2017/12/01

牛島将軍と沖縄軍政 県警と州警察

朝鮮有事になると,徴用日本人のドラフト(選抜方法)をどうするのだろうか。お役人と先生は戦前同様,やはり徴用対象外なのだろうか。官吏とか老人を優先して動員したら,戦争抑止になるのではと妄想する。明治の西南の役では東京の巡査が志願した。お巡りさんが軍隊を志願しなくなるのはいつからだろうか。

2次大戦時の合衆国だと,教師警察官もドラフト対象者だった。イラク戦争のシュワルツコフ司令官の父は陸士出身で1次大戦参戦後,州警察官になっている。2次大戦では陸軍に復帰し補給部隊の司令官になった。英国警察官の制服は馬車がロンドンを走っていた頃は陸軍と同じだったし,いまでも警察官の階級は軍とほぼ同じだ。一方,日本の警察は内務省(東大)管轄となり,やたら陸軍省(陸大)との壁を築いた。陸軍と内務省の対立から日本では軍政の施行はあり得ない状況に陥ってしまった。沖縄戦ではなんと陸軍省と内務省とで県民保護のたらい回しが起きてしまった。幕藩体制の頃は警察も軍も武士が統括していたのだが,どこでおかしくなったか。武を忌避した東アジア官僚制のせいだろうか。

朝鮮有事を語る前に,武装コマンド捜索制圧のための陸自による警察権行使,軍政整備,軍法公布とかいくらでも国内で検討やらなければならない事が山ほどあるだろう。その昔,征夷大将軍は各藩を動員する統帥権を有していた。有事の際,警察は軍の指揮下に入るのが当たり前だろう。その訳は,軍は警察行動を実行できるが,警察は兵器を操作できないし,工兵衛生兵がいないからだ。警察官は民間負傷者の手当は全く不可能だ。軍なら衛生兵がいる。

本土決戦で大本営が一億総特攻を叫んでいた頃,警察官は何をしていたか。軍への志願者は皆無ではないか。戦前の内務警察は酷かった。現在でも有事なると,戦前と同じだろう。陸軍と警察はバラバラだった。日本人に戦争は無理である。今は一億総活躍の時代だそうだ。その前に,警察と陸自の関係を何とかできないものだろうか。統一朝鮮が対馬侵攻したら,島民保護避難は沖縄戦の二の舞になるのではないか。

独ソ戦でロシア人とかウクライナ人にとり,ドイツ国防軍より後方からやってくるアインザッツグルッペンの方が怖かった。ドイツ人警察官の部隊で情け容赦なかった。日本の特高が武装したようなものか。戦後,中国国民党は日本の戦犯に寛大だったが,特務機関(憲兵)だけはその指揮官を死刑にしている。

私は憲兵が中国でなした事,日本人警察官が朝鮮でなしたことを知らない。警察権は大英帝国のインド支配を参考にしたようだ。下級警察官は朝鮮人である。英国は高級官僚と士官を本国人とし,兵は現地徴募だった。インドは多民族なので分割統治した。ネパール出身のグルカ兵が重用された。フランス王がスイス傭兵を近衛兵にしたようなものだろう。

中国人と朝鮮人による歴史を知らないと,報復で酷い目にあいそうだ。朝鮮人慰安婦問題は合衆国の歴史学者の方が日本人学者より 詳しい かもしれない。CIA あたりが研究助成していると思われるからだ。日本も諜報機関を設置して,仮想敵の恥部を学者に研究させるべきだろう。合衆国国務省高官は日本の朝鮮満州支配の状況を知悉していた。軍部と外相松岡は満蒙は日本の生命線をいっていたけど,日本の移民がほとんどいなかった。これは植民地である。日本は朝鮮支配に日本軍を進駐させていた。警察官の過半数は日本人である。中国の元,金(清)朝は朝鮮の自治にまかせていたから,これは屈辱だっただろう。インド帝国の防衛は自弁で世界大戦では欧州およびビルママレー戦線に自軍を派兵した(下士以下はインド兵,士官は英国人)である。そのせいか,独立後インド軍は英軍と共同作戦した事がない。韓国軍と自衛隊との共同作戦もあり得ないのも同じ事由だろう。中国が英国と組んで日本を牽制するなら,日本はインドと組んで中国を牽制するのは理にかなっている。インドは地政学的に中東産油国に近い。インド商人はかつての世界に広がっていた大英帝国植民地にネットワークがあるし,合衆国のIT産業はインド人なしに語れない。そして日印とも国連常任理事国ではない。TPP11 がだめなら,インドを主とした経済圏を日本が黒子になって推進したらどうだろうか。これから中韓に投資するのは火に油を注ぐようなものだろう。反日暴動に襲われた滋賀のスーパ平和堂は今でも中国から撤退しないようだ。

