精密電源ICノイズ 5
電池充電の際の参照電圧源として精密電源IC LT1009CZ を購入した。0 - 70℃ において 25ppm/℃ の温度係数だ。 安定度は 20ppm/kHr だ。これだけ精密だと,ノイズが気になる。DSO で実測してみた。入力インピーダンス 10MΩのプローブを用いている。プローブを短絡したバックグラウンドは 100us/Div において最大になり,11.2mVpp だった。サンハヤト製基板 ICB-86G に当該の素子を半田付けした。6Vの電源ラインは 160mVpp のノイズがある。
無負荷時の駆動電流は 2.3mA である。外付け抵抗と素子内部容量によりノイズが低減したと思われる。取り出せる電流は減少するけれども,さらに外付け抵抗値を大きくすれば,ノイズが減少するかもしれない。負荷として10kΩのトリマを取り付けると,ノイズは減少した。インピーダンスが下がった効果だろう。
出力にノイズ対策のキャパシタを付加するかどうか迷った。とりあえず取り付けず,行く事にした。データシートにノイズ低減回路が載っている。なるほど思わせる回路で,いつか役に立ちそうだ。
Load | Noise |
No load | 100mVpp |
10kΩ | 60mVpp |
無負荷時の駆動電流は 2.3mA である。外付け抵抗と素子内部容量によりノイズが低減したと思われる。取り出せる電流は減少するけれども,さらに外付け抵抗値を大きくすれば,ノイズが減少するかもしれない。負荷として10kΩのトリマを取り付けると,ノイズは減少した。インピーダンスが下がった効果だろう。
出力にノイズ対策のキャパシタを付加するかどうか迷った。とりあえず取り付けず,行く事にした。データシートにノイズ低減回路が載っている。なるほど思わせる回路で,いつか役に立ちそうだ。
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