2018/08/17

携帯電話と農産業行政

NECとエリクソン
NEC の不振が止まらない。縮小再生産の繰り返しだ。携帯電話事業も手放した。その携帯電話の輸入金額は肉の輸入金額のおよそ倍である。肉類は輸入金額の約1%だ。記事によれば今頃,金融工学に力を入れている。というより,SMBC のレベルが酷すぎるのだろう。SMBC は金融商品を開発するのではなく,それを売る商業銀行だからだ。魅力あるファンドは日々,金融商品を開発しそれは市場で利回りという形で評価ランキング付けされている。顧客の新規発掘としても,データマイニングとして古い枯れたテーマだ。盛られた記事だな。

考えてみれば,NEC のオリジナル商品って何だろう。PC98 にしても搭載したのは MSDOS だし,CPU はインテル互換チップだった。社史をみると,国内初が多い。海外の技術を導入したのだろう。その成果が半導体世界一にも上り詰めたが,そのビジネスモデルは今では足かせになってエルピーダとルネサスになっている。ともに半ばフランスのような官営工場である。戦前のような官需依存の会社に戻るのだろう。NEC が北海道陸自第2師団に納めた歩兵用ヘッドセットは地面に伏せると通信困難になるらしい。律儀に電波法を遵守したのだろうか。時価総額ランキングをみると187 位だった。「世界の電機メーカーの時価総額・業績の変遷」のアニメーションが実に分かりやすい。日本発の新興電機情報が一社もない。その中で NEC だけが逆に動いて売上高が減少していく。NEC より巨大な三洋電機は忽然とチャートから姿を消す。NEC はジリ貧ながら,安定しているように見えるが,エリクソンとノキアの変わり身までは達していないだろう。新指導者が牽引して事業形態を変革していく企業とできない縮小再生産ループに入り込んだ企業。自己変革はなかなか難しい。衆議一致だからだろうか。西欧はキリスト教の中に古代イスラエルの申命革命,パウロの脱ユダヤ教革命そして宗教改革が内包している。日本は武士の台頭とともに宗教の覚醒があったのだが,西欧のような自己救済を求める宗教とはならなかった。祖先崇拝の葬式仏教となって現代に至る。

日本は会議により太平洋戦争の決断をし,終戦の決断も首相は多数決に加わらず,ご聖断を仰いだ指導者不在の国だ。議会の改憲勢力が 80% なのに改憲のスケジュールを提示できない日本の指導者。意思決定が成員の損得バランスと空気に左右されるのだろう。日本経済の消長は古い NEC の動向をみればわかるかもしれない。  

食肉市場規模とガソリン
農水省の見通しによれば,2024 年の牛肉豚肉の輸入伸び率はゼロである。TPP11 は農水省がイニシアティブをとったのだろうか。

地方の生活は車がないと,成り立たない。ガソリン価格が上昇気味だ。下図は近年のガソリン価格推移だ。老いて山地に住むのは足を考えたら,リスクは高いかな。家人の同意を得られそうにもない。
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ガソリンは必需品でインフレが昂進する国ではその通貨の価値指標にもなる。戦中および終戦直後の日本では,ガソリンがあればありとあらゆる物が手に入った。いわばインフレ通貨の代替品になった。そして冷戦時代の共産圏通貨は西側にとり紙切れも同然だったから,ソ連中共との交易はバータ取引(物々交換)だった。関税は管理貿易のための魔法の杖だ。トランプ大統領がその杖を振り回している。米中の貿易依存度が高まる一方だからだ。日本はいつの間にかガソリン輸入大国になっていた。戦前と同じである。日本は石油およびガソリン輸入を合衆国に依存しながら,挑んだ。その戦争計画を立案したのが岸らの革新官僚と東條らの軍事官僚だった。

通貨が弱ければ,軍事力で補う。これはスパルタから大日本帝国そして現代ロシアまで普遍である。弱体化している西側諸国では軍事費の増大が求められている。日本の防衛費増大は理に適っている。しかし,日本は合衆国と異なり,国家予算の配分を策定するのは議会ではなくお役人である。配分を変更すると,省庁の既得権益となって元に戻せない。日本農業は補助金漬けである。これは合衆国にも言える。農業を保護しないのは西側では英国くらいだろう。

2013 年の全世界の肉類輸入金額は 1,117 億ドルだった。日本,中国,ドイツ,英国,ロシア,イタリア,合衆国,フランス,オランダ,サウジアラビアの順である。中国を除いて人口の多い豊かな国ばかりだ。農業とりわけ畜産業は CO2 の大きな発生源である。

超高額の学費で知られる有産階級の子弟が通う全寮制英パブリックスクールでは,かつて肉料理は週に一度だけであった。多分,ローストビーフだろう。私のような老人でも週に2回は肉を食べる。はっきり言って,魚よりおいしい。レバントで農業が発達してから,肉食は贅沢とされてきた。中世貴族は自領猟場の鹿肉,農奴は冬季に豚肉を食した。

燔祭は古代ユダヤ族のみならず,普通だったのだろう。イスラエルの神ヤーウェは犠牲獣の焼く臭いを香しいと聖書で述べている。犠牲獣の肉を食するのは聖職者のみに限られていた。病気を罹患したり瑕疵のある羊は汚れており清浄な羊を捧げなければならなかった。パレスチナ人は今でも,聖句を唱えながら羊の喉をかき切る。中国人は豚のお頭を供物にする。日本人はいつから家畜を供えなくなったのだろうか。宮中の獣食は平安期まではあった。天皇の葬式代にも困窮した室町期に獣食を止めたのだろうか。古代の蘇我氏は一般に渡来系とされるが,書紀によれば鹿肉を食べていたし,草履を履かず,ブーツだったのだろうか。モンゴルの祭典をみれば,顔は日本人と同じだが皆ブーツである。日朝は草鞋文化である。中国華南の稲作文化が日本では主流になり,ブーツでの水田耕作は不適当だった。中国共産党の長征は草鞋を履いて西安に辿り着いた。華南の流民が華北に拠点を築いたのは極めて稀だろう。共産主義も一種の宗教だった。草鞋を履いて農作業する日本農民は今では皆無だろう。日本に羊および豚の飼養は江戸期,全く定着しなかったの何故だろう。日本兵も米がないと戦えなかった。太平洋戦争末期,対馬海峡と津軽海峡航路を米海軍に封鎖されて内地は大陸と北海道からの食糧移送が途絶えた。終戦直後,吉田首相は農林省の米備蓄は3日分とマッカーサに泣きついた。実はこれはウソで官僚の統計操作は当たり前だった。東アジア諸国の官僚不正は歴史そのものである。それでも日本は中韓よりはマシである。食糧危機にオーストラリアが米を援助してくれた。外地の日本兵が引き揚げ帰農すると,米生産は上昇した。信長が始めた兵農分離が,明治の国民皆兵政策により逆に日本農業が瓦解していたとは実に皮肉なものだ。当時の国民の半数が農業従事者だった時代と爺さん婆さんばかりでもコメの自給が可能になった現代日本。それでも農業人口の割合は合衆国の倍である。生産性が悪いのだろう。希少な人口を生産性の低い農業に振り向けるのはどうかと思う。それには補助金漬けの農政を改めなければいけないが,農水省の既得権はどうにもならない。
以下は各国の農業従事者人口の割合だ。
中国         36.7%
韓国           6.6%
オーストリア 5.2%
イタリア   3.8%
日本           3.7%
スイス   3.3%
フランス   2.9%
ドイツ   1.6%
アメリカ   1.6%
イギリス   1.2%
中国の高度経済成長はまだまだ続くかもしれない。それには合衆国との貿易戦争を何とかしなければならないだろう。合衆国中間選挙とトランプの再選が成るかどうか。ヒスパニック系の不法移民をどうするか。合衆国の移民問題が日本経済につながる。メキシコは TPP11 加盟国だ。日本も合衆国のように移民割当制を検討したらどうだ。ドイツが将来の労働力としてシリア難民を受け入れたようにヒスパニック系をより多く受け入れるのだ。合衆国の心証も良くなる。大陸より太平洋に目を向けよう。多くの出稼ぎブラジル人を送還したのはどうだったか。

室町期の天皇が困窮して,畿内からの献金もなく葬儀に困窮していた事実は記憶にとどめて置くべきだろう。天皇の存立は支配層の思惑により成り立っていた。治天の君が機能しなくなっても,江戸幕末になり軍事動員の大権は征夷大将軍から天皇に戻り,古代が復活した。この事実は日本は共和国ではなく,天皇官僚制の国である。北鮮と似たようなものだ。日本がまた徴兵制に戻るとしたら,国会の 2/3 を占める巨大与党,合衆国の意向により天皇が宣命を出すのだろうと思う。

生産緑地と山地
携帯電話は自由化されて NEC が没落した。畜産業に関わる人達は外圧から保護され,競争相手は国内だけである。日本はこれから衰退していくので,一層保護が蔓延するだろう。保有する土地が農地なら相続税対策に生産緑地がますます増えていくと思われる。京都は人口当たり日本一の生産緑地である。実際には農業生産をしていない都市農家が恩恵を受け,山地で畜産を営む農家が税金で苦しむ奇妙な事態が起きつつある。農民にも序列があり,都市近郊の稲作畑作が最優先されるのか。それでも畜産は肉の自由化はあり得ない。

家人が美味しいパンケーキを作ってくれた。出来立てに発酵バターとメープルシロップを多めにかけたら注意された。シロップは輸入品で高価らしい。発酵バターも九州産で高いのかな。パンケーキの原料となる小麦も政府が一括購入して製粉事業者に割り当てている。

それに引き換え,電子組み立て業は中国の技術がアップすると,製造メーカは下請けを中国に切り換えたので,国内事業者の廃業が相次いだ。繊維産業の場合のような装置買い上げもなかった。この製造装置が中古となって中国に流れ,さらに安価な中国産品が出回る。

合衆国農業と日中
合衆国農家は世襲とは限らないらしい。中国との貿易戦争のあおりで,早くも農家の資産価値が低下し始めた。具体的には農地とか農機だろう。ちなみに世界大恐慌は合衆国の農業不況が引き金となった。エコノミストは堅調な合衆国経済から,不況すら言及しない。
UScounty.jpg 上図は中国が貿易戦争に踏み切ったら,合衆国農業の影響を受けるカウンティを示したものだ。カウンティは合衆国民主主義の根本だ。日本は米中貿易戦争で漁夫の利とはならない。日本産品輸出額の1位と2位が両国だからだ。貿易戦争が激化すると,日本の輸出も伸びない。日本経済は下降するだろう。政府は円安誘導するはずだ。そのためにも,インフレにしなければならない。そうすると輸入する燃料はドル建てだから一層,値上がりする。円高は一時的なものだろう。しかし10年もすれば,自動車組立男子工確保も困難になり,女工の占める割合が増えるだろう。エンジンを含めた自動車部品の組立は女性の安価労働力なくしてあり得ない。それでも日本の自動車産業は合衆国に移転していくだろう。そうすれば,貿易黒字が簡単に赤字になる。既に滋賀の自動車部品製造業も国外に移転し,製造に携わっていたブラジル人男性はいなくなった。

トランプは過半数の選挙人を得た民主選挙で選ばれた大統領である。ヒトラーのナチ党も過半数には及ばなかったもの 43.6% の得票率を得て国民政権になった。トランプはかつてルーズベルトが第二次世界大戦へと国民を指導したように,貿易戦争へと導けるだろうか。この秋の11月中間選挙でその結果が出るだろう。

海運市況
日本の名だたるシンクタンクのエコノミストは合衆国経済が堅調に推移すると予測している。米中の貿易戦争で海運市況にその兆候が現れてくるだろう。要注意だ。
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日本は形式的に国債を特定市銀に売却後,買い戻すインチキ経済(これは山一の つかみ 補填と同じ)を続けている。経常収支の悪化と増税が同時進行になるかもしれない。合衆国副大統領が中国共産党のウイグル迫害について言及した。

市街地の地盤
それとも大震災だろうか。私の住んでいるところは地盤が良くない。ハザードマップによれば,地震速度がグリーンの倍である。縄文末期から稲作を始め,結果的に地震に弱い場所に日本人は住む事になった。もう農業の占める GDP の割合は微々たるものである。防災を考えて,台地に移転を考えたらどうだろうか。旧来の低地の再開発より安くなるのではないか。しかし,それでは地価が下がってしまう。3.11 の復興にしても,地価の減価を嫌って元のハザード地域に建設してしまった。日本人の低地志向は弥生期から不変だ。シオニズムが盛んになると,新エルサレムをアフリカに建設する案もあったが,結局旧エルサレム市街地を選択した。土地(農地)への拘りは遊牧民でもない限り,払拭するのは難しい。
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日本の地価一等地は元は湿地デルタ地帯とは考えさせられる。私は野洲川水系に住んでいる。日本の道路結節点は貧弱で何処へ行っても渋滞だ。とりわけ京都が酷い。古都奈良と京を結ぶ立派な道路は直ぐ廃れた。何故か,日本には馬車交通がなかったからだ。スイス オーストリアは日本より酷い山岳地だが,酷い渋滞がない。長い長い馬車の歴史と鉄道のせいだろう。鉄道は馬車道を置き換えただけだ。道路建設がへたくそだから,日本の鉄道建設工期も長い。日本のガスパイプラインの工期と建設費は笑うしかない。日本の道路建設が遅いのは長い間,平和で戦争がなかったからだ。古代ローマ軍は歩兵が工兵を兼ねていた。戦国期には築城技術が進んで短期に陣地構築できたのだが,明治になっても工兵は育たなかった。近代工兵は軍道,鉄道およびパイプライン建設が必須だ。陸自はどれもできない。学生時代,防大OBがいてソ連軍はパイプラインを敷設しながら進軍すると聞いてにわかに信じ難がったが,後に米陸軍もノルマンジーからフランス内陸部にパイプラインを敷設したと知った。枢軸国の兵站は米ソに比べると,稚拙だったようだ。米海軍は莫大な数の石油タンクを基地に建設した。サイパンの燃料タンクをみたら,日本海軍最大の航空基地鹿屋のタンクはないに等しい。陸上から全力出撃しても,反復攻撃ができない。しかもその総数は米機動部隊の 1/3 に過ぎない。日本海軍が 300 機の集中運用できたのは真珠湾の一回限りである。空母は3回航空機を送り出したら,航空燃料は尽きる。米海軍機動部隊は洋上補給して,65日間沖縄に留まった。それに地上戦近接の護衛空母部隊もいた。海軍主力戦闘機である紫電改は航続距離が短く沖縄海域では戦えない。沖縄航空戦は避けて,かつてのバトルオブブリテンのように迎撃に徹するべきだったのだろう。しかし,日本のレーダは敵機の高度がわからない。ドイツが測的レーダ技術を供与してくれたのに,本土防空に関心を示さなかった。本土防空は陸軍の所管だったのに,海軍ひきずられて陸軍までが沖縄航空特攻をやり始めた。北鮮の高高度からの弾道ミサイルより,極低空を飛翔する航空機の脅威の方が大きいのに防御する気運がまったくない。イスラエルはイラクのスカッドミサイルの挑発に乗らなかった。弾道ミサイルはペイロードが小さい。ドイツの弾道ミサイルV2は英国の布張り4発重爆ランカスタに敗けた。投弾量がお話にならない。地対地ミサイルは短距離限定である。核を搭載してこそ,長距離弾道弾の真価を発揮できる。今も昔も変な日本の軍隊だ。

