2017/10/23

都市住宅地価とソロ男

モーサテをみると,アパート経営のCMが多い。この種のビジネスで個人を対象とするようになると,バブルであり終わりが近い。でも,東京オリンピックまでは持続すると思っていたが,その見通しは甘かったようだ。テレビCMは年に2回セールスをする。7-9月のセールスが今,放送されている。実際には,制作とかあるし,提供元の予算計画は年毎だから,実質は1年前だろう。今見ている広告は1年前の事業計画広告をみているわけだ。

東洋経済の人口減少と対比させた地価予測では,前年比マイナスに転じるのは 2020 年である。この生産緑地面積と人口から地主優遇度を算出してみた。

                  Green [ha] Population [1000]  Green/Population [a/1000]  Ranking
Tokyo         3296.4       13735                   24.0                                   3
Saitama       357.7         1282                   27.9                                   2
Yokohama    307.0         3733                     8.2                                   5
Kyoto           612.2         1473                   41.5                                   1
Nagoya        257.3         2312                    11.9                                  4

「生産緑地の放出や土地相続急増が打撃」とあるが,自民党政権は相続税緩和と生産緑地の延長を図るだろう。日本は土地資本主義である。銀行は不動産があると担保に融資する。つまり 土地=資本 である。35年前,横浜から京都市に引っ越して,驚いたのは北山通りとか白川通りに面した農地だった。この驚きと上記の数値は一致している。京都並みに他の大都市が生産緑地を増やせば,地価の下落をある程度,緩和できるだろう。しかし,起業とか構造改革となると逆に足かせとなる。流通さえ維持できれば,インターネットの時代だ。地方都市でも起業できる。横浜と名古屋が商工業の中心となっている実態が浮かび上がった。これも自由交易のおかげだろう。両都市には巨大港がある。織田信長の楽市楽座,横浜(神奈川)の開港が思い起こされる。

