2016/03/20

中国経済ショックの影響

IMF が中国経済不況が世界各国にどのような影響を与えるかレポートした。米中間の貿易は膨大だけれども,意外と合衆国経済に与える影響は小さい。韓国は気の毒なくらい自国の GDP に中国の影響を受ける。日本の倍以上だ。合衆国は日本の半分だ。Spill in Strength はショックの耐性度を表す。

China's shock
GDPSpill in Strength
Korea6.9%3.8%
Japan2.6%4.2%
US1.4%5.1%


中国の輸出低下が先進諸国の輸入に与える影響は 加 > 伊 > 仏 > 独 > 平均 > 日本 > 英 > 米 となる。また,中国の輸入低下は先進諸国の輸出に影響を与えのその順番は 加 > 独 > 日本 > 平均 > 伊 > 仏 > 英 > 米となる。カナダと合衆国と同じ北米にありながら,カナダは中国経済の影響を強く受け,合衆国はその巨大な自己完結の経済は中国の影響を大して受けないとは驚きだ。

EUの経済圏は大きいと思っていたが,ドイツが諸に影響を受ける。ドイツにとり中国市場は日本より比重が高いのは驚きだ。メルケルと習近平が毎年,相互に訪問する筈だ。

昔,上海事変の際,日本軍はドイツの兵器を装備した蒋介石軍に苦しんだ。その反動が,日本軍の南京での蛮行になったとされる。ドイツの対中兵器の輸出を止めるために,三国同盟を結んだ一面もある。蒋介石はソ連(日ソ中立条約)とドイツ(三国同盟)からの兵器を絶たれ,より一層,合衆国(日米通商航海条約破棄)に傾斜した。東條は中国との戦争を止めるために,対米戦を選択した。愚かなリーダを選んだものだ。

このレポートから得られる結論というか,教訓は日本にとり韓国とEU諸国のとりわけ独伊は当てにならない。これらは中国の代弁者になる可能性すらある。少し乱暴で嫌味なアメリカ君だが,丁寧にお付き合いしていかなければならないと思う。

下記のレポートにおける中国の輸出入の相関関係図は一見に値する。

参考
China’s Imports Slowdown: Spillovers, Spillins, and Spillbacks
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