしれない。一つのプロジェクトが終ったら,転職するくらいがいいのかもしれない。ガチガチの封建社会の江戸期でも職人は渡り歩いたというか,そうせざるを得なかった。農家商家はあっても工家はない。収入も低く,妻帯もできないので子孫を残せず江戸で死んでいった。人口が増やせた明治 150 年が異様な時代だったのだ。都市労働者とは極端に言えば,清朝の「苦力」と同じ。リキシャがPCに変わっただけかもしれない。一方,英国の時計師は高収入,やがて姻戚を通じて上流層入りした。クロノメータの精度が航海の成否を左右したからだ。

中国人インド人プログラマは日本人の 1/10 の給与で働く。そんな仕事を選択するべきではなかったのだ。減俸降格を願い出て官需担当のSEを目指したらどうだろうと思ったが,そんな職種もなくなりつつあるのかな。私の所属していた組織では50代の機械工をプログラマにして雇用を維持していた。その代わり,若い外注プログラマは割りを食った。日本国の効率を考えたら,良策と思えない。あなたが失職して,インドの若い複数のプログラマの仕事が増え,インドの消費も伸び,ススキの車を購入してくれるかもしれない。かつては日本の労働者が合衆国の仕事を奪った。今度は日本が中国とインドにお返ししてもいいのではないか。実際問題として,今の産業構造のままなら,人口増加は日本の衰退どころか,かつての中国王朝のように崩壊してしまうだろう。日本は上手に間引きを行なえた数少ない封建社会だった。欧州は戦禍と飢餓が調節していた。しかも傭兵の略奪が酷く,農村は疲弊した。大都市江戸と商工業者が参事会員となる西欧の都市は似て非なるものだった。日本の幕藩体制は士農と工商の間に深い溝があった。大企業に勤めて,士農待遇を期待するのはどうかと思う。東大経済学部の助教授が,東大には序列があります。経済学部は末席ですと自虐的に言っていた。そもそもプログラマを目指す選択が志が低いのかもしれない。次善としてプログラマを使う職を目指す。大企業なら,入社は至難だが総務人事部門を希望する。東電の最エリートは総務出身である。

日産の西川は 1977 年に入社し,その後の20年の職歴は不明だ。日本の大企業は将来,幹部になるコースは決まっているので,その間下積みを続けたのかもしれない。私の所属した組織だと,役員に昇格する前,北米に転属させられていた。驚くような幹部の人事は全くといいほどなかった。

昭和天皇独白録に「東條人事」とある。首相執務室の別室に参謀本部と陸軍省の組織人事表を貼り出し,人事を練っていたらしい。世界最強最大の資本主義国 合衆国相手に戦争しているのに,意外な感じがした。日本は組織が大きくなれば なるほど この種の傾向があるようだ。当時のチャーチル,スターリン,ヒトラ,ルーズベルトはどうだったのだろう。ルーズベルトは机上に海軍将官名簿を常備していた。スターリンはやたら将軍を粛清した。チャーチルは対独戦の重点は航空戦とみなし,2人の RAF 将軍に全権委任した。ヒトラは国防軍の将軍懐柔に苦労していた。蒋介石は売官職していた。

東條は内閣改造しようと,岸に辞職をせまったが拒否されてしまった。改造は暗礁に乗り上げ,総辞職となった。この岸の行動が大いに活きた。開戦時の詔勅に副署しながら,反東條に回り後に先物を買ったと言われた。東條幕府と呼ばれながら,あっけないものだ。東條の政治力は陸軍と憲兵だけだった。民衆の支持はどうでもよかった。実際,都市住民は飢えていた。書類上は配給が順当になされている事になっていた。東條家では闇米を食していたのだろうか。お手伝いさんもいたから,憲兵隊が便宜を図っていたのかもしれない。当時,日本海軍は海戦する度に 300 機の航空機を損耗していた。
1943年度上半期航空機工場生産能率比較がある。 生産能率は(月産重量 / 総人員)で示され,三菱重工業12㎏,愛知航空機8.5㎏,日立航空機, 中島飛行機8.2㎏,九州航空機,川西航空機等2.5㎏である。
生産効率に酷い格差があった。前述のように日産の生産コストはトヨタの 1.5 倍である。トヨタ日産ともロシア ペテルブルグに組立工場を開設したが,トヨタは撤退した。ロシアの労使慣行は役所が介在し,日本だと構造汚職のようだ。海員組合のようなものかなとも思う。日産の西川はロジスティクスの専門家のようだ。工場の再編をするだろうか。思ったより,ルノーとの部品調達が進んでいないのではないか。クラウンとかセリカのビンテージが走っているけど,セドリックとかは見かけない。パーツのサプライチェーンに難があるのか,部品の共通化が下手なのか。

東條は革新官僚の牙城商工省を廃止して軍需省を設置した。財界出身の藤原銀次郎が大臣に就任し,2.5倍の航空機増産を目指した。海軍の造艦計画ほど酷くないにしても,最も必要な航空機生産が捗らなかった。どうも官給品だったエンジン,プロペラそして脚の支給が上手くいかなかった。プロペラ調速機と脚は住友が独占的に供給していた。特殊鋼生産に必要な支給されたレアメタルは横流しされた。指定軍需工場には陸海軍から派遣された監督官が駐在しているのに不思議なものだ。おそらく工場は二重帳簿をつけていたのだろう。直近の日産とか東芝と同じ粉飾まがいだろうか。レアメタルは何処へ消えたか。陸海軍のガソリン精製工場建設と人造石油プラント,さらに満州の製鉄をはじめとする巨大工場群であった。そのなかに鮎川のプラントもあった。極論すれば統制派の満州の夢のため,内地の航空機生産が犠牲になったのか。東海地震以前でも中島より生産効率が高かった三菱の効率が下がっていく。ドイツの戦闘機生産はうなぎ上りに増大したが,それ以上に増産に成功したのがソ連と合衆国だった。ドイツ防空戦の悲惨さが想像できる。日本の本土を空爆した B-29 の損耗率は B-17 の 1/10 以下である。ドイツの受けた投弾量に比べたら,日本は微々たるものである。満州がなければ,ソ連の大戦力が北海道に殺到した。現在の最前線は北海道,沖縄そして対馬である。どこまで侵攻されたら,停戦交渉が可能だろうか。空自は何日もつだろうか。中東戦争のようにゼロ日の可能性はどれだけあるか。空自が壊滅した後,どう戦うか。対馬駐留部隊はレンジャーだからゲリラ戦をする。北海道も同じか。500万人の道民をどう避難させるか。避難計画はどうなっているのだろう。満州の惨状が参考になるか。直近の欧州の場合だと,ユーゴとウクライナの民族紛争がある。英国はアイルランド問題に悩まされ続け,EU離脱問題もアイルランド関税問題に収斂しつつある。EU関税同盟が北アイルランド/アイルランド間にあるのか,海峡間なのか。貧しかったアイルランドは独立とEUのおかげで一人当たり GDP は8万ドルに近い。韓国もそれ位 豊かになれば反日がおさまるだろうか。日韓の間に海峡があって良かったと つくづく思う。米軍のいない沖縄を想うと,ぞっとする。ロシアは北方領土返還に,米軍進駐の懸念について言及した。米軍のいない北海道は簡単に侵攻されるだろう。北海道方面防備司令官は無防備都市宣言してくれるのだろうか。十勝山脈で何とか食い止めて,釧路は放棄するのだろうと思う。青函トンネル経由で榴弾砲とか軍用列車を仕立て,返りは避難民を輸送するのだろう。太平洋戦争末期の朝鮮と同じで,役人と自衛隊員の家族が優先される手筈になっているのかな。民間機の飛行禁止は早いだろうから,海路と鉄道しかない。

