地中探査に活躍する農用トラクタ
ドイツの研究所が探査レーダを用いて地中に未発見のストーンヘンジを発見したらしい。ストーンヘンジは先史時代の遺構だ。使用されているトラクタは農用のようだ。地中に電波を発信し,そのエコーにより埋設物を検出する。画像処理的には医療用超音波診断装置と同じだ。とにかく大きい。スキャン幅も大きいのだろう。日本だと,人力の手押し車なので感心した。塗装色から判断すると,多分農用ではなかろうか。
先の大戦で日本陸軍が比島を占領すると,米軍の鹵獲兵器の取り合いになったそうだ。人気の高かったのはトラクタ,ついでトラックだった。砲兵士官の回想によれば,砲座まで弾薬を運搬するのは難儀だったそうだ。取り合いがエスカレートして師団長の威光まで使わざるを得なかったそうだ。1941 年まで陸軍は対ソ戦を念頭に,戦備訓練を整えていたから,熱帯高地の装備は何も用意していなかったのだろう。実に無謀な戦争計画だった。ガダルカナルに急襲上陸した米海兵も,補給船は避退して揚陸機材の不足に悩まされた。そこでも数少ないトラクタと日本海軍が残した機材設備が有効活用されたそうだ。
自衛隊がする後方支援とは補給,兵站の事だろう。陸自戦車とかは映像で目にするけど,トラクタは記憶にない。毎日新聞の米軍との共同訓練とする自衛隊の補給部隊の写真は歩兵だった。肝心の様子を掲載せず,編集に悪意を感ずる。有事になると,トラック運転手,港湾労働者,重機オペレータとかが動員される。スイスだと,高校教師も後方支援に従事する。朝鮮有事になると,学校の先生と役人は先の太平洋戦争同様,動員を免除されるのだろう。何か変だな。
中東,中南米,アフリカの武装組織の移動銃座とか兵員輸送車はトヨタのピックアップが定番だ。カナダ陸軍は安価,頑丈,信頼性が高いせいかトヨタ製ピックアップを正規採用するそうだ。北米トヨタが提供するから,日本国の兵器輸出規制の網がかからないのだろう。無線機器の製造とか,とにかく規制の多い日本を離れて海外で生産するのが,何につけても正解のようだ。設計開発は国内,製造は海外というか,設計製造も海外が妥当かもしれない。1次大戦後のベルサイユ体制で,潜水艦の開発製造を禁ぜられたドイツは潜水艦と軍用機の設計製造会社をオランダに移転した。日本初の国産潜水艦も川重がオランダから技師を招いた。ドイツの警備隊は農用トラクタを用いて,戦車戦を研究した。航空兵とか戦車兵の実際の訓練はソ連で行っていた。世界を驚愕させた電撃戦の萌芽はソ連での演習にあった。自衛隊は何がしかを米軍との共同訓練で学ぶかもしれないが,海空自はどこまで補給戦を真剣に考えているか。
日本は核燃料の再処理を認められているのに,実施しない変な国だ。ドイツのように準備しておけば,いざという時に役立つ。かつて日本の輜重兵は兵隊扱いではなかった。その名残が毎日新聞にあるとしたら,それもまた変な話だ。その可能性が高いか。3.11 では陸自の補給能力は全く,酷かった。でも,陸自はクロネコヤマトから兵站の基礎を学ぶだけの柔軟性があった。最悪なのは,反省のない海自だろう。
あの非常時に,当初ガソリンの野積み集積を認めなかった消防庁はなんだったのだろう。消防庁は総務省の所管だから,戦前の旧内務と旧陸軍の対立と同じだ。朝鮮有事にも,国民の動員を巡り総務省と防衛省が恐らく対立するのだろう。日本の文科省は神官みたいな存在か。スイスだと,すみやかに軍政に切り換わるのだが。というか,文官と武官の垣根が低い。文官と武官を分けたのは東アジア官僚制の特徴だった。日本は明治期に平安朝の文武制を復活させた。有事に対応するには,日本が 800 年続けた幕府制が参考になるかもしれない。
韓国の新聞が繰り返し言っているように,国家は危機に際して,内部から崩壊するのだろうと思う。昨今の議論をみると,日本はつくづく朝鮮化したと思う。戦前は帝国憲法の統帥権で躓き,戦後は武力行使放棄で躓きそうだ。どちらも不和雷同リーダ不在の政争が,ズルズルと国を危機へ押しやるのだろう。国民性として仕方のない事ではある。神輿と帽子は軽いほうがいいと言ったのは金丸だったか。