日経によれば,
アパートバブルに終息の兆しが強まっている。相続税対策と低金利を背景に貸家の新設着工は2年近く高い伸びが続いたが、このところ3カ月連続で減少。地方では空室が埋まらず、一定期間の無料貸しを売り物にする物件さえある。貸出先に困っている地銀はアパート融資に奔走してきたが、金融庁の監視強化で流れが変わりつつある。
 地方で空室が埋まらないアパートが増えている(栃木市)
 入居者様募集――。JR栃木駅から徒歩30分。空き地や山々に囲まれたある地域には、アパートの入居者を募るノボリや看板がわずか数百メートルの範囲に8つも立っていた。今夏に完成した新築の物件は20部屋弱のうち、9割ほどは埋まっていない。不動産店に問い合わせると「今ならキャンペーンで2年間は賃料を毎月5千円下げる」という。
 物件を大手不動産サイトで検索すると、「フリーレント」のサービスを付けると書いてある。不動産業界は空室が埋まらない場合、1~3カ月の無料貸しをしたうえで契約に結びつけることがある。栃木では千件以上の物件がフリーレントに出ている。地元の主婦は「昔は兼業農家が多く、誰も土地を売らなかった。今は農業をしないし、相続対策でアパートが増えた」と話す。
■相続対策が一服
 国土交通省の調べでは貸家の新設着工戸数は今年6月から3カ月続けて前年同月の実績を下回った。8月の減少率は5%に拡大。28都道府県で着工が減り、最大の下げ幅は栃木県の53%だ。同省の建設経済統計調査室は「郊外エリアの需要はピークアウトしたとの見方がある」という。
 アパートは2015年1月の相続税の優遇策に加え、日銀が16年2月に導入したマイナス金利によって急速に伸びた。貸家着工は6月まで19カ月連続で増加。16年度は全国に43万戸弱が供給されており、前年度比の伸び率は2ケタ増と、まさにバブルの様相を呈した。
 ただ三菱UFJリサーチ&コンサルティングの試算では、貸家着工は17年度に5.9%減、18年度も7.8%減を見込んでいる。同社の土志田るり子氏は「相続対策の需要が落ち込み、これからは減少傾向が続く」と予想する。貸家は人口減少が続く地域でも田んぼや空き地に建てられたが、この先はトレンドが変わる公算が大きい。
 アパートバブルを引っ張ったのは地銀勢だ。日銀のマイナス金利で稼げなくなり、収益を穴埋めするため一斉にアパート融資に動いた。「土地持ちの地主にアパート営業をかけろ」を合言葉に、全国の地銀が一斉に貸し込んだ。16年末のアパートローンの融資残高は前年比5%増の22兆円強と過去最高に達した。そのうち6割強は地銀の融資だ。
■副作用が顕在化
 ところが関東のある地銀幹部は「空室増で風当たりが強まるなかで支店に積極的に融資を増やせと指示できなくなった」と明かす。実際に昨年末から一転し、今年4~6月のアパート向け新規融資額は前年同期比15%減と09年の統計開始以来、最大の下げ幅になった。
 別の地銀幹部も「駅前とそれ以外の地域では空室率が異なる。需要の濃淡が強く出始めている」と過剰な貸し付けによる副作用を語る。こうした地銀に強い警戒感を寄せるのが金融庁だ。
 「アパートローンは持続可能ではない」。今月18日。都内で開いた全国地方銀行協会との意見交換会で、金融庁首脳は居並ぶ地銀トップにこう明言した。節税効果を強調し、将来の空室リスクを十分に説明しないなど、同庁は顧客を軽視した姿勢を問題とみている。
 一部の大手地銀は昨年、顧客を建築業者に紹介する見返りに、手数料を受け取った。この取引は違法ではないが、過度な手数料獲得に動けば、その分安く建てたい顧客が不利益を被る。金融庁は「顧客本位の業務運営」を地銀に求めており、一連の行きすぎた融資を看過できなくなった。
 金融庁幹部は「アパート融資は地銀と顧客の信頼関係を損ないかねない。今後も実態の把握を続ける」という。都心部のアパート需要は残るが、人口減少が加速する地方で年間数千戸単位の新規供給を続けることは理にかなわない。宴(うたげ)は終わりつつある。
なんともまあ,IMF が懸念を表明していた日本の地銀問題がこんなところに顔を出す。アパート経営者は資産を手放すだけだが,地銀融資が焦げ付いて不良資産化する。トランプ大統領は不動産業で名声を得たが,どうも所得税は一切,納めていないらしい。事業が赤字だからだ。自分の事業を黒字にできないような指導者がどうして,国家財政を改善できようか。地銀にしても,スイスの銀行家のように,強い円を背景に外国の起債を引き受け,円債を発行すればいいではないか。ちなみにスイスの銀行家は大学を出ていないそうだ。多分,実業高校を出てたたき上げの頭取になる。一方,日本最大地銀の横浜銀行頭取は歴代官僚の天下りである。まあ,官僚が外国企業の目利きをできるとは到底,思えないので当然ではあるが。

