2017/10/09

ビニールハウス解体経費と中古農機市場

解体経費と簡易コメリハウス
温室が欲しく,検索してみた。予算がないのでハウスの中古と思い,しかし,ビニールハウスのパイプ引き抜きは大変な作業のようだ。市販の引き抜き器を使用すると,パイプの再利用は難しいようだ。解体を依頼すると坪単価は \5000 だそうだ。ヤフオク,ジモティを検索したけど,中古ビニルハウスはあまり出回らないようだ。

コメリ取扱の最安ハウスだと \19800 だ。防虫ネットも付いている。ゴーヤの苗をことごとく食われてしまったのでありがたい。敷地スペースを考えると,妥当な広さだ。埋設ではないので,極端に風に弱いだろうと思う。日本陸軍歩兵野営用の強度と比較するとどうなのか。大概のボーイはキャンプが好きで,小中でテント設営を体験する。それが高校生にもなると興味の対象がガールとか文学芸術に移り,キャンプへの関心は急に失せる。老境に達すると,少年の頃の興味が蘇るのが面白い。

パイプ径が 20mm もない。曲げ剛性は直径の4乗に比例するから,19.1 mm 品は 22.2 mm に比べ,剛性は 1/1.8 にも低下する。テントのように飛ばされないようにワイヤで懸吊しても,強風で変形してしまうかもしれない。パイプのジョイントははめこむだけである。これもテントの要領だ。剛性を上げるには溶接して補強した方がいいだろうか。風圧による力を計算するとわかるが,結構強い。昔の帆船が浜で凪いでいても,カッターで牽引すると沖の微風で航走しだすのと少し似ている。

英国はドイツに比べ工業力が遅れているのに,バトルオフブリテンの戦いをしのぎきった。ルフトバッフェを迎撃したのは,胴体後部がパイプ布張りの戦闘機ハリケーンだった。レーダによる航空管制でハリケーンを待機させ誘導した。日本のレーダは最後まで,敵の飛行高度がわからなかった。山下将軍がドイツ国防軍を視察し,レーダ標的による高射砲システムにほれ込み技術導入したが,その模倣はできなかった。回路をみるとどうって事はないのだが,当時の電子電気工業は恐ろしく遅れていたのかと思う。検波と電子管がどうにもならなかったのだろうと思う。また,米英のように総力をあげてのレーダ開発とはならなかった。陸海軍の縄張り意識がそれを妨げた。いかにも日本らしい。

布張りの RAF 4発爆撃機は無線航法により,ドイツ都市の無差別夜間爆撃を実施した。劣勢の工業力を知恵と工夫で英国がドイツを打ち負かした。果たして,日本の自衛隊はそんな工夫を人民解放軍相手にしているだろうか。鼻から遅れていると見なすのは妥当ではないような気がする。実際,無数の巡航ミサイルとドローンに日本空自と海自はお手上げだろう。戦争は気合ではない。田母神のような考えの持ち主が空自のトップになるお国柄である。そんな人物を選抜する政治家が酷いが,それを変とも思わない国民は亡国の民である。古代エルサレムはローマ支配に反乱を起こした。シカリと呼称された。短剣の意味である。テロ蜂起したが,鎮圧された。ゲリラ戦という発想はなかったようだ。

日本の皇軍が本土でのゲリラ戦を検討し始めたのは,終戦7箇月前であった。結論は日本兵は自立して戦えないという事実だった。日本兵は Star Wars のクローン兵だった。今の自衛隊も事情は同じだろうと思う。その点,中国は古来,遊民盗賊が官兵相手にゲリラ戦を起こした。毛沢東は遊撃戦を呼んでいるが,水滸伝の世界である。100万の陸軍をシナに派兵したが,中国のゲリラを鎮圧できなかった。そんな伝統の陸自が人民解放軍相手に戦えると妄想する方がおかしいと思わないか。何故か,日本軍は臨機応変に戦えないのだ。古代イスラエルの軍事組織と似ている。大国のハザマにあったイスラエルは自尊心のあまり自己を相対化できなかった。現代日本の指導者の安倍小池をみていると,そんな観がある。両者は戦前の近衛東條と何が違うのだろうか。現実をリアルに直視しないのは何故だろうか。民族性なのかもしれない。

農機買取チラシ
新聞に中古農機買取カラー大判チラシが入った。中古を東南アジアに輸出にするのかなと思いきや,モーサテによれば,国内新規就農者に中古農機市場が活況だそうだ。中途半端な中古園芸施設は解体輸送コストを考えたら見合わないのだろうか。耐用年数を越えたら単なるゴミになるのか。もったいないな。

最近,隣に相次いで家が2軒立ったので,どのくらいの日照時間なのか測るのが先だと,思い直した。温室を造っても,日照が確保されないのなら電飾となるが,そこまでやるつもりはない。ゴーヤの苗の育成に失敗した。気温の上昇を待って,播種を遅れさせたのが良くなかったのかもしれないと思っている。

参考
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