2017/07/31

脆弱潜水艦母港と講談社

反日勢力が最も強い国は朝鮮および中国である。日本の国防はこれら反日国を仮想敵とするのは当然である。偵察衛星が北朝鮮を監視しているので,北朝鮮の長距離ミサイル発射準備をすると日本はイージス艦を日本海に出動させる。報道によれば,イージス艦に護衛艦艇は随伴していないようだ。

イージス艦最大の武器はレーダである。このレーダは航空用である。当然ながら,超低空を飛翔するミサイルとか水平線の向こう側は子供でも見えないとわかる。イージス艦を護衛する護衛艦が必要になる。これが諸外国で普及しない理由の一つである。ただでさえ海軍は金食い虫なのに実に手間と金のかかかる費用対効果の乏しい艦艇である。それは,なぜか超低空を飛翔する対艦ミサイルおよび巡航ミサイルの餌食になる可能性が高いからだ。

大艦を防護するには犠牲となる安価な船が必要になる。フォークランド紛争では巨大なコンテナ船とフリゲート艦が空母の犠牲になった。沖縄戦では米海軍は低速の護衛駆逐艦さらには LST をハリネズミにしたような砲艦をピケット艦として前哨配置した。これらの艦は主要艦の犠牲になった。米海軍は悲鳴をあげた。艦の損害ではなく人的損害が大きかったからだ。当時の米海軍将兵全てが志願兵であるからだ。600 隻を越える艦艇を沖縄に振り向けていた。当時,kamikaze 攻撃に関して報道管制を敷いていたくらいだ。第1次および第2次世界大戦の膨大な戦死者は徴兵制が支えていた。米海軍はその例外だ。独海軍のUボートも志願兵で固めていた。

イージス艦には対潜兵器は皆無である。昔の大型艦のようにひたすら逃げるしかない。大和武蔵が移動する際は,いつも3隻駆逐艦のお供が必要な贅沢な艦だった。太平洋海戦時,戦艦が余っていても駆逐艦はいつも不足していた。この教訓に海自は学べないようだ。その理由はやはり昇進待望組のポスト対策からだろうか。

フランスを保証占領したドイツは諸港を接収して,即潜水艦用に1トン爆弾に耐えられるブンカー建設を始めた。グアムに撤退を決めた米軍は軍港の地下化を進めている。これまで,米海軍基地は海外を含め,全て露外であったがUボートのように原潜はバンカーに収容する。対ソ戦でもしなかった事だ。南シナ海の自由作戦とうらはらに米海軍は西太平洋において劣勢になりつつあるようだ。それは何故か,巡航ミサイルの単価と原潜単価と建造期間を考えたら当然だ。バンカーは費用リスクに十分に見合うのだ。

日本海に遊弋するイージス艦を守るには潜水艦が有効だ。フォークランド紛争では英海軍が広大な海面を封鎖宣言して,アルゼンチンは進退極まった。補給船団を送れず,日本海軍のようなネズミ輸送にならざるを得なかった。中国海軍は原潜を有し,東シナ海封鎖宣言を出せる実力がある。それを阻止できるのは米海軍原潜しかない。原潜がマグロだとすれば,海自潜水艦はフグみたいなものだ。せめて呉,佐世保および沖縄に海自潜水艦用のブンカを建設できないものだろうか。戦前同様,潜水艦部隊は日陰者なのだろう。NHK もいづもを取り上げるけど,ひっそり哨戒に出航する海自潜水艦を取り上げる事はない。尖閣周辺東シナ海は海保海警だけでなく,日中潜水艦が海中で対峙している筈だ。

