2019/07/05

ルータ 回線速度回復とエポケー

ルータをパワオンリセットすると,いつものように回線速度が回復した。
------ BNRスピードテスト (ダウンロード速度) ------
測定サイト: http://www.musen-lan.com/speed/ Ver5.6001
測定日時: 2019/06/29 07:13:31 推定転送速度: 22.01Mbps (2.75MB/sec)
測定日時: 2019/06/29 07:20:25 推定転送速度: 89.93Mbps (11.24MB/sec)

トランプ大統領が安倍首相に日米安保を改定しなければならないと直接伝えていた事が明らかになった。日本を守らないかもしれないと示唆されて,安倍は何と答えたのだろうか。その懸念を日本の主要マスコミが見事に全て報道しない。3.11 の際の自主規制と同じなのだろう。
要は「集団的自衛権の行使を全面的に容認せよ」「それが嫌なら米軍駐留経費を大幅に増額せよ」と言いたいのでしょう。これは日米同盟の本質そのものに関わる発言であり、極めて重大なことなのですが、日本国内での扱いはとても小さいのは何故なのでしょうか
絶妙のタイミングで石破がコメントした。大統領の G20 記者会見の前日である。政治は怖いな。安倍の反論が出た。
安倍総理大臣は30日夜、インターネット番組で「トランプ大統領は、トランプ大統領の考えを述べられたのだと思う。自衛隊と憲法との関係や、私たちが何ができるかということは、初めてトランプタワーで会ったときから説明している」と述べました。
どうも安倍の持論である憲法改正の考えを伝えていないようだ。従属国家としての日本の立場を強調した。恐らく兵器購入とか思いやり予算増額の話を意味しているのだろう。合衆国向けと国内向け説明での乖離が生じている。

砲火力と核の傘
つまるところ,「軍事同盟」とは何なのか。例えばドイツとトルコは合衆国との核共同運用国だ。G20 記念写真撮影の際,トランプは気軽にエルドアンにタッチして声をかけていた。トルコのロシア製対空ミサイル購入で紛糾しているものの,IS問題ではトルコ地上軍(火砲)の貢献が大だったのだろうか。ISには砲兵がなかった。

陸自の砲兵は影が薄く,特科と称されている。合衆国陸軍による公式沖縄戦史の翻訳本を読むと,「自動操縦砲」とある。「自走砲」の事である。珍訳がでるほど,日本人は火砲に関心がない。日本の自走砲価格は韓国軍の3倍である。トルコとインドは自国で製造できるにも関わらず,両国は韓国製を採用する。陸自が韓国製自走砲を採用する時代がくるのだろうか。

日本は何を何から守るのか,優先度をつけられない。江戸期の軍縮のように陸自は火砲を廃止していく。鳥羽伏見の戦いでは鍋島藩砲兵の寝返りで戦いの帰趨が決まり,その後1次大戦まで火力重視だったのが,やがて新選組のような白兵突撃に回帰していった。大阪城攻略に大砲を使用した家康が,家光の御代の島原の乱の頃には,幕軍は火砲を運用できなくなっていた。現代戦の究極火力は戦術核である。秀吉は刀狩りをし,江戸幕府は大砲を廃止した。

大砲のない陸軍となる陸自。海外派兵となっても,火力支援がない。奇妙な陸軍だ。合衆国砲兵が支援するのかな。陸自装備を合衆国製に統一すれば,装備調達費軽減と合衆国民の雇用につながる。中高の歴史の先生は大砲製造メーカとして名高いクルップを資本主義の悪の象徴のように私たちに教えていたのを思い出す。彼にとり,大砲も原爆も悪だったのだろう。砲撃の恐怖を味わったのは沖縄県民くらいだ。米海軍は本土の艦砲射撃を殆どしなかった。本土決戦が実施されていたら,米軍のすさまじい砲火力を鹿児島県民は浴びたはずだ。

安倍は憲法改正の見通しについて,どこまでトランプに話したのか。それとも触れていないのか。合衆国は世界最大の兵器輸出国である。現国防長官代行の前職は対空兵器メーカの副社長だった。陸自のアパッチヘリのように使いこなせない高額兵器を購入するのだろうか。陸自将官はどれだけの割合で銃を使いこなせるか。おそらく皆無だろう。