モーセがヤーウェからシナイ山で神託を授かった神話のように,日本人も元来,山岳信仰だった。日本の聖地である延暦寺,金剛峯寺,日光東照宮は岩盤の山中にある。源平の厳島,八幡信仰は結局のところ主流派にはならなかったのか。東照宮のアイデアを出したのは大したものだ。江戸システムの骨格は綱吉の時代と言われているが,それに先がけて家光の時代に国家鎮護を考えて日光を選択した。それを水戸史学(皇統史観)が日本をおかしくした。バビロン捕囚から戻った古代ユダヤ人は山岳信仰は捨て,聖都エルサレムの再建建設に熱中した。ローマ帝国により,ヤーウェに約束されたエルサレムは滅ぼされ,ユダヤ人は帝国内の諸都市に離散した。ユダヤ教徒の発生である。今ではユダヤ原理主義者を除けば,抽象的にシオンの丘が想念としてあるだけだ。

毎日新聞によれば,オウムの処刑は新天皇即位後になるのを避けたためとあった。つくづく,日本は現人神の国と実感した次第だ。ポアと救済の関係については,後ほど触れてみたい。

経産省が自動車電池駆動化計画を発表した。しかし合衆国は年にパイプラインを 8300 km 建設している。充電のための電力は LNG だろう。高性能充電池はレアメタルを消費する。高温低温下の性能低下は克服されていない。合衆国産のシェールガスを生炊きする自動車の開発なら,余りにも簡単だし,電力業界のうま味もないのだろう。電力および電機業界救済のための電池自動車かな。シェールガス生炊き自動車が合衆国で普及しないのは,ガソリン精製販売が巨大産業だからだ。ロックフェラー等の大資本家を産み出した。それが今ではITだ。経産省は模倣する諸外国の産業政策がなくなり,迷走している感がある。愛媛の獣医師大新設が国策になった程だ。経産省のエネルギ利権は何とかならないのか。各省庁の賭博利権は国民がしなければ,それだけの話だけど,エネルギは全ての国民が必要だ。そのうち,電池耕運機,電池自転車を推進するのだろうか。合衆国のガソリン価格はガロン当たり $2.8 だ。1USガロンは約 3.8L だから大体,日本の半額である。そんな国がガソリン自動車を止めるだろうか。

経産省が狂ったというよりは,戦前,企画院商工省の頭のおかしな革新官僚が戦争計画を立案した遺伝子だろう。IQと経済合理性は何の関係もない。あるのは権力への意志だけである。日本の官僚はアヘン賭博を管理するようにエネルギをコントロールする。まあ,見事なまでのお役人国家だ。これはヤマト政権が鉄の交易を牛耳った時代からの伝統のような気がしてきた。

野村一強の終り
8月9日 8M 日経オプション + 日経 225mini の損益は野村の4億円の負けであった。一方クレディスイスは7億円の勝ちだ。直近,6箇月の日経オプションの損益もマイナスである。トップはドイツ証券の16億円,ビリはゴールドマンサックスの-30億円だそうだ。学生時代に聞きかじった株式市場は市場開放以前であったと思い出した。国内勢では大和証券だけがプラスだ。日経先物は巨大証券会社のゲームになっている。西欧中世諸国のパワーゲームみたいなものか。中世では常勝の列強など存在しなかった。日本の証券事業は銀行同様かなり政府の規制が残っているようだ。スイスオランダのような中小国が果敢に外国に投資できるのは内国資本取引を自由化しているからだろうか。外国企業の起債を引き受け,自らも外国投資ファンドを立ち上げる。自国民にも海外で起業している人も多いのだろうと思う。両国はプロテスタント国である。信用に何がしか宗教心が関係しているだろうか。我々の信用は担保なしではあり得ない。起業という面では,台中の人達の方が先行してしまったようだ。台湾の証券市場を調べてみるつもりだ。

参考

2018/07/20

株価と油価とファイル

負債と化すアパート建設
直近のデフレ状況が終りつつあるのか,金融商品のPRとかアパートマンション経営投資の広告がやたら多い。政府の言うように本当にデフレ脱却できたのだろうか。数年のスパンでみるとアベノミクスは成功したかに見えるが,戦後の株価指数をみるとまだのような気もする。実際は,野村総研の推測の方が正しく,我々世代の資産が30年後,零どころか負債を抱えてマイナスになる。
新設住宅着工戸数が減少しても、それを上回るスピードで世帯数の減少が見込まれるため、2033年の空き家数は2000万戸を突破、空き家率は30%を超えると予想している。
減少する総電力需要
日本はエネルギーの 90% 以上を輸入に依存している。多寡がしれていると思っていた太陽光発電が水力に匹敵するほどになっていた。有閑農地をエネファームに転換したせいだろうと思う。重電タービン会社の株価が振るわないのは当たり前か。東芝は模範としてきた世界最強ガスタービンメーカのGEがダウ銘柄から外された。株価は上がり続けてこそ,当たり前だが資本主義が持続する。

失われた20年とバブル期を含めた時代が私の経済人生であった。政府の出口戦略をどうするかが囁かれている。公的年金と日銀が株価を買い支えてきたからだ。国庫をカジノに投資するのはどうかと思うが,資本主義の総本家合衆国でも住宅公社破綻,リーマンブラザーズ破綻,自動車の BIG3 破綻危機に際して,公的資金を投入せざるを得なかった。

日本の株式時価総額ランキングは,どんな会社が人気があるのかわかる。これで十分だ。三菱UFJとキーエンスが同等である。日本電産とJR東海も同等である。キャノンと京セラは以前に比べると順位が下がった。私が社会人になった頃は新日本製鐵が君臨していたが,今では70位である。花形会社の栄枯盛衰は30年も経つと,ずいぶん変わる。

合衆国の NASDAQ と東証一部との違いを無視すれば,日本の上位ランキングにITが1社もない。これまで日本資本主義は合衆国の後を追いかけていた。USスチールを新日鉄,GEを東芝のようにだ。ITは石油産業同様,例外のようだ。日本のエネルギ産業が合衆国に牛耳られるように,ITもそうなるのだろう。これまでは石油産業が日本経済を牽引しなくても成長ができた。ITは知識産業である。
中国政府や企業はトップクラスのエンジニアや科学者、その他の熟練技術者(特に米国在住の中国系人材)を引きつけようとしている。主な標的となっているのが、大手IT企業や研究所、ベンチャー投資家が集まるシリコンバレーだ。
資源産業,自動車産業とは異質である。日本の識者が指摘するようにIT産業は虚業という見方もできる。しかし,株式市場そのものが虚業だろう。エネルギ関連だと50位以下に国際石油開発帝石と関電のみである。子供の頃は三井三菱の石炭産業が日本を牽引していた。日本が米海軍に封鎖されていても,北海道の石炭が東京の省電を動かしていた。その頃の東大生は計画停電のない省電に乗って自習していた。エネルギ産業の終焉が近い。生き残るのは実質国有化された東電くらいだろうか。

これまで経済成長と電力需要は正の相関があるとされていたが,直近の電力需要をみると減少気味である。人口減少と製造業の海外移転のためだろう。それでも+の成長だからアベノミクスは大したものか。しかし,これは国債増発による需要の先食いなのであって,出口戦略により成長は止まる可能性もある。現在,急速に高齢化が進んでいる。その高齢化率変化も 2040 年頃から鈍化する。しかし,増発された国債の償還を減少した生産人口でどうするか。やはり,インフレしかないのだろうと思う。30年後の円資産はやばいというか,価値がなくなる。その頃,黒田日銀総裁は死んでいない。
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電力はストックが効かないので,電力需要データを個人的に重要視してきた。電力需要がマイナスでも成長するのはやはり,アベノミクスはまやかしの可能性の方が高いだろう。大平洋戦争末期,政府がポツダム宣言受諾したのは青函連絡船が7月14,15日の空襲で壊滅したからだった。発電所貯炭場の北海道産石炭がなくなれば省電が止まる。米航空軍は意図的に発電所の空襲を避けていた。ひたすら民家を焼いていた。フィリッピン征服インディアン討伐と同じ感覚だろうか。合衆国の言い分は中国に代わる懲罰だ。聖書にはやたら罰せらるユダヤ族と敵が多い。

今後,電力需要はマイナスに推移し,今の不動産価格上昇は一時的なものだろうと思う。土地需要も減る一方である。ごく一部の大都市圏だけが地価の上昇が続くと思われる。20年後の地価推測では守山市はプラスで隣の野洲はマイナスである。守山市と大阪市を比較してどうかが肝心かなと思う。日本の住宅は30年経つと,マイナス評価になる。更地の方が資産が高いからである。雨後の竹の子ようにできたアパートをみると,30年後の資産価値は言うまでもないような気がする。時価総額ランキングにある関西企業はどうなるだろうか。これから,ランキング入りするような関西企業が生れるだろうか。戦前の時価総額一位は鐘紡だった。長浜には鐘紡の地名が残っている。天皇陛下の行幸もしくは皇太子殿下がカネボウを視察される事はない。直近だとヤンマーの研究所を訪問された。

株価上昇と新興産業
戦後の株価上昇は物価上昇込みである。
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原油価格は上昇の一途だと思っていたのが,物価を勘案したらオイルブームは石油の時代になっても,3回しかないのは意外であった。オイルシェールブームは終焉したのかもしれない。中国の成長が軟化して来たせいもある。それでも 1950-60 年代の倍の価格である。日本の電力源の 40% が LNG である。合衆国がシェールガスを輸出してくれる限り,それほど危惧する事もないのかもしれない。需要自体が減少する。米中貿易摩擦は新たな戦争の火種になりかねない。米ソ対立の時代には貿易問題はなかった。日本も対米貿易収支を考えたら,アベノミクスの円安誘導は為替操作と合衆国に認定されても 100% 白とは言えないのではないか。

日本経済が朝鮮戦争による特需で,とりわけ基幹産業が復活したのはよく知られている。ベトナム戦争で疲弊した合衆国は双子の赤字に苦しむようになり,米中和解がはかられ,今は米中貿易摩擦である。日本のガソリン価格が高止まりしているのに,海底油田を掘削する日本海洋掘削がこのゼロ金利時代に破綻した。世界有数の油田を有するベネズエラもデフォルトに近い。シェールガスの増産と中国市場の冷え込みが原油価格を下げ気味なのだろうか。つい最近まで $70 を超える勢いだったのにと思う。OPEC の価格統制もそう長続きしないかもしれない。それでは,なぜ国内ガソリン価格が上昇するのか。カルテルと為替のせいか。アベノミクスにより円安に振れ過ぎているのかもしれない。多かれ少なかれ大体 安倍のせいだとするのが共産党も含めた,一般国民感情である。実際のところは,安倍は大して何もしていない。何かしようとすると,役人がやらかすからしない方がいい。黒田日銀は詐欺に近い。次世代がそのつけを払う。アパート経営と同じである。

トランプ大統領は白人貧困層が主要支持基盤のせいか,新興ビジネス層と折り合いが余りよくない。それでも,下の写真のように Facebook, Alphabet,Amazon の面々と会議している。写真の反対側には Microsoft,Oracle がいるのだろうか。
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これらの会社の主戦場は政府のクラウド部門である。毎日新聞によれば,政府のシステムは改元による変更で大変な事らしい。1箇月かかるそうだ。政府の発注する1人月はいくらだろうか。半端な金額じゃないだろう。これを例えば Microsoft のクラウドなら明日にでも改元が可能だろう。しかし,これではお役人の仕事がなくなり(予算を獲得し使うのがお役人の最重要事項),困るのだろう。日経によれば,「法人の登記事項証明書は2019年の通常国会で各種手続きを省略可能にする法改正案を提出する」とある。あるネットから,法人登記事項証明書の提出を求められ,面倒になり止めた。e-Tax とか特許申請もデジタルも使い勝手が良くないし,料金は法外である。お役人によるお役人のためのお役所システムだ。まだ,それでもこのようなシステムは国民が面倒だったら使わないで済むが,軍事関係はそうもいかない。日本軍は暗号文の面倒なカナ漢字変換をしていた。幕末まで各藩の軍令書はカナ文だったのに退行していた。明治政府は律令政府の官符を真似た。武人から官人に移行した瞬間である。日本の躓きはここから始まった。

陸自の日報問題がそれに該当する。戦前は戦闘詳報と言って,後の作戦計画立案のための最重要情報だった。米海軍は Action Report と呼んでいた。簡明な英語で記述されている。戦争といっても棋譜の分析が大切な囲碁将棋と同じである。日本軍の戦略戦術は開戦から終戦までほとんど不変だった。ニミッツ提督は作戦を立てやすかったと自著で述べている。はるか遠くのガダルカナル戦域と沖縄戦域でも同じ補給兵站のやり方だったそうだ。ORとは,補給処が一か所増えるごとにどれだけの在庫が必要になるか,リードタイムがいかほどになるか計算する実学であった。参謀本部も軍令部も日露戦争当時よりも,戦費は桁違いであったにも関わらずこの概念に乏しかった。
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それでは何故,日本軍は日露戦争を継承発展できなかったのだろうか。ひとつにアーカイブの問題があるのではなかろうか。西欧で最も有名なのはバチカンの古文書館である。古代にはアレキサンダー大王が建設したアレキサンドリアに大図書館があった。プログラミングでもそのままライブラリと呼んでいる。私はライブラリを設計するスキルがない。知の集積である。スコラ学の知の体系とユダヤのゲマラの体系が相まって,全書的にプロジェクト(物事)を進められる。多分,アメリカ人が満州経営に参画していたら,満州に埋蔵されていた大慶勝利油田を見逃したりはしなかっただろうと思う。その場しのぎの現場に全てを押し付ける手法は確かに得意だ。NHK の番組にプロジェクトXがあった。カタカナ語のプロジェクトと Project は日米では,かなり意味合いが異なるようだ。