地価が下がり,住宅取得費が下がっても住宅建設の減少に歯止めがかからないようだ。日本の社会が変容しているせいもあるらしい。男は疲弊している。
男性は社会的機能、つまり仕事と、それに伴う社会的責任を一身に背負う代わりに、家庭内では女性より明確に上の立場にいました。
現代社会は、実は男性に負担が集中する構造になっています。そして、この男が苦しむ仕組みの元凶は、女性の社会進出を阻む男たち自身ですから笑ってしまいます。世界的に見ても、日本女性の社会進出が遅れていることは明らかです。世界経済フォーラムの「世界ジェンダー・ギャップ報告書」2016年版のランキングでは、日本はなんと111位です。
,とある。社会的責任とは徴兵の義務であった。女が男と同様に働いてくれたら,北欧の男のように楽になる。ちなみに北欧では女性の歩兵と防衛大臣は当たり前である。イスラエルでも女性兵士(徴兵)は通信とか看護兵に限定していたのが,なんとカラカル大隊では7割は女性(歩兵)である。軽量高性能自動小銃が彼女らを支えている。米海兵では女性兵士であろうと,反動の大きい軍用ショットガンを訓練させている。怖ろしい国だ。カラカラ大隊の女性兵士は 2012年にテロリストを射殺している。ロンドンでテロが起きると,スコットランドヤードの女性警察官は自動小銃を携行して警備する。ベトコンの女性少年民兵が米軍正規兵を反撃できたのは自動小銃による接近戦ができたからだ。日本軍は婦人に竹槍訓練を施していた。。。竹槍では間に合わないと書いた毎日の記者は懲罰徴兵になるところを,海軍が先んじて徴用して難を逃れたが,陸軍は同年代の再招集兵 250 名を硫黄島に送った。本来なら,陸海軍共同で硫黄島航空作戦に当たらねばならなかったのだが。海軍は早々に,硫黄島放棄を決定していた。家族もちの再招集兵を硫黄島に送る陸軍も陸軍だが,沖縄航空戦につぎ込んだ大戦力を硫黄島にふりむければ,後の本土空襲の被害を軽減できたはずなのによくわからない海軍だ。ガダルカナル以降,バラバラに戦った日本陸海軍。そもそも日露戦争後,海軍が勝手に仮想敵国を合衆国にしたのがいけなかった。陸軍も仮想敵がソ連中国だったのにもかかわらず,恐ソのあまり対米戦を選択した。実際,ソ連の電撃戦で満州は10日で崩壊した。日本人はポーランドをネタにするけど,実際の陸軍はポーランド軍程度だった。電撃戦とは航空機を無線管制,砲兵とした機械化部隊の集中使用だった。信じられないが,つい最近まで陸自と空自は無線通信ができなかった。対地支援攻撃機を国産したものの,直接地上部隊からの支援要請に応えない仕様にしてあった。多分,軍官僚が指揮統制を乱すと判定したのだろう。縄張り争いだ。どこの国でも陸軍あっての空軍だ。その大原則がなくなるのは不思議だ。英国は北アイルランド紛争では,警察権を英陸軍が行使し,戦闘のみならず捜索逮捕尋問も行った。例えば,対馬に韓国軍が侵攻,あるいは福井原発の使用済み核燃料庫奪取に北朝鮮特殊部隊が侵攻したら,どうなるのか。福井県警とか機動隊が特攻するとも思えない。どこが対特殊部隊制圧訓練しているのだろうか。沖縄戦ではついに軍政は敷かれなかった。改憲と危機管理は関係がない。官僚の馬鹿げた縄張り争いは愚につきる。幕末のペリー警備では,浦賀警備は川越藩と彦根藩が担当させられた。幕府直轄の浦賀奉行は単なる職名に堕し,軍事力は何もなかったのだ。その延長なのか,早朝に北朝鮮がミサイルを日本を越えて飛翔させた際,PAC3 をモニタしていた民放TVカメラ画面をみながら,アナウンサが何の動きも見受けられませんと,言外に意外のニュアンスをこめたいたのがおかしかった。多分,レーダも動作させていなかったのだろう。警備兵は実弾を支給されていないだろう。不思議な軍隊だ。これが国難だ。。。実際,PAC3では近くに弾頭が落下してきても,命中確度は 20% 程度だろう。サウジ国王が訪露して,S-400 の購入契約した。20億ドル。幕末の幕臣は痩せても武士,合衆国極東艦隊の砲火力の威力と海兵の戦闘力を理解できた。薩摩は船を焼き払われてその実力を知った。自衛戦争するのもいいけど,戦争指導者をどう推戴するか。幕末の奉行老中は他藩の同意を得て戦闘しなければならなかった。薩摩は藩単独であった。

さて,現代の自衛戦において最大の脅威は中露の核戦力である。いくら通常戦力を整備しても,核戦争になったら防ぎようがない。合衆国の核の傘を信じるしかない。米中および米露の密約をどうキャッチするか,諜報能力が問われる。諜報組織が機能するのに時間が必要だ。情報源の真偽を確かめるために複数の独立した諜報機関が必要になる。できれば3つ以上だ。日本には一つもない。


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2020 年の東京5輪ではどれだけの婦警が自動小銃を携行しているか。皆無だろう。戦国期,日本は世界に先駆けて足軽銃兵による軍事革命を成し遂げたのに,秀吉の兵農分離とともに中世に戻っていった(武士道精神)。沖縄戦の牛島将軍が特別あつらいの日本刀を軍刀にしたてて沖縄に赴任したそうだ。多分,歩兵銃も扱えない軍官僚だ。この逸話を読んで,彼が陣地構築にどうでもいい態度を取った原因の一端を知った。ナイフマニアが沖縄防衛司令官とは,あまりにも沖縄県民を愚弄している。こんな将軍を送り込んだ参謀本部がいけない。

