2016/07/12

差動増幅回路製作 1

共立電子は負電源発生ICを2種類 Web 販売している。絶縁型と非絶縁型だ。私の場合,GND を共通にしたい。非絶縁型の方が小型安価であり,MAX1404 を購入した。

このICの私なりの確認手順を示す。作動増幅回路基板上に当該ICを配置し電源を供給した。CAP+ にはプラスにシフトした矩形波が出力し,CAP- だと負の矩形波が出た。Vout は三角波になった。CAP+ と CAP+ に 10uF を接続すると,Vout はリップルのない -4.92V を出力した。この出力を LM324 の GND に接続してもリップルはない。以前使用していた MAX のダブラとはえらい違いだ。

2チャンネル目の出力に 7.5 ないし 7.8kHz (128us) 間隔のスパイクノイズがのるようになった。入力抵抗の前,さらに充電器の電流検出点の電位をみても同様だった。DSO の GND を差動増幅回路から充電器の GND に替えるとノイズがなくなる。よってノイズ発生源は差動増幅回路があやしい。ノイズはほぼ同じ掃引位置に発生するから,負電圧発生器が発生原と考えていいだろう。

MAX1404 のデータシートにあるように 0.1uF のバイパスコンデンサを取り付けると,定間隔のスパイクノイズはなくなった。入力5Vの場合,MAX1404 は 20mA 以下の出力だと Boost の効果がないので Boost ピンを接続していない。
DIFnegativePS.jpg 

部品面に配線をするようになった。穴を通す手間が増えるけど,はんだづけの際,位置決めが楽になる。下の写真は裏面の様子を示す。
DIFinside.jpg 

当面はこの基板をケースに入れないので,ティッシュの空き箱から絶縁シートを加工した。穴は事務用ファイルのパンチ穴だ。穴径が 5mm と少し大きすぎる。Daiso に 4mm のパンチが売っていたそうだ。
DIFinsulator.jpg 
関連記事

コメント

非公開コメント