Meas.txt 月初めに先月末日の結果を表示しないバグ改善
Slip21 には過去24時間の測定結果を LAN 内PCに書き込む機能がある。この機能により,Web にも公開している。しかし,毎月の月初めに,前月末日のデータを表示しないバグがあった。
10月1日に実際にこの現象を体験して,自席を離れてサーバまで見に行くのは億劫である。この現象が起きる頻度は 12/365 すなわち確率的には 3.3% に過ぎない。このデバッグをして,元旦と3月1日だけが,大晦日と二月末日の測定結果を表示しないに改めた。その割合は 0.5% に改善されたと思う。というのは,実際のテスト結果は月初めにだけわかるから。
Now.Day だけで現在の日にちがわかることをしった。Slip21 は当初 VB4 で作成され,.NET Framework のリソースを一切,使用していなかった。VB2010 Express は無料だったので使い始めた。構造化プログラミングとかオブジェクト指向と言うらしい。よく理解せずに恩恵にあずかっている。MSDOS の日付時刻コマンドを関数にしただけの BASIC 関数を利用していたら,変数宣言さらに Format 文も必要だった。
極端な話,ドットを用いて記述すると,かなりの事ができるが,どんな物が用意されているのか知らないと宝の持ち腐れになっている。プログラミングは言語の学習と同じで,大脳が青少年の時に習得しないと,高度のプログラミングに慣れるのに不利になる。日本の状況は絶望的だ。何せ,東大受験に漢字の書き取り問題が出るような国だからだ。漢字を習得するために,若い頭脳を浪費している。頭脳を浪費しきった大人がサラリーマンとりわけ官僚だろうか。サラリーマンとか官僚は実務を何も知らなくても出世できる。大手企業の社長がどれだけ実際に,手形を目にした事があるか。官僚がどれだけ,実際に国債を目にしているか。おそらく黒田日銀総裁は手形と国債の現物を取り扱った事がないだろう。不思議な国だ。
全体を見通す指導者を嫌う文化のせいだろう。指導者は棚上げ,神輿状態になる。創業の精神が失われると,「空気」が物事を定めていく。
日本語にはスペースがない。カンマ,スペース,ドット,コロン,セミコロンの違いを欧米の子供は小学校から習得する。漢字教育もいいけど,せめてローマ字,欧文の記述形式を小学校で習得させたらどうか。現場と親の反対で無理だな。受験に何も役に立たないからだ。航空機を操縦した実務のない海軍大佐が空母の艦長になり,指揮をとる。実務をしない空理空論で作戦を立てる。日本に合衆国のマイクロソフト,グーグル,アップル,アマゾン,オラクルのような企業が育たないのは「金」の問題ではない。実務をしない精神からだろう。頭のなかだけの抽象アイデアだと,官主導の日本の第5世代計算機プロジェクトのようになる。国民も官僚に創造性を期待するのもおかしいと思わないのもおかしい。
参考
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