陸自の現場が日報を作成していたのは,税金を使っていたから報告書を作成したのだろうか。後のためだろう。砲声を聞き,硝煙を嗅ぎ日報を作成する。偵察行動も実施していただろう。財務省は森かけ騒動では,膨大な綴りを廃棄したと国会で述べた。前局長は廃棄したと43回,虚偽答弁したそうだ。ドイツは戦争に負けても,膨大な戦争資料を残した。いまだに政府による絶滅計画は立証されていない。公文書が一通もないのだ。日本政府は徴用工も慰安婦資料も,ありとあらゆる戦争資料が内務省の一課長の通達により拡大解釈し廃棄した。民間が設計した軍用機の図面ですら,民間が忖度して廃棄した。

日本軍の戦闘詳報は難しい漢語が並んでいる。今だと,ワープロで漢字変換しながらの作成だろう。日本戦国期の歴史を垣間見るに,バテレンがイエズス会本庁に送った通信文が役立っている。当時の日本語は7母音であった事が裏付けられている。まあ,バイキングの襲来を年代記に記録したアイルランドの修道士にしても,暇だったのだろう。しかし,その暇を何に費やすか。ギリシャ語ではアレテーと称され哲学の始まりになった。Google の検索語を集積して広告と結び付けるアイデアは素晴らしかった。私のいた研究室の助手がデジタル博物館を後に提唱したらしい。彼のグループが輪講に出す文献はポインタのオンパレードだった。当時の私はハードの知識は何も分からなかったのでチンプンカンプンだった。中年になって,ポインタが単なるアドレスに過ぎないと分かった次第だ。クラウドといっても根幹技術は紐づけだろう。陸自の日報すら紐づけできていないというか,インデックスがないのだろう。この辺りは朝鮮人とか台湾人の方が優れているのではないか。何やら,反古をどう取り扱うのか,公文書を議論する以前の問題のような気がする。

インデックスは無理としても,とりあえず社保庁のように廃棄せず,とりあえず埼玉の倉庫に残したように何らかの手立てだけでもする必要があるのではないだろうか。廃棄するのは後でいい。私の測定バイナリデータもデータベース化する目途が立った。プログラム自体がどうなろうと後方互換性を気にせず,測定結果を復元できるようになった。お役所がやたら,公文書を廃棄したがるのは何故だろう。戦国期にフロイスが書いたイエズス会のための報告書が,日本中世史とか信長研究に役立ったりする。アフリカでのつまらない軍事日報でも,後の日中紛争に役に立つかもしれない。

ちなみに,幕末に来寇したペリー代将は綱吉時代に執筆されたケンペルの著作を参照していた。大平洋戦争前,合衆国政府の委嘱により日本人を分析した「菊と刀」の著者はフィールドワークを行わず,文献調査から日本人の特性を露にした。幕末の二宮尊徳は異人は農地がないのでやってくるのだろうと断じていた。何故か,中曽根康弘が二宮尊徳本の推薦文を書いている。何かしら,予備知識のない真っ白な状態を日本人は尊ぶようだ。「知識」を侮る気風が日本陸海軍どころか,今でも日本中に満ちている。とにかくやってみなはれの精神だ。そんな精神で太平洋戦争を始めたのか。後世,何が役に立つかわからない。私はしょうもないけど,ここ数年ファイル化に苦労してきた。ファイルは N88 BASIC にもそのままファイルと記載されていた。

北鮮を訪問し,国務長官の歩いて移動中の写真をみると,フォルダを手にしている。私が入所した組織では綴り紐がまだ使われていた。今では使わなくなり,コクヨの200本綴りをやっと30年掛けて消費した。フォルダもキャビネットも恐らく合衆国の発明である。とじ紐で文書を保存していたが,図面だけは立派なキャビネットがあった。終戦直後,艦政本部の技術将校が気になり,図庫に入ったら戦艦大和の図面がなくなっていたという。廃棄命令はなかったそうだ。彼の話だと図庫の管理は厳重を極めていたそうだ。文才があれば,小説になりそうだ。徴用工慰安婦の履歴も残せないくらいだから,図面は全くの屑扱いだろう。死海文書を発見したベドウィンは薪の火種用として燃やしていた。設計していて,この構造はあれが参考になると設計者なら分かる。気になるところを工夫したり,それが発明にもなる。北鮮のミサイルもソ連のスカッドが米本土まで届くようになり,命中必界も向上したのだろう。これも知の集積である。源田実に世界の3バカと称された戦艦大和だが,注排水システムの防御欠陥が後の護衛艦設計に役立ったかもしれない。

現代英軍艦水兵は防炎帽と防炎手袋をはめて,電子化された指揮所からキーボードを操作する。海自は漢字変換して指令を伝えているのだろうか。日本海軍が英国に戦艦金剛の発注を最後に,自国設計切換えて以来,長門陸奥の集大成まで数十年要した。中国が日本ドイツフランスにそれぞれ高速列車を発注して,即輸出に転じた。川重がやらかした新幹線台車のコ型フレームは中国産だとどうなっているのだろうか。鉄道は馬車の延長である。それ故,欧州標準軌道はローマ馬車の軸間距離と同じである。

毎日新聞の書評「馬・車輪・言語」によれば,病院の語源であるホスピタルのホスピタリティは遊牧民の伝統であり,印欧語の特徴だそうだ。キリスト教文化が背景かと思っていたのが,さらに遡る。これは驚きだ。このホスピタリティは日本には全くない概念である。これと「馬車」社会が繋がっていたとはまさに驚異だ。大平洋戦争とは単に東洋と西欧の戦いではなかった。極東の和族と印欧語の遊牧民との末裔との戦いでもあったのか。

フォルダは便利で,欠かせない。こんなしょうもない物もアメリカさんの発明か。日本は何を発明工夫しただろうか。エイズの汚染拡大の温床となった白血病血液製剤の郡司ファイルは厚労省の地下倉庫にあった。倉庫といっても写真のような状態だ。
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大ガスにはXファイルとか捜査物ドラマに出てくるような保管専用の立派な紙箱があった。上の写真をみると,厚労省はシニア官庁ではないと納得する。年金の取り扱いが雑と言うより,組織の由来からして歪んでいた。当時の報道写真をみるととじ紐ではなく,コクヨファイルであった記憶がある。関わった課長は東大医学部教授に転じた。当該薬剤製造会社のミドリ十字は 731 部隊ゆかりの医師が創設に関わったのも因縁か。エイズ禍が表沙汰になる前,中研の所員からミドリ十字の醜聞を聞いて本当かなとも思っていたら,事実だった。

戦前の日本陸海軍にはファイルがなかったので綴り紐を使用して通信文書とかを綴っていたようだ。日本のお役所は公文書にインデクスをつけて保管する習慣がない。廃棄が前提だからだろう。国鉄には文書課があった。大企業がそれなりに文書の保管に気を使っているのに官僚は無関心で不思議で仕方がない。一日,何故か考えてみた。大企業はそれなりに組織で行動するが,先の内閣府の醜聞にあるように高級官僚は属人的に行動する。首相秘書官とか陸軍参謀本部参謀がそうなのであろう。日本が核武装すれば,核のボタンは首相ではなく秘書官が実質的に判断するのだろうか。これも困る。

図庫
日本海軍艦政本部の図庫も,上記のような乱雑な状態だったのかもしれない。整然とした書庫はハリウッド映画の見過ぎか。軍関係に限らず,合衆国はあらゆる公文書保管のアーカイブに予算を費やしている。公私の区別がはっきりしているのだろう。合衆国の研究員になると1冊の実験ノートというかファイルを渡される。これに業務の全てを記述するよう契約に盛り込まれている。このノートは私物ではなく,研究所の知的所有物である。勝手に廃棄改ざん持ち出したりすると,契約違反である。だから,在任中にドラフトでもいいから公開研究に発表できないと,成果はゼロになる。日本だとデータを自宅とか別の職場に持ち込んで論文作成とか当たり前であった。特許のアイデアをノートに記載してしまったら,それでもうアウトである。他の研究所で活かせない。

日本では電気泳動法画像の改ざんが後を絶たない。合衆国ではどうしているのだろう。評価セクションを別にするのか,それとも画像化以降処理を報告者と別にするのか。疑い深いアメリカ人の事だから研究員を正直にする工夫をしているのだろう。京大 IPS 不正研究スキャンダルを知って,任期任用だけではないような気がする。大手製薬会社の研究開発のように職務の細分化が避けられないのだろうと思う。電気泳動実務を別の非研究職に担当させる。簡単な実験だけどスキルが必要だ。国家プロジェクトと大学教授の趣味みたいな実験は異なる。

原爆開発のクローブス将軍とアポロ計画のブラウン博士を思い出す。NIH のガン征圧プロジェクトは失敗した。これらの全てのファイルは公開されていないだろう。その場しのぎの日本のやり方はもう巨大プロジェクトでは通用しないのではないか。考え方を変えないとダメなような気がする。日本海軍のレーダ開発失敗の歴史も大いに参考になるだろう。戦争は壮大なプロジェクトだ。日報も管理できない陸自に戦闘はまかせられないだろう。辻正信みたいな悪の権化が幅を利かせるような時代がまたきてもおかしくない。ノモンハン戦は資料廃棄,改ざんして真相は闇だ。ソ連側資料と突き合せた気の遠くなるような作業本の登場をまっているけど,このご時世だから発刊はないか。

30年後の極東
太平洋戦争は国民をとたんの苦しみに追い込んだけど,戦後の農地解放とする民主化プロセスは戦争に負けてこそ可能になった。東條が開戦の決意をしなければ,改革は何年遅れたか想像もつかない。統一朝鮮あるいは中国と干戈を交えて,また負けるのもいいかもしれない。その代償は対馬あるいは沖縄か。自衛隊は避難作戦を最優先すべきだろうが,官兵では無理か。

統一朝鮮が私の生きている間に視野に入るとは夢にも思わなかった。まあ,薩閥を中心とした明治政府の置き土産(大日本帝国)が 200 年かけて,清朝および李氏朝鮮時代の版図に戻るわけだ。そのうち,中国は沖縄の帰属を問題にするだろう。台湾の沖縄領事所が中国領事館に変わるのはいつだろう。かつての日本軍は治外法権である租界の領事館を出先に特務機関が暗躍して,工作を進めた。中韓はどんな工作をするのか。もう既に工作員が対馬沖縄に入り込んでいるのだろうと思う。ある日,突然対馬市庁,沖縄県庁が武装占拠されるのだろうか。プーチンのウクライナ侵攻は実に見事だった。この種のプランはソ連時代に意図されていたのだろう。中国の一帯一路,9段線はかつて合衆国はモンロー主義と同じだろう。ASEAN および豪州がどう対処するだろうか。日本には日米安保しかない。戦後70年のツケがまわった感じだ。英国はEUを離脱しても NATO がある。反日の中韓にどう対処するつもりなのだろうか。

米中はITがイノベーションを促進して株価が上昇している,GPIF の公的資金による株価維持策の日本はもう資本主義ではないかもしれない。IT産業に見る限り日本は米中に取り残された。米中を真似ても,もう無理だろう。別の道を行くしかないだろう。一つは戦前と同様の全体主義だ。あとは米中の成果にまとわりついて経済発展の道を探る。日本は股裂きになるまで両者の道を進むのだろうか。

キャメロンがプロデューサーとなった番組を検索してまたみた。最後に,シナイ山とアークの形状を特定している。その丘には軍事的事情により一般人の立ち入りが出来ないらしい。4千年経っても,この地では争いが絶えない。いつか,この丘を登ってみたい。古代エジプト時代の地中海の噴火とエジプトの距離が 700 km だ。ラバウルとガダルカナルとの距離が 1000 km。テルアビブ大学の考古学はモーセの実在に無関心である。パレスチナの部族が集合して一神教が発生したとする。この地の農耕民はダビデの時代になっても,多神教を信じていた。住居からは豊穣を司る偶像が多く発掘されている。新約の記者によれば,ガリラヤは呪われた土地として偶像崇拝の記述がある。この地の民はヘブライ語を話さず,日常語はアラム語とギリシャ語であった。実際,新約はギリシャ語で記述された。国民国家が形成されるのは近代である。部族の集合体であった古代イスラエルが農民も含めて唯一神を信仰する祭政一致の国家と考えるのは妄想だろう。ダビデ,ソロモンの時代になっても政略結婚のためか,異民族と婚姻している。
旧約聖書ではモーセに率いられてエジプトを脱出したユダヤ人がパレスチナにいた先住民族を征服したことになっています。しかし考古学的調査からはむしろ、元来パレスチナの山地に住んでいた人々が、じょじょに平野部に進出していたことが推測されます。この人々が後に自分たちをイスラエル人として認識しはじめたのではないかと多くの研究者はみなしています。しかもある学説によれば、この山地に住んでいた人々は、平野に住んでいた人々から分かれたものとされます。となると、イスラエル人による先住民族の駆逐とは、元来は「同胞」であった人々との抗争ということになります。もしイスラエル人が元来パレスチナに住んでいたとすると、彼らがエジプトから来たという「出エジプト」の伝承の史実性は疑わしくなります。実際、出エジプトを裏づける聖書以外の記録はありません。
合衆国民が異常なまでに聖書伝承に拘るのは,ピューリタンの召命意識と団結のために必要なのだろう。古代イスラエルが国際情勢から団結するために必要だったのだろうか。The United States of America の国名にも現れている。最古のヘブライ文字は紀元前10世紀を遡れない。エクソダスの石板伝承と合わない。捕囚から帰還したユダヤ人が何をヒントにエクソダスと十戒と重ね合わせたか。

セム系線形文字の後継である表音アルファベットを使用するアメリカ人と象形文字を始めた中国人がITで競い始め,文字文化から考えたら一大転機かな。中国人プログラマが中国語でコーディングしているとは思えない。どちらも目的格は動詞に後置される。

イエス時代のガリラヤから出土する頭骨はセム系というよりは,エジプト人のようなハム系である。フロイトによればモーセはエジプト人である。パレスチナに都市国家を築いた民は聖書の記述とは異なり混合部族だったらしい。古代イスラエル人がいつ頃,セム系になったのか。日本だと縄文人と蝦夷の関係は不明である。多くの民族は神はあれど,文字を残すのは少ない。現代日本政府が文書の保管に関心が薄いのは原始部族と同じかもしれない。のこすのは皇統譜くらいか。