戦後,合衆国は日本の石油精製工場を解体して農業国にするつもりであった。朝鮮戦争が石油産業と自動車産業の育成をもたらした。アメリカ人の誰もが日本車が合衆国に溢れるなど,想像もできなかった。電子電機産業は日本の海外市場はあり得ない状態だ。官の保護支援がないと,存立しえない
自動車企業は売れるうちに売ったらどうだろうか。経産省の天下りを派遣して保護する意味がどれだけあるか。金融危機に破たんした証券銀行の天下りは日銀系と大蔵系と二分され,それなりに牽制効果があった。経産省の天下りは全ての産業を網羅している。せめてエネルギを分離して天下り利権を分割したらどうだろうか。円安で利益を稼ぎ出すのは,国民生活を圧迫して良くないだろう。従来産業の過保護と円安政策を改めるには,やはり合衆国による外圧しかないだろう。20世紀の国策遂行を止められない日本はどうしたらいいのだろう。中韓と同じ施策をして,到底勝てるとは思えない。日産は長州系がルーツでした。
バラッカー氏は3日、アイルランド議会に対し、関税や通関料はオンラインないし税務署で徴収できると述べ、合意なき離脱の場合も多くの検査は遠隔で実施できると語った。  だが、動物の検疫は「ずっと難しく」、獣医によって物理的に行うしか方法がないと述べている。  「そうした検疫は港で実施されるべきで、衛生基準と植物検疫基準についてはアイルランド島が島全体として扱われるべきだというのが我々の見解だ。しかし、それには英国の協力が必要になる」と語っている。
小国アイルランドは英国のEU離脱に関して,いいとこどり はないようだ。アイルランドも引きずられて,英仏海峡に関税の国境ができてしまう。小国の悲哀か。独立して,共和国になってもイングランドに振り回される現実がある。問題がこじれれば,合衆国が介入するのかな。

参考
2019/04/19

無能な働き者 一兵卒そして北大西洋横断模型飛行機

NHK がロシアのドローンを取り上げた。私が興味を持った頃は UAV と呼称されていた。きっかけは GPS によりバルサ製機体が北大西洋を横断したからだった。エンジンはラジコン用の日本ブランドのOSだった。
ロシアの有力紙イズベスチヤは8日、ロシア軍が、択捉島と国後島に駐留する無人航空機を運用する部隊に、新型の無人機「オルラン10」を配備することになったと伝えました。  「オルラン10」は、左右た翼の長さがおよそ3メートル、重さが14キロ前後の中型の無人機で、半径120キロ、高度5キロの圏内を連続14時間飛行できます。  夜でも撮影できる高性能のカメラを備え、平時は、主に監視や偵察の任務にあたるほか、有事には、爆弾を積んで爆撃に加わることも可能だということです。  ロシア軍は北方領土で4年前から小型の無人機などを運用してきましたが、ウクライナ東部の紛争やシリア内戦で、実戦にも投入された新型の「オルラン10」に更新することで、北方領土の周辺海域の監視能力を高めるねらいがあるものとみられます。 
14kg の機体を手投げできない。カタパルト発進だ。日本海軍は索敵に3座の水偵を使用していた。海自護衛艦の対潜水艦捜索ヘリがいまだに有人なのはわからない。ドイツ海軍の潜水艦はドローンを搭載している。兵器がアマチュア用であれ,使用に耐えれば問題がない。朝鮮李朝期の兵器は官僚が調達した支給品であった。日本の武士の兵器は自前である。日本刀には刀匠の銘が刻印されブランドであった。李朝の刀工は賤職であり,被差別民が鍛えていた。今でも,職人の社会的地位は日本以上に低い。海外ドラマ Lost を見ていて韓国漁師が賤職としった。セウオル号の船長の行動の遠因はこれで半分が説明がつく。韓国産兵器は安く国際競争力がある。官兵となった自衛隊の兵器も迷走している。自衛隊員は官僚が調達した支給品を使うだけである。明治以降の日本の軍隊は朝鮮化の歴史であった。

NASA が実施したアポロ計画のキモであるサターンロケットのオルガナイザはフォンブラウンだった。彼は荒唐無稽と思われたアマチュアの航空宇宙協会に入っていた。それが独陸軍の砲兵将校の目にとまり,最終的にA4ロケットを開発した。自動姿勢制御とポンプがキモだった。

一方,英国は布張り4発重爆に電波航法装置を搭載して,ドイツ都市を夜間爆撃で焼き払った。ドイツ科学技術館のホールにA4ロケット(V2弾道ミサイル)が展示してある。ドイツの誇りである。しかし,この兵器は勝利に貢献しなかった。核兵器の運搬手段として真の兵器になった。中露ではドイツの伝統を受け継ぎ,戦略ミサイル部隊は今でも砲兵の一部である。若い頃 神学生だったスターリンは砲兵は陸戦の神であると言っている。ウクライナとの領土紛争では,ロシアの長距離砲が勝利し東部2州をもぎ取った。空爆せずとも,ウクライナ系住民を追い出せた。ウクライナは自走砲とかの軍需工場を抱えていたのにも関わらず不思議なものだ。製造と運用スキルは別物なのだろう。日本がハイテク兵器を製造できるからと言っても,自衛隊が上手に運用できるとは限らない。特に工兵,砲兵と輜重はプアだろう。米陸軍工兵は河川護岸工事に出動し,陸士最優秀が工兵に配属となる。平時は土木設計と工事に従事する。古代ローマ兵がそうだった。

陸軍戦車工廠は五大湖と南部に分かれており,常時戦車を工廠間を鉄道輸送しなければならない。リスクを考え,工廠を集中させない。日本には立派な標準軌道の新幹線があるのに戦車輸送訓練を見た事がない。戦車は移動させて活きる兵器である。北海道からすみやかに九州まで移動できないのなら,陸自の怠慢である。ドイツは数少ない重戦車(親衛隊)を鉄道によりソ連東部戦線,イタリア戦線そしてノルマンジの対西部前線と使いまわした。

