2015/07/16

Slip21 電池つきて XBee が2時間以内に送信を停止

Slip21 の電池電圧表示が急激に低下している。2時間で 0.1V 下がった。後1-2 時間で当該の XBee は送信を停止するだろうと思う。下記の URL でリアルタイムに確認できます。
http://enokie.dip.jp/rp/Meas.txt


追記
軒下に設置したワイヤレス複合センサを室内に回収して,電池の両端電圧を DMM で測定すると 1.13V もあった (07/16 23:09)。電池を取り外すと,電池ホルダの負電極の錆びが電池に移っていた。錆を時計ドライバで擦り取り,再装てん すると Slip21 の表示電圧は 1.03V に回復した後,徐々に低下して今朝 0.82V に整定している (07/17)。恒温槽に入れてあったので,内蔵温度センサと外付けとの器差は 0.1℃ しかない。27.2℃ と 27.1℃ だ。絶対値は高めだが,Slip21 のオフセットの設定を変えることにより温度表示の値を変更できる。念のため,蛍光灯スタンドの光をフォトセル(太陽電池)に間接照射させると,0.00V から 0.17V に変化したので測定器は機能している (06:42)。本器の上蓋が外れかかって,蓋の裏側の溝には水滴がたまっていた。電池ホルダの負電極は鉄だけど,他の2台は異なるメーカの物を採用している。メッキの巧拙に違いがあるのだろうと思う。日本のメッキは中小企業が行う。労働環境が劣悪で,しかも廃液処理に公的規制があるからだ。若い頃 部品製作を発注すると,外注先から さらに下請けのメッキ工場に回る。その出来具合は千差万別だった。メッキ厚だけでは評価できない。

夏場は,冷蔵庫の運転率が上がり,冷蔵庫表面の温度が上昇する。キッチンの冷蔵庫上面に外付け温度センサを置き,本体は隣のカップボードの天板の上に置いたら,温度差を検出できている。どのくらいまで温度差が上昇するのか,楽しみだ。というのは放熱(伝熱)するにはニュートン則により,温度差が必要だからだ。空気の断熱係数は大きい。

ワンマンだった本田総一郎が空冷エンジンの自動車に拘ったが,優秀な部下が水冷化を求め開発が混乱した。本田はまとな結論に至った。そして,それが総一郎の引退を決断する契機となった。権力があるから相撲の横綱と同じような引退が難しい。太平洋戦争では日米海軍は空冷発動機で戦った。日本の航空力学,機体設計は合衆国と同レベルまでになったが,艤装と発動機はどうにもならなかった。普段は仲の悪い陸海軍が共通の戦闘機エンジンを採用した。それが中島の「誉」 ハ45 だった。失敗の主因は空冷面積の低下だった。米海軍は開発済みのエンジンを採用した。R-2800 を搭載する F4U を開発させた。日本からみたら艦爆並みの大きさだった。敵空母の直衛戦闘機を突破するのは太平洋戦争末期には艦爆ではリスクが大きくなっていた。日本では爆戦と呼称していた。非力なゼロ戦に 250kg 爆弾は荷が重すぎた。戦後も,米海軍は重戦闘機を好み,ベトナム戦争では空軍ですらファントムを採用した。米海軍は戦闘爆撃機と呼称した。あの狭小な空母のスペースで,よくもまあ運用できたものだ。戦闘機に合わせて空母を設計した米海軍と空母に合わせて戦闘機を設計した日本海軍の違いだろう。考え方の違いと言えば,それまでだが,兵器にとどまらず,原発のシステム設計運用,政治の意思決定にも,何か似たような違いがあるような気がする。今の安保法制論議も,何か肝心な ところが抜け落ちているような気がしてならない。

パソコンの F5 キーを押すと,測定データが更新されます。

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