2017/09/01

ルートビアとラムネ

ピエリ守山に行く用事があり,バーガキングを買って来るように言われた。家人がTV番組県民ショーで話題になった Root Beer A&W Since 1919 を沖縄物産展で入手してきたらしく,食卓にハンバーガとコーラが出てきた。バーガがうまい。コーラと合う。

バーガキングの味を覚えてから見方がかわった。マクドを全く食べる気がしないというか,これまでハンバーガが好きではなく個食の場合は,うどんそばラーメンで済ませていた。ハンバーガは食わず嫌いだった。不味かった雪印のチーズと同じだろう。欧州に行ってチーズの味を覚えた。でも欧州チーズは高く我が家の食卓にのぼる事はない。。。

Root Beer の成分をみると,砂糖が多いせいで日本人は甘すぎる。売りは Made With AGED VANILLA か。カフェインが含まれていないのでコカコーラに比べると物足りない。テキサスでボトリングされ,太平洋を渡り沖縄そして関西か。たかが砂糖水のために,物流にどれだけの化石燃料を消費したか。しかしコストはさほどではないのだろう。

父は日本海軍の駆逐艦でラムネを飲んでいた。炭酸飲料製造機が少なくとも駆逐艦潜水艦以上の艦に常備されていた。米海軍はコーラである。米海軍は航海にでると艦長以外は禁酒になる。その代わりアイスクリームが乗員に給養されていた。日本海軍は英海軍同様,週に1度酒がふるまわれた。戦闘は短期間である。通常は停泊と航海である。日本の駆逐艦はどこへ行くにも,帰港するにも低速輸送船団をジグザグ航行護衛したから,航海日数が大型艦に比べると極端に多い。日本海軍は駆逐艦の不足に悩まされていた。あれほど国論が沸騰(統帥権干犯)した軍縮条約の戦艦重巡が皮肉にも余っていた。輸送船の護衛と米潜の脅威を無視したからだった。そのため雑木林と称された松型駆逐艦と海防艦を急造した。兵装と速力を犠牲にしたけれども,太平洋戦争末期,活躍したのは両者である。松型は機関が米海軍同様,シフト配置で残存性が高かった。対潜と対空戦闘が主で艦砲と魚雷で米海軍艦艇と撃ち合う機会は極めて稀であった。現代の海自はイージス艦の比重が異常なほど高い。また小型艦の不足に悩まされなければいいが。現代の米海軍駆逐艦は昔の巡洋艦の排水量がある。機関も蒸気タービンからガスタービンに替わった。昔のようにボイラの蒸気圧を上げる必要もなく,30分もあれば出航できるそうだ。3.11 の際,海自輸送艦の初動がなんで遅かったのか。操艦する隊員が不足していたのか。フランス海軍は原潜乗組員の不足から稼働率が下がっている。Royal Navy 英王立海軍が強制徴募を止めたのが 1814 年だそうだ。

軍備をどう備えるのか難しい。米海軍は護衛駆逐艦を大量に建造した。高速発揮もできず,魚雷は攻撃用ではなく護身用だった。レイテ沖で日本海軍重巡に単艦向かってきた護衛駆逐艦があった。魚雷襲撃運動をすると,敵艦は襲撃を回避するため変針した。日本海軍の射撃装置(応答が遅い歯車機械式)では変針中での射撃はあり得なかった。結果的に護衛空母への射撃を阻止したわけだ。

しかし,こんな大胆不敵な攻撃を敢行した艦長がタコマ出身の予備役出身の法曹家とは驚きだ。戦後,法曹の身に戻りタコマで亡くなっている。サマール海戦では30歳代半ばだ。日本海軍だと大尉クラスで砲術長水雷長位だろうか。米海軍はミッション(任務)に階級がついてくる。日本海軍の駆逐艦長は予備役入り前の40歳代だった。海軍大学校出が将官コースに乗る。合衆国の西部劇中の弁護士が大活躍というのもあながちウソでもないのか。

合衆国大統領府のロシア疑惑調査の特別検察官に任命された Robert Mueller もプリンストンを出て米海兵に入りベトナム戦争に従軍した経歴がある。日本ではあり得ないけど,あえて置き換えれば,一橋大を出て陸自レンジャーに入り,その後弁護士,警察庁長官,そして日本にそんな役職はないが内閣監察官だろうか。

怖ろしい国だ。こんな国と戦争するのは避けたい。しかし,古代ギリシャの民主制を顧みれば不思議でもないか。東アジアの官僚制とりわけ軍事官僚がいびつなだけかもしれない。古代ギリシャの哲人ソクラテスはアテナイ市民兵として3度の従軍と軍歴が誇りであった。

参考
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