戦争に負けて,杉山元帥は自決しようとしたが操作がわからなかったし,東條大将は銃の性能に無知なのか自決に失敗した。自分は命令するだけで兵器を操作しないのに,軍事官僚は戦えると広言する。怖ろしい。

料理をしないシェフをどう扱えばいいのか。兵器を揃えても戦争をしない事だろう。原爆は人類が産み出した兵器だ。仮想敵が保有しているなら,善悪以前の話だろう。ショボい日本陸軍の兵器でも中国に大過をなした。焼夷弾を工夫して撒けば,20万人が一気に死ぬ。原発の再稼働もできない日本では核武装も不可能だし,合衆国と北鮮の和解ぶりをみると,安倍の下でも憲法改正はできないだろうと思うようになった。これはいい事だ。

北鮮と中国の核をない事にする。そうすれば,合衆国の核の傘もまぼろしでも構わない。

参考
2019/05/31

無料SSLとバーガキング閉店と鎮痛剤とレアアース禁輸示唆

これまで「さくら」の有料,SSL JPRS ドメイン認証型 RS(1年)サービスを受けており,更新しようとしたが要領を得ず放置していた。無料 Let's Encrypt でも さして支障がないと述べてられており,これに変更した。変更している間,サイトは使えなくなりその所要時間は15分であった。さくら が3箇月毎の自動更新してくれるそうだけど,その間も SSL サービスが停止してしまうのだろうか。問い合わせたら,
有効期限が切れてから証明書が 発行されるのではなく、期限が切れる前に新しい証明書がインストールされ るため、https://… で表示されない期間はございません
の回答があり,ホッとした。

さくらが有料の JPRS を薦めないのは何故だろう。FC2 が無料だからだろうけど,無料の仕組みがわからない。Google がプラチナ スポンサになっていた。Google の広告ビジネスに関して批判も あるけど,いい面も大きい。

コモンセンスとかパブリックとかホスピタリティとかの西欧特有の DNA があるのだろうと思う。アジア的専制ではあり得ない精神だ。日本は皇国時代に,恩賜というのが流行った。「恩」がないと,日本人の自発的奉仕は生まれないのだろうか。つい最近,志水会に寄付しようと問い合わせたら,なしの礫だ。自民党会員でないと,寄付を断るのだろうか。合衆国政治はオープンを目指し,日本政治は内向きのつながりが強いのかな。

不安ストレス社会
保険適用可能な合衆国の鎮痛剤乱用が問題になっている。マイケルムーア監督の言及で知った。
「オキシコドン」はアヘンから抽出した成分を原料とした医療用麻薬。米国では医師が処方する鎮痛剤として幅広く使われる一方で、服用時に得られる多幸感を目的とした乱用が問題となっている。
はるか悠久の昔,インドでは煩悩を解消するのに仏教が栄えた。新興宗教も不安を鎮める癒しを布教すると,流行ると思うが目に付かない。日本の宗教は属人的で教祖が死ぬと,ダメになるのが多いと思う。浄土真宗と新興宗教の教祖は世襲だ。

西欧の聖職者は世襲ではなかったけど,大司教は諸侯の一族の男子が跡を継いだ。自治を認められた市長はどうだったのだろうか。このあたりが西欧とアジアを歴史的に分けたのだろうと思う。カソリックの聖職者が妻帯せず,世襲神官が出なかったのが 科学の萌芽につながったりした。結婚しない男女が増えている日本では文化が咲き誇るかもしれない。

生き残った滋賀バーガキング
京都唯一のバーガキングが閉店する。バーガキングはマクドとかモスバーガに比べ味がいい。たまに食べさせてもらえる。多分,滋賀店が生き残った理由の一つはテナント料とアルバイト確保だろう。そのうち滋賀店も客入り状態を考えると閉店かな。