日本陸軍は1次大戦でドイツの青島を落とすのに火力で圧倒したのにもかかわらず,そのご歩兵中心の白兵突撃に回帰した。その代表がガ島戦とインパール戦である。

これは現代ジョークの類だと思うが,「無能な働き者」という言葉がある。よく働くけれども組織に害をもたらす存在らしい。戦争に間に合ってもさして効果のなかったドイツのロケット兵器。凡庸であるが故に優れた司令官だったアイゼンハワーは2次大戦勝利に貢献した兵器として,バズーカとジープをあげた。海軍びいきだったルーズベルトが生きていたら,何とコメントしたか。日本軍も原爆研究に着手したが,歩兵の対戦車火器には大して関心も示さなかったようだ。ドイツはレーダ兵器と歩兵携行対戦車火器製造のための技師まで派遣してくれたのだが。何か変な軍隊だった。仮想敵のソ連と中立条約を結んで,対中米に徹したのが間違いだった。今では尖閣沖縄を心配しなければならないほど,中国は強大になった。かつての合衆国海軍の急膨張と現代中国空軍の拡大を重ねてみる必要があるだろう。現代軍用機の航続距離とミサイルの性能を鑑みれば,海自の戦力はマイナス効果だ。見掛け倒しの幻だ。しいて役立つのは潜水艦部隊だろう。それもブンカがないのだから,真珠湾のように急襲されたら壊滅は目にみえている。福岡と南京が互いに戦闘機が往復できる距離に位置している。空母など東シナ海の狭さでは格好の目標になる。海自戦力が空自と陸自の予算を食っている。海自艦艇を守るのも空自の任務だ。どうみても過重だ。戦艦大和あるいはビスマルクのように,航空優勢のない海域に出撃するのか。伊藤整一のように司令官は最高の叙勲(1974年)になるかもしれないが。「道理」に反した命令に抗命できる司令官が評価される精神風土が醸成される時代は永遠に来ないのか。江戸期以来の水戸神学の否定ができれば,過労死もなくなる。なくなりそうもない。クレヨンしんちゃんが,○○係長は死んでもペンを離しませんでした。

日本海軍の無能な働き者は特攻兵器の開発に邁進した。特攻兵器「桜花」部隊を連合艦隊司令官豊田,海軍大臣米内そして軍令部総長永野が視察し,多分訓示もしたのかもしれない。戦後,桜花隊の司令は鉄道自殺をした。小泉純一郎らは特攻を激賞している。戦中,昭和天皇は特攻をよくやったと,お褒めの言葉を残している。何か,最大の無能な働き者は昭和天皇だったのではないか。直近だと,財務省の文書抹消と改ざんを指示した佐川だろう。出会い系バーに通っていた文科省事務次官の方がまともにみえるから不思議だ。

無数のドローンが日本の中枢施設を襲う時代,高価な有人の F35 で防空ができると考える不思議さ。F35 はどうみても時代錯誤だろう。アップルの製造工場みたいなところで,チープだが大量のドローンを製造して日本に向けて飛ばす。トランプが一時期,日韓の核兵器保有容認発言をしたように,やはり,核兵器が抑止として最もパフォーマンスが良さそうだ。ドイツはフランスの核共同運用提案を断り,合衆国の核兵器を採用していた。日本もドイツにならい,とりあえず F35 に搭載する巡航ミサイルに合衆国製核兵器を採用したらどうだ。断られる可能性の方が高いか。

相手に脅威,恐怖を与えられなかったら,それはおもちゃの軍隊である。しかし,湧き出てくる無用な働き者をどうしようもないとしたら,武装しない方がいいのかもしれないとも思う。

オルランのエンジンを検索したが出てこない。アマチュア用のジェットエンジンの燃焼効率がとんでもなく悪い。それでもアイドルでも 50000 rpm に達する。大したものだ。中国はもう既にドローン用ターボファンエンジンはできているのだろうか。中国の事だから,ビジネス精神旺盛な企業なら3Dプリンタで作成済みとも思う。航空用タービン動翼は実に美しい形状をしている。UAV ドローン は高価な航空兵器の垣根を低くした。市場さえあれば,小企業でも参入できる。それとも小火器のようになるだろうか。小火器も何処でも造れるが,ごく少数のメーカが世界市場を支配している。空自の F35 が墜ちた。これもドローンなら安価に済む兵器である。F35 は 8.3t の燃料を搭載する。B-29 は5tほどだった。いざとなったら,ジェット燃料を基地に輸送しなければならない。ローリおよびタンク車を確保しておかなければならないのだが,3.11 に自衛隊補給能力のプアが露呈した。日本の軍事官僚は何を整備してきたのだろうか。太平洋戦争の反省はなかったのだろう。軍隊の名称が変わっただけか。思考様式は戦前のままというか,そうでないと昇進できない。燃料不足で出撃できない F35 が続出する事態そして帰還できない特攻が始まるのかな。自衛隊整備は外国人顧問に任せるべきだったかと思う。有事対応は到底無理か。その前に戒厳布告なしに,どうやって我々を避難させるつもりなのだろうか。避難計画はおそらくないのだろう。しっかり徴用だけはするようだ。旧軍はチョウヨウ,チョウヨウと酷い扱いをした。当時,徴用=朝鮮人 だった。今は朝鮮人がいなので我々がチョウヨウとならざるを得ない。それでも韓国が軍事行動を起こせば,在日朝鮮人に踏み絵を突き付けられるメリットがある。

あなたの祖国はどちらかと。独仏戦争そして1次大戦ではユダヤ人は祖国を選ばらざるを得なかった。朝鮮人が自らをユダヤ族に重ね合わせている。やっかいな隣人だ。北鮮は後,何年持つだろうか。韓国の反日運動というか歴史の改ざんが酷い。やはり,韓国にプレッシャを掛けられるような軍事力は必要だろう。大英帝国が清をアヘン漬けにしても開き直っているように,朝鮮総督府のモルヒネ(ヘロイン)漬けを英国を真似しただけだと開き直ったとしても,合衆国の福音派はどうみるだろうか。小泉純一郎のように,「人生いろいろ、会社もいろいろ」 国もいろいろと日本は言えるだろうか。ドイツはなかなかそう言わない。日本人とわかると,ドイツ人(男)は次はイタリア抜きでやろうと必ずといっていいほど語り掛けてきた。日独両国は復興して特に日本は豊かになったけど,ドイツにはわだかまりがあるようだ。朝鮮に対しては,目くじらをたてず,黙ってドイツのように腹蔵するのがいいだろう。大事と小事の区別を明らかにする。朝鮮は小事である。大事は中国と合衆国だ。

日本は世界主要ターボチャージャー4社のうち2社を占める。大気圏外を飛翔する弾道ミサイルエンジンなら中国に敗けるが,巡航ミサイル用を量産するなら,日本が有利だ。F35 が搭載する巡航ミサイルも合衆国産に決まった。護衛艦搭載のガスタービンエンジンもGEライセンスだし,兵器のエンジンは外国産に限る方針なのだろうか。

かつて ガスタービンの動翼材料を研究している京大教授にヒアリングしたら,国内タービンメーカは国内の材料研究に見向きもしないと言っていた。国内ライセンスだと,電力会社,海自のユーザだったら 確かに見劣りするのかもしれない。私も自分の乗っている飛行機のエンジンが京大ライセンスのタービン動翼だとしたら怖い。

その点,ドローンだったら関係がない。原発も合衆国エネルギ省が SMR の製造認証に対して4千万ドル補助金を出した。我が国は核兵器どころか,求められるリスク保証のため既設原発の改修 稼働延長もままならない。特攻礼賛者の小泉純一郎が反原発の中心にいる。郵政民営化の構造改革の功績も何か台無しだ。江戸期の藩主は40代で隠居した。老害が目立つな。

統一地方選の結果,東大卒の老いた元官僚知事が目立つ。無能な働き者にならないだけでもましとも思える。政治家は選挙で我々が選ぶ建前になっている。佐川のような官僚が出ないようにするには,官僚の定年制を廃止して老官僚にまかせたらどうだろうか。頭がボケていて,戦争になったら太平洋戦争のような間違いを犯すから,老兵ばかりにして戦争をできなくする。老参謀とか老官僚はいいかもしれない。体力がないから,過剰な超勤もなくなる。無能な働き者をなくすための定年延長だ。元官僚の老知事は日本政治の知恵かなと思う。

