NiMH 充電停止電圧 1.45V は適当か
定電流と定電圧を併用した充電回路を個別充電用に2回路製作したけど,1回路が動作しない。定電流を諦めて定電圧充電を主とした場合の改造を考えて検索したら,NiMH 充電停止電圧は 1.45V が最適のようだ。トラ技の 1.4V を盲信していたようだ。しかし参考サイトの測定システムは8ビットの ADC だ。このサイトで使用するような DSO の値の3桁目は怪しいと思っていい。しかし,検索するとことのほか 1.45V が多い。
充電池が劣化すると,所定の充電終止電圧になっても電流と時間の積である充電量が低下する。この算出を出来ないかなと思う。東芝の格安充電器は充電終了の LED が付いているのを知った。これを改造して充電量を測定した方が賢かった。手元にある部品で充電器作成を思いつきで始めたのはどうだったか。
この歳になって定電流+定電圧回路の製作か。スキルアップに年齢は関係がないと思いつつ,慰めか。あるオーナ社長は技術陣を称してマスタベーションをするなと言っていたそうな。その趣旨は金にならない開発は何の足しにもならないの意味だろう。その反面,IBM では本社は心臓,研究所は頭脳という思想だそうな。どちらが欠けても会社は発展しない。
IBM の PCAT は世界パソコンの標準になった。逆の立場をとって成功したのがアップルだ。日本人のアップルスマホの占有率を考えたら,日本人は標準化のメリットを享受しようという思想になじまないようだ。先進国で商用電力周波数が2種類あるのは日本だけだ。
太平洋戦争では日米海軍のレーダが命運を分けた。ともに海軍研究所を保有していた。米海軍の方は NRL と称されノーベル受賞者を輩出する研究機関だ。NRL は PPI 表示を発明した。PPI とはウルトラマンとか子供番組でおなじみの2次元のレーダ走査画面の事だ。日本はマグネトロンに傾倒した。PPI は電子回路に精通していないと思いつかないだろうと思う。「手」だけでもだめ。「頭」だけでもだめ。しかも米海軍はレーダ画面を認識識別するプロッタを養成し,CIC (Combat Information Center) システムを戦争中に編み出し母艦機の誘導に絶大な力を発揮した。昨今のITイノベーションに日米ともに主唱しながら,大きく差をつけられたのは何故なのか。根は深いような気がする。C&C を標榜していた NEC の凋落は日本海軍と似たようなパラダイムだったのではなかろうか。
ちなみに尖閣に待機出動した護衛艦 せとぎり にも CIC はあり,そのデータは米海軍とリンクされている。そのリンク装置は日米安保により日本側は一切,手をつけられないとされる。尖閣での深夜での日露中海軍軍艦の行動図(航跡)を米海軍はリアルタイムに把握しているとみていい。それとも海自はリンク装置の電源を平時にはオフにしているのかな。演習時には青軍と赤軍ではリンクは別系統でないと訓練にならないだろう。しかし,現代の軍艦は大型化しているな。海自の警戒艦は 5000t もある。
太平洋戦争ではシナ海における米潜の跳梁を抑えるには小型の海防艦を 300隻必要と戦争末期に軍官僚だった伊藤整一は政府に言い訳した。彼は大和を率いて艦と伴に東シナ海に沈んだ。そんなダメ官僚,軍人としても適格性を欠いた伊藤を戦後の日本政府は最高の叙勲を授与した。負け戦に部下を無駄死にさせる提督がそんなに立派なのか。日本海軍が軍人の鑑とした楠正成はごく少数の部下だけを残して,全く勝ち目のない湊川防衛戦に望んだ。日本海軍は水兵を使い捨てするブラック海軍だった。マレーに出撃した英戦艦の艦側は吊り下げられた救命筏だらけだった。戦記を読むと,大和には救命胴衣すら行き渡っていなかったようだ。現代艦は被弾すると,激烈な火災が発生する。現代英海軍水兵は耐火目だし帽と手袋を着用して訓練する。海自の訓練様子はそんな対策はないようだ。海軍に徴兵された私の父によると,戦闘時でも救命胴衣の着用はなかったそうだ。
はたして海自の現代大型艦は実際にシナ海で役に立つのだろうか。ソ連製のミサイル艇がイスラエル海軍駆逐艦を撃沈した戦訓はどうなっているのだろう。韓国軍艦が北朝鮮の骨董品の潜水艇に沈められた。英原潜はアルゼンチン海軍の巡洋艦を沈めた。
日本語変換をすると「自省」はあるが「自慰」はない。今話題の都知事も後者だったのだろうかと思う。
参考
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