ソロ男の分類が面白い。私も長らく独身だったから,なるほどと思う。新約聖書によれば,古代イスラエルは政治的に3つの党派に分かれていた。当時は政治=宗教である。ファリサイ人,パリサイ人そしてエッセネ派である。イエスはエッセネ派である。エッセネ派と同じ信仰態度を取りながら,世俗に背を向けた集団があった。財産を共有し,妻帯をせず,荒れ野に隠遁した。死海文書からその詳細が明らかになったクムランだ。キリスト教修道院の生活に似ている。

中世の欧州諸侯は封土を分割相続していたが,封土にも限界があった。仕方なく,封土のない騎士身分に落ちるか,司教職を得るかの方法が編み出された。聖職者は妻帯を禁じられていたので分封の必要がなく都合がよかった。日本でも皇子が出家し,門跡とする多くの寺があった。当時の僧侶は妻帯不可である。ある門跡を訪れたら,御車の精巧な模型が飾ってあった。不本意ながら,出家させらた皇子の残念無念怨念が籠っている感じがして,不気味であった。本来,長者継承を期待されなかった皇子,嫡子が襲位するとロクな事が起きない。イングランドのジョン王,将軍義教,義昭は還俗した。部屋住みだった後醍醐天皇,大老井伊直弼もそうだ。将軍慶喜はいやいや襲職したものの,本家を継ぐ事はなかった。共通しているのは実力で襲名したのではなく,血筋による神輿であった。平時ならこれでもいいが,危機に際してはどうか。聖職者になるように求められていたのが,急に軍を指揮しろと言われても困るのでは。

日本の政治指導者および軍事官僚に軍の指揮を期待しない方が無難である。古代イスラエルの最高法院(サンヘドリン)はメシアを推戴したが,あっけなくローマ軍団に鎮圧された。後にローマを支配したのはかつて刑場に送ったイエスをメシアと崇めるキリスト教とはまことに皮肉である。日本の軍事官僚はキリスト教をなめていた。今でも,特に海自の人民解放軍に対する自信過剰はどう考えたらいいのだろうか。

古代ローマ帝国崩壊後,今のスペインおよび南フランス地方に建国した西ゴート王国があった。ローマ時代のヒスパニアは帝国の穀倉地帯だったから,人口も稠密だったのだろう。しかし,ムスリムに征服されてしまう。北のフランク王国はムスリムを阻止し,後の西欧の源となる。西ゴートもフランクも宗教はカトリックである。ゴート族はローマ帝国を荒らし回っている間に,牧畜農耕を忘れてしまったのだろうか。ライン川を渡河したフランクは略奪が目的ではなく肥沃なガリアへの植民にあったようだ。これに似た事例が新大陸でも起きた。南米におけるスペインポルトガルの植民は奴隷による農園経営だったのに対し,北米の北部ピューリタンは独立自営農民であった。ピューリタンは牧師も含め妻帯しており,家族を率いて信教の自由を求めて植民した。しかし,そのピューリタンの末裔も少子化が著しい。息子が3人おれば,一人は後継ぎ,一人は聖職者そして最後の一人は軍人が理想だったが,そんな時代は終わった。そのかわり今はアマゾネスの時代だ。絶対平和主義のメノマイトから合衆国連邦軍兵士が出る時代だ。メノマイトと言えども個人の自由意志を否定できない。

何とも日本は中途半端な状態になったものか。ニュージーランドに女の首相が生れて,株価が下がった。日本初の女性首相はいつか。女ローマ法王と女天皇はどちらが早いか。3権の長が女天皇を拝めば,それなりに男尊女卑が改善されるかもしれない。その機会は少なくとも50年先くらいになるだろうか。悠仁さまの摂政はどうするのかな。女摂政がいいだろうが,眞子さまらは平民となる。

第一次世界大戦はオーストリア帝国皇太子が暗殺されて始まった。当時の皇帝はヨボヨボの老帝だった。皇室も少子高齢化。安倍首相はどうして女性皇室活用参画に否定的なのだろうか。民草の女は活用できても皇室は違うわけだ。天皇の嫡外子を認めない限り遺伝学的に直系男系が遺伝学的に不利な事は証明されている。実際,欧州王朝は嫡外を嫌ったからよく断絶し,継承戦争だらけだった。