中国レアアース禁輸示唆
希土類は電池自動車のモータに使用される高性能磁石製造に欠かせない。株のニュースが報じた。
ロイター通信によると、中国共産党系メディア、環球時報の胡錫進編集長は28日、中国がレアアース(希土類)の対米輸出規制を「真剣に検討」していると明らかにした。   同氏はツイッターで「私が知る限り、中国はレアアースの対米輸出規制を真剣に検討している。中国は今後、他の報復措置を講じる可能性もある」と述べた。   こうした中、中国国家発展改革委員会(NDRC、発改委)の高官は、レアアースは国内需要を優先するものの、国外に対しても相応の需要を満たす用意があるとの考えを示した。  レアアースは電気自動車や液晶などハイテク製品に欠かせない資源。米地質調査所(USGS)の調べによると、中国には世界の埋蔵レアアースの3割程度があり、2017年時点で中国産が産出量の8割を占める。米国は、中国製品の関税対象からレアアースなどの重要な原料を除外している。

参考
2019/02/08

イーサネットコンバーター化失敗と通信互換性

古いデスクトップ XP をワイヤレス化しようと,検索したら USB に接続するドングルタイプばかりだ。

当該PCは USB1.1 なので 転送レートは 300 KB/s しかない。昔,有線ルータに Buffalo AirStation をつなげると,ワイヤレス化してゲーム機 PSが接続できた。イーサネットコンバータにすると,LAN 端子から子機として無線が飛ばせるらしい。

イーサネットコンバータ マネジャをインストールした後,無線ドライバをイントール始めると,「製品を取り付けたら,そのまましばらくお待ちください」の表示で止まったままになり,ドライバのインストールができない。Win 10 でも だめもとでインストールすると,マネジャのインストールすら拒否される。Buffalo は何故ドライバの更新をしなかったのだろう。発売時期は 2004 年らしい。Buffalo サイトにはダウンロードすべきドライバがない。

新型だと,他社製のアクセスポイントでも接続できるのだろうか。AP の WPS 設定は忘れないうちに無効にもどしておく。

新型の無線子機 WLI-UTX-AG300 を購入すると,簡単に接続できた。Monowireless の TWE ではシビアだった1Fの対角線上の角,さらに交信不能だった2Fも当然OKだ。無線 LAN は TWE Blue の10倍の無線出力がある。
AirStaion.jpg 

新旧 AirStation を比較すると,機構的にも進化している。内蔵だったアンテナの向きが変えられ,大幅にサイズダウンになっている。添付CDがなくなった。ケーブル2本とケース付きで TWE Lite Red (10 mW) より \1000 以上安価だ。汎用性が大きく広がる。

通信互換性
昔 G3 FAX が普及し出した頃,同じG3通信規格ながら,通信できない。相性とも言うべきものがあった。市場が大きくなり各社が参入すると,先行した大手の FAX 機がデファクトスタンダードになった。公称 3kHz 以下の通信帯に位相変調をかけて伝送する。難しい変調だけども,ICがやってくれるのでさいした問題がない。しかし接続前の挨拶 プロトコルが微妙に違って つながらない。

旧 AirStation の CD 説明によれば,イーサネットコンバータは 「AirStation 親機とつながります」とあったように記憶する。新型は AirStation を名乗らず,無線子機だし,「親機が AOSSS や WPS 方式に対応していることを確認」とあるから,私のような他社製アクセスポイントへの接続は訛りがあると つながらないのかもしれない。

シンセサイザで有名な YAMAHA がG3 G4モデムを出していた。YAMAHA が半導体分野に進出する際,開発設備費は資本金と同額と聞いて,社長は絶句したそうだ。多額の投資をして,ローランドと双璧となり,外国勢を駆逐した。このスタイルを踏襲したのが韓国勢である。メモリ投資事業は兆円の単位になった。

大手半導体メーカが画像チップと一体化して,この種の石はなくなった。京都の村田機械がワンチップ化して,定価10万円以下で FAX を売り出した。販路は何と文房具屋だった。多分,今では1万円以下でも売れないのではないか。その昔,キャノンとリコーが事務機輸出で外貨を稼いだ時期があった。そのリコーがペーパレスで不振に喘いでいる。

Xerox も不振だが,株主は Fuji FILM の買収を拒んだ。GUI を産み出したパロアルトも Xerox 研究部門だった。ここに所属していたアランケイが計算機がパッドになるとのペーパを読んでアホなと思ったが,家人が実際に今 使用している。私は頭が固い。

