2016/06/20

自作するなら放電器を先に

充電池の規格では充電回数とは放電量が半減するまでをいう。私は劣化した NiCd Eneloop Evolta をデジカメに使用している。私のデジカメは起動電流が大きいのか新品のアルカリ電池では撮影枚数が10枚にも至らず使い物にならないが,劣化充電池の方がまだましだ。

電池を複数使用する機器だと,片方の電池が劣化しているのか,それとも両方ともに劣化しているのか簡単に判別できない。その点,新規に充電器を購入するなら東芝製だと充電終了を示す LED が付いているので,片方が異常に早く充電終了するのなら劣化していると判定できる。しかし,その程度は判別しがたい。

「気の迷い」のサイトが公開している放電器を使用して,その放電終了時間から個別に判定できる。私はキッチンに持ち込み食器洗いをしながら,デジカメが起動しなかった NiCd5 と NiCd6 の消灯時間 19分と 23分と得た。もうデジカメには使用できないが,ワイヤレスセンサにはまだ使えるかもしれない。Eneloop E21 と E22 は同様にともに56分の消灯時間となったので NiCd ペアより期待が持てそうだ。
DischargerCharger.jpg 
定量的に放電量を簡単に測定するなら,PC接続ができる DMM を購入するのが早いが同時に2個を測定できない。私も同様の状態になっている。製作した充電器の充電流を測定するのに DSO の 2CH を活かせない。というのは電流検知抵抗が GND から浮いているからだ。やむなく2台の DMM を適当な時間にONして測定している。DSO の 2CH モニタをできるようにするには差動入力のアンプがあればいい。この差動アンプは放電流の測定にも使えるから,別基板にした方が使い勝手がいいだろう。

さらにワイヤレス温度センサの補正用に作成したマイコン AVR は ADC も内蔵しているので,差動アンプ + AVR なら記録もできる。

さて暑くもなってきたので,自動潅水装置の作成準備も始めなければならない。苦手な同時進行をトライしようか。そうすれば部品発注回数も減らせれば,値上げになった共立電子の送料を削減できるかもしれない。

劣化した充電池ペアを6組に放電器を使用して,全く効果のなかったのは2組だ。判定基準は私のデジカメが起動できるかどうかだ。放電器は NiMH にもリフレッシュ効果があるのを実感しているが,意味のあるデータがあるわけでもない。家人の不要になったゲーム機充電池はまだまだワイヤレスセンサに使えるかもしれない。リフレッシュしたらデジカメにも使えそうだ。マイクロソフト,ニンテンドー,ソニーのワイヤレスコントローラで汎用電池対応はマイクロソフトだけだそうだ。ここでも日本メーカは電池を専用化して儲けようとする。Sekoi と合衆国民も感じるようになるのだろうか。

70年前,日米両軍は本土から遠く隔たった南太平洋で長い激闘の航空戦が勃発した。ラバウル航空戦だ。双方とも陸軍戦闘機を繰り出した。米陸海軍も航空領域での縄張り争いはあったけど,海軍は航空機銃を陸軍と共通にしていた。日本も陸軍戦闘機がラバウルに進出したけど,弾がない。日本陸海軍の補給ルートが違うためだ。ともに合衆国のM2機銃をコピーしたのに,弾を共通にしなかった。さらに日本海軍は13ミリ弾を開発した。弾は陸海軍工廠の最大利権だったから,海軍は弾を共通にしたら,その利権が侵されると考えたのだろう。日本海軍はセコかったけど,海自にもその遺伝子が今でもあるような気がする。東日本大震災の際,陸自部隊の揚陸をしなかった。何のための輸送艦だと思う。待ちきれない陸自は米海兵の輸送艦で室蘭から東北に揚陸したのは記憶に新しい。空自も陸自の物資をフレアを放ちながらイラクに補給したじゃないか。日本海軍の官僚意識がそのまま海自に伝統墨守となっているのだろう。教育界はもっと酷い。公立学校とりわけ,小中教師は明治が色濃く残っている。逆にそれだけ,明治改革のインパクトが大きかったのだろう。日本の英語教育は明治と何が違うのか。中高の6年間,英語を学んで話せる成人がどれほどいるか。それをおかしいと思わない日本人もおかしい。
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