放電器 DSOとの組合せトライ
試験対象はデジカメ GE A1455 に装填されていて電池残量がオレンジ色状態の物を使用した。放電電圧を DSO のカーソルで測定した。
配線途中で赤印にヘッダを取り付ければ配線長が短く基板止めネジも3点で済むとわかった。基板周辺にコネクタを配置するのはサービスマンへの配慮だ。事務機とか大型産業機器に多い。家電のような片面配線基板 PWB だとそうもいかず,中央にコネクタがある。
20:30 ON
20:31 1V
20:40 0.96V 0.93V
20:45 OFF 72mV deviation
20:46 OFF
たった15分間の現象だった。今度は電池を充電器に移し充電器に差動増幅器のコネクタをヘッダに挿して充電流(電圧降下)を同じように DSO で測った。
21:07 ON
21:10 200mA 116kHz
21:19 203mA 205mA
22:02 205mA 158mA
22:19 184mA 144mA
00:07 98.3mA 70.4mA
01:24 68.8mA 72.0mA 50mV/div 50us/div Mean AVG64
07:34 32.4mA 33.7mA 26mVpp noise @ sample mode
09:34 31.4mA 30.2mA
09:34 OFF 3.9mV 4.7mV noise @ AVG
試験途中で充電流がDCになれば DSO の Measure 機能を使えばカーソルを読む必要がない事を忘れていた。
本屋にトラ技 Special があったので立ち読みしたら,下間の AVR による充放電サイクル試験器の記事があった。充放電流を AVR の PWM で制御している。0.5ms 2MHz 内部クロックだそうだ。外部は水晶 16MHz だった。電流検知抵抗と放電抵抗はともに 0.22Ω。OPアンプには積分キャパシタ 1000pF が入っていた。私にはこんな H/W と S/W 制御を使いこなすスキルがない。下間の記事には現物の写真もない。やはりプログラミング主導の時代だと思う。私は化石みたいなものだ。
現首相はいたく国防に関心が高いようだが,その主体となる3軍はどうなのだろう。非対称戦と軍事革命に適応できているのだろうか。国防軍創設の前に,やはり非合法活動を行う諜報機関の整備が先決だと思うのだが。
昔,検非違使は令外の官だった。「地下」の武士がその任を担った。その伝統なのか軍法もないのに日本の軍隊は海外で戦闘するそうだ。もしくは国内の治安出動する。朝鮮による大規模テロだと,警察の手に負えないのは確かだろう。日本の暴力団ですら RPG を入手するご時世だ。我々の世代はこの種の火器をバズーカと呼んだ。黒田日銀総裁の金融政策も黒田バズーカと呼ばれている。ヒトラーは対戦車火器の重要性を認め日本にも勧め,技術者まで潜水艦で日本に派遣したのに東條らの日本陸軍は何ら関心がなかったようだ。今もさして変わらないのかもしれない。弱かった中国軍とか朝鮮軍は過去の話だ。田母神のような戦前の感覚で対処すると,えらい目にあうのではなかろうか。朝鮮の弾道兵器を心配する前にやらなければならない事はあるけど,既得権と事なかれ主義でどうしようもないのか。東條の時代とさして変わらんね。
日本ははたして近代軍事国家なのだろうか。そんな疑念を抱かせる軍政だ。800年続いた武士の軍事政権が正なのだろう。古代の律令体制と明治以降の憲政の方がまやかしなのだろう。
軍事の正規教育を受けていないヒトラーの軍事感覚は陸大を出た東條より優れている事実をどう考えたらいいか。こんな事実をふまえておこう。
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