AI 戦争
便利になる道具に感心するだけでは大した弊害もないが,戦う道具の兵器はそんな訳にはいかない。航空兵器と潜水艦は無人化が当たり前になるだろう。日本海軍の「桜花」も「回天」も誘導兵器に置き換わり,さらにAIが加わる。

ブラックロックのトレーダがAIに置き換わり解雇された。自衛隊の参謀もAIに勝てないだろう。合衆国だったら参謀 vs AI のボードゲーム(図上演習)は既に実施済みだろう。多分,中国と戦争になったらAIとドローンでぼろ負けになるだろう。戦技,学習って何だろう。

特攻兵器回天は潜って進むから,当然ながら前が見えない。回天特攻兵には敵の位置をしる道具 計器がなかった。念力で敵艦に向かったのだろう。回天は横須賀海軍工廠設計である。当時,既に独米はホーミング(音響)魚雷を開発運用していた。単に技術力の問題ではなさそうだ。まさにこれが保守の賛美してやまない靖国精神なのだろう。自衛隊員は特攻を志願してくれるのだろうか。

戦前は漁船の少年が監視艇に徴用されて,成人徴兵海軍兵より戦死率が高かった。陸軍だと沖縄の少年中学生を補給兵として徴用して,戦死率は過半数を越えた。我が国軍は少年の命を粗略に扱った。これからの戦争は政治家,官僚そして教員から徴用する制度に変えないと,この傾向は変わらないだろう。しかし,これは日本は天皇官僚制国家なので不可能である。大平洋戦争では官職のある陸士海兵は優遇され,少年が徴用されて簡単に戦死させている。戦争になると,官民格差が露になる。戦艦大和の特攻でも海兵候補生は退艦させている。この違いを何とも思わない日本海軍だった。海軍の身内は自組織だけで,少年漁船員は考慮の対象ではなかったのだろう。

自衛隊も同じだろう。我々は有事になると,徴用される。酷い目に合うのは覚悟しなければならない。その頂点に安倍と新天皇徳仁がいる。国家制度はなかなか変えられるものではない。今も明治国家が続いている。西欧発祥の Human とは逆の思想が江戸期に発達した影響が大だろう。江戸期,以前に回帰すると,もうそれは日本ではない。

とすると,日本では Humanity が根付かないのは自明とすれば,悲劇を避けるには徹底的に戦争を避けるしかないだろう。これは人間 Human と「神」の問題でもある。生きている天皇を崇める日本以外に,活仏のチベットの他にどこがあるだろう。西欧は宗教革命で王権神授説は捨てられた。日本が現人神を捨てたら,日本ではなくなる。日本陸軍の沖縄における暴虐も現人神だと当たり前か。

明治の元勲達は天皇を「玉」と称していた。俗称である。明治天皇が居眠りをすると,元勲の山県が小突いたとある。世界に類まれな宗教を信じる日本人,生き残れるか どうか。案外,キリスト教 共和国の韓国に圧倒されるような気もする。朝鮮統一を何としてでも阻止しなければならない。これに関して,中国も同じ思いだろう。

参考
2018/12/21

FC2 FTP 一発退場と Xdomain 登録

FC2 無料ホームページの FTP 接続拒否が続いて不便で仕方がない。FC2 の継続を諦めて移転を検討し始めたら,FTP 接続と Javascript 対応しているサーバは殊の外少ない。たまたま FC2 でリアルタイムチャート表示プログラムが可能だったのか。

Xdomain を登録した。利用規約には「サーバーまたはネットワークへ著しく負荷をかける行為」とあるが,2個の 6KB ファイルを7分毎に FTP したら,やはり FTP 停止になるのだろうか。無料レンタルサーバは「サポート対応の対象外」となっているから,FTP を止められて,初めて問い合わせができる。Xdomain は停められたくない。というのは MySQL と PHP が無料で使用できるからだ。

FC2 は過大負荷というよりは,悪質な広告掲載排除と見なしたのかもしれない。FFFTP が使えなくなって FC2 ホームページは放置したままだ。警告なしに,一発退場となった。

