デジカメ起動電流と放電器
乾電池対応のデジカメ GE A1455 を使用している。Evolta 1000 mAh が劣化して起動しなくなった。これを自作した放電器を試したところ,放電開始した。開放電圧は 1.28V であった。もう1本の開放電圧は 1.33V あり,放電電圧を DSO のカーソルでモニタしたところ,
Time Volt
14:00 1.33
14:05 1.10
14:10 1.09
14:20 1.07
14:40 1.04
15:01 1.18
が得られ,放電器の初期電流は約1A流れるから電池容量は公称定格の 1000 mAh はないにしても,半減はしていないようだ。
私のデジカメはとんでもない起動電流を要するのか。アルカリ電池だと直ぐ電池が損耗する筈だ。取説は 340 枚の撮影可能となっている。実感としてあり得ない枚数だ。CIPA の説明に「ON/OFF するたびにレンズの駆動に多くの電力を消費する」とある。駆動モータの起動電流が半端じゃないのだろうと思う。規格では10枚毎に電源 OFF にする事になっている。GE のカタログ値は本当なのだろうか。GE のデジカメ General Imaging が国内から撤退したようだ。
上の電池は劣化しているテスト用充電池だ。開放電圧 1.38V の劣化 Revoltes は放電器が起動しなかった。短時間でも1Aの電流を流せない。左端の Eneloop は外装の負極側がめくれている。外装シートがはがれやすいのと窮屈な台湾製電池ホルダから無理やり取り外す際,損傷した。GP の NiCd は古いけど,いまだに使える。中国ブランドだ。台湾の電池ホルダは中国ブランドの電池もハメアイ寸法が不適切になる。
参考
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