2016/06/05

放電器回路 3 ムギ球特性と基板取り付け

ヨドバシ に発注したムギ球が届いた。自製低電圧発生器を用いて,まず蛍光灯スタンドが点灯した机上での視認電圧を測った。一方は 0.579V でもう片方は 0.561V であった。電圧測定は DMM PC510 を使用した。作成中の放電器動作電圧は 0.86V だから問題なしだ。
Mugi1.jpg 

Mugi.jpg次に

上に示した写真は蛍光灯スタンドの照明をオフにして撮影した。周囲の照度を下げるとスポット光源があると,光量が蓄積して視感度とは異なり視覚効果が上がる。実際はこんなに明るくはない。

消費電流を測定した。電流計は DMM PC510,印加電圧測定は DMM P-16 を使用した。P-16 の電流計モードはヒステリシスがあるようで,なるべく使用しないようにしている。その測定結果は,
Mugi.png 
印加電圧1Vにおいて,100mA 近く消費する。予想した通り消費電力が大きい。等価抵抗は約 10Ω となるから,負荷抵抗 1.5Ω とシャント接続なので影響を及ぼす。

リード線も細く柔らかいので基板に直付け LED のように直立させるのは,基板を裏返して机上に置いたりするとリード線が折れ曲がるので余り良くない。どうしたものか。

ムギ球の寿命はどのくらいなのだろうか。クリスマスツリーの電飾に使われる球は余り切れた記憶がなので大丈夫と思うが,4個入りを購入した方が良かったかもしれない。球切れは半田付けを解かし,導通チェックくらいか。

しかし LED と異なりメリットもある。LED は過大電流などで劣化すると,やがて短絡となるため,より一層事態は悪くなる。その点,電球だとフィラメントが溶断し,Fuse のように電流が流れなくなるから本質的に安全だ。

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