ハゲタカファンド
上場したソフトバンクはおよそ 6500 億円の収益を得たようだ。これってハゲタカファンドの手法に似ているような気がする。孫は大したビジネスマンだ。誰も買わなかったボーダフォンを買って再生した。
「実際の価値よりも高い値段で売り、超過利益を得ることができたのは、孫氏の高い交渉力であり、引き受け証券の販売力だろう」とした上で、負けたのは個人投資家を中心にした「買い手」だと話した。
...
ソフトバンクGは、2006年におよそ2兆円を投じ英ボーダフォン・グループから日本法人を買収、国内の携帯電話事業に参入した。上場により、10年余りを経て、資金回収した格好だ。

不動産事業でこけたアスキーのように,彼は不動産に投資しないのがいい。土地に価値を求めない日本では稀有な経営者だ。

起業に際して,自宅不動産の担保を求めるような日本の銀行は,合衆国基準だとハナから論外だ。若くてやる気があるなら,外国での起業の方が優位だろう。しかし,日本人は金持ちだと つくづく思う。

ガダルカナルの失敗と財政破綻
20世紀の最初,日本は身の丈をこえた対外戦争を始めた。日露戦争である。その戦債を引き受けたのが米英のユダヤ系資本だった。当時の米英は既にカネ余りだった。日本もこれから自身が戦争するのではなく戦争をさせて金を得る事を考えなくてはいけない。デフレ解消は戦争が一番だ。F-35 追加購入もその一環だと思えば不思議でもない。朝鮮の権益を守るために遼東半島鉄道権益を得た。満州を守るためとしてシナへ侵攻した。そのうち尖閣を守るために台湾とか朝鮮に出兵するのだろうか。

参謀本部と霞が関
元 NHK 職員の経済評論家が,孫が通信割り当てに際して泣きついたと批評していたが,所詮元 NHK だったと思う。霞が関と丸の内 周辺にいると,案外世情がわからなくなるのかもしれない。

大戦末期の陸軍参謀本部は もっと酷かった。武装解除を求める連合軍に対して,ソ連に接近しようとしていた。近衛文麿は陛下に赤色革命を危惧して奏上したそうだ(左翼の高校教師の受け売り)。終戦に際し,陸軍次官は軍を動かせる職位にあった在本土将官を三宅坂に招集して,「承詔必謹」を自署押印させたそうだ。やはり,参謀本部は叛乱をやる気だったのか。『陸軍省、参謀本部が一本にまとまるためには、署名して将校に 厳達してほしいとの意見が参謀本部第一部長の宮崎周一中将から出された』 とある。

日本陸軍最後の作戦部長だった宮崎はガダルカナル戦参謀を経て,やがて作戦部長に就任して本土決戦を構想し始めた。沖縄と九州放棄の決定をしたのも恐らく彼だろう。参謀本部中枢が早々と本土決戦を考慮し始めてから,玉砕と悲惨なレイテ戦が生起した。敵の侵攻を遅らせる遅滞戦術だったのだろう。国家とは残酷なものだ。一介の参謀が国民を途端の苦しみと死に追いやる。現代の軍事官僚が事務的に国民の徴用計画を立案する。現代戦の特徴である。

しかし参謀本部に梅津と宮崎がいなかったら,どうなっていたか。情勢により阿南陸軍大臣はどちらにも転んだ可能性がある。日本の組織は「空気」で動くのは本当のようだ。国家レベルでもそうで実に怖い。ガダルカナル放棄決定の間に,日本海軍潜水艦は6隻を沈めただけだったが,米海軍潜水艦は62隻沈めていた。日本軍の補給線が最も伸びきっていた頃である。宮崎は東條と異なり先を読んだのであろう。生前の NHK インタビューでは作戦指導に関して上の指示に従ったまでだといかにも官僚の受け答えだった。宮崎作戦部長はどうも補給を最も重要視していたようだ。補給を無視した田中の計画はガダルカナルで頓挫した。田中新一が突出していたわけでもなく,これは淵源を辿れば西郷隆盛の征韓論にいきつく。シナがアヘン戦争来,弱体化していたからこそバクチがたまたま成功しただけだった。