実務はAIがすればいい。3.11 の時,英明な経産官僚が出した東北への灯油問題処方箋はA4一枚の通達だった。平安期の官符と何が違うのだろう。自分たちで運送計画するという発想は全くなかったようだ。官僚組織とは不思議な組織である。陸自が野外に灯油を集積したら,消防庁が法規に反しているとクレームをつけた。これも消防庁が老人ばかりならOKが出ていたかもしれない。米軍が本土上陸するに至っても戒厳布告をしないと決定していた無責任官僚達である。その系譜は続く。国民の災難はどうしようもない。経産省を合衆国のように商工省とエネルギ省に分離解体した方がいいのではないか。わが市の中学校は酷暑でも,予算がないのでエアコンを使用できない。一方,電気文明を拒絶し,豊かさには程遠い合衆国のアーミッシュの学校にエアコンが取り付けられている。やはり人間性の違いにお金は関係がないようだ。軍用機があっても燃料がない。考え方もずいぶん違う。電気洗濯機を許容するアーミッシュもいるようだ。

それとも,逆年功序列にするかだ。欧米の政治家がそれに近い。昔から,老いた王は嫌われていた。騎乗できなくなったら王失格だった。日本でも頼朝は落馬の後遺症が元で死んだ。江戸期の藩主は格式に沿って駕籠になった。落馬が怖かったからだろう。本来,武者だった者が駕籠に乗る。不思議な武士達だった。彦根藩主の駕籠が襲われた事件では,藩主を身を挺して護衛した者は少数だった。藩主の首を取られたけど,彦根藩の恥辱について幕閣はなかった事にした。佐川と同じ構図だろうか。江戸期,奥の不祥事が幕政混乱の元となった事案がいくつかあった。森かけも宰相妻の風変わりな学校への肩入れが発端だった。つくづく政治原理は変わらないと思う。

彦根藩主が人力の駕籠を止めて乗馬で登城していたら,日本史は変わったかもしれない。騎馬の利点は素早く撤退できる点にあった。陸軍参謀本部(総長は東條)は農民兵の発想で占領した数十の島々にやたら兵を駐兵させたが,米軍は数か所を占拠するのみで沖縄に殺到した。彼も無能な働き者だろう。フィリッピンに拘ったマッカーサのおかげで対日戦が長引き,原爆投下と朝鮮の分割も生じた。日本の戦死者の3/4は敗戦半年前である。日本砲兵は軍馬を失い,人力牽引で比島戦を戦った。人力移動命令を発する方もおかしいけど,受領した方も異議を唱えないのがいかにも日本的である。佐川の改ざん事件では地方役人の自殺者も出ている。日本軍の構造組織問題と同じだと思わないか。これは未来永劫なくならない。精神の問題だからだ。あの共産中国でも,民衆が引き出す「道理」を無視できない。日本にはこの道理すらない。レミングよろしく集団自殺するしかない。

しかし,軍部を悪者にして日本崩壊の危機を救ったのが昭和天皇とする聖断伝説を企図した陸軍大佐は大したものだ。藤原鎌足にも匹敵するかもしれない。
『ヴェノナ』文書により、米国のルーズベルト政権ですら、200人以上のソ連のスパイないし協力者がいたことが判明したが、防諜が弱かった日本でも、総力戦体制の中でソ連の浸透が進んでいた。ソ連を頼り、和平を委ねたのは、日本を共産主義国家へ転換する周到な工作だったとも考えられる
右翼思想と左翼思想が親和性が高い。両者にないものは「自由」である。ナチスは国家社会主義ドイツ労働者党を名乗った。日本の最大政党は自由民主党を名乗っている。安倍政権による憲法改正の話を最近 聞かなくなった。自民党結党時,現在より国会議席シェアは大きかったのに驚いた。なかなか憲法改正をできないような憲法を甘受したのが良くなかったのだろう。安倍の憲法改正はポーズに過ぎないとわかった。昭和天皇聖断,将軍慶喜の大政奉還とか知恵者がいた。老いた安倍は ますます日本的指導者として相応しい。老いた首相と若い天皇の組み合わせがベストだ。幕府は幕閣を大老,老中,若年寄と命名した。西欧だと,顧問とかアドバイザに老人はいない。老人だと老化で適切に助言できないからだ。無能な働き者を排除するには,老人のアドバイザリボードが日本に向いている。日産のスナールは65歳だ。老いた指導者は無茶をしないだろう。例外はある。鈴木貫太郎は77歳だった。安倍晋三はもうボケ始めているだろうけど,まだ64歳だ。都合が悪くなったら石原元都知事のように「忘れた」で日本は不問となる。安倍はまだ10年以上首相を務められるだろうと思う。何とかして創価学会も取り込めば,悲願の憲法改正も可能になる。しかし彼の憲法改正は方便だったのか。そうとうの曲者だ。気になって池田大作の動向を検索したら死亡している可能性すらある。密葬を済ませて既に死亡しているのかもしれないらしい。家康が秀吉より長命だっただけで徳川政権ができた。
健康不安説が絶えない創価学会の池田大作氏について、週刊新潮が報じている 
8年も公の場に出ておらず、池田氏が執筆者とされる小説の連載も終わった 
一部の幹部を除き、創価学会員ですら生の姿を見た者はいないという
ルノー擁するフランス政府は SGI をカルト指定している。フランス諜報部とか CIA の方が情報を握っているだろう。どこの国でも指導者の健康状況は最重要事項だ。最近,トランプがイラン革命防衛隊をテロ団体と認定したのと大差がない。両国ともキリスト教国なので,異教徒に手厳しいのは仕方がないにしても,世界の核保有国の宗教は啓典宗教,ヒンズー教そして道教のいづれかである。自民党の宗教は神道で公明党は創価学会である。創価学会が穢れとかの卑賤の思想を受容すれば,日本政治の翼賛は成功する。換言すれば,創価学会が日本聖性として天皇を認めるかどうかだ。

大日本帝国ハ万世一系ノ天皇之ヲ統治ス
天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、日本国民の至高の総意に基く

私は日本国民だけれども,自らを統治している実感がない。しかし天皇でもないようだ。やはり「空気」なのだろうか。私の指導教授が生きるか死ぬかの病気もしくは臭いメシを食うと悟りが開けると言っていた。安倍の祖父 岸は一時期戦犯容疑で収監されていた。自由党と民主党が合同したときの衆院議席数をいまだに超えていない。自公を合わせれば,67% を占める。自公による改憲発義はいつになるだろうか。参考末尾の資料を読むと,安倍政権は「日本会議」と「創価学会」を過大評価するマスコミの煽りに便乗しているだけなのかもしれないとも思う。安倍がどこまで天皇の権威を利用して,創価学会を取り込み憲法改正に持ち込めるか。経済が好調で円が強くなればなるほど,改憲政治運動は低調になるジレンマがある。

反原発を煽る小泉純一郎の行動の方が改憲に結実するのではなかろうか。情に訴え,日本の「まごころ」を前面に出せば可能かな。それには中国の台頭と脅威が欠かせない。中国のドローンの性能数量とも日本を凌駕しているかな。自動車産業で培った生産技術で大量ドローン,巡航ミサイルを生産すれば一時的に中国の抑止になるかもしれない。しかし,安倍政権はそんな選択も止めた。確かに改憲しても中国の台頭が鎮まるわけでもない。ただ,戦前のように動員徴用されて報国せねば,非国民とされて日本人の恐怖である「ムラハチ」に遭う。ムラハチには右翼も左翼も関係がない。安倍の祖父岸は「無能な働き者」としての反省がなかった。統治する立場にあった佐川にしても同様だろう。