西ゴートはガリアではなくヒスパニアに拠点を構えた。ヒスパニアの都市分布をみると,キリスト教徒西ゴートが建設した都市は3つしかないが,ムスリムが建設した都市は多数である。イスラムの灌漑農業と交易がその人口を支えたのだろう。だが,跡目争いが激化してムスリム諸侯はキリスト教王国に各個撃破されてしまう。この図式は後の非西欧世界における植民地過程と同じである。

現在のイスタンブールには,1492 年のレコンキスタで逃れたスペイン語を話語とするスペイン系ユダヤ人が2万人いるそうだ。今でも,逃れてきた家の鍵を代々子孫に継承しているらしい。まあ,日本でも長崎でキリスト教が解禁されたら,最初に老婆がキリシタンと名乗り出たそうだから,不気味でもある。戦国期に熱狂的に広まったキリスト教が明治の解禁では,さっぱりだった。

韓国は朝鮮戦争後,キリスト教が急速に普及し人口の3割を超えた。南北朝鮮が統一されると,核を保有するキリスト教国家が成立する可能性はどの程度だろうか。どこでどう捩じれたのか,わからないが安倍首相と寵用された稲田朋美が統一教会とつながるのも不思議な縁である。妻は極右の幼稚園だし,宗教色の薄いリベラルに勝ち味がないのも何となく納得だ。

寛容を前面に訴えるような政党は,靖国参拝を成し遂げた元総理大臣にソフトクリームと称されるくらいだから,ダメなのだろう。さて国難を鼓舞する勢力はどの程度,総選挙で伸長するだろうか。女の陸自歩兵が戦場に立つ日はいつだろう。。。写真は死語だったヘブライ語を使うカラカラ大隊女歩兵。
Karakal.jpg 
日本の歴史は江戸の改革運動も含め,過去へ遡ろうとする。革命とは真逆の方向であった。建武の新政,王政復古,昭和維新(2.26),安倍政権の「日本を取り戻す」は明治回帰である。日本人が家庭生活を営むようになったのは農民の場合,江戸期からである。江戸の職人,売り子などは家庭を持てず,子をなさず死んでいった。そうやって人口が平衡状態にあった。都市でも家庭が持てるようになり,人口爆発となった。それが若い頃,おひとりさまがキーワードになった。晩婚化のせいである。

今では,子をなさくなった。英国のように未婚の母を推奨するしかないのだろうか。米英だと,社会保障制度のおかげで,貧困層は父親のいる家庭より母子家庭が有利である。日本の働くより,生活保護を受ける方が収入が多いのと同じような現象だ。古代ローマではパンは無料に近かった。娯楽のサーカスとかもただであった。養育できない子は捨てる場所があり,奴隷となった。市民権は特権であり,誰でもローマ市民になれたわけではない。戦争がなくなり,奴隷の価格は上昇する一方だから,奴隷を育てても元がとれた。彼らは何を信仰していたか。当時の国教はキリスト教であった。

日本会議に属する代議士が多数派でも,伝統的価値観の社会に復帰できないのは,社会的圧力がとてつもなく大きいからだ。そのしわよせが学校教育と会社だ。古代ローマ都市と現代都市のとても大きな違いは女性の社会的地位である。まあ,男は子を産めないのでこれは仕方がない。ホモサピエンス最初の芸術作品はビーナス(豊穣の神)である。ヒトが投げ槍で大型獣を倒して糧を得るようになると,オス優位にかわった。ラスコーにある洞窟壁画は少年の成人儀式の場と考えられている(学者の妄想)。少年は社会的に男になる。農耕段階になると,狩猟がより危険な他部族との戦闘に変わった。部族間の争いに社会の結束,きずなを確かめるために儀式,そして神が誕生する。王の時代になると,石碑は戦勝記念碑だらけになる。欧米の男女同権とは女性の男性化のようだ。

安倍政権の日本を取り戻すための女性活用とは,欧米とは異なりソ連風の活用だ。お隣の中国でもうまくいかなりやり方だ。ソ連の党,組合,軍幹部は全て男社会だった。とりあえず,教師,自衛官と警察官を含む公務員の半分を女性にしたらどうだ。

近代は家庭を中心とした社会だったが,日本の大都市は子をなさない都市生活者で溢れる社会になりそうだ。

参考

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