それを回避するには,中央集権を止めるべきなのだが,それは全く不可能だろう。ちなみにあの小さなスイスは連邦制だ。ドイツオーストリアも連邦制だ。今の日本は平和だった平安時代の中央集権制度に戻している。当時は国軍も廃止し,国司は死刑を科す必要もない平和さだった。京都の治安は令外官である検非違使が担っていた。検非違使は律令体制の埒外だった。自衛隊(憲法9条)のルーツは平安時代まで遡る。旧約聖書を読むと,軍事の影が薄い。古代イスラエルは紛争が当たり前の中東に存在しながら,武具の記述を全くしない稀有な民族だ。お隣の朝鮮もこれに近いか。
日本には平家物語という国民文学がある。文字を読めない地下(ジゲ)に広まった。武士は領地領民を守るために発生したらしいのだが,そのルーツをめぐり歴史学では論争が続いている。後方支援を頭でしか考えない毎日新聞の記事を読むと,根は深いと見るべきか。タイは議会が混乱すると,国軍が収拾に乗り出し戒厳令を布告し軍政を敷いた西欧流の普通の国だ。こんな国だからアジアで植民地化を免れた。朝鮮は長らく中国の属国だったので戒厳とか軍政を考えなくて良かったのだろう。現代の日本も宗主国を合衆国とみなせば,自衛隊の意味づけも明らかではなかろうか。こんな国だから,知事は危機非常時を考えないのかもしれない。日本に分国が復活する時代はないのか。
この研究活動は Ludwig Boltzmann Institute for Archaeological Prospection and Virtual Archaeology とある。かの有名なボルツマンか。鎌と刀の関係は人類永遠の課題か。近代の独立自営農民が武装するのは西欧だった。中国も古代からの続く反乱の歴史は零落した農民と流民の武装は当たり前だった。学校で学ぶ中朝鮮史とは違った視点で歴史を読んでみようかと思う。合衆国の独立自営農民史の適当な本がないな。日本では翻訳しても売れないからだろうか。
政党まで国家による政党交付金の補助金漬けだ。中ソの政治体制を笑えない状態になっている。目先のきく日本の商社は海外投資の案件が増える一方なのではなかろうか。住友が大阪を離れて何年になるだろう。ヤクザの山口組も名古屋勢力に乗っ取られたみたいだ。関西の地盤低下が続くばかりだ。関電ももうダメかもしれない。
住友の井桁ロゴはグループ主要企業しか使えない。山口組のロゴも同じだ。傘下組合で微妙に違うそうだ。ゆるやかな連合体なのだろう。日本の封建時代の御一門の家紋と同じで妙な伝統に感心する。ちなみに家紋があるのは武家政権だった西欧と日本だけだ。家紋(ロゴ)のデザインに秀でてた日本人が五輪のロゴでミソをつけた。ロゴに関心の薄い役人が主導したからこんな結果になったのではなかろうか。IOC とスポンサとの仲介に利権が発生しているのだろうか。IOC 協賛企業の製品サービスの購入を控えようかなと思っている。航空会社だと JAL と ANA が入っている。選択肢がない。スポーツ関連は文科省の利権だ。
2020年の宴が終わり,日本に何が待ち受けているのだろうか。天皇陛下は大丈夫だろうか。かつてのオーストリア帝国は皇太子が暗殺され,老皇帝の時,オーストリアハンガリ二重帝国は瓦解した。明治大正昭和平成と並べてみると平成は大正同様影が薄いけど,平和な時代だ。それは,朝鮮に関わらなかったせいだとも言えるだろう。合衆国から要望されればやむを得ないが,朝鮮有事の軍事介入は避け,難民保護とか人道支援に限るべきだろう。でも,時代が許さない。困ったものだ。戦後,70年にもなっても領土紛争を3箇所も抱え込んだままだ。
これだけ,世界中がデフレ基調になると,戦争が始まるだろう。中国が仕掛けるとしたら,何処だろう。合衆国も戦争を止める事はないだろう。やはり米中の代理戦争か。原油が値下がりし過ぎると,国際石油資本が間接的に引き金を引く可能性が高くなるのではなかろうか。原発は維持したほうが安全保障上得策だと思うが,国民はそう考えない。不思議なものだ。