ドイツの哲学者ハイデガーの弟子にして愛人であったハンナアーレントはユダヤ系のせいか,合衆国に帰化,後にアイヒマンの裁判を傍聴して,任務を忠実に実行したアイヒマンの良心を描いている。「悪」の問題が横たわっている。この問題を深く考えた哲学神学者にキルケゴールがいる。絶対神のいない日本では考えられない命題である。高校生の頃,原罪について読んだが全く意味不明であった。一方まともな西欧人なら皮膚感覚で染みついている。ヒトラ2.0と揶揄されるトランプでも福音派に配慮して拝む。西欧の拝むとは自分の罪について悔い改めるのと同等である。

三島由紀夫の作品に「憂国」がある。外人からみれば退廃的エログロの作品である。主人公は腹切りに至る。映画だと掛け軸に至誠とある。確かにカトリックでは殉教者は聖人として崇められる。4大福音書はイエスが殉教に至るまでの報告書である。旧約は読み方にもよるが,私には暴虐「悪」のレポートに思える。宗教は禁忌と聖別(貴賤)から生まれたから当たり前でもある。

大学生になって,アドニス祭を知った。中東にあった古代奇習である。男の若者が選ばれ1年間,したい放題の享楽を行なった後,犠牲として捧げられる。イエスの復活はこの異教の焼き直しとも言えるかもしれない。中東では荒唐無稽でもなかった。ユダヤ教義の方が当時,奇妙な習俗と思われていただろうと思う。洪秀全 文鮮明が土着信仰とキリスト教を混交したように,神道とキリスト教の混交はできないのだろうか。江戸期,天皇は仏教に帰依していたし,可能なのではなかろうか。セラピー癒しを中心に布教すれば,結構流行りそうだが,Wiki を見る限り望薄だ。天皇自身が老化で引退するようでは,やはり無理なのだろうか。現人神が疲弊する。復活再生を望んでいる訳でもないので,若返りを唱える命の泉あたりがいいかもしれない。この種の新興宗教は神道と創価学会に到底 拮抗できない。結局,日本人の宗教生活はこの両者につきて政治も日本会議を主体とする自民党と創価学会の公明党は座りがいい。

かつての民主党,希望の党かが霧散したのは宗教的基盤が皆無だったからだ。他人を信頼できる仕組みが宗教である。宗教が政治とマネーを生んだとも言える。日本の地代が銭に変わったのは何と明治以降である。ノルマンの征服王ウィリアムと腹違いの司教がイングランドで徴収したのは貨幣だった。近くにマネーが流通していたシナがありながら,マネーの使用に踏み切らなかった。権門の力不足だったのかもしれない。天皇が商工業者を保護しながらも,銭が普及しなかった。銭には利子が付きもので自然金利で資産が増えた。マネーを徴収して独占的に流通させるには権威と権力(軍事力)が必要だったが,天皇に直属軍はなかった。昭和の統帥権独立にしても,天皇の直隷により軍部が軍事行動していたとは到底 思えない。未熟な日本の宗教と未熟な資本主義が奇怪な靖国精神を生んだとも言えそうだ。Wiki を読んで自裁した三島が律儀に国民年金を納めていたと知って,日本を憂いた志士にしては実に小市民的で驚いた。小泉純一郎は納めていなかった。

自民党の特定郵便局の利権はなくなり,その代わり公明党の利権が伸びているのだろうと思う。政治権力に利権はつきものである。衰微していく日本のなかで,理髪店組合,農協が目に見えて勢いがなくなっている。薬局は既に姿を消した。次は病院と塾だろうか。これらはそれなりに許認可とかスキルがないと,糧が得られない職業だった。合衆国だと農民を除けば,これらは主にマイノリティもしくは移民が従事する職業ばかりである。農業にしても農園労働者は移民で成り立っている。

厳しい労働環境で知られる Amazon.com は不法移民労働ではなくとも,いくらでも自国の置換労働者がいる現実がある。トランプの支持層でもある。米軍最下級兵は移民とマイノリティで成り立っている。東洋経済が非正規雇用と院卒採用ランキングを出した。見事に合衆国経済の後追いしている。合衆国をウォッチングしていれば大勢を見誤る事はないだろう。経済ビジネスそして軍事理論は普遍的だ。ただし,政治だけはどうにもならない。合衆国の福音派をみても,日本の神道 創価学会と殆ど無関係,比較しようがない。

検索しても,超小型ターボファンエンジンが引っかからない。

しかし Amazon は凄いな。システムを外注するのではなく,コア技術を持っている会社を買収して囲い込み,そして外販する。楽天とかファーストリテイリングが児戯にみえる。かつてのGEのように事業永続に有利なのだろう。ファーストリテイリングに未来はない。コピー可能事業だからだ。小僧寿しと大した違いがないだろう。しかもどちらもブラックだ。創業者自体がブラックなのではなかろうか。楽天は通信事業とクラウドと金融を融合できなければ成長できないけど,規制と利権の壁をどう突破するのか。かつてのリクルートのように金をばらまくか。天下りが一人もいない稀有な大会社だ。

宗教理論は成り立たないにしても,心理学は普遍的かもしれない。お茶大の心理学教授にヒアリングしたら,ソニーは販売戦略に卒業生を常に雇用していたそうだ。某社に至っては大脳の「情動」研究に多額の委託費を出してくれた。不安と恐怖がビジネスになるかもしれないと考えていたわけだ。大会社が政治と宗教分野に進出する時代に巡り合わせた。もう少し身の処し方を真剣に考えて行動していればと後悔している。みすみすビジネス機会を失った。その後老いて,家人が海外ドラマ フリンジをレンタルしてきて,時代に合っていたのだと確信した。私の感性が鈍かった。題記の分類だと,無能な怠け者に相当するだろう。連絡将校もマネージャに失格とされたから,下級兵士相当だ。

そう言えば,小沢一郎も一兵卒をしきりに力説していたと慰める。

嫌な隣人だが,過度のナショナリズム,昔は国粋主義と言っていたは,やはり良くない。マスメディアと自民党(清和会)に踊らされるのは止めよう。歴史的には尊王攘夷による大政奉還と王政復古がどうだったか。週に一日の安息日を享受できない社会は狂っている。韓国は全世界のメモリと液晶を 80% 製造するかもしれないが,ラインに組み込まれている労働者は幸せかどうか。電子産業の量産競争に敗けて良かったと思いたい。円高を歓迎しよう。安い米台韓中の電子部品を使いこなせればいい。

Blogos が自衛隊の航空エンジン開発を記事にした。戦艦長門陸奥を想起させた。サターンロケットエンジンは軍事に役に立たないのと少し似ているかな。巨大戦闘機で国民を安心させられるとしたら,戦前の長門陸奥信奉と何が違うのだろう。レーダを無力化するのに手っ取り早いのは小型エンジン搭載の UAV である。米露が何故戦闘機用巨大出力エンジンを開発しないのか,素人にもわかりそうなものだが戦艦大和を建造した日本なら仕方がないか。このプロジェクトも東大人脈だろうか。このエンジンが熟成した頃は,多分 無用の長物だろう。説明を読んでも,GE のやっている事と何が優れているのかよくわからない。担当者は IHI に天下りできるのだろうか。UAV の RCS は簡単に縮小するだろう。