参考
2018/06/11

沖縄戦米工兵 95000 と核効用

大平洋戦争中,日本軍最大の激戦地は比島だった。米軍の場合沖縄だ。米軍の最初の反攻におけるガダルカナル戦から比島戦までは交換比(米兵1人の戦死に対して何人の日本兵を殺すか)は,圧倒的に米軍有利だったが,パラオ 硫黄島 沖縄戦からおかしくなった。特に沖縄戦では陸軍の戦死者 4582 人を海軍が上回り 4907 人になった。
All construction forces and all aircraft units originally scheduled for the Amami operation were diverted to Okinawa . This addition brought the number of Army and Navy construction troops on Okinawa to 95,000, and called for construction of airfield facilities to accommodate 4,000 aircraft. At the close of the combat period, the first new bomber strip had been completed at Yontan, the airfields at Kadena, Chimu, and Awase were well under way, and construction was in the first stage at Bolo and Yonabaru airfields.
合衆国は沖縄戦に 183,000 の兵力を動員した。そのうち 154,000 が戦闘部隊だ。45年6月22日の時点では 31,400 人の工兵しかいなかった。近代陸戦は大量の工兵を必要とする。古代中世の遭遇野戦は生じなくなった。日米両軍の陸戦では大規模野戦が一度たりとして起きていない。米軍は沖縄の日本軍設営隊を5ないし6千人と見積もっていた。県民の成員男子は県庁警察のような官吏を除いて,全て徴発されていた。

米軍の中部太平洋の進撃は予想外に速やかに進行し,被害も少なかった。その活躍の中心は米海兵の水陸両用戦だった。米海兵は海上の障害であるリーフを乗り越える水陸両用トラクタ LVT を用意していた。これは秘密兵器でも何でもなく,公知であったけど,日本軍が注意をはらった形跡がない。

B-29 の仕様は日本の民間雑誌の航空朝日に取り上げられていたが,陸軍の関心は低かった。本土防空は陸軍の管掌だった。B-29 は対独戦用に開発されLVT 対日戦用であった。日本軍は合衆国を敵として深く考えていなかったようだ。日本海軍にも陸戦隊があったけど,世論受けのする中国での治安警備活動が主体だった。米海兵も中国で似たような活動をしていたが,戦間期は馬が輜重と砲牽引を担っていた。米軍は第二次世界大戦中,軍馬を廃止した唯一の軍隊だった。日本軍砲兵と輜重は人力だった。陸自砲兵の冬季,登攀訓練を見た事がない。火砲も削減する一方だ。特科(砲兵)と施設科(工兵)の合同訓練も同様だ。下の写真はスイス陸軍と北鮮軍のトラクタだ。北鮮は米韓侵攻軍を山岳に誘引するつもりだろう。それとも朝鮮戦争で学習したのかな。陸自は太平洋戦争で学習しなかったようだ。トラクタがないと,浅瀬の渡河すらままならない。特科は丘陵への砲据え付けと給弾をどうするのだろう。給弾用装軌車両の発注を止めてしまった。徴用した建設車両と徴用工にやらせるのだろう。北鮮も日本も指導者は世襲だけど,陸戦に関する限り北鮮は陸自より考えているな。

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日本の海岸を警備している組織はどこだろう。日本人は海保に戦闘能力を期待しているだろうか。日本の沿岸戦闘は海保でなければ警察かそれとも陸自なのだろうか。海自が出動している間に,日本漁船が拿捕されたりしてもどうしよもない。戦前だと,この任務を海軍が担っていた。特に北洋漁業では権益を守るために専用の海防艦を配備していた。小説カニ工船に出てくる鎮圧部隊は警察ではなく海軍であった。合衆国には沿岸警備隊があり,地上戦闘も担わせていた。第二次世界大戦までの合衆国は正規軍の数が少なかった。第一次大戦でも活躍の主体は陸軍で,海兵は影が薄かった。2次大戦に参戦すると,欧州に優先して兵力を派兵した。日本の主戦力が中国なのと同じだ。ガダルカナルと中部太平洋に虎の子の米海兵を振り向けると,南太平洋の陸上戦力が足りなかったのか,海岸警備に慣れ親しんでいた沿岸警備隊をソロモン諸島侵攻に振り向けた。沿岸警備隊がライフルだけでなく,砲兵も擁し輜重工兵そして衛生兵もとりあえず揃えて揚陸作戦を実行した。
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上の写真はラバウル包囲戦のために New Britain に揚陸する合衆国沿岸警備隊が乗船している LST。

幕末明治までは日本の警察と陸海軍との間に垣根はなかったのだが,大正昭和と時を経ると官僚化した。一方,イラク戦争派遣された米海兵後続予備部隊指揮官が今でも前警察署長だったりする。中国には4種類の警察がある。これと PLA 人民解放軍とどんな関係にあるのか気になるところだ。

沖縄戦で県警は何をしていたのだろうか。関電の原発事故でも滋賀県警は何ができるだろうか。多分,自治体の消防の方が活躍するだろう。県庁警察官はバストラックの運転ができないけど,消防隊員なら,ほぼ全員可能だ。しかも消防隊員の指揮権は自治体首長にある。多分,大津市長なら考えているだろうけど,県知事は疑わしいような感じだ。

海保警察と自衛隊の垣根を低くして,自衛隊優位にする。海保と警察は自衛隊の予備役扱いにしたらどうだろう。スイスはこの方式だ。男子国民全体が予備役でもある。

沖縄戦での米工兵は昼夜問わず,働いていた。多分,交代制だろう。夜間の特攻はないし,照明下での作業だ。当時の日本兵は中国兵のようなゲリラ戦,当時は遊撃戦と言っていたもできない軍隊だったのだろう。ゲリラが出没するような戦域での夜間工事はどうみても不可能だろう。玉砕はできても,意外と間抜けな日本軍であった。PLA と自衛隊が戦闘したら,どちらが強いが自明ではなかろうか。兵士レベルだと圧倒的に中国兵だろう。個人で戦う能力のない自衛隊は戦前と同じように戦うのか。米軍のように情報通信と兵站で圧倒できればいいけど,兵站能力は工兵と同様疑問だ。実際,米軍は朝鮮ベトナムで苦戦した。中国の鉄道建設は工兵が担う。南シナ海の軍事施設もあっという間に建設した。陸自はどれだけ PLA の工兵兵站を研究しているか。自ら道路建設,鉄道建設の経験がないとわからないだろう。

憲法改正したからといって,自衛隊が突然 PLA と戦える軍隊にはなり得ない。日本の防衛力の要は海自と経済力である。豪軍加軍にはない潜水艦,日本商船そして工業力だ。部品を合衆国に供給して,米軍と共通兵器を採用する。

合衆国陸軍は歩兵のリクルートにも事欠く状況だ。陸士卒最優秀者を工兵に配属してきた,陸軍だけれども,工兵の現状はどうなのだろう。3.11 の際,我が首相は合衆国の大使の米軍核チームの受け入れを打診され,占領されると血走っていたそうだ。米陸軍が原爆の開発製造から,一貫して原発事故も含め核防護を担当してきた事実をどこまで知悉していたか。自衛隊の原発事故対応と米軍とではどちらに信を置けるか,当たり前のような気がするが,首相はそう考えなかった。3.11 の混乱被害拡大の責任は菅首相にあると思うが,都民はそう考えず,今でも国会議員だ。今でも陸自が原発事故対策訓練を実施しているか疑わしい。それとも鯖江の施設中隊が核事故即応訓練しているのだろうか。関電原発社員は配電工事,重機の運転はしない。危険プラントなのに地震と火事対応しないのだ。石油化学プラントだと消防車の配備など義務づけられているのに不思議な規制である。原発の規制を消防庁にしておくべきだったのかもしれない。今でも原子力保安院スポークスマン(審議官級)のカツラを思い出す。民主党はなぜ原発規制を経産省から環境省に移管したのか。菅首相ら民主党が避難,災害を最優先しなかったためだろうと思う

沖縄に派遣された工兵は軍需物資の滞貨が酷くなると,中隊が組織され輜重兵として働いた。まあ,海兵でも浜の荷役は兵站が混乱すると,輜重兵に変わった。日本軍はそれができなかった。揚陸した歩兵は浜の滞貨を尻目に行軍を開始した。浜の軍需品は米軍の空爆と魚雷艇駆逐艦の攻撃により喪失した。その前に,比島に送った輸送船の 2/3 が米潜により失われた。

LST のビーチングできる海岸線は限られる。日本軍は輸送船からデリックで荷下ろししたけど,米軍は人工ポンツーンを用意し,載荷したトラックのまま揚陸した。下記のポンツーンは米海軍の発明である。日本軍との揚陸スピードは桁違いだろう。
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PLA の驚異的鉄道建設スピード,台風が通り過ぎたら南シナ海に基地が現出した状況を考えたら,陸自施設科のレベルではどうしようもないだろう。3.11 の際,陸自工兵能力を注視していたのは中韓露にとどまらず,合衆国もだろう。橋梁復旧とか工兵が出動する事案はいくらでもあった。消防車進入のための,原発のがれき押し出しすら出来なかった。防護服を着用してブルドーザを動かす命令を出せなかった。何故か。工兵に防護服着用しての訓練をしていなかったせいだろう。実際に,その特攻をしたのはハザマ組のおそらく下請けだろう。宮古に歩兵を配備するという。何の意味があるのだろうか。配備するなら砲兵か対艦ミサイルだろう。それを警護する警備員で十分だ。本来なら,海保の仕事だ。海岸警備は海保の担当だろう。歩兵の本来任務は侵攻にある。

工兵が重要視されるには戦国期まで遡らなければならない。当時の足軽は戦闘工兵だったし,城主は普請ができて当たり前だった。民間に普請を丸投げするようになるのは江戸期以降である。逆立ちしても陸自は PLA に勝てないだろう。宮古どころか奄美大島,種子島に上陸されても逆上陸しようにも陣地構築スピードに雲泥の差があるだろう。そのギャップを埋める方法はかつての西独が参考になる。西独は戦術核兵器で対抗しようと考えていた。原発の再稼動すらできないのだから,核兵器の保有は夢のまた夢。世界最優秀の PLA 工兵にどう立ち向かうか。創意工夫と訓練を重ねるしかないが,同じ官兵ながら陸自は絶望的だ。実際に,では PLA が日本の島嶼に揚陸したらどうするか。ハザマ組の下請けと同じように徴用された我々が担うのだろうと思う。官兵が徴用工より安全という,原発危機と同じ状況が起きるだろう。有事になると,法令により徴用されるから実に始末が悪い。

カジノ法案
森かけ騒動の渦中にある安倍首相は酷いが,自衛隊の指揮官としては例えば菅首相よりはマシだろうと思う。友人に便宜を図って,秋田とか京都が割りを食った。安倍記念小学校の便宜は8億円だが,検察特捜は立件を見送った。政治にはありふれた話しだ。FTA とか自動車課税,とりわけカジノ利権に関して合衆国利権に配慮したのかな。以前にも記したが,カジノ特区内での風俗規制が緩和されそうだ。この汚れ仕事(利権調整)をしているのが官房長官と幹事長だろう。安倍首相は身ぎれいだと思う。利権漁りの田中角栄,中曽根康弘とは異なるだろう。

原発再稼働できずカジノか。原発が再稼働すると,合衆国産シェールガスの市場が少なくなる。東芝も 250万トンを輸入する予定でいるから,合衆国のカジノ資本,エネルギ資本そして日本官僚,東電が利権を分け合うのだろうと思う。とにかくシェールガスを大量輸入して,合衆国の対日貿易赤字を削減するのが先か。汗水流して自動車を造り,それを合衆国に持っていって,シェールガスに変える。そして合衆国資本のカジノで金を使う。日本が韓国化するのは止むを得ないのだろう。合衆国への貢物があるうちはまだいい。

貿易摩擦
自動車のスズキがインドとアフリカ市場でトヨタと協業する。対米輸出依存度の高いマツダの売りとスズキの買いかな。スズキの北米輸出は1万台以下なのだろう。アフリカインド向け電池自動車は電力インフラを考えたらあり得ない。市場自体がないのだから,中国産電池自動車に市場を奪われる心配もない。トヨタの戦略はいい。北米西海岸排日州は電池自動車に熱心だ。これら諸州は親中でもあるから,どのみち西海岸大都市は中国産自動車に置き換わっていくだろうが,いつになるか。ゴーンが豪語した北米電池自動車市場はさっぱり立ち上がらない。普及しても温暖な大都市だけだろう。

北米に自動車工場のないマツダ,さらに電池自動車に過大投資した日産と三菱の株はどうかなと思う。マツダのアラバマ工場は合衆国の自動車関税に間に合うだろうか。国内自動車メーカの設備投資は減少する。自動車部品メーカも合衆国に製造拠点を移していくだろう。国内の ECU メーカ日立 デンソーさらに三菱電機だと姫路と三田製作所がリストラされるだろうか。きつい自動車産業組立労働は韓国,中国に任せたらどうだ。

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国外自動車メーカに対する関税に反対するのは外国産自動車販売事業者くらいだろう。外国産自動車
部品に関税を課して,国内自動車産業保護は理に適っている。日本もかつては,合衆国産自動車に関税を課していた。合衆国で販売される車の半数以上が外国産である。
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中間選挙対策だろうけど,トランプの支持率が低いままだと下院は民主党が多数を占める可能性が高いそうだ。
Since 1946, parties whose president has an approval rating under 50 percent lose an average of 36 seats, and Trump has never even cleared 50 percent (he’s currently hovering around 35 percent). This 36-seat bump would be more than enough to push Democrats over the top.

