2016/06/23

急速充電とトリクル効果

高級な充電器にはトリクル充電機能がある。急速充電後,微小電流を流し充電量を最大化するものだ。しかし検索してもトリクル充電の電流値が具体的にわからない。共立電子が取り扱っている Maxim 充電ICのデータシートをみて参考にしようと思う。1Cの急速充電に関してトリクル充電は 1/16 だ。感覚的に 1/20 位かなと思っていたので妥当だろう。しかし1C以上でないと急速充電と言わないのかと驚いた。

例えば容量 1000mAh の充電池を 200mA で充電始めたら 0.2C だ。Maxim のデータが妥当だとすると,0.5C の場合 1/8,0.25C だと 1/4 だ。私の充電器だと 50mA 位が相当する。過去の経験からすると,妥当でもないような妥当かもしれない。やはり,充電量を算出すべきなのかもしれない。充電量は充電流と時間との積で表される。

私の回路は最初,定電流回路が効いて,その後定電圧回路が支配的になる。例の Evolta を用いて変更した充電回路のテストした。電流検知抵抗1Ωの電圧降下を DMM PC510 と P-16により測定した。
Part1: Evolta1, P-16
Part2: Evolta2, PC510

E1 E2 Time
194 187 11:09
173 190 11:30
154 178 11:44
100 175 12:16
046 112 13:15
038 034 17:19
035 031 19:17
033 029 21:04

念のため Part1 回路の電源電圧と 2SJ240 のソース電圧を DSO の CH1 と CH2 で観察測定していたら,は 11:30 に 122kHz の発振が停止した。11:44 には電流検知抵抗の電流波形が 1.5kHz の低周波になった。やがて 2SJ240 のソース電圧波形が DC になり,電流検知抵抗の電流波形もDCに遷移した。定電圧をオンオフしている 2SK1290 が発熱するようになった。回路構成からすると整合性のある実験結果だ。21:04 に充電を打ち切りデジカメGE A1455 に装填すると起動した。

アベノミクスは一昔前のサッチャーレーガン時代のトリクル効果を標榜している。大手上企業の業績が良くなれば,下請けさらに孫請けへと経済効果が波及する事を言う。しかし,実際は西欧の風刺画のような結果だった。太いパイプとバルブが最後はスポイトになっている。

Trickle-down.gif 

政府でも似たような事が起きる。文科省が子供のための教育設備予算を獲得したとする。まず中央省庁が賦費を課す。都道府県も同様だ。大都市なら区ごとに賦費を課すだろう。

パナは多額の本社賦費に耐えかねて,本社を解体した。本社の人件費は間接費だからだ。昔,清朝皇帝が水害に遭った民に金を下賜すると,その額は 1/4 に激減したという。中央官僚,地方役人が賦費を課すからだった。これもトリクルダウンと見なせるだろう。

日本の役人は合衆国に比べると,役人の数は圧倒的に少ないと言う。それなら,副知事とか副市長はなぜ本省から招聘する必要があるのか。第三セクターの予算を含めたら,それほどでもないのではないか。前大阪市長は大阪のリストラに失敗した。改革の機運は遠のいた。進次郎が首相にでもならない限り,改革は前進しないだろう。

参考
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