参考
英ストーンヘンジ近くに新遺跡、約90個の巨石列柱を地中に発見
2020東京オリンピックのスポンサー一覧
先の大戦で日本陸軍が比島を占領すると,米軍の鹵獲兵器の取り合いになったそうだ。人気の高かったのはトラクタ,ついでトラックだった。砲兵士官の回想によれば,砲座まで弾薬を運搬するのは難儀だったそうだ。取り合いがエスカレートして師団長の威光まで使わざるを得なかったそうだ。1941 年まで陸軍は対ソ戦を念頭に,戦備訓練を整えていたから,熱帯高地の装備は何も用意していなかったのだろう。実に無謀な戦争計画だった。ガダルカナルに急襲上陸した米海兵も,補給船は避退して揚陸機材の不足に悩まされた。そこでも数少ないトラクタと日本海軍が残した機材設備が有効活用されたそうだ。
自衛隊がする後方支援とは補給,兵站の事だろう。陸自戦車とかは映像で目にするけど,トラクタは記憶にない。毎日新聞の米軍との共同訓練とする自衛隊の補給部隊の写真は歩兵だった。肝心の様子を掲載せず,編集に悪意を感ずる。有事になると,トラック運転手,港湾労働者,重機オペレータとかが動員される。スイスだと,高校教師も後方支援に従事する。朝鮮有事になると,学校の先生と役人は先の太平洋戦争同様,動員を免除されるのだろう。何か変だな。
中東,中南米,アフリカの武装組織の移動銃座とか兵員輸送車はトヨタのピックアップが定番だ。カナダ陸軍は安価,頑丈,信頼性が高いせいかトヨタ製ピックアップを正規採用するそうだ。北米トヨタが提供するから,日本国の兵器輸出規制の網がかからないのだろう。無線機器の製造とか,とにかく規制の多い日本を離れて海外で生産するのが,何につけても正解のようだ。設計開発は国内,製造は海外というか,設計製造も海外が妥当かもしれない。1次大戦後のベルサイユ体制で,潜水艦の開発製造を禁ぜられたドイツは潜水艦と軍用機の設計製造会社をオランダに移転した。日本初の国産潜水艦も川重がオランダから技師を招いた。ドイツの警備隊は農用トラクタを用いて,戦車戦を研究した。航空兵とか戦車兵の実際の訓練はソ連で行っていた。世界を驚愕させた電撃戦の萌芽はソ連での演習にあった。自衛隊は何がしかを米軍との共同訓練で学ぶかもしれないが,海空自はどこまで補給戦を真剣に考えているか。
日本は核燃料の再処理を認められているのに,実施しない変な国だ。ドイツのように準備しておけば,いざという時に役立つ。かつて日本の輜重兵は兵隊扱いではなかった。その名残が毎日新聞にあるとしたら,それもまた変な話だ。その可能性が高いか。3.11 では陸自の補給能力は全く,酷かった。でも,陸自はクロネコヤマトから兵站の基礎を学ぶだけの柔軟性があった。最悪なのは,反省のない海自だろう。
あの非常時に,当初ガソリンの野積み集積を認めなかった消防庁はなんだったのだろう。消防庁は総務省の所管だから,戦前の旧内務と旧陸軍の対立と同じだ。朝鮮有事にも,国民の動員を巡り総務省と防衛省が恐らく対立するのだろう。日本の文科省は神官みたいな存在か。スイスだと,すみやかに軍政に切り換わるのだが。というか,文官と武官の垣根が低い。文官と武官を分けたのは東アジア官僚制の特徴だった。日本は明治期に平安朝の文武制を復活させた。有事に対応するには,日本が 800 年続けた幕府制が参考になるかもしれない。
韓国の新聞が繰り返し言っているように,国家は危機に際して,内部から崩壊するのだろうと思う。昨今の議論をみると,日本はつくづく朝鮮化したと思う。戦前は帝国憲法の統帥権で躓き,戦後は武力行使放棄で躓きそうだ。どちらも不和雷同リーダ不在の政争が,ズルズルと国を危機へ押しやるのだろう。国民性として仕方のない事ではある。神輿と帽子は軽いほうがいいと言ったのは金丸だったか。