燃費については何も触れていない。余り良くないのかもしれない。競作は良くないと,IHI 指名の正当性を強調している。戦前の中島一択の「誉」ハ40 を連想してしまう。陸海決戦機用の共同エンジン開発に何と,B案がなかった。三菱のエンジンは排除された。それだけ中島の政治力が強かったのか。当時,中島は日本最大の航空機メーカだった。

この成果報道をみて平和でよかったとつくづく思う。アフタバーナ云々の高出力はベトナム戦争までの格闘戦,あるいは対空ミサイル回避のための急機動だったけど,F35 F22 でも主眼は高速巡航だろう。開発思想が少しズレているのかもしれない。それとも,昔の爆戦,陸自直協の戦闘爆撃機を目指しているのだろうか。1基いくらになるのだろう。どんなコンセプトの戦闘機が発表されるのか楽しみだ。2次大戦時,イタリアは複葉戦闘機を投入した。英国は対独空軍を優先して,独海軍主敵の艦攻は複葉機だった。予算枠をどう配分するか。主敵の脅威にどう対処するか。日韓の F35 が戦闘したらどうなるのか。AWACS と地上のレーダサイトがどこまで支援できるか。日韓ともに高空なら相手領土内までよく見えている。超低空を飛来する韓国製長距離巡航ミサイルにやられる一方のような気がする。海自が韓国海軍に優越していても,いかほどの意味があるのか。日本は原発を忌避しているので備蓄燃料がなくなったら電力はなくなる。韓国には原発がある。電力事情で日本は敗ける。原発を稼働させないなら,韓国に譲歩するしかないだろう。対馬の割譲か。おそらく合衆国の福音派は歓迎するだろう。2次大戦時初期,ソ連空軍戦闘機は圧倒的に独空軍に不利だったが,空冷の性能の良いエンジンが出てきて,独空軍に拮抗し,ついには Lavochkin が圧倒した。ソ連の冶金が実を結んだ。日本の冶金ではエンジンの鋳物がうまく出来なかった。

日本の自動車用鋳物はトヨタを除けば,型設計は全て外注である。小さな会社が鋳型を製作加工している。韓国は関心を示さないけど,中国自動車会社が研修生を多く派遣していた。日産とルノーの金属技術を比較したら,ルノーの方が上等だろう。電池自動車が花咲かないと,ルノーにとり日産は高い買い物になる。売れるうちに日参は自ら身売りした方がいいのではないか。三菱のターボ技術は重工が三菱自工に渡さなかった。元は戦中,三菱航空機が開発したのに親会社とはそういうものか。太平洋戦争中,日本のエンジンが余りにもショボいので,合衆国陸軍航空隊は B-24 と P-38 のターボを取り外してしまった。成層圏を長時間巡航できる軍用機を送り出せたのは合衆国だけであった。IHI がGEと P&W を凌駕出来て実に喜ばしい。さて,どこの国が採用してくれるか。大和と同じ運命だろう。

OSは 1936 年創業,社員60名の会社である。かつては北米西欧向け模型飛行機マニアで食べていた会社だ。中国が台頭してきた現在はどうなのだろうか。創業者の偉いのは国内に市場はないのに参入した事だろうか。アイデアと創意工夫そして商才があれば,世界市場が広がる。

セブンイレブンが少し変調だ。CEOが全加盟店の店主の顔を覚えられる規模ではないだろう。日本海軍だと駆逐艦が限度だった。しかも駆逐艦長は車引きとも呼ばれていた。米海軍は度重なる衝突事件の責任を在日海軍トップに転化して勇退させた。艦長は軍法訴追を免れたが,おそらく除隊だろう。日本の財務省は佐川を穏便処分とした。今後 財務省の規律は弛緩するだろう。規律正しかった日本陸軍が暴走し出すのが満州事変だった。拍手大喝采のなかで,政府軍は処罰できなかった一面もあった。綱紀紊乱は亡国の兆しだ。

森かけ騒動に類する事案として,李朝清朝末期の公私混同が思い起こされる。時の皇帝国王でもない姻戚者が官費を横領,革新派官僚を弾圧もした。東アジア諸国で国が乱れる原因は女がらみが多い。家人が眠りながら,ONしていたTV番組がフィリッピンのマルコス大統領夫人イメルダについてだった。我が宰相令夫人は財務官僚忖度のきっかけになった。蒋介石国民党総統 令室宋美齢は合衆国で夫より人気があった。中国人を迫害する日本人というイメージづくりに成功して,キリスト教倫理観にいろどられた まさかの人道に対する罪で戦犯は裁かれた。独裁者毛沢東の夫人だった江青女史もいたと思い出す。継嗣がゴタゴタになると,女が暗闘し,世が乱れた。日本だと持統帝,院令室。将軍義政令室に至っては,戦国の世を産み出した。山口組でも姉御が跡目争いの火種となった。ファンタジードラマ Game of Thrones を見ている。王妃の息子が全て絶え,外戚で権力を振るっていた父も死に,ついに彼女自身が女王に就いた。日本の持統帝のようだ。彼女は民が苦しむので行幸を控えてはどうかという臣下の助言には耳を貸さず,熊野詣を繰り返した。

現在,G7 2箇国のリーダが女性である。Game of Thrones は女王デナーリスとサーセイの対決である。仏大統領マクロンの影が薄い。次期仏大統領は極右女党首ルペンだろうか。女は右脳と左脳をつなぐ脳幹が太く並列処理が得意である。東アジアでは女指導者が成功しないとすれば,最悪の江青ではなく宋美齢を夫人にしているような指導者を見出すのも必要かもしれない。いままで お付き合いさせていただいた方々でも,夫人は殆ど知らない。ビジネスマンとして失格だった。

籠池順子夫人とキャロルゴーン夫人をみていると,普通の男は女に大きく左右されるのがわかる。トヨタ自動車ではお家騒動を聞いたことがない。姻戚関係はどうなっているのかな。朝鮮の王家,財閥でゴタゴタが多いのはわかる。朝鮮支配層は中国からコピーした男系宗族が中心で,女は死ぬまでというか死んでも外戚でしかない。Amazon 製作配給の「高い城の男」をみていたら,昔の皇太子妃美智子をモデルとした皇太子妃が皇太子に助言する場面があった。大日本帝国の天皇をマペットと見なさない誤った認識が架空の世界とはいえ,日本人には珍妙にみえる。ミシェルなくしてオバマ大統領はあり得なかった。しかし,昭和天皇が軍を督戦していた事実を知り,合衆国の認識が正しかったのかも知れないと思うようになった。昭和天皇はニューギニアとインパールでの攻勢はどうかと統帥に意見を述べていた。告白録にもその記述がある。Wiki によれば,昭和天皇の皇后の母系は島津である。平成天皇の皇后は平民出身である。日本では氏素性が大切である。首相になるには3代くらい続いた政治家の家系でないと難しい。本来,政党は氏素性は良くなくとも,有能な政治家を選抜するための組織である。ヒトラーは伍長に過ぎなかったけど,ナチスの党首となりそしてドイツの首相になった。日本でも建前としては可能なのだが,あり得ない。