丸裸の横須賀および呉の潜水艦隊と九州志布志湾の石油備蓄基地。これらを守るのは皇居周辺に PAC-3 を配備するより重要なのではないか。そんな本音よりは建て前か。帝都初空襲の際,東條首相宛に切腹して陛下にお詫びしろとの投書があったそうだ。この愚を避けるには,皇居を軍港とか石油基地あるいは原発周辺に移転すればいいのだ。国家鎮護の社を創建するパワーを失くした日本。日本の神社は土着しているから,遷宮は可能でも遷社は不可能に近い。分社をするしかないか。祟りを鎮めるために,ミカドの聖なるパワーが今でも有効とは,なんとも不思議の国である。イスラエルが英国から独立を果たすのは第二次世界大戦後の 1948 年である。それから半世紀以上も経つが,神殿再興の機運はまったくない。ヤーウェとユダヤ人の関係は間に神官も神殿も要しない,神と個人の1:1 の関係に収れんしたからだ。絶対神の存在しない日本では現人神は実にすわりがいい。現人神は移動が可能だ。遷宮遷都を考えていい頃だろう。ローマ帝国が没落したローマから東の豊かなコンスタンチノープルに遷都して以来,寂びれたローマはカトリック教父の蛮族に対する布教宣教でその力を取り戻した。この中世神学カトリシズムから,近代科学と人文主義(ヒューマニズム)が生まれたのは歴史の皮肉である。その大本はスコラ学であった。

バブル期男性誌にマイナーな「スコラ」があった。戦前の講談社はミリタリー記事特集が満載であった。それが神的世界のヒエラルキーと神の絶対証明を目指すスコラ学の名称を拝借した意図が皆目見当もつかないが,現代の講談社は赤字である。良書が多い学術文庫もなくなるのだろうか。聖俗を問わない出版社は貴重である。Princess Masako: Prisoner of the Chrysanthemum Throne の出版を断念したあたりから,往時の勢いは失せたのであろう。御用紙のマスメディアに続き講談社と集英社も自主規制が多くなった。もう文春と新潮くらいしかない。その両社も自主規制にならざるをえない。なんでこんな事態に陥ったのだろうか。毎日新聞の広告から両社週刊誌広告が最近,失せたのとどんな関係あるのだろうか。単に自動車広告のように費用対効果だけかとも思う。新聞社とか出版社は株式を上場していないので実態は不明だけど。新聞社とテレビ局は社有地払下げで官と癒着していたのはほぼ確かだろう。本社用地を払い下げてもらって,学園国有地払下げを記事にするとはあつかましい。特権意識まるだしだ。その点,ロンドンの一等地は女王陛下の王領地だから,払下げ問題は起こりようもない。征服王ウィリアムは接収した土地の半分を王領,残りの1/4を封臣に与え,その残りを教会に寄進した。その教会司教職を従弟が叙階したから,2/3 はフランス出自貴族の所領となった。日本人過半の出自は土民層である。国家社会主義の残余が感じられる現首相は,庶民の土地感覚を逆なでしたようだね。内閣支持率が 30% を割った。来月の組閣はできても,次期総選挙では公明支持が命綱になる。改憲発義は困難になるかもしれない。官僚国家における自衛隊は実際に戦闘しないし,何を何から守るのか曖昧にしているから平安期のような令外の官でいいではないか。800 年続いた有事体制下の征夷大将軍も令外官であった。800 年間,違憲状態が常態化していた。日本人の知恵だろうと思う。帝国憲法と戦後の憲法が日本人の体質にそもそも合わないのを無理に接木したのが無理筋だった。昭和の帝国国防方針と現代の防衛議論は似たようなものだ。憲法があるから平和であるわけでもないし,軍官僚の暴走を阻止できるわけでもない。どれだけ優れた指導者を選抜できるかだ。歴代陸自幕僚長に東條首相の婿がいた。。。現代陸自も閨閥,世襲出身か。平時で良かった。

今でも元気なエリザベス女王は戦時中,妹と一緒に軍用自動車工場に勤めた。有事になると愛子さまはどこで勤労奉仕するのだろうか。しかし日本の内親王が砲弾工場で組み立てする時代は永久にないだろう。西欧では中世来,籠城戦の時代から銃砲弾製造は婦女子の務めであった。日本に有事と戦争は無理である。日本の有事論は動員徴用の順番が逆である。とりあえず,公務員と高校教員の動員が先だろう。しかし東アジア国家では官尊民卑からあり得ない。何もこれは日本特有でもない。古来から兵は蔑まれていた。古代中国では兵舎は城壁外であった。つわものが天子さまに侍っていた戦前の日本が異常だったのだ。その意味で北朝鮮も異常である。