それを回避するには,中央集権を止めるべきなのだが,それは全く不可能だろう。ちなみにあの小さなスイスは連邦制だ。ドイツオーストリアも連邦制だ。今の日本は平和だった平安時代の中央集権制度に戻している。当時は国軍も廃止し,国司は死刑を科す必要もない平和さだった。京都の治安は令外官である検非違使が担っていた。検非違使は律令体制の埒外だった。自衛隊(憲法9条)のルーツは平安時代まで遡る。旧約聖書を読むと,軍事の影が薄い。古代イスラエルは紛争が当たり前の中東に存在しながら,武具の記述を全くしない稀有な民族だ。お隣の朝鮮もこれに近いか。
日本には平家物語という国民文学がある。文字を読めない地下(ジゲ)に広まった。武士は領地領民を守るために発生したらしいのだが,そのルーツをめぐり歴史学では論争が続いている。後方支援を頭でしか考えない毎日新聞の記事を読むと,根は深いと見るべきか。タイは議会が混乱すると,国軍が収拾に乗り出し戒厳令を布告し軍政を敷いた西欧流の普通の国だ。こんな国だからアジアで植民地化を免れた。朝鮮は長らく中国の属国だったので戒厳とか軍政を考えなくて良かったのだろう。現代の日本も宗主国を合衆国とみなせば,自衛隊の意味づけも明らかではなかろうか。こんな国だから,知事は危機非常時を考えないのかもしれない。日本に分国が復活する時代はないのか。
この研究活動は Ludwig Boltzmann Institute for Archaeological Prospection and Virtual Archaeology とある。かの有名なボルツマンか。鎌と刀の関係は人類永遠の課題か。近代の独立自営農民が武装するのは西欧だった。中国も古代からの続く反乱の歴史は零落した農民と流民の武装は当たり前だった。学校で学ぶ中朝鮮史とは違った視点で歴史を読んでみようかと思う。合衆国の独立自営農民史の適当な本がないな。日本では翻訳しても売れないからだろうか。
政党まで国家による政党交付金の補助金漬けだ。中ソの政治体制を笑えない状態になっている。目先のきく日本の商社は海外投資の案件が増える一方なのではなかろうか。住友が大阪を離れて何年になるだろう。ヤクザの山口組も名古屋勢力に乗っ取られたみたいだ。関西の地盤低下が続くばかりだ。関電ももうダメかもしれない。
住友の井桁ロゴはグループ主要企業しか使えない。山口組のロゴも同じだ。傘下組合で微妙に違うそうだ。ゆるやかな連合体なのだろう。日本の封建時代の御一門の家紋と同じで妙な伝統に感心する。ちなみに家紋があるのは武家政権だった西欧と日本だけだ。家紋(ロゴ)のデザインに秀でてた日本人が五輪のロゴでミソをつけた。ロゴに関心の薄い役人が主導したからこんな結果になったのではなかろうか。IOC とスポンサとの仲介に利権が発生しているのだろうか。IOC 協賛企業の製品サービスの購入を控えようかなと思っている。航空会社だと JAL と ANA が入っている。選択肢がない。スポーツ関連は文科省の利権だ。
2020年の宴が終わり,日本に何が待ち受けているのだろうか。天皇陛下は大丈夫だろうか。かつてのオーストリア帝国は皇太子が暗殺され,老皇帝の時,オーストリアハンガリ二重帝国は瓦解した。明治大正昭和平成と並べてみると平成は大正同様影が薄いけど,平和な時代だ。それは,朝鮮に関わらなかったせいだとも言えるだろう。合衆国から要望されればやむを得ないが,朝鮮有事の軍事介入は避け,難民保護とか人道支援に限るべきだろう。でも,時代が許さない。困ったものだ。戦後,70年にもなっても領土紛争を3箇所も抱え込んだままだ。
これだけ,世界中がデフレ基調になると,戦争が始まるだろう。中国が仕掛けるとしたら,何処だろう。合衆国も戦争を止める事はないだろう。やはり米中の代理戦争か。原油が値下がりし過ぎると,国際石油資本が間接的に引き金を引く可能性が高くなるのではなかろうか。原発は維持したほうが安全保障上得策だと思うが,国民はそう考えない。不思議なものだ。
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