インドの警察官は今でも植民地時代のまま,荒っぽい。やたら長くしなる杖を振るう。民は家畜扱いである。西欧には馬を追うための多種多様の鞭がある。オーストラリアの観光地(ユニバーサルスタジオ)に行ったら,聞きなれないピシッとした音に振り向いたら,やたらスタイルの良いバットウーマンが路上に鞭を振るっていた。。。驚いた。映画のジョーンズ博士が持っているようなものだ。おそらく彼女自身はまったく無名なのだろうけど,西岡すみこよりは はるかに迫力と威圧感があった。だけど,現地の観光客は何の反応もない。薄いキャラなのか。Wiki 記載のシンガポールの学校の鞭うちも英植民地時代の名残だろう。アングロサクソンの学校教師は鞭を携行し,体罰に鞭使用は当たり前であった。江戸期に馬耕をしなくなった日本が特殊なのかもしれない。手ぐわで耕し,人力で車を引いた。クロネコは都心で人力リアカーを復活させた。人を酷使するのは日本文化だ。坂道は電動アシストだそうだ。

本土防衛軍補給科ご用達人力車両を以下に示す。使役する朝鮮人はいないので,徴用された我々が牽引するのだろうと思う。指揮するのは多分,資質が芳しくない予備役自衛官だろう。昔,日中戦争が長引き,家族持ちの再応召兵が中国戦線に行くと,これがとにかく酷かった。殺すな,盗むな,犯すなといくら命令しても軍紀は乱れる一方だった。家族持ちの予備役自衛官には気を許さない方が無難かもしれない。ソ連兵と日本兵のどちらがましだろうか。どちらも今でも官僚国家である。
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ドイツ国防軍は馬車を多用した。沖縄戦では県民は軍道建設,補給に徴用された。。。沖縄には馬が少ないから,人力で砲弾,米を運搬した。警察官と県庁役人は何をしていたのだろうか。軍は都市から県民を追い出したけど,避難先には天幕すらなかった。陸軍最後の作戦部長は独断で沖縄への補給を止めた。木材セメントが惜しいなら,せめてかさばらない天幕と乾パンくらい送れなかったのか。他方,米軍は難民用施設建設資材と食糧を携えて侵攻してきた。。。写真は米軍提供沖縄難民テント。
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宮崎周一はガダルカナル敗戦後,作戦部長に就任して本土決戦準備に取り掛かった。その当時から,沖縄は捨て石だったのだろう。牛島は「矢弾尽き 天地染めて 散るとても 魂還り 魂還りつつ 皇国護らん」の辞世を残している。実際は12万人の民間人が犠牲になっている。彼の皇国とは沖縄は含まれていなかったようだ。当然,彼も靖国に祀られている。多分,軍官僚にとり,皇国とは天皇と役人を意味し,県民は皇国の奴の扱いであったのだろう。そうでもなければ,こんな歌を詠めないだろう。

牛島将軍は皇居に向かって遥拝後,自決したとされる。皇軍の鑑だね。陸自も大した違いはないだろう。どちらも官兵だからだ。陸自の戦時における地元民保護の訓練など聞いたことがない。米軍は年に一回,在韓米人の避難訓練をしている。沖縄とか対馬の避難計画が陸自にあるかどうかも怪しい。しょせん官兵だ。

第二次世界大戦時,モンゴメリ将軍は戦車の時代でも,いつも脇に鞭を携えていた。招集兵の笑の対象だったそうだ。沖縄戦で銘刀を持参した牛島将軍に周囲の兵士は何を想っただろうか。県民は将軍が日本刀マニアだとは全く知らなかったに違いない。彼は県知事に銘刀を披露したのだろうか。ひらたく一言でいえば,モンゴメリも牛島もアナクロエリート趣味である。少年の頭のまま軍人として指揮した。安倍首相の頭はどうだろうか。

戦後,「菊と刀」は公開になり,その内容は小学校の先生から聞いた。なんといっても凄いのはこれは合衆国の対日戦時研究だった事だ。今でも,対日軍事研究は継続されていると考えるのがアメリカ人の性格からすると妥当だろう。朝鮮人慰安婦問題は合衆国が送っている反日シグナルなのではないか。合衆国の本音は東アジアが共同体にならないようにするのが大前提だろう。実際,東アジア共同体を提唱した鳩山由紀夫は見事に合衆国に冷遇された。

モンゴメリ将軍の鞭姿を検索したが見当たらない。歩兵科出身だしハリウッド映画の嫌味演出だったのか。パットンの方が乗馬ブーツ/ズボンと鞭で異様な出で立ちだ。パットンはアメリカ人の間で人気がある。いまのトランプみたいな感じだろうか。

