2016/07/11

園芸用ハサミ刃先角

直径 3mm の枯れた竹の小枝を切るのに万能ハサミではしんどいので,Daiso でハサミを物色した。せん断角が移動していく刃が丸みを帯びた物は2種類あった。バネつきとバネなしだ。Daiso 工具はスプリングが強すぎるのが多くバネなしを選択した。

太めの竹枝が切れるものの切れ味がわるい。焼き入れが困難なステンレス製のせいかなと思いつつ,刃のすり合わせとかを検分すると,何と刃先角がない。昔あった事務用品の押し切りと一緒だ。
Hasami.jpg 

私が子供の頃,家では家計のたしに羊を飼育していた。父が路傍の草を刈り取り給餌していたようだ。生草の押し切りもあったが,動作状態をよく憶えていない。冬期の飼料をどうしていたのだろうか。晩秋に羊を売り払っていたとも思えない。当時,ムギの栽培は一般的でなかったから,稲わらを購入して餌にしていたのだろうと思う。現在の地に移り住んで,稲わらと籾殻はひたすら燃やしている。これが資本主義の本質だろうかと思う。最小労働で最大収益をあげるにはどうしたらいいか。滋賀県民は利に聡いのでムリムダを避ける。これは松下幸之助の掲げる精神でもあった。最近のパナはあえてムリムダな投資競争に臨んでいるような気がする。旧陸海軍同様,官僚主義が蔓延るようになったのかな。

合衆国は大企業資本主義の権化のように思われているがそうでもないそうだ。トランプが何故,日本中国メキシコを目の敵にするのか。20世紀初頭,合衆国の田舎に住むライト兄弟が飛行に成功した。「彼らは伝統的な自営農民の流れを汲む独立事業家で,誰にも頭を下げず,借金はもとよりあらゆる借りをつくらず,すべてを自分たちだけでやりとげようとした」とある。合衆国は無数の起業家が集合する人工国家なのだ。古きプロテスタントの倫理観と相容れない価値観が日本中国でありメキシコなのだろう。彼を単なる金持ち白人とみなすのは皮相だろう。

日本の過労死問題と日本のマイナス成長が一見,関係がないようで諭吉が感嘆した合衆国の独立精神が今でも,日本に欠落しているのがどうにもならない閉塞状況なのだろう。何せお手本がないのだから。これを打開できるのは金をばら撒く政府官僚でもない。成長を生み出すのは市井の起業家だ。この精神を圧殺したのが社会主義国家だった。日本はお金は資本主義だけれども,国家制度民族性を勘案したら社会主義といってもいいのではないか。数年前,教員組合のドンが政権与党の幹事長だった。こんな国はどうみても資本主義ではないだろう。

英国の教育学者によると,創造性の要しない職業として公務員,政治家,軍人そして教員があった。英語の Teacher と Professor は全く別物だと考えた方が良い。日本だと「先生」になってしまう。確かに,政治家も先生と呼称されている。暗喩は良い意味ではないだろう。もんきりの創造性のない職業がチヤホヤされるのはどうなのか。両者とも給与が高過ぎだろう。そして両者とも女性に適した職業だ。政治家と先生は男性がなる必要性がないだろう。

農具をはじめ道具の多くを作り出してきたのは男だ。人口が減少する一方の日本では,男はもっと創造性を要する分野に従事した方がいいのではないだろうか。日本の人的リソースの消費がおかしい。

参考
空の帝国アメリカの20世紀 p52



関連記事

コメント

非公開コメント