有人の空自 F-35 が無数のドローンに絶望的な戦いをするのはハリウッドの人間対機械の悲愴な戦いを連想させる。日本の空母もあっさり中国原潜に沈められるかもしれない。第2次世界大戦ではポーランド騎兵隊がドイツ機甲部隊に突進したという都市伝説がある。「去らばポーランド」と有名である。ちなみに米攻撃型空母を護衛しているのは前方海域を掃討する攻撃型原潜である。フォークランド紛争ではたった2隻の原潜が広大な海域を封鎖宣言してアルゼンチン海軍を抑えきった。実際問題として日本の空母は,太平洋戦争中,港に逼塞していた戦艦と同様に外洋にのこのこ出られないないだろう。

地方行政整理
来年度の国家予算の外枠が決まった。予算編成は財務省が行い,国会は承認するだけである。日本必衰の予感がする。日本の放漫財政のツケをはらわければならない時期はそう遠くもないような気がしてきた。安倍もいなければ黒田もいない。自公維新勢力でもなさそうだ。国家の財政破綻処理をする官僚が現れてくれるだろうか。地方役人を行政整理しなけばならない。それができるかどうか。明治維新では人口のたった1%だった役人(武士)を切り捨てるだけでも大変だった。鹿児島とか熊本では反乱も起きた。

PrefectureDeposit.png 
上図をみると京都が滋賀と大差がない。京都が貧しいのか滋賀が豊なのか。兵庫と北海道が意外と豊なのは驚いた。千葉埼玉の豊かさは愛知と同等である。30年以上前,京都で働くようになり,下請けの町工場が土間で驚いた。実際の京都は貧しい。これは納得だ。

イタリアは統一したが故に南部を切り捨てられない。北部の富が南部に流れている。統一以前は各都市が分裂していて競っていた。密貿易で潤っていた日本の西国雄藩の時代はとうの昔の話だ。いまでは安倍の地元山口を含めお荷物だ。関東がもっと声を上げてよさそうなものだが,関東の富を貧しい地方に再分配するらしい。かつて京の権門(貴族寺社)体制は関東を収奪する一方だった。

イングランドがアイルランドとの国境に悩まされている。英国民がEU離脱を決めたからだ。イングランドはアイルランドを 800 年支配した。アイルランドのバックにはEUがあるので,イングランドの思い通りにならない。EUの成立は小国の発言力を大きくした。もう西欧列強の思い通りにはならないだろう。英国の後は,イタリアが離脱するのだろうか。過去にキリスト教を背景とした神聖ローマ帝国とビザンチン帝国があった。ハプスブルグ家のカール5世は広大な領地をフランドルからドイツとスペインを統治した。EU本部もベルギーだ。移動の自由を得た欧州民は豊かな地域に移動し,その地域がより一層 繁栄する。貧しかったアイルランドは今やイングランドの一人当たり所得をはるかに凌駕する。EU統合のおかげである。

中枢中核都市
国家が率先して国民の移動を制限するような時代錯誤的な日本の政策は上手くいかないだろう。まあ酷い政策を施行させる安倍が一番のガンだ。しかし,総選挙しても安倍が政権を担うのも事実だ。諦めるしかない。民族国家衰退の見本のような日本ではある。落ちぶれたな日本。かつては身分差別がなくなり,移動の自由を得た豪農層が近代日本を造ったのだが。司馬遼太郎が描いた士族による明治日本建設はウソだろう。無数の人達が失敗するなかで近代日本資本主義が離陸した。日本を列強の一角に押し上げた養蚕業は士族は何一つ貢献していないだろう。競争を否定するような仕組みは良くない。だが争いはいけないと家庭と学校で習う。安倍は代表的世襲政治家である。現代日本の権門体制の中心に安倍がいる。これは日本の DNA みたいなもので変えられないのも事実だ。

