2015/08/26

Puppy Linux の後継者と中国農民

私の次期サーバのOSは Windows を止めて,Linux にするつもりでいる。現在休止中の 1.7GHz 1GB の Dell機 を改造するつもりだが,Windows 7 のインストールに失敗しているからだ。メモリが少ないので,ディストリビューションの選択肢が限られる。Puppy Linux と FreeBSD だ。メモリが少なく,インストールが簡単な Puppy の魅力が大きいけど,どうも開発者の後継者がいないようだ。開発コミュニティが育たなかったのだろうか。面倒でも FreeBSD を選択した方がいいかもしれない。

スキルがアップすれば,PC用途以外のCPUボードにも移植できるだろう。具体的には制御系を考えている。トヨタとかVWの自動運転のOSが何か知らないけど,Google とか Apple の自動車運転OSは Linux の技術が取り入れられているのではと思う。日本発のトロンはどうなったのだろうか。通産が主導した第五世代コンピュータのOSは日本の情報処理に何かしら貢献したのだろうか。ひょっとしたら,OS自体の開発をするといいながら,実際はできておらず,できた事にしたのかもしれない。動作していれば,何がしかソフト資産が継承されるような気がする。検索すると,KLIC というOSが FreeBSD 3.1 の上で動くようだ。仮想マシンだし,これだけ古くて,ダウンロードするユーザがいるのだろうか。1999 年の記事だ。

世界の株価が連鎖して暴落した。機関投資家が似たような評価関数を用いた株式取引を行っている。実際の取引はヒトではなく CPU がしている。ノーベル経済学受賞者が設立した投資会社 LTMC が破綻したのは,微分可能な評価関数を使っていたからだ。暴落とかは非線形のカオスになり,微分不可だ。ボラタイルを導入して,確率的変動に対処するにしても逐次処理である事にかわりはない。ひらたく言うと,外挿だ。

株式取引とか先物市場取引はゲームだ。一昔前,フラクタルがはやった。この種の学問を開拓した学者は経済学者として自任していた。IBMのフェローだった。単にゲーム理論を株投資に適用しても勝てない。ヒトの感情とか欲,恐怖が関係しているからだ。今の計算ソフトはヒトの情動を推し量れない。言葉を操れない赤ちゃんが感じる快,不快を人工知能ソフトは認識できない。プログラムは文字を使って行うから,はなから不可能な事を表面的になぞっているだけだ。ヒトが原初に得た爬虫類脳の機能が計算機でうまく取り扱えないのは神も考えてヒトを創造したのだと思う。

貨幣もそうだが,株式とかバーチャルな資産に信をおくようになったのも不思議な社会だ。その取引にまたバーチャル計算機が取引を行っている。

サーバの話題がそれてしまった。第二次世界大戦の戦勝国がドルを基軸通貨とする IMF 体制をつくった。そのドルがリーマン危機を起こした。先の大恐慌は長引く農業不況が足かせとなった。世界第2位の経済大国である中国農業の好不況のニュースが全く,配信されない。対日戦勝70周年とかプロパガンダばかりだ。中国のバブルが弾け,理財商品が焦げ付き不良債権になるのはたのは確かとしても,農業はどうなっているのだろうか。中国農民のニュースが皆無だ。

日本は大恐慌時,冷害も重なり社会不安が高まり,ファッショの道を選択した。その後,統制経済の下,小作料は低下し続けた。その帰結が,戦後の不在地主の追放だった。中国の場合,人民公社は解体されたけど,自営農民が増えたわけでもなかろう。カオス理論に,中国の蝶の羽ばたきが合衆国の暴風の原因になるというたとえ話がある。北京とか上海だけをみても,中国の全体像は見えない。日本は北海道と沖縄をみれば,本質がわかる。東京だと本質が隠されてしまう。東京と京都にはマガイモノが溢れている。東京中心の記事とか京都中心の歴史とかは深層を明かさない。天皇の物語がそのまま日本史にならないのと同じだ。それは中国の北京,上海にもいえるだろう。危機になると,それが露呈する。

コンピュータ言語の進化は淘汰の歴史でもある。莫大な利益を生み出す金融工学に日本の次世代OSは何ら貢献しなかったようだ。これからの恐慌は計算機が生み出す。戦争もスマート爆弾とか巡航ミサイルとか先制不意打ちの奇襲をする方が有利になる。日本の航空戦力はあっという間に壊滅するだろう。それらを支えるのが CPU だ。当然,プログラミングが必要になる。戦争を支えるのが,怒り,憎悪そして恐怖だ。それらを流布広めるのが教宣とかプロパガンダだ。尊王攘夷とか滅清興漢の類だ。元は教宣とあるように,宗教の布教活動が由来だ。隣国の反日もプロパガンダだ。脳の基底にある情動に近いプロパガンダによる暴走を抑えるには,軍事しかない。合衆国は究極的に,その回答として核を選択した。刃物を持ったキチガイ国家を抑止するには,やはり核は有効だ。現代日本の混乱は,合衆国の核の傘が揺らいでいるのが原因だろう。第三国の核が日本に落とされても,合衆国の核による反撃はないだろう。日米安保とはそのような条約だ。覇権国家はロシアのように欧州安保を無視して,ウクライナ2州を事実上,分割する。ロシアを参考に,中国は米国相手に瀬踏みしているのが,現状だろう。尖閣,台湾,香港,そして北朝鮮は全てリンクしている。その全てにかつて,日本が関与していたけど,今は利権はない。そのうち,シナ海どころか,沖縄も負担になってくる。

太平洋戦争では中部太平洋,比島台湾で先制攻撃により航空戦力壊滅を経験したのに,自衛隊は学習しているように見えない。
日本は片田舎のガスステーションを分厚いコンクリートで防護するのに,戦闘機のハンガー(格納庫)は薄板の不思議な国家だ。
画一統制国家の悲しさだろうか。現首相のように日本全体が言葉だけの反省なのだろう。そのツケを払うのは我々の子孫になるのは仕方がないだろう。

参考
Puppy を開発した Barry Kauler 氏の引退
並列論理型言語処理系 KLIC のページ
平泉澄とその門下
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