過激な自動車課税が中間選挙前に発表されるかもしれない。トヨタの SUV 設備投資計画はカナダとメキシコだった。売れ行きの落ちているセダンの合衆国設備投資が裏目になりそうだ。長期生産計画は難しい。

反米感情が醸成されない限り,自民党支持率は断トツだし,私が生きている間に小選挙区の国政選挙では過半数を割る事はないだろう。国内政治の外乱要因となるのは今も昔も海外からだ。シナ事変大平洋戦争(合衆国対日経済制裁),幕末黒船来航,対明朱印船交易利権争い(応仁の乱),元寇(日本産硫黄)だった。古代日本の朝鮮干渉だけは鉄の獲得目的だろう。

物神とデフレ
エコノミーを発見したのは西欧である。西欧中世世界では蓄財は忌み嫌われと利子が禁止されていた。そのタガが外されると,貨幣が財となっていった。マルクスは貨幣を物神とみなした。まさに日本ではお金マネーはゴールド金と同じ文字を使う。貨幣に対して西欧のような禁忌が少なかったのだろう。貨幣は流通しない事には無価値である。利子と市場経済は不可分だ。市場と貨幣(利子)を否定した社会はことごとく失敗した。日本の徳政令もそうだ。現代日本の大企業は徳政状態に近い。アベノミクスは単純な「失業率が低下すれば、インフレ率はいずれ上昇する」という当たり前の経済原理に基づいている。日本がこれに該当しないと一部のエコノミストが言い出した。ついに WSJ も言い出した。その解説がわかりやすい。

テレビネットにはいい加減な疑似エコノミストばかりが目立つ。高橋,森永,三橋,上念らだ。彼らが,フィリップス曲線について言及したのを聞いたことがない。図表を使わずに経済を説明するのは論外である。軍事も同様だ。日本では納税者への軍事費説明のために B29 + 原爆 を使用したとされるが,これは本当だろうか。スケジュール優先の無理な侵攻作戦の結果,米軍の対日戦死傷者はうなぎ上りだった。トルーマンの日記には軍部に騙されたとあるが,原爆使用は軍産学からなる委員会の諮問結果であった。当初の目的だったドイツの排除が終った今,対日戦の継続は難しくなりつつあった。死傷者を出さずに,日本を講和に引き出すには原爆使用は理に適っていた。ヒロヒトの首都に投下しなかったのもそのせいだろう。

合衆国が朝鮮休戦条約を破棄して,北鮮に10発程度の戦術核を使用すれば,北の指導者は講和に応じざるを得ないだろう。実は核兵器はコストパフォーマンスがいいのだ。だから,第二次大戦戦勝国は NPT 体制構築に拘わり NATO は核シェアした。安全保障なんてそんなものだろうと思う。双務が原則の安全保障で,片務状態の日本の非核三原則が元々,机上の空論だったのだろう。現状に目をつぶる心理状態は何に由来するのだろうか。

今年は合衆国の中間選挙の年だ。下院は任期2年しかない。日本のように当選前の公約と選挙後の律法が異なったりすると,選挙民による審判がすぐ下るのだろう。銃規制がなかなか進まない。非武装隷属小作民と武装自由農民の末裔が現代の日米両国だ。古代ギリシャローマは武装市民が没落して,崩壊した。おそらく合衆国も同じ道を辿るだろう。カオスの時代が近いのだ。武装を官兵まかせの日本はかつての李朝と同じ末路かなとも思う。核保有の統一朝鮮に日本はどう対処したらいいのか。コストパフォーマンスのいい核武装の選択しかないのかもしれない。金食い虫の核防護施設の建設経費を削減できる。

防衛大臣が合衆国の戦術核兵器持ち込み是認発言をしたし,憲法改正より非核三原則の廃棄が先だろうか。有事に必要となる大量徴用工を避けるには,どうしたらいいだろう。現状の工兵能力では戦前同様,悲惨な結果が待ち受けているだろう。陸自施設科が原発事故防護即応に出動できるようになるまで,何年かかるだろう。永遠に来ないか。。。合衆国工兵との違いは何に由来するのか。やはり精神か。それとも,有史来,馬挽しない戦いをし続けたせいか。単純だけどこれかもしれない。

日中武力衝突が起きると,空海の損耗が中心になる。中国軍は大量のミサイルとドローンを繰り出すだろう。朝鮮戦争とかベトナム戦争は参考にならない。参考になるとしたら中東戦争とかだろうか。せいぜい1週間だろう。戦闘機艦艇喪失,ミサイルの備蓄も底をつく。潜水艦発射巡航ミサイルに航空基地,発電所を叩かれてどうするのだろうか。大平洋戦争では米軍は発電所と水道施設を空襲しなかった。中国軍はそんな配慮をしないだろう。そんなシナリオを防ぐ手立てがないせいか,高度ミサイル迎撃システム導入に熱心だ。現代版戦艦大和だ。

常時,無人早期警戒機を飛行させなければならないのだがそんな計画がないようだ。九州から宮古まで潜水艦聴音網を設置するだけで,潜水艦の動向と抑止効果も期待できるのだがその気配もない。戦前,B25 の東京初空襲で初めて本土防空を考え始めた日本なのだから仕方がないのかもしれない。南京とか重慶を空爆しながら,自国を想定しないという不思議さ。戦前はポツダム宣言の回答をグズグズしている間にソ連に侵攻され,原爆も落とされた。近未来の対中戦も速やかに降伏という決定をできないだろう。戦前はソ連の講和仲介を期待していた。近未来は合衆国の仲介だろうが,米中密約を何としてでも探らねばならない。

沖縄の日本軍善戦は県民の徴発が支えていた。県民が陣地連絡道を建設し,その道を食糧弾薬を背負って補給した。米軍はトラックが移動できる道路を建設しながら進撃した。古代ローマのエルサレム征服と同じ手法だ。その頃の大本営は西日本への補給停止も決定していた。陸軍参謀本部は東京を放棄して松代へ移転する予定だった。ソ連を頼って北海道へ移転する計画はなかったのだろうか。北海道は本土ではなかったのかとも思う。大本営がゲリラ戦を検討し出すのが終戦数か月前であった。結論は日本兵はゲリラ戦をできないであった。

PLA は元は遊撃戦のプロである。陸自 vs PLA だと陸自は赤子のようなものだろう。自衛隊に対する妙な妄想を止めないか。自衛隊は米軍の支援があっても戦えないかもしれない。南ベトナム軍と韓国軍が参考になるだろう。中国本土では合衆国の多額の支援を受けた国民党が冴えなくて,ゲリラ戦を指導した共産党が勝利した。国共内戦の本を調べたがない。多分,売れないから出版されないのだろう。あっても,絶版だ。太平洋戦争前,合衆国を侮った状況と似ているような気がする。「共産軍は、農村で地主の土地を接収し農民に配分するという農地改革を実施します」とあるから,日本の農地改革は中国共産党と同じようなものか。
最終的に193万町歩の農地が、延237万人の地主から買収され、延475万人の小作人に売り渡された。しかも、当時の急激なインフレーションと相まって、農民(元小作人)が支払う土地代金と元地主に支払われる買上金はその価値が大幅に下落し、実質的にタダ同然で譲渡されたに等しかった。譲渡された小作地は、1945年(昭和20年)11月現在の小作地(236万町歩)の8割に達し、農地に占める小作地の割合は、46%から10%に激減し、耕地の半分以上が小作地である農家の割合も約半数から1割程度まで減少した。
自民党は中国共産党と似た側面がある。戦後,両国とも,ほぼ同一政党政権が続いている。自民党は憲法改正では戦前の地主復活を掲げていない。どちらも官僚が政治を取り仕切っている。法治は建前である。解釈でどうにでもなる。ただ,中国官僚の腐敗汚職は酷い。これは歴史的なものでどうしようもない。日本も平安期の売官が酷かった。中国にはない寺社勢力が権門体制として中世を支配していた。大きな違いは天皇制と選挙制度だろうか。中国農民に分配した農地がどのように国有になったのだろうか。文革の所産なのだろうか。

微罪で妻も収監した日本と民主派の妻を軟禁している中国と似たようなものだ。合衆国に収監されている政治犯,英独仏はどうなのだろう。ただ,日本は10箇月と中国の8年に渡る軟禁の違いがある。かつて幕末の日本も謹慎を乱発した。幽閉 蟄居 隠居 とかの処分だ。Wiki によれば安政の大獄をみると,身分が低いと重罪になっている。封建時代を象徴する内容だ。公営放送が,「佐川前理財局長の国会虚偽答弁は43回」と報じるのは珍しい。官僚が政治を行っているので,当たり前なのだが東芝の偽計が公法に問われなかったのと同じだろう。しかし,これほどまでに支配層に立件が甘いのは何らかの仕組みが必要だろうが,政財官のトライアングルはどうにもならない。これは身分制なのだろう。

これを超えるには道義的な力,宗教心が必要だ。かつて,ニクソン大統領は執務室での録音テープの提出を拒み,最高裁まで争った。最後は与党の共和党が大統領弾劾発議した。合衆国の猟官制は酷いが,合衆国議会の精神は与野党を問わない。日本の国会をみると,党利党略は中国に近いのではないか。所詮,西欧の議会制をまねても内実が伴わなないのは仕方がないか。日本初の帝国議会は 1889 年であった。ほぼ 130 年,経っても民主主義の精神が育たないのは危険だろう。政財官の暴走を律するには,日本国は合衆国に隷属するしかあるまい。しかし国民の間に反米の気運が出てきたら,どうするか。1936 年,同様また自爆するしかあるまい。これを3回ほど繰り返せば,日本人も学習するだろうか。帝国議会が新憲法を発議したのが,1946 年だった。天皇代替りに憲法改正も発議して,これが2回目,後50数年後にもう1回すればいい。この頃は今の人口の半分以下である。もう私は生きていないので,何とも想像するしかないが官尊民卑の身分制は不変だろうと思う。何故か,天皇官僚制は憲法改正しても国是だからだ。合衆国議会の起源は西欧の身分制議会が発祥だ。日本にはこの西欧中世議会の歴史部分が欠落している。

帝国議会の政党政治が花開いていた 1932 年,軍官僚が満州事変を勃起させた。昨今の官僚の画策をみると,何でもできるのだと改めて思った。上海事変の背景には財界の唆しがあった。合衆国のパワーが低下しつつある今,日本の暴発を防ぐのは中国だろうか。中国の共産党支配が強固な限り,日本が暴発しても,戦前のように自滅するだけだ。意外とこの可能性の方が高いかもしれない。官僚は,合衆国であろうと中国であろうとどちらの利権とヌエのように共存できる。これは世界中の官僚にも当てはまるだろう。これを制限できるのは西欧民主議会制しかないだろう。残念ながら,日本はこれに当てはまらない。地方議員も世襲が当たり前だ。

日本は合衆国連邦債券など,在米在中の多額資産を有している。米中密約とはこの資産をチャラにする事だろう。ルネサンス期,栄えたイタリア諸都市は争っていた当時の列強であるスペイン,英仏王に多額を貸し付けていたが焦げ付いた。そうかと言って,イタリアはこれらの国々に宣戦布告できる力もなく,新大陸の発見とともに富は霧散した。北鮮の非核化とは,日本の核武装をなくし日本に無償援助を拠出させる事だろうか。総理の訪米がまた決まった。援助額の報告と自動車関税のお願いだろうか。

戦前の沖縄県知事は軍の県民徴用を担うために派遣されたのかもしれない。軍の徴兵は市町村役場の兵事課が担当していた。その公文書は国家文章同様,終戦とともに焼却された。軍人恩給を担当していた陸海軍だけがその人名等を記録し,厚生省に移管した。どのみち,沖縄県民は徴用の労働力として,避難は不可だったのか。沖縄に溢れた飢餓状態の難民を米軍は確か,グアムまで 13000 人程,強制収容した。ソ連の満州北鮮侵攻に比べたら,はるかに人道的だった。さて,今度は中国軍が沖縄,統一朝鮮軍が対馬に侵攻するのだが両軍の難民に対する扱いはどうだろうか。ベトナムに侵攻した韓国軍の蛮行はよく知られている。北鮮が強盛大国を目指して,核保有と金を無心するのは古代の蛮族匈奴とかと同じような気もする。漢帝国は匈奴を恭順させるため,絹を送った。絹は現代のお金と同等だった。何故,そうせざるを得なかったのか。匈奴は騎馬民族だったからだ。当時の中原諸国は戦車と歩兵だったから,移動速度が10倍違った。匈奴は少数でも,戦えた。戦前の日本陸軍は兵力を歩兵数で計った。これは南方の米軍では通用しなかった。輸送船が沈められ,辛うじて人員の揚陸ができても重火器と軍馬の喪失はどうにもならなかったが,陸軍参謀本部は軍馬なしで米軍と戦えると判断した。硫黄島と沖縄でタコツボに籠って米軍と戦えるようになった。

宮古配備の歩兵はタコツボを掘る訓練をするのだろうか。対馬の自衛隊は火砲が一門もない。戦前なら,大発があったのに海上機動は何も考えていない。制空権はないとの前提なのだろう。道路に空爆で穴ぼこができても,トラックでの移動もできない。空爆の穴はスコップで埋めるのだろう。重機は一両もない。トラクタすらない。合衆国のような沿岸警備隊もしくは中国のような海警が必要ではないか。戦闘工兵,船舶工兵が望まれる。官兵だから仕方がないのか。陸自は不思議な軍隊である。それとも,沖縄戦同様,島民を徴用して設営隊,工兵および輜重隊代わりにするつもりなのだろう。徴用を宣言するのは長崎県知事だろう。対馬市長は自衛隊に関する権限は何もないからだ。

Wiki によれば対馬の隊員はレンジャーだそうだ。防衛用ではなくて侵攻用とは知らなかった。日本版シルミドなのかと妄想する。レンジャーだから空挺降下,舟艇もこなせ対テロ用ではないだろう。ゲリラ掃討に空挺能力は無駄である。他方,県民避難保護のための重機操作,操船はできない。そうすると,宮古派遣部隊もレンジャーか。宮古のレンジャーはどこに潜入するのだろうか。

北鮮が体制崩壊を避けるために,核保有に固執するのはよく理解できる。合衆国政府の信頼度が地に落ちた感のある状況では,人口が半減する日本も安全保障を合衆国だけに依存するのはリスクが高い。
北朝鮮のミサイル技術が向上したことで米国本土が核ミサイルの射程圏内に入り、北東アジアの力の均衡が脅かされたことだ。正恩氏が東京を壊滅させたならば、米国本土を危機にさらしてまで米政府は報復していただろうか
合衆国の核の傘はやはり,まぼろしだったようだ。上述は WSJ のコラムである。核保有宣言せずとも,核保有の準備はすべきだろう。コストパフォーマンスがいい。何も北鮮のような ICBM でなくて良い。海中潜水艦から平壌,ソウル,上海に向けて発射する能力を整備すればいいだけだ。日清戦争から太平洋戦争まで培った不意打ち作戦だ。核保有が嫌なら,スイスのように有事徴用に耐えねばならない。戦前の総動員体制は合衆国の動員に対して,余りにもプアだった。日本のお役人は元々,動員をマネジメントする能力が欠落しているのだ。沖縄戦では32軍と沖縄県庁の徴用は余りにも酷かった。ドイツは他国民の徴用をしたが,自国民の給養をこころがけ,沖縄のような厳しい徴用はなかった。だからこそ連合軍はドイツ領内に侵攻できた。では何故ナチスはそこまで できなかったのか。革命が起きると分かっていたからだろう。日本では一揆はあっても,島原の乱を除いて農民の反乱は皆無である。日本人は虐げられても忍従する選択をしてきた。