追記  2018-12-23

藤井によれば,

河辺虎四郎次長と若松只一次官は,「陸軍は飽くまで聖断に従って行動す」との一文をまとめ,これを杉山元,畑俊六,梅津美治郎,阿南惟幾,土肥賢二,河辺正三が署名して全軍に示した。
とある。集団指導と言ったら,聞こえはいいが国家存亡の戦いにどうだったのだろうか。東條は 1944 年7月22日に予備役になっていた。お役人の世界では現役を離れればただの人らしい。しかし,終戦工作は既に現役を退いた岡田,米内および鈴木の海軍が主導権を握る。ここでも指導者がはっきりしない。院政期と同じである。鎌倉期の元寇における北条氏はどうだったのだろう。そういえば,ヒトラーも後任を海軍のデーニッツに託したと思い出す。

合衆国のトランプが辞任すれば,後任はペンスである。

参考
藤井 陸軍人事 p102
2018/11/23

RedHat 買収と軍情報システム

Linux ディストリビュータの RedHat が IBM に買収された。IBM は独自の基幹システムを世界中に売っているのに Linux を買収した。クラウドとは何かもしらないけど,この技術がシステムベンダに浸透してしまって出遅れたのかな。

根幹技術は DB である。DB のシステム障害で有名なのは新生銀行と ANA がある。両者は何処に丸投げしているのか̪知らないけど,新生銀行のシステム責任者はインド人に責任を押し付けた。トランザクション処理はリアルタイムとマルチスレッドを駆使し,私には雲の上の話である。

ドイツ電撃戦と米海兵水陸両用戦
RedHat の顧客リストに英陸軍があった。兵站がシステムの中心だろう。PLA 人民解放軍も Linux を採用している。陸自は Solaris を採用しているようだ。西欧諸外国ならこの種の労働は軍属であるが,日本に軍属は存在しない。

戦術に通信システムを深化させた最初の軍隊はドイツ陸軍だった。電撃戦の要諦は陸上の車上通信指令者が空軍ルフトバッフェを砲兵の代替として無線運用した事だった。私の指導教授はスツーカ急降下爆撃機の話をしてくれた。よほど印象的だったのだろう。といっても,オリジナルは米海軍急降下爆撃だった。

最近の合衆国仮想戦記物だと,空母赤城からハーケンクロイツのジェット爆撃機が発艦してミッドウェー攻略が成功するストーリが話題になっているらしい。指揮官は南雲ではなくドイツ人提督の設定だそうだ。

陸上部隊間もエニグマ暗号機による無線だった。ドイツ国内は盗聴の恐れの少ない有線テレタイプを使用していた。大平洋戦争中,日本軍はどれも実現できなかった。

米海軍は対地支援爆撃を担当する統制官を上陸指揮艦に乗艦させていた。上陸部隊指揮官が護衛空母群の他に,限定付きながら機動部隊艦載機も統制できたわけだ。一方,気の毒な日本陸軍は海軍空母機の支援はほとんど期待できなかった。水陸両用戦の根幹はドイツ電撃戦同様,航空戦力の対地支援にあった。その認識が浅いが故に,日本海軍はミッドウェー攻略戦では空母4隻とした。真珠湾のように6隻あれば,2隻の艦攻に魚雷を搭載させて待機できたのは自明だった。ニミッツ提督は山本の作戦を酷評している。中国の租界警備から発達した海軍陸戦隊と海兵中心の西欧海軍を継承し,戦間期に大平洋島嶼揚陸作戦を主眼にしてきた米海兵の差だった。洋上燃料補給のできない石炭の時代だと,米海軍は中部太平洋の島々を攻略しなければならなかったが,石油のおかげで もたつく頭の固いマッカーサーを尻目に,島々をバイパスしてあっという間に米海兵はサイパン硫黄島に上陸した。

重油の洋上補給と航空戦力の発達が信じ難いほどの反攻スピードを可能にした。律速は日本の場合の兵站ではなく,米海兵の兵力だった。3個師団を休養,準備演習そして侵攻とシフトを守った。ドイツを撃破するには 200 個師団を想定していたから,太平洋に回せる陸上戦力はないに等しかった。大平洋で失われた日本陸軍師団数を想うと,玉砕した日本軍兵士は奴隷ではなさそうだが,一体何だったのだろう。

大平洋は日本人が考えるような障壁ではなかった。そして空は原爆が立証したようにこれも障壁ではないと理解したはずなのに,防衛は他人事である。我々は不思議な民族だ。

参考