沖縄の米軍提供缶詰とテントでの避難生活をした子供も,もう老いていなくなる。ネットでの牛島賛美が多い。沖縄の自衛隊は何を守るためにあるのだろうか。台湾のように地下シェルタとか築城するわけでもない。牛島の時代と変わらんな。戦争ゲームにあるように,沖縄を通り越して,ファーストストライク(第一撃)は,やはり大阪に核ミサイルが着弾するのが当たり前で,守る意味がないのか。戦前,南洋諸島(日本委託統治領)防備は海軍の所管だったけど,米海軍が来寇すると守れないのは自明だから,防御施設は建設しなかった。沖縄も大阪も守らないとなると,自衛隊は何を守っているのだろうか。いかにも官兵だな。沖縄の自衛隊司令官は無防備宣言を出せそうもないな。合衆国は米海兵をグアムと豪州ラインまで下げると宣言しているから,沖縄を守るとしたら日本軍だけである。ヘリパッド建設は中国軍用か。

かつて,鹿児島県民は鹿屋基地の拡張に勤労奉仕したけど,終戦2週間前になると破壊するように命令された。宇垣提督は大分に避難後退した。鹿児島庁による避難計画はあっても画餅であった。参謀本部は九州への補給停止を決定したから,鹿児島県民が隣接県に避難しても食糧がない。九州には朝鮮から移動した師団および急造師団もあったから,軍民とも自活も大変だったに違いないどころか,軍は米の供出を強要しただろう。今の北朝鮮みたいなものだ。朝鮮の軍隊も金王朝の官兵である。1945 年秋の鹿児島宮崎両県の米収穫は絶望的だったに違いない。1946 年春の本土決戦も負ける想定だった。陸軍は松代に兵糧米を備蓄し,松代では勤労動員の学生ですら白米が食えたそうだ。東京横浜の飢餓は絶望的だろう。同じ総力戦を日独が戦いながら,ドイツでは飢餓がなかったそうだ。ソ連は酷い飢餓になった。

九州本土決戦していたら,熊本以北の軍は全滅しておらず,彼らも給養しなければならない。在庫の米を食いつぶし,1946 年は飢餓が九州を襲っただろう。それが解消されるのは,その年の秋に日米両軍が想定していた北関東における本土決戦であったかもしれない。北関東の 1946 年の米収穫は激減しただろう。宮崎らの陸軍首脳は皇族とともに松代に籠る算段であった。比島とかニューギニアをみれば,備蓄米もあり3年くらい継戦できただろうか。その間に米ソ対立が深まり,自立できると考えていたようだ。

沖縄の悲劇はガダルカナル敗退から運命づけられていた。その作戦構想は東條らの最高指導者ではなく,一介の陸軍作戦部長が描いた。比島蘭印ビルマおよび豪州侵攻計画はこれも前任者の田中作戦部長が立案した。日本は中将クラスが国家の枢機を担っていた。これは今も変わらんだろう。というのは籠池への国有地払下げ問題で,質疑に応じた財務官僚の様子をみて戦前の軍官僚もこんな感じだったのだろうと思い至ったからだ。質疑内容と台本は委員会の前日までに決められるようだ。記者会見で BBC とかロイターの記者が関連して付け加えられた想定外の質問に安倍首相は頓珍漢な応答した。KGB とか CIA がこぞって詳しく分析しているだろう。諜報機関と通信社は不可分の関係だ。報道の自由度ランキングでは,読売記者が政府をヨイショするような質問をして,世界の失笑を買った。中国と似たような国だとみなされても仕方がない。

本土決戦は日本軍が早く玉砕してくれれば,それだけ食い扶持が減り飢餓が緩和された。その点,米内を含め岡田らの元老らが沖縄航空戦で海軍航空戦力を壊滅させたのはガス抜きだったのかもしれない。硫黄島小笠原を放棄して沖縄とは日本陸海軍は相当ワルだな。戦後の米中ソ関係をにらんで,菊水作戦に注力したのだろう。本土上空の空戦なら多少なりとも,有利なはずだがなぜかレーダ誘導の受けられない沖縄を目指した。日本のレーダは飛行高度がわからないから,確かに迎撃のメリットはなかったのか。1941 年製のドイツレーダが飛行高度がわかるのに,4年も経っても出来なかったのは迎撃に関心が全くなかったとしか言いようがない。

日本の通信社は当然ながら,日本政府の提灯もちである。外信の方が半日速い。最近でも,NHK をはじめとして TPP11 の合意を報道したが,ロイタはカナダの不同意を報道していた。日本各社は安倍首相を忖度していたわけだ。現天皇の婚約報道も外信が最初だった。忖度だらけの新聞社ばかりで,スクープするのは文春くらいではないか。そんな国が有事を煽り,戦争だ。しかもその敵は核保有国だから,戦前の陸海軍より始末が悪い。安倍晋三は戦前の近衛程度の首相に過ぎないようだ。近衛は蒋介石に対して「暴支膺懲」と侮った。

頼りのトランプも一期限りの大統領かもしれないし,弾劾すら可能性がある。オレゴン州とワシントン州は石炭火力廃止 2030 年に参加を決めた。反トランプの意志表示である。我が政府は三