蛮族の精神なのか,キリスト教化したせいなのか迫害を受けると,西欧の民は集団ごと避難をする。ピューリタンの一派であるメノナイトは現代も移動を続けている。中国だと流民となる。神の啓示を受けた指導者に率いられて脱出するエクソダス神話を啓典の民が共有している。先の大戦だと欧州ユダヤ人家庭に小さな子供がいると脱出できず,父母は長子だけを送り出す選択をする。その末裔が合衆国ユダヤ人である。アメリカ人の発想をみるにつけ,モーセよりはヤコブ的のような気がする。モーセは超常現象というか奇蹟を起こしたが,ヤコブはリスク最小化に心を砕いている。十戒のない時代の話だ。私の頃の高校倫社は突然,天下り的に「十戒」から始まる。その直前のヤコブは実に人間臭い。指導者をどう選ぶか。土地は恩寵どころか禍をももたらす。土地に執着して子孫が絶えては元も子もない。 

世界はカオスに向かうと考えるのは近未来ゲームの見過ぎだろうか。トランプを見ていると,習近平と金正恩の方がまともに見える時がある。その合衆国に安全保障の 100 % を委ねた ツケがまわった。3方面の領土問題をなんとか減らせられないものか。在韓在日米軍が撤退すると,武力領土紛争が起きるのは確実だろう。旧ソ連からソ連軍が撤退して,ウクライナとロシアが争うようになったのと同じ。合衆国が中国とどんな取引,密約を結ぶか。米朝交渉にとらわれてはいけない。北鮮への援助は時間稼ぎのため,やむを得ない。核武装の準備を始めよう。台湾との秘密交渉も必要だろう。台湾に潜水艦と核技術を供与するわけだ。イスラエルのように核保有宣言せずとも,合衆国の支持があれば NPT は無視できる。

非同盟のスウェーデンが徴兵復活とともに国民への戦争啓蒙を強化し始めた。多分,ロシアの強腰と合衆国を盟主とする NATO への不信からだろう。どうも国土防衛はゲリラ戦を前提としているようだ。敵を引き込む作戦だ。多分,バルト海の島嶼は放棄するのだろうと思う。我が国も南西諸島と対馬の避難作戦を考えなければならない。合衆国地上軍はもう当てにならない。これら島嶼を死守したければ,コストの低い核兵器を自前で準備する事だろう。ロシアは人口が日本と同じくらいだ。陸自が海上機動能力を有し,国後エトロフ揚陸の牽制をすれば,その分地上兵力を欧州に向けられない。ロシア中国の各個撃破作戦を断念させるには,連携同盟しかない。北欧諸国の有事動員,徴用について調べてみようと思う。多分,老若男女問わず,徴用対象だろうと思う。移民も徴兵対象だそうだ。日本も在日を徴用対象に含めるべきだろう。
欧州でもっともリベラルで、進歩的で、平和なこれらの国の指導者が、いまや暗い時代の再来を恐れていることの、憂慮すべき証左でもある。
参考
沖縄 p446
2018/06/08

Tesla 組立時間と福音派と地方大トイレ

週に 6000 台生産すると言う。1台当たり組立に要する時間は 1.68 分にしかならない。九州日産は1台当たり1分だそうだから,トヨタの組立工場を入手したものの,なかなか生産数が伸びない。
ブルーカラーの大切な技術やリソースを全部海外に持って行ったのに、残ったホワイトカラーの部分を改革しなかったからです。
これは合衆国にもあてはまりそうだ。北鮮労働者は世界最良の自動車組立工になると,数年前から私は言ってきた。トランプもそれに近い考えのようだ。北鮮の体制保証を明言した。この動画では見えないが右後方にリビア方式に固執していたボルトン補佐官がいる。日本のマスコミがトランプの発言を報道せず,何故補佐官に過ぎないボルトンを重要視するのか。本末転倒ではないか。

キリスト教福音派
トランプの根強い支持層は貧困白人層だと言われている。本当だろうか。貧困層が選挙民登録してまでして投票するだろうか。実際は納税し保険も支払っている白人層だろう。ただし,子供を大学に進学させられない層だろう。進化論は聖書に反しているとして禁止している自治体が結構ある。そんなキリスト教右派に福音派がある。福音派の 70-80 % がトランプに投票したそうだ。下の写真は福音派によるホワイトハウス内での祈りの様子だ。
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FBI が2人の女との関係に対するトランプの支払いについて弁護士オフィスを捜査したり,さらにトランプ選挙陣営にオトリ捜査をするとは,司法の独立があると感心させられるより,国家権力の凄みが怖ろしい。中間選挙では勝てるかもしれないが,よほどの実績もしくは戦争でもしない限り,この種のスキャンダルは福音派の支持が得られたとしても,他のキリスト宗派からの支持は見込めないのではないか。女好きという点で,北の指導者とトランプはウマが合いそうだが。

わが市出身の元総理は女に3本指を立てて,その醜聞で辞職した。さて,合衆国大統領はどうなるだろうか。これが南欧のフランスイタリアの大統領首相なら何の問題はないのだが。両国はカソリックなので懺悔すれば,宗教上の罪は許されるからだろうか。そう言えば,イラクに大量殺りく兵器があると国民をだましてイラク侵攻したブレアはカソリックに改宗したと思い出す。合衆国のカソリックはトランプの醜聞に寛容なのだろうか。そりゃそうだな。ローマ教皇の息子を甥と称して,皆納得していたくらいだ。

キリスト教とは男が女子供を支配 Control する都合のいい宗教だと思う。それなのに何故,日本に普及せず韓国で広まったのか。儒教の男尊女卑,キリスト教とで韓国の女は絶望的だな。政治を避けていた福音派が政治に関与し始めた。日本では創価学会,そして日本会議もそうかな。

自民党1855万5717票
立憲民主党1108万4890票
希望の党967万7524票
公明党697万7712票
共産党440万4081票
日本維新の会338万7097票
社民党94万1324票
日本のこころ8万5552票
諸派64万3655票

上記は 2017 年衆院比例代表制の投票結果だ。面白いのはマスコミに弱小と呼ばれる立憲民主と希望を合わせると自民を超える。実際は自民一強ではなく,単に公明党との選挙協力と党内での求心力による。この数をまとめるのは総務官僚である。旧内務省だ。経産省と財務省が総理を忖度して,距離を置くのが文科省,総務省とは面白い。宗教団体の所管は文科省である。合衆国が開港とともに要求したのが宗門改めの廃止であった。キリスト教に危機意識を持った明治政府は対抗すべく廃仏毀釈と国家神道整備を目指した。幕府とは異なる宗教政策を誇示したかった面も大きいだろう。江戸期の思想である仮想の現人神は実に都合がよかった。日本の天皇は神になった。新聞に元号変更騒動の様子が記事になっていた。お役人はプログラムできないので変更が大変らしい。システム変更に併せて,日本に反日勢力が戦争を仕掛ければ勝てるかもしれない。現人神の負の側面が目立つようになった。

聖公会(英国教会)の首長は女王である。戴冠式の際の両手に持つ聖具を見れば,その神聖さがわかるけども,国王は所詮人間である。王権神授説として学校でならった。日本の天皇もそれを目指したのだが,抽象思考の苦手な日本人にとり God を信じるのは不可能というか,バカバカしい。そうかといって,イスラエル国民のような無神論でもない。甘やかされていたお坊ちゃんを政府が学徒動員した際,天皇の臨席はなかった。神宮外苑で唄われたのは「海ゆかば」だった。政府から求められたのは精神ではなく肉弾だった。読売新聞に特攻の父,大西中将は,諸君は生きて既に神であると鼓舞した。米軍が比島に上陸すると,日本海軍は検討を重ねていた航空特攻を開始した。現代のジハードと同じ現象だ。

聖書によれば,人類最初の殺人は神の寵愛をめぐる嫉妬による兄弟殺しだった。旧約世界は暴力の是認である。新約筆記者は隣人愛を説いたが,後世の政教一致ではキリスト教は権力と不可分になった。異教徒異端の殲滅を広言する福音派の指導者をみると,ローマ教皇がまともにみえるから不思議だ。

昭和天皇は陸海軍を統帥したけど,徴兵の兵卒は官吏ではないので対象外だった。明治体制の天皇は官僚のためであって,臣民の民は建前であった。実際,中曽根が靖国参拝した際,民の指導者としてではなく,「臣」と記載した。恐らく歴代総理も同じだっただろう。彼らは心中,天皇に対して責任を感じていた。

凄惨なレバントの歴史のなかで,弱小部族の集合体だったユダヤ族が唯一神と律法を創生して,掲げたのは「虐げてはならない」が根本原理だった。

指導者に盲従するスポーツ組織をみて,陸海軍を思い出した。善悪の判断を日本人はうまくできない。それを咎めたのが,またしても合衆国極東軍事裁判だった。日大監督も前財務局長に悪の意識は全くないだろう。よかれと思った行為の筈だ。東條らは人道に反する罪で断罪された。当人は「はあー?」と思ったに違いない。

日本人の子供がアメリカの子供と遊んで覚える言葉に Fair がある。日本は対日経済制裁に対して WTO に提訴する準備を進めている。規則,基準,条項いろいろあるが,道義的にどうなのか。ムラ意識の強い共同体の日本とキリスト教義の自治体の集合体が合衆国だ。排他的になっている合衆国にどう付き合か。古代キリスト教父は祖法の割礼を廃止して,ローマ帝国に浸透した。ムラの倫理と自由精神をどう融合させられるか。これを克服できるのはどうみても明治精神ではないだろう。革命もどきが必要なのだが,日本より先に台湾,朝鮮さらに中国が到達するかもしれない。中国には革命思想(王朝交代説)があるからだ。日本には万世一系の天皇しかない。日本に突然変異はない。台湾は総統を直接選挙で選ぶ。活発な企業活動をみると,個の精神が日本より活かされているようだ。

衰退していく日本のなかで,改革に成功する自治体が出てくるだろうか。江戸期の幕藩体制でも改革に成功したいくつかの藩があった。世襲社会でがんじがらめながら,やりようによってはできた。綱紀粛正と人材登用のたった2点である。これを現代に置き換えれば,どんな政治家を選ぶかと「利他」だろうか。日大監督も理財局長もお家の「利己」に囚われた。違法行為ではないが,道理がない。政治家に利他心を求めるのは不可能に近い。そのための政党だ。手間暇がかかるけれども,議論選挙を重ねて変な政治家政党を淘汰していくしかないだろう。そのうち人望のある指導者が現れるだろう。橋下が忖度されるような政治家でないとダメだと発言していた。彼がリーダにならなくてよかったと思う。彼が排除されて,それなりに日本の民主義は機能しているのか。ただし,無能世襲政治家の妙な過信が,江戸期の神輿として担がれていると自覚していた藩主と大きく異なるところだろう。

21世紀のアメリカ人には不寛容の精神が充溢しているようだ。合衆国に踏まされる踏み絵を拒否できないのが辛い。

直近の我が政府のスキャンダルにしても,官僚政府が国益のため公文書書換をしたとすれば,最高裁まで争えば裁判になっても敗ける事はないと思うのになぜそうしないのか。背後に合衆国の意向があるのかもしれない。ドラマ Game of Thrones では原理主義者の高僧が聖堂もろとも爆殺された。清貧をモットーとし,異端の烙印をおされたカタリ派がモデルだと思う。ピューリタンと福音派がどんな関係にあるのか。合衆国のキリスト教事情がわからない。何となく太平洋戦争時の原爆同様 酷い目に遭うかもしれないと思う。韓国はキリスト教国なので,在日を排斥するのは合衆国の排日感情に油を注ぐようなものかもしれない。カジノ利権を在日に与えるのもいいかもしれないが,分かりやすいのは朝鮮学校への優遇制度だろう。国籍条項を外して,学校教員への割り当てもいいかもしれない。それくらい配慮しないと,合衆国民からそっぽを向かれたら元もこうもない。Wiki によれば,合衆国のアファーマティブ・アクションは問題山積のようだ。我が政府は明治 150 年を祝うけど,在日も琉球処分も明治政府のつけだろう。どちらも薩閥が深く関わっている。西日本の大陸指向はロクなのがいない。

人口が半減するくらいなのに,領土紛争を韓国中国ロシアと抱え込んでいる。どれもが軍事大国である。しかも中露は核保有国である。日本は合衆国の傘がないと,生存できない。合衆国民の心証を良くするためには,奇妙なナショナリズム国粋精神は害ばかりだろう。日本に諜報機関があれば,非合法の情報収集,買収さらに諜報員も配置できる。日本とり必要なのは中韓のクソ情報ではなく,合衆国のディープな情報だ。合衆国のエルサレム大使館の移転でも,イスラエルの諜報機関モサドはトランプをどう評価しているか。トランプ政権とイスラエルの共通目的はイランの排除だろう。合衆国中間選挙がどうなるか。気になるのはユダヤ資本を代弁する WSJ がソフトバンクの次期ファンドに否定的な事だ。先のピジョンファンドの最大投資元はサウジ政府(王家)だった。本来なら,ウォールストリートのファンドが受託するのが妥当とニューヨークのユダヤ資本は考えていた筈だ。やり過ぎは咎められるだろう。

合衆国のユダヤ資本によるドルがなければ,日露戦争は英国から軍艦兵器を購入できなかった。その償還が終ったのは太平洋戦後,高度成長期である。それほど戦争はマネーになるのだ。合衆国は韓国に多額の投資をしている。韓国財閥に貸出している銀行の資本は合衆国資本である。ソウルは北鮮の長距離砲の射程内である。ソウルに潜んでいる北鮮砲撃観測員により,砲撃は正確無比だろう。合衆国による北鮮侵攻はあり得ないのだ。

イラン侵攻があれば,原油価格が急上昇して合衆国石油産業も大いに潤う。イラン政権が転覆して親米政権ができればその利権も手に入る。日本のイスラエル大使館をいつエルサレムに移転するか。我が外相はドイツ外相と共同歩調を確認した。中韓は口をつぐんだままだ。合衆国大使館移転式典に応じた国々の分布が実に興味深い。最も近い国でもグルジアである。外交上手の仏教国タイが応じている。親中露国というか衛星国は軒並み参加していない。招待に応じた核保有国は合衆国のみ。祝賀式典に参加する度量は安倍政権にはなかったようだ。

