2015/08/20

みかん網袋の紫外線劣化と輪ゴムへの変更

当初,軒下に吊り下げたワイヤレス複合温度センサは,本体をみかんのネットに入れていた。鉢を逆さまの日除けにした場合だと,しっくりしない。ケースカバーが浮いて隙間ができた場合もあったし,輪ゴムをかける事にした。カッチと嵌る状態から,カバーが外れるとはにわかに信じ難いが,カバーを平らな平面においてみると,ゆがみが酷いのもあるのも事実だ。

ただ心配なのはゴムの劣化がある。けれども,4本を掛け電池の交換の度に状態を確認すれば,一度に4本のゴムが同時に破断する事はないだろう。この輪ゴムは隣町のホームセンタで入手した。

外光の紫外線は結構,強い。赤いみかん袋は見事に脱色した。その写真を以下に示す。

NetField.jpg
日除けのポッドとポリ袋を取り外した左から 02機と01機だ。

NetUsed.jpg
左から01,02および03機の袋の状態。

袋の使用期間は右側から03,02,01の順番に長い。結び目だったところに帯状に色が残っている。買い物袋用のポリエチレン程度の厚みでは紫外線が透過するという事だろう。そして たった数箇月の使用により,ポリ袋はパサパサして簡単に裂ける。劣化している。太陽の輻射熱と紫外線を避けるには,身近にある園芸資材のポッド プラ鉢はシェード 日除けとして効果があるのではないかと思う。プラ鉢は日焼けと輻射熱対策になる。

若い頃は,フィールド(実証)試験となると,気が重かった。それは想定外のトラブルが起きて,上司の心象を悪くするからだった。いまだと,そのトラブルが現実世界なのであって,いろいろ対策を考えるのが結構,楽しい。一人だけ,何故そんな事態に至るのだと責める事もなく,一緒にトラブル事象を考えてくれた管理職がいた。でも,彼は遅刻の常習者で,降格させられてしまった。なかには偉そうに実務は知らないと言い切る,かん違いしている管理職もいるような会社だった。

平時が長く続くと,会社組織は劣化する。倒産するような危機になって,その組織の真価が問われる。江戸期には統治に落ち度があると廃藩という,厳しい幕府の処分があったせいか危機管理があった。シャープはどうなのだろうか。給与の遅配はないようだから,余裕はあるのだろう。会社の債務履行で給与支払いの優先順位は低い。倒産すると,裁判所は電気ガス料金の債権の方を労働者より優先する。電気ガス会社は債権の取立てをしなくてもいい,営業としては割りと楽な商売だ。そういいながら,私も手形の現物を見た事がない。破綻した拓銀の天下り頭取も手形を取り扱った事がないだろうと思う。黒田日銀総裁はどうなのだろうか。白川前総裁と似たりよったりか。戦前に,「だるま」と愛称された蔵相と総裁を経験した世情に通じていた高橋是清がいた。彼は,陸軍のテロで死んだ。

どうも,国のタガが外れたようだ。放漫財政のツケは 2040 年に危機を迎える。祖先崇拝の国ながら,子孫の事は関心はないようだ。
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