FTAVRW ライタ通信できず
手元にある秋月 FT232RL シリアル変換モジュールがあるので FTAVRW をトライしてみた。ターゲットの ISP コネクタへの配線をコネクタバラ線接続とした。
ターゲットのデバイス情報を読み取る操作をトライした結果を示す。モジュールのチェック有無にかかわらず,
Communication error. Please try -br<n> option.
のエラーとなる。通信速度を変えても同じだ。配線図をみると,FT232RL モジュールの RXD がターゲットの RESET に接続されているので DSO で信号変化をみると全く変化しない。TXD も同じだ。
秋月 FT232RL シリアル変換モジュールは Windows 10 アニバサリーでもきちんと認識できているので,このモジュールを活用する手立てを求めてみようと思う。Atmel 純正のライタは Amazon でも入手不可だ。どうも生産が中止された可能性もあるようだから,開発環境を Windows 10 Home Anniversary でやっていくには仕方がない。MCU の書き込みだけを従来通り AVRWRT を用いてWindows XP 機でやってもいいけど,席を離れ別のPCを操作しなければならない。書換頻度が少なければ,その方が理に適っているか。これは最後のオプションだ。会社組織ならこれが当然の選択だろう。
私がやっていた頃の半導体実験装置は大型で自動化もされておらず,クリーンルームのあちこちを終日移動して歩いていた実にきつい作業だった。研究している実感はなかった。今は,ヒトが関与すると実験研究データにバラツキができて使い物にならないそうだ。日本人の勤勉さとか器用さの優位性が失われてしまった(人間を酷使しないのはいい事だ)。システムを設計してシステムを考えられる研究者が創薬分野でも求められているそうだ。
かつて日立のある事業所は開発部隊が空っぽになるほど半導体研究に人的資源をつぎ込んだ。ヒトは24時間働き続けられないから,シフトを組まなければならないが,お役所的な日立はそれができず,板挟みになった研究員は屋上からジャンプする者まで現れたそうだ。半導体研究分野での過労死は半ば黙認の雰囲気だったようだ。NHKの主唱した電子立国の暗い側面だ。
参考
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