日中領土紛争あるいは日韓領土紛争が拡大したら,どれだけの国々が日本を支持してくれるだろうか。中国は核を持っているので屈服するしかないだろう。日韓だと,合衆国の福音派などが韓国支持だろうか。河野外相はドイツ外相とではなく合衆国国務長官に電話すべきではなかったか。原発は原油が急騰したからといって,すぐに稼働できない。
雲行きが怪しいロシアゲート問題の捜査状況などに鑑み、自らへの弾劾を避けるためには最低でも中間選挙における上院での勝利を得ることは必須の状況だ。つまり、トランプが任期中に歴史的偉業を成し遂げ、なおかつ自らの立場を維持するには、中間選挙で勝つ以外に道はない。
まあ,合衆国のキリスト教とトランプ大統領にはいろいろ問題があるにしても,それなりに法治民主国家であるのは確かなようだ。日本は与野党とも財政赤字拡大先送り政策のポピュリズムの選択しかない。野党の外交政策はないに等しい。TPP11 批准に反対した。戦前外交の最大の失敗は孤立した事だろう。それを省みれば,外交は損を少ししたくらいが丁度いい。仮想敵の中韓露が加盟していないのは好都合だ。どうせ損をするなら,友好国が得する方がましだろう。つまり日本と交易したいなら,友好的であるべきだ。トランプ政権が FTA を望むのに麻生の発言は不味かった。首相が交渉担当を茂木に替えたのは妥当だ。核の傘の代償はそれなりに提供しなければならない。米中関係が深耕すれば,沖縄横須賀の価値は下がる一方だから仕方がない。それが嫌なら核武装するしかないだろう。ノーベル平和賞を受賞した佐藤は核オプションを検討したが,突然の米中和解によりその政権は終わった。NATO 諸国のドイツ オランダ ベルギ イタリア およびトルコのように合衆国との核シェアもできない日本。合衆国との交易での譲歩は安全保障上,どうしようもないのだ。幕末日本が合衆国と締結した不平等条約は56年後,列強最後の改定国は合衆国だった。日露戦争がその改定を早めた。基本的に国境変更と外交条約改定は戦争が素になる。

1.中国の独立は対日戦遂行のため,合衆国主導による列強租界の返還による
2.朝鮮独立はカイロ宣言の結果
3.パレスチナ領土問題は中東戦争につきる

合衆国が仲介したオスロ合意は同様に合衆国がエルサレムをイスラエル首都として認定して政策が転回した。1995 年合衆国議会はエルサレム帰属に関して決議した。以前の福音派は政治に不関与の立場だったが,変わった。地球が平らだと信じていた時代に書かれた聖書を絶対とみなす福音派は厳格な合衆国ユダヤ教徒より宗教心に篤いというか,不寛容になっている。エルサレムが神により与えられたとする割合は在米ユダヤ人だと 40% に過ぎないのに,白人福音派 White evangelical は何と 82% だ。

神の存在を信じる割合が実に面白い。

Jews by religion     34
Jews of no religion 18
Protestant
  White evangelical 93
  White mainline    63
  Black                  93
Catholic
  White non-Hisp   71
  Hispanic             58
Unaffliated            30 

ちなみにイスラエルでは無神論者が過半数を占めるから,在米ユダヤ人の神の実在の信仰する割合は妥当なところだ。合衆国民の宗教心が世界的に異常なのだろうと思う。その合衆国議会が日本の従軍慰安婦問題で 2007 年に決議した。応接を間違うと,排日にまた火がつきそうだ。福音派は男が女子供を支配する宗派なのせいか,トランプの性醜聞に寛容なようだ。ダビデ王の性の放埓さも関係しているかもしれない。福音派が従軍慰安婦問題にも寛容であって欲しいが,どうなのだろう。日本の原爆報復を恐れる合衆国キリスト教徒が,朝鮮に肩入れして日本を牽制すると考えるのが妥当だろう。特攻をする神がかりの日本人と考える合衆国キリスト教徒は日本の核保有を認めないだろう。聖書に記載されている報復が怖いらしい。

成長が鈍化する韓国経済と朝鮮統一
韓国の長期金利は合衆国を下回るようになり,日本を追い越すのに時間がかかりそうだ。合衆国はもう韓国に投資しなくなるだろう。韓国が朝鮮統一を目指すのは国家戦略上,理に適っている。市場と労働力が格安で手に入る。長期金利も上がるだろう。
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 一方,韓国の成長が鈍化すると,国内 GDP の 3/4 を占める10大財閥への怨嗟が生じる。政財官は国民の不満のはけ口として,従来の反日をかざすとみなすのが妥当だろう。韓国民を懐柔するにはどうしたらいいか。手っ取り早いのは韓国製品の購入だろう。K-POP,韓ドラ,石油製品,電子機器,家電そして自動車だろうか。最も韓国民をくすぐるのは兵器だろう。価格も安くコストパフォーマンスのいい兵器は世界一高価な三菱重工製の代替としていいのではないか。韓国は仮想敵だが,背後の合衆国白人福音派の脅威を考えたらやむを得ないのではないか。対日原爆投下は神の意志と考える輩だからどうしようもない。欧州各国は心底ではドイツを好かないけど,ドイツ産戦車は英仏を除いたら事実上,欧州標準になっているのも参考になるだろう。

とりあえず,自走砲K9かな。国産と比較すると3輛買える。韓国が輸出を渋ったら,対日侵攻は本気だろう。そんな姑息な手段より,自衛隊の兵器を合衆国製に統一する方がまだましか。国際価格より割高でも国産より高くなる事はない。

バカな識者が国産戦闘機を主張しているが,開発期間の長期化,開発費高騰,製造コスト増大は日本の防衛力整備の不安定を召致する。MRJ の開発に難儀するような三菱重工に国産戦闘機開発を委ねるのは「烈風」の悪夢を思い出してしまう。反面,川西は半年で紫電改の設計試作をやり遂げた。三菱重工は兵器開発製造に不向きの会社だと思う。何故か,多分お役所みたいな会社だからだと思う。

実際,APWR 開発から手をひいたようだ。国内市場は期待できないし,海外は韓国製に勝てないと諦めたのだろう。日立の ABWR は英国首相の融資保証の確約を得たようだ。中英協商にもかかわらず,中国を選択せず日本なのは英国産核燃料の運用が関係するからか。英仏の核燃料ビジネスは日独が原発廃棄なので困っており,その一方で中国は核燃料を自前再処理を目指すからか。

かつてのオーストリア帝国は大国に中立を保障されて,欧州小国となった。どこまで領土を縮小すれば中韓露は合意してくれるだろうか。北方4島はもう諦めよう。北方は合衆国との重要な通商航路があるから尚更だ。トランプ政権はハリス太平洋軍司令官を駐韓大使に任命した。これも選挙対策なのか?

私はこれまで,憲法改正する前に安全保障上,やる事はいくらでもあるだろうと言ってきた。上記の政党得票数を眺めているうちに,国民に2者択一を委ねるのは白黒をはっきりさせ,いいのかもしれないと思う。とりわけ創価学会がどう判断するのか。国民主権が明らかになり,天皇官僚制の否定にもなるからだ。改正憲法の発布も徳仁天皇による新時代の象徴で好都合だろう。後 100 年もすれば男系皇統が絶えて,また憲法改正して共和国になる。そのための憲法改正予行にもなる。側室制度の復活と女天皇の可能性もあるか。

トイレと避難
これは一般の法律同様,改正が簡単だ。側室制は憲法違反かな,とすれば女天皇か。悠仁さまの子種能力次第か。幕末の家定は生殖能力がなく,後継将軍職を巡る争いが日本を揺るがした。Y染色体は生物学上,ひ弱だ。惰弱な男王は避けられないのだ。幕末のような混乱を避けるには,皇室典範改正を今から準備しなければならない。天皇を現人神とすれば,憲法を超越しているから側室もありかもしれない。どうなるのだろう。神がセックスもし,糞もする。天皇ともなると,自由にトイレが使えないらしい。行幸は天皇のトイレも定められている。ルイ14世太陽王の時代,あの豪華絢爛のベルサイユ宮殿でもトイレがなかった。パナ製のガラストイレ報道(宣伝)をみて,なるほどと思った。

トヨタ系の自動車工場のトイレはタイル張りで明るく立派だが,Tesla の工場はどうだろう。西欧は階級社会である。役員専用トイレ食堂は豪華である。Tesla のトイレ気になるな。私の学生の頃は職員専用トイレがあり,洋式は少なかった。東工大は教職員と学生のトイレが共同で驚いた。東大も同じだったような気がする。私学の雄,早慶はどうなのだろう。文面からすると,共同で豪華だ。日大のトイレも立派だ。どうも地方大学のトイレは貧弱なようだ。大阪府大も質素だった。近くに滋賀医大がある。実験棟のトイレ灯は点滅状態で中も暗くみすぼらしい。仕事柄,医大をいくつか訪問したが,地方公立医大はどこも同じ状況だ。京大は立派だった。これも格差なのだろうか。まあ見栄をはってもしょーもないが,女性研究者には論外のトイレだろう。暗くて化粧はどうみても不可能だ。それとも女用は明るく立派なのか?

合衆国のシカゴ大の壮麗さとスラム街の悲惨さを思えば,まだましなのかもしれない。オバマはシカゴ選出議員だった。金持ち白人と貧乏白人の党である共和党とヒスパニック黒人の支持が多い民主党。トランプ政権に追従するの仕方ないにしても,何か工夫がいるだろう。ハワイの日系は伝統的に民主党支持である。親韓のマイクホンダが落選して,親中反日のインド系が当選したそうだ。選挙でそれなりに淘汰されるようだ。親韓日系議員よりはマシだ。6月に滋賀知事選がある。JR労組出身の現職と,
近藤氏は中学校教諭を経て、滋賀大で副学長や経済学部教授を歴任した。近藤氏は、建設凍結中の大戸川ダム(大津市)をめぐる見直しの動きなどを批判し「県民の審判を得る必要がある」と述べた。
近藤は元教師だ。どちらが,原発事故の際の避難指揮ができるか考えている。原発反対論者だから,適切な避難の指示命令ができるとは限らないだろう。避難の丸投げをするのは県庁役人としても,役人を叱咤できるのはどちらだろうか。どちらもしない可能性の方が高いか。3.11 のフクシマ知事は事故時,山を越えて後方に退いた。沖縄戦での沖縄県庁と警察の対応を調べてみようと思う。警察組織は戦前戦後も変わらない。

大津市長は原発事故避難訓練を実施した。優れた指導者の資質がある。残念ながら,市長には警察自衛隊の指揮権がない。現知事は原発避難訓練に関心がない。とすれば,全くもって不明だが 68歳の爺さんに投票すべきなのだろうか。普通の老人なら大脳機能低下により,瞬時の判断行動はできない。例えば,災害現場から送られた映像をみて即断できるかどうか。この年齢なら静止画でないと無理だろう。トランプみたいな爺さんは別格だろう。

改革開放とトイレ
北鮮工作員が取り扱った禁制品記事が興味深い。パーム油,石鹸,イタリア産ワインそして重機。その資金源も密輸だった。こんな国家でも朝鮮統一よりはましか。合衆国もパナマのノリエガ将軍とかチリのピノチェト将軍を大目にみていた。この微妙な時期に WSJ がこの種の記事を掲載するとは。

学生運動が終焉し,豊かになりトイレも洋式になり,きれいになっていった。習近平のトイレ運動も日本の実情を考えれば,一理ある。地方医大実験棟のトイレ何とかならないのか。地方医大のラボが閑古鳥が鳴き,京大医学部は熱気ムンムンだ。子供を自由学校に入学させる前に,トイレを確認したら,酷かった。家人に助言したら無視された。毎年,冬になるとロノが発生した。建学理念は立派だが,内実が伴わない。ある在学生がいたずらして学校法人の看板を宗教法人と書き換えた。当時はオウム騒動があったので,子供の感受性の高さに驚いた。私には学校指導者が教祖のように見えたら,子供は正直だった。古代ローマのキリスト教は女,貧困層から広まり,兵士も汚染され皇帝も改宗するに至った。マルクスが新約聖書からヒントを得た共産主義も似たようなものだった。

北鮮は 2012 年にマルクス主義と決別したようだ。マルクス思想が世襲の障害になったのだろう。私の子供も通った学校法人も世襲になりそうな気配である。韓国の財閥企業も世襲である。京都の名だたるブラック企業は〇〇イズムと称され,創業者は教祖扱いだ。財団を介して経営と所有を分離できるかどうか。競争が激しいと世襲企業は3代が限度だろう。韓国の名だたる財閥もたかだか 100 年だろう。日本の財閥系も経営と所有を分離していた企業は生き残った。

イスラムの歴史学者は奢侈で王朝交代が起きるとした。国民は飢えているのに北鮮指導者は過度なまでの肥満体である。石鹸が不足するような国がワインを輸入する。パーム油も石鹸生産のためだろうか。ソ連時代の鉱山で石鹸の支給を求めてストライキが起き,やがてソ連は崩壊したが,北鮮はそうはならない可能性の方が高いと思う。朝鮮は日本同様,華北とかイスラム社会のような革命が起きない文化だろう。ハンガリー動乱,天安門事件,アラブの春とは異なる社会だろう。太平洋戦争末期,日本は飢餓状態になっても反乱は起きなかった。

日本の極左運動は豊かになりつつあった大衆の支持を得られなかった。大戦中ドイツの食糧事情は英国より良かったのに,クーデータ事件が複数回起きた。北鮮の体制を活かしながら,日本の安全保障を考えるべきだ。朝鮮統一は悪夢である。韓国にも光州事件をみればわかるように地域間のわだかまりがある。合衆国の西海岸排日州同様,韓国の反日にも濃淡がある。トヨタマツダの共同工場がディープサウスと称されるアラバマに建設される。ハリウッド映画のアラバマ物語の州だ。一方,トヨタはロシア工場を閉鎖した。北鮮は世界最高の自動車組立工場適地になる。

ロシアコネクション,脱税疑惑,買春問題,対日経済制裁といろいろあるが,トランプは凡庸な世襲政治家とは異なり,日本だと信長タイプのような指導者だろうか。信長は権門体制を壊すためにも,耶蘇を歓迎した。トランプの福音派に対する態度も似たようなものだろう。大した爺さんだ。

公明党と福音派
終戦直後の衆院選結果をみたら,保守がやっと過半数だった。20% 弱が左翼の日本社会党だった。現代労組の連合はもう右翼だし,戦前の翼賛体制に近くなっているのに何故,自民が憲法改正に踏み切れないのか。なんだかんだと言っても,公明が足かせになっているのだろう。公明と国民民主を入れ換えれば,実現しそうだ。何故できないのか。合衆国の福音派と同じで,創価学会票は自民に欠かせないのだろう。