戦前,講談社の少年倶楽部が有翼爆弾を記事にした。現代の巡航ミサイルである。戦前の予想と異なり,中韓が保有し日本が保有していないのがミソである。問題なのは中韓から潜水艦発射巡航ミサイルで奇襲されても合衆国が反撃しないのは確実な事だ。日本の海自の存在理由は何なのだろう。戦前の日本海軍と全く同じに見えるから,やはり戦争は悲惨な結末となりそうだ。李朝官兵と似たようなものか。

合衆国を頼って独立したイスラエルは合衆国軍の介入なしに,数次の中東戦争を勝ち抜き核も保有している。それを支えたのは意志と合衆国製航空兵器だ。今や,イスラエル製電波兵器が中国の早期警戒機に装備されている。日中航空戦が勃発したら日本が優位と考えるのは思い込みだろう。戦前,合衆国が旧式の戦闘機を中国に供与すると,日本陸軍機は海軍以上に軍用機の割り当てを受けながら,常に損耗し戦闘機が不足していた。戦中ですら,日中航空戦は拮抗していたとみるのが妥当だろう。それでも陸軍機は漏洩燃料タンクと防弾板があっただけでも海軍機よりはまともであった。桁違いの搭乗員を要する中国空軍相手に,尖閣どころか沖縄および九州の制空は絶望的である現実を国民は直視しようともしない。戦前,対米戦を煽った軍部マスコミと現代の自衛隊と論壇は何も変わっていない。しかも空自の絶対的寡兵にもかかわらず,中国のドローン兵器巡航ミサイルが大挙して襲う。戦前の殆ど何もできなかった本土防空戦が再来する。基地どころか日本の重要施設は露出している。スイスは景観も兼ねて,最重要施設は山腹に収納している。何故か,スイス航空戦力は侵攻軍に立ち向かえないとわかっているからだ。

航空特攻が海軍により始まったのそれなりに理由があった。日本海軍は徹底した人命軽視のブラック官僚組織だった事だ。鹿屋に将旗を掲げていた宇垣が戦果が全く望めない状況下,桜花隊飛行隊長に特攻出撃を迫るくだりはブラック企業のそれと同じである。戦後,特攻を賛美する映画が鶴田浩二らの主演により上映された。日本海軍の湊川精神は今も健在と見るべきだろう。海自空自の軍事官僚は無謀な作戦を企図実行するのだろうか。少なくとも,空自は片道飛行の特攻を迫られるだろう。陸将海将の外人将官が無理なら,空将を外人にしたらどうだ。田母神のような航空幕僚長では即座に空自は無謀な作戦により散華させられてしまうだろう。空自は自身でオーバホールもしないから,その稼働率は酷かった旧軍以下になる。その実態は火器とレーダを保有した警察海保機と何ら変わらない。名前だけ,国防軍に変えてても意味がないだろう。

絶対的劣勢の空自を考えたら,せめて,韓国並みに巡航ミサイルの製造配備と潜水艦用バンカを設置したらどうだ。空自用バンカは,エンジン整備をしないので,バンカを整備しても有事での稼働率維持は望めないから無駄である。なんでこんな警察航空隊のような空自ができあがったのだろう。その事実を,3.11 の際,空自補給廠が水に浸かったF2戦闘機の分解水洗い洗浄すらできないと判明したからだ。この事実から,武器に関心のなかった李朝官兵と自衛隊がオーバラップした。李朝官兵の兵器は賤民が製作していた。鍛冶は良民ではなかった。自衛隊の兵器の製造修理忌避も朱子学の影響が残っているのだろうか。中途半端な自前のF2でなく,F16だったらロッキード,米韓空軍あるいは韓国企業に修理依頼できただろうに。

韓国は原発とか航空機の整備保全能力が高い。これから格安航空会社 LCC 保有機整備は ANA JAL ではなく韓国企業が受注するようになるだろう。
関連記事

コメント

非公開コメント