ある京都の経営者が京都出身政治家の剛腕野中について酷評していた。彼曰く,彼は市長知事になれないから,国会議員に転じたと言う。白足袋に相手にされないとも言っていた。白足袋とは京都を牛耳る権門層である。野中広務の妻が気になり,検索しても出てこない。Wiki によれば島根出身のようだ。五木の小説「風の王国」を思い出した。五木はサンガ伝説を下地に妄想して作品仕立てた。中世では鋳物師,木地師のネットワークが巡り張られ各地を移動した。島根と丹波はつながっていた。幕藩体制が彼らを卑賤身分に落とした。農民を良民とし支配するためである。野中が官房長官,自民党幹事長になっている。血筋が物言う日本の政治では異様である。階級社会の英国では1階級上昇するのに3世代要すると言われる。姻戚を通じて上がっていく。合衆国では何と,1代で大統領になってしまう。大統領になったからと言って,名族になるわけでもない。

友人が京都の金融事情について教えてくれた。京都の町金が全国区になり,資本関係経営者を刷新して東京に進出し,今では東南アジアでファイナンスしている。昔,武富士というサラ金があった。何故富士なのか。山岳信仰と銭との関係は比較的新しく子供の頃,母から教わった新田義貞の故事が記憶に残った。刀剣を捧げた。滋賀から富士山が見えるという。マニアがカシミールを使用して探索する。昔の富士山は噴煙を上げていた。縄文人は良く知っていただろうと思う。明治の日本海軍は戦艦に「富士」を命名した。その後,重巡に山名が命名された。弥生期に水稲栽培のため,河口に居住した日本人だけれども,山信奉は残った。航洋軍艦に「山」を命名したのは日本くらいではなかろうか。

ヒトラは山荘を愛好した。合衆国大統領の保養施設キャンプ・デービッドも山荘ながら,海軍施設だった。山中の施設を海軍が管理している。東京を焼き払ったルメイ将軍が中国奥地に海軍施設があり,どのような経緯でそうなったのか わからいと自著に記している。ゴルバチョフは黒海沿岸で保養中に軟禁された。我が首相の別荘は箱根である。ひさしぶりに新聞の首相動向をみたら,ナベツネ及び読売社長と日本料理を会食していた。家人にその話をしたら,ナベツネの死亡説があるから,払拭するためだろうと言う。今更ながら,清和会と読売グループの距離の近さを感じさせる。

2019/04/05

株取引に不向きな事務処理能力

エーザイの空売り設定を見過ごした。3/22(金)に Bloomberg が「ストップ安気配」と配信したのだから,設定を土日の間に余裕をもって設定しなければならなかった。

現在のジョブ処理に追われ,株取引ネタの判断を誤った。老化で大脳がマルチタスクを受けつけなくなったようだ。できる事は齢とともに少なくなっていく。株取引は諦めようと思う。
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言い訳がましいけど,日本株式の株価が下がらない理由の一つに日銀による ETF 買い入れがある。残高16兆円である。国家予算の 10% を超える異常さである。東京の好景気は日銀のバラまきに支えられている。上場会社の本社は大半が東京だ。個人年収の 15% を株式投資に振り向けるのは当然なのだろうか。ETF.png

スウェーデン中央銀行は世界で初めてマイナス金利を導入した先進国である。コミュニティチャリティの精神がない日本の土壌で,スウェーデン型の組合主義が果たして根付くだろうか。まさか私の生きている間に,日本経済が崩壊するかもしれない可能性を考えなければならないとは。このまま放置していれば,貿易収支は悪化して円安になり長期金利が上がり出す。政府は税収の穴埋めにインフレ政策を採る。

国策事業
せめて廃炉経費を浮かすために,原発を再稼働したらどうだろう。スイス住民は東電と同じ BWR ながら廃炉費を捻出するために直接選挙で稼働延長を決めた。労苦を避け,楽するためである。日本はこれから何を売って,油を買えばいいのだろうか。自由貿易だと,賃金が中国の労務費と均衡するまで下がるのはやむを得ないか。しかし,1ドル \150 になっても,賃金収入は増加しないだろうと思う。

大手電機だと三洋とパイオニアが脱落した。NEC も官需で残るくらいだろう。次に衰退するのは自動車産業だろうか。毎日の記事によると,日産の西川がゴーンにルノーアライアンスに中国企業を加える提案をゴーンにしていたようだ。ゴーンは否定的だったのだろうか。日産が生き残るにはルノーより中国企業と組むのは良い選択だと思う。日産の一台当たりの営業利益はトヨタの半分以下しかない。売れるうちに身売りするのは妥当だろう。

マネーと企業の関係はわかっているようで よくわからない。「信用」がマネーを増やすからだ。バブルの時代を想起すれば,これは当たっている。MMT が脚光を浴びている。デフレの証だろう。国家管理の究極の貨幣理論と仮想通貨のせめぎ合いが始まりそうだ。仮想通貨の勃興は MMT を葬り去るのではないか。国家が通貨発行権を手離すとも思えないが,たとえば円が瓦解するとしたら国民はあっというまに仮想通貨に乗り換えるだろう。国家がどうやって仮想通貨を規制するか,現代中国あるいは戦前の経済体制に戻るしかないだろう。合衆国もファシズム諸国も総力戦体制による統制だった。

現代資本主義ではドルが基軸通貨として生き残った。エネルギを支配したからだ。中国の挑戦がどうなるか。エネルギ供給が成長律速となる。かつて日本が追い込められたように中国はならないのではなかろうか。原発とロシアとのパイプラインが中国安全保障のキモだ。日本は寒いな。ファイナンス以前に,高エネルギ価格はより日本を貧困化する。安倍政権はエネルギー政策の抜本改革をできなかった。そのつけは真綿で首を締めるように効いてくるだろう。官僚国家のフランスは原発重視を堅持しているのだが。

ポピュリズムがファシズムに転化するのもそんな遠くでもないだろう。後,数回国政選挙をやれば,野党勢力はなくなるだろうと思う。昭和翼賛体制の再来である。リーダは進次郎だろう。新元号に「令」が含まれるのは新統制時代にマッチしていると思う。

中国の水不足問題は国家事業である。
 供水安全の保障。「南水北調(南方の水を北方に送る)」プロジェクト東・中ライン第1期工事が開通し、その供水量は累計180億立方メートル、受益人口は1億人を超える。青海省の「引大済湟調水総水路(湟水からの水引き込み)」や甘粛省「紅崖山ダム拡張工事」などのプロジェクトもすでに完成。また、安徽省の「引江済淮」、雲南省の「滇中引水」、貴州省の貴州黄家湾などの重大水調整プロジェクトと重点水源プロジェクトの建設が加速し、新規の供水能力は230億立方メートルを超えた。重大水利プロジェクト172件が全て完成すれば、年間供水能力は新たに821億立方メートル増え、その量は杭州西湖5700個余りに相当する。
連邦国家の合衆国諸州は水資源を確保する国家土木事業は不可能である。日本は30年掛けても新幹線建設が終らない。多分,50年以上掛けても原発廃炉はできないだろう。仕掛工事として,その経費が電力託送費から支出される。終る事のない廃炉プロジェクトの職もいいかもしれない。