投資と負債
ついにマキロンが『モデル3をすぐさま生産すれば同社は「資金を失い破綻する」と認めた』そうだ。テスラに電池を納入しているパナの設備投資はどうなるのだろう。株価が反応しない。電池製造設備は半導体に比べたら多額ではないのでパナくらいになると,どうもないのか。

今,東芝の株を買おうか,どうか迷っている。将来性はないけど,安い。バブルの頃に米英に設立した基礎研究所が閉鎖にもならず,存続していた。大したものだ。量子光学に力を入れている。IBM も Quantum Computing だ。この研究成果で何が期待できるのかわからない。東証利益ランキングをみたら,日立とずいぶん差がある。トヨタと日産の関係みたいなものか。トヨタ日立と比べると,日産東芝は研究開発を優遇しない感じがする。東芝の利益はパナ,三菱電,三菱ケミそしてスズキと同じ程度だ。スズキ会長がもう単独での研究開発はできないと明言していた。東芝パナほどの利益単独で研究できる分野と言えば,電池の他に何があるだろう。三菱の御三家の三菱銀行と三菱商事がランクインしていない。東芝はメモリ部門を売却して,来期は利益ゼロだそうだ。収益部門がなくなり,どう負債を償還するのだろうか。PC部門も赤字らしい。買うのを止めた。財務担当者が「パソコンについては、世の中にとって非常に有益な事業で発展させていくが赤字は困る」と述べている。これからPCは消えていく道具だろう。何か経営陣の認識がずれているな。

もう一つの選択肢はバイオだ。遺伝子工学による製薬,化学部門の企業を探しているが,国内上場企業だと,大規模投資している企業が皆無だ。バイオケミストリに投資しそうな会社が見当たらない。中国のバイオ企業とかを調べた方がいいかな。ターゲットはアレルギ疾患,リウマチ,抗がん剤。阪大が IPS を用いた治療を申請した。これは若返りだろう。心筋が可能なら,顔面筋皮膚もできるのか。男の禿げ,女の若返り願望を考えたらとんでもない市場だ

現実の収益源がどうなっていくか。借り入れの多い会社をみると,インフラ部門が多い。原発を稼働できたら,どんだけ国民経済の負担軽減になるか。トランプ政権が自動車関連での 25% 関税調査を開始する。国内の自動車部品製造業は終わりだな。これは,かつて合衆国向け雑貨(缶詰,加工木材,金属器),繊維,鉄鋼,TV,半導体そして自動車が辿ってきた道だ。仕方がない。これが嫌なら FTA を結ぶしかないだろうが,じき自動車産業は中国のものになる。執着しない方がいいだろう。

以前にも書いたが,米中と競合しない分野で日本は立国すべきだ。参考はスイス,オーストリアだ。

地盤沈下が目立つ関西経済だが関電の大飯4号が稼働すれば月 100 億円の燃料費削減になる。東電東北電との電力料金の差が大きくなれば,関西の競争力アップになるかもしれない。東電東北電優遇の護送船団方式を止めて欲しい。台湾の屋台に青森産りんごが並んでいる。物価を勘案した一人当たり GDP の指標である PPP は日本の凋落が激しい。米中と競争しようとするからだ。下図に日台の PPP 推移を示す。
PPP.png 

台湾は華僑の歴史のせいか起業精神に溢れているようだ。アベノミクスを擁護する学者の言うように確かに日本も成長しているが,日本は先進諸国の成長の波に乗れていないようだ。国民全体がお上に追従する江戸明治時代と変わらないからではないか。空気を読む文化が個の精神を蝕んでいるのだろう。

現総理もいつかは辞任する。憲法改正できない腹いせに辞任直前に,靖国参拝するのではないかと危惧している。憲法改正の国民投票をして,中国人民に日本民主主義の真価を示す方が効果的ではないか。国民投票に反対する政党こそ売国奴なのかもしれない。ナショナリズムの高揚と全体主義は重なる。多分,公明と共産党は投票に反対するのではないか。どちらも自由意志を嫌う組織だからだ。

あの英国民ですら,EU離脱の意志を示した。合衆国の右傾化はもう止まらない。まさか安倍総理が孤立を選択するとは思わないが,戦前の歴代首相は大衆と軍に迎合して国際的に孤立していった事実は大きい。戦前も現代も国際=合衆国である。オバマはヒロシマを訪問してくれたではないか。それとも,オバマ政権と異なり首相靖国参拝に関して「失望」ではなく,トランプ政権だと「歓迎」になる可能性もある。西海岸の排日州がどうなるか。
Certainly the SS officers who were buried at Bitburg, Germany—where President Ronald Reagan in 1985 caused a storm by visiting on the 40th anniversary of V-E Day—were connected to the horrors of Auschwitz. And while there is something understandable in solemn visits of Japanese officials to the Yasukuni Shrine in Tokyo to honor the 2,466,532 names of the dead found in the Shinto shrine’s “Book of Souls,” many of those men left a trail of 20 million dead throughout Asia and the Pacific from 1931 to 1945.
参考
2018/05/04

女子の自殺率と人口減少とプチデモン

 類人猿のなかでヒト族だけが自殺を犯す。日韓ともに世界有数の自殺国であるけど,近年自殺率が低下している。けれど両国とも,はるかに合衆国を凌駕している。Wiki に  2015 年の各国自殺率が公開されていて,日米韓女子の自殺率グルーピングしてみた。

韓国(16.4)  ガイアナ 北鮮
スリナム ベルギー 日本(12.4) アンゴラ 中国
デンマーク ノルウェー 合衆国(6.6) ニュージランド モルジブ

日本女性の社会環境は意外と中国に近い結果になった。合衆国の女は世界平均値より低く恵まれている。日本の女が合衆国ほどの幸福度を得られる時代はいつ頃だろうか。

格差社会と言われているけど,自殺率は低下している。経済的理由により自殺にはあまり至らないようだ。念のため,自殺率と生活保護人数の上位下位5県について散布をみてみた。自殺率は各県2倍程度,生活保護人は7倍程度ばらついている。

Suicide.png
相関はない。グラフの右端にあるのは秋田である。秋田県は孤立している。秋田は人口減少,高齢化の代表として取り上げられる。秋田の特殊事情は文化的には意味があるだろうけど,他府県の対策にはどうかなとも思う。近年の高齢化進行にもかかわらず,自殺率は低下しているから自殺率と高齢化は関連性が薄いだろう。

野口先生によれば,毎年人口が1%程度,減少するのは経済的に誤差範囲らしい。それではどれ位人口が急減したら経済が崩壊するのか。夕張市をみると,S35 の +0.6% から S40 の -21.15% が引き金になっている。5年毎の各都道府県の人口増減率予測がある。全国平均だと,

2015  -1.14%
2020  -3.09%
2025  -5.78%
2030  -8.93%  秋田 青森
2035 -12.44% 秋田 青森 高知 岩手 山形 和歌山 島根 徳島 福島 長崎 山口 鳥取 愛媛
2040 -16.23% 同上 新潟 北海道 鹿児島 富山 山梨 長野 香川 福井 奈良 宮崎 大分 岐阜

のように減り,上記の道県の減少率が 20% を越える。2007 年から人口が減少しているのに,アパートマンション経営を煽る経済活動はどうなのか。人間は微分動作になっている。じわじわ変化しても体得できない。政府の参考推計によれば,2100 年 4959万人になり,さらに減少していく。それでも,これは 1900 年当時の人口である。政府は人口1万人以下の町村は消滅するという。家人が病院医療を考えたら,山中に住むのは嫌だと言う。古代ギリシャのポリスの人口は3万人程度であった。社会生活と政治経済を行うのに必要な人口なのだろうか。夕張はH2に3万人を割っている。やがて消滅して,村となるのだろう。

過日,花粉症の治療に市内の個人病院を訪れたら,わが市は人口増加都市にもかかわらず閑散としていた。我が国の社会保障給付費のチャートをみると,どれを削減したらいいだろうか。優先順位をつけたら,福祉,年金,医療ではなかろうか。どうやって医療費の増加を抑えるか課題だろう。それに合わせて消費税を段階的に上げていかざるを得ないだろう。住居インフラも寿命の長寿化が必要だろう。自動車を数年で乗り換えるような社会は良くないと思う。自民党の明治 150 年では,高度成長,海外進出の焼き直しである。少なくとも江戸期,あるいは室町期の社会を参考にする必要がありそうだ。個人的にはヒトが家畜の代替となっていた江戸システムは良くないと思う。

2030 年以降,各県の人口減少率が20%を越え,中小都市は崩壊するけど,県庁所在地は存続しているだろう。地方交付金(税金)がこれら都市を支える。日本の資本主義は混合経済になっているだろう。問題は邦貨の価値である。人口が減少しても,エネルギの自給はできない。父は石油の時代にあっても,石炭ストーブを使えるようにしていた。先進国として,石炭を発電に使用するのは国際世論から厳しいものがあるが,合衆国次第だ。一時的に石油天然ガスの価格が軟化しても,中長期的には急騰する局面の方が多いだろう。それを吸収するのは,合衆国で認可された新しいローコスト原発 SMR しかないのではなかろうか。歴代首相の反原発勢力(細川,小泉,菅)が死に絶える頃には,日本の既存原発産業が崩壊している。新しい原発企業が生れれば,それでいい。

人口が急減して,いろんな既得権益層が没落して,新興勢力が担うようになれば,これはこれで日本流のイノベーションになる。

まさか,秋田青森の不動産に投資している県外投資家はいないと思うが,畿内はどうだろうか。大阪府京都府は踏みとどまった。凡人が投資するとしたら,中韓との交通アクセスが近い九州北部と3大都市圏位だろうか。このエリアにスキルのある外国人がどれだけ来てもらえるか。20世紀までは人口の多寡がイノベーションに大きく関与していたけど,デジタル時代は様相を一変させた。中国のテンセントみたいな会社がトヨタを蹴落とす可能性が出てきた。汎用技術および技術者を陳腐化しつつある。エレクトロニクスの悪夢が再現するのか。米中が覇を競うような分野は捨てて,個別に新しい分野を模索するしかないだろう。EU各国が参考になる。例えば,優秀なガスタービンを製造するオーストリアの人口は 800 万人しかいない。豪州のように広大な国土と人口 2400 万人ながら,英国民にオーストラリアの偉大な発明は物干ししかないと冷やかされる国もある。

残念ながら,旧来のトヨタ,パナのような多数のマンパワーを必要とするメーカは米中の競争に巻き込まれ消えていく可能性の方が高い。両者を支える人口,技術者が消えていなくなるからだ。実際,陸自普通科中隊(歩兵)に女性自衛官の採用を防衛省は決めた。日本の女がどこまで社会に進出できるか。西欧では教師と医師は女の職業と見なされている。日本はまだ,このレベルにも達していないから,伸びしろはある。TVをみると女性記者が増えたと感じる。高収入の分野に多くの日本女性が進出すれば,事態は改善されるかもしれない。間に合わない可能性の方が高いか。競合国はさらに先を進むからだ。

150 年前の尊王攘夷も外国と競争するという概念に欠けていて,自国を相対的に捉えられられなかった日本は同じ間違いを70年前にもした。今回は人口の急減である。日本史上,人口減少はたった4回だそうだ。夕張の例だと,人口減少は人口移動ももたらす。歴代中国の流民のようにならず,過度の都市集中がなければ,いい効果をもたらすかもしれない。ヒトの移動は交流をもたらす。合衆国の活力の源はヒトの移動である。ある説によれば,縄文期の寒冷化が縄文人の狩猟採取から農耕に転換させたそうだ。そして大型獣の少ない西日本へ浸透したそうだ。人口は1/4くらいまで減少したらしい。街は崩壊して経済力が低下しても,文化は壊れないかも。

繁栄した古代アテナイはオスマン朝期,漁村に落ちぶれたが,ギリシャ語はなくならなかった。古代ギリシャの女は奴隷並みであった。一方,アテナイの守護神は鉄兜をまとった女神であった。その後,ローマ帝国期はキリスト教化した。現代ギリシャは同じギリシャ語を話しながら,古代ギリシャ文明とは何の関係もなくなった。日本の復古主義は大した益をもたらさないだろう。神道,天皇が米中との競争に役立つとは到底思えない。民を慰撫する効果くらいか。かえって権威主義は宗教のように競争の支障にさえなりかねない。人口が4千万人になって,天皇制がどうなっているか,ある意味ナンセンスのような気もする。こんな時期に憲法改正かよ。150 年前の尊王攘夷を思い出してしまう。そういえば,古代イスラエル末期も,復古運動が盛んだった。イエスもその運動家でありアジテータだった。

選挙で保守勢力は 2/3 の多数を占め復古させても根本解決にはならないのは自明だ。原因は内的要因だけではないからだ。まあ,国が衰退,民族が滅びるときはこんなもんだろうか。中国は今度の戦争で,本当に日本を消滅させるつもりだろう。

天皇の田植え時期が近づいてきた。ローマ法王の洗足式みたいなものか。ドイツ政府がスペイン政府の依頼を受けて拘束した独立派州首相が,「ドイツの法律ではプチデモン氏を国家への反逆行為の罪でスペイン側に引き渡すことはできない」とされ保釈された。彼が逮捕されたニュースを知って,連想したのはナチスとフランコ政権の蜜月だった。スペイン市民戦争は苛烈だった。バルセロナは最後まで人民政府側の拠点だった。

プチデモンは中央政府の捕縛を逃れ,ベルギーに滞在しベルギー官憲の拘束はなかった。その後フィンランド,デンマークを通りドイツに入国しての拘束であった。ロイタはその経緯を伝えている一方,毎日はその通過国について一切触れず,ドイツに好意的な記事を書いている。

80年前の日独枢軸ファッショの亡霊があるのだと,感心させられた。当時の毎日朝日は駐独大島大使とリッベントロップ外相そして総統との蜜月を大々的に報道したものだった。そのベルリン東京間の外交暗号が米英に筒抜けだった。

こういった事案では中小国の対応をよく観察するのが肝心だ。スペイン ドイツ諜報機関の関係は親密なのだろう。スペインが小国フィンランドとデンマークに影響を及ぼせないのは なるほどと思わせる。両国は人権に配慮して,スペイン政府の要請を拒否したのかもしれない。怖いなドイツスペイン関係。ドイツはスペインと何を取引したのか。ホームランドの見過ぎかな。

参考