住宅地に張り巡らされた農業用水溝に通水される季節になってきた。水田が宅地に変わったからだ。その住宅も世代交代で空き家が目立つようになった。最寄駅から徒歩30分以上になると,驚くような低価格でも売れない。ここ数年の地価上昇はデフレ下では実質バブルだったのだ。といっても日本は土地資本主義なので地価が下落すると,経済が成り立たない。農地工場跡地が緑化事業として予算が費やされるのだろう。英国の「囲い込み」のような農地改革は不可能だろう。資本側は金があっても投資しないし,投資するにしても海外の方が利益率が高いからムダな内国投資はしない。日本生産にこだわるトヨタでも投資の中心は合衆国だ。おそらく日本での投資額の半分で合衆国で工場建設が可能だろう。

日本人はおそらく日本語を話し始めた頃から,農地耕作権を争ってきた(倭国大乱)。その耕作水利権が価値を失いつつある有史来の異様な時代が始まりつつある。国民を統制下に留めておくには,また鎖国するしかないだろう。英国のEU離脱は参考になる。天皇を中心とした鎖国もいいかもしれない。

グローバル企業のトヨタとかは合衆国とか中国に拠点を移すだろう。日本に自由民権は身の丈に合わなかった。これは中国にも言える。統制国同士でつり合いとり,とりあえず朝鮮を懐柔したらどうだろうか。

英国がゴールデンエイジに向かうエリザベス1世の時代に,徳川政権は鎖国を選択した。その後,英国は奴隷交易による三角貿易で資本を蓄積して産業資本主義へと離陸した。日本の1500兆円の資産は国債と老齢化で食いつぶす。中国のように仮想通貨も規制して,円が海外逃避できないようにすれば,百年位なんとかなるだろう。戦乱の終った元和演武以降の新田開発で,その後200年平和を享受できた日本だ。同じ頃,耕作からはじきだされた英農奴は新産業そして新大陸へとあふれ出るしかなかった。英国の状況を自国の歴史と重ね合わせて診る視点が必要だろう。「自由」とは何なのか。1776 年に出版された「国富論」を読まないといけないな。中国の発展をみると,官僚による国家統制も満更でもない。

和魂洋才と洋務運動の正否の違いは何か。これも英国の視点からみると明らかだ。英国が求めたのは「自由交易」ではなく,税関業務委託だった。インドで成功した手法だ。合衆国はその危険性を日本に教えてくれた。その態度も日本が日露戦争に勝利すると変わった(ワシントン海軍軍縮体制)。その戦時外債を完済したのは第二次世界大戦後の高度成長期であった。戦争は高くつく。戦争をマネジメントできるのは英国くらいである。その英国も合衆国への支払いでポンドは底をついた。

軍事および科学技術の分野においで米中におくれをとっても,才覚を働かせれば欧州中小国のようにしのげる。TPP が締結できて実に良かったと思う。メキシコとカナダを大切にするというか,他国と比べ優遇すべきだろう。遠い回り道かもしれないが,中韓の牽制にもなる。とりわけカナダは多くの中韓移民を受け入れている。カナダ国民も政府も日本のアプローチを歓迎するだろう。

合衆国はしきりに中国を挑発している。中国もベネズエラに肩入れしている。尖閣紛争に火が付くのは案外,合衆国にとり好都合かもしれない。日本は合衆国産兵器がないと戦争できない。その隙に乗じて,韓国は対馬侵攻で日帝36年の恨みを果たせるだろう。合衆国は日中の領土紛争に介入しないと再三宣言しているし,韓国はキリスト教国である。韓国の十字軍運動に合衆国民は否定しないだろう。日本人は韓国人と異なり異教徒である。天皇をみれば自明である。このようなリスクを考えたら,原発稼働による事故リスクは無視できるだろう。

中国が中東産原油を必要としなくなったら,国威発揚と台湾への示威として尖閣での武力発動するのではなかろうか。対馬と沖縄を失陥するくらいで済めばいいだろうと思うしかない。両島民をいかに本土に引き揚げさせるかが重要だ。国際価格50万円の機関銃を500万円で調達している自衛隊は いくら防衛費をかけてもザルである。金がかかり過ぎて実戦どころか,訓練もままならない。とにかく原発を回そう。

日本が合衆国との真の同盟国になるには,天皇がキリスト教に改宗でもしない限り無理だろう。米海兵が沖縄を去るサインを中国は正しく認識している。わからないのは沖縄県民とは何という皮肉だろう。琉球時代に戻るのか。ペリー提督は沖縄を経由して来航した。沖縄の重要性を最も認識していたのは中国でも日本でもなく合衆国だった。その合衆国が沖縄を不要と言い出しているのだ。沖縄返還は国策として間違いだったか。海外基地の治安防衛を担うの米海兵の主たる任務である。横須賀同様,沖縄米軍基地防衛を自衛隊が担うのか。

Foreign Affairs が尖閣について,中国は29の航空海軍基地が使用できるのに日米は4箇所のみと指摘している。米軍は航空優勢のないエリアで行動しない。ラバウル空襲,ハルゼーの東シナ海侵入にしても おそるおそるだった。横須賀の米空母が無力化されたら,米軍はハワイまで撤退するだろう。停泊中の空母を襲うのは高速弾道ミサイルもしくは巡航ミサイルで簡単だ。しかしながら,日本にはその報復手段がない。尖閣は割譲するしかないと思う。軍用機の行動半径が増大し,ミサイル精度が上がった現在では空母は時代遅れの兵器だ。石油がまたしても途絶して,日本は干上がる。

昭和天皇の叡慮は後醍醐帝並みに優れていたようだ。楠正成と新田義貞の憤死と特攻がダブル。やはり,天皇は忖度のしようがない幼帝に限ると思う。昭和天皇自身が督戦をしていたとは知らなかった。大阪南部には巨大な陵がある。その代表は仁徳天皇陵だ。小学校でならった炊煙云々はイカサマで暴君だったのだろうか。その前方後円墳は東遷して陸奥出羽まで達した。灌漑排水の土木工事と墳墓建設は双対だったのかもしれない。宗教と国家土木事業は不可分なのだろう。沖縄の米軍基地建設も神主が祝詞をあげるのだろうか。昭和天皇陵竣工式は三権の長が出席して,一切合切の経費が 100 億円だった。太平洋戦争を指導した天皇にしては過少のような気がする。後醍醐帝と同じく亡国の君だから,そんなものだろうか。工事に26億円だから,葬儀費(事務人件費)が74億円だった。

西欧の神はイエス以来,降臨しておらず,パウロに語り掛けたぐらいで言葉を全く発しないのがいい。喋る現人神は危機に際して昭和天皇を見る限り,いいとは到底思えない。英議会庶民院は国王の干渉を嫌い,国王が議会に来ると,庶民院は扉を閉止する。英王は貴族院のみでお言葉を伝える。衆議院の開会式をみると,天皇は議員よりはるかに偉い。昭和天皇はかつて軍縮を断行した宇垣に辞めたらどうだと言われたそうだ。その点,大正天皇は優れていたし大正デモクラシーの時代でもあった。時代の趨勢に応じ,天皇は変貌する神だ。ファッショが再来したら国民をまた鼓舞するのだろう。その契機を案出するのが軍事官僚の務めか。戦前は満州事変と 2.26 が契機だった。幕末は桜田門外の変と大政奉還だった。毎日新聞の書籍広告に刺激的な挿絵を伴った三島本が掲載された。時代だなとつくづく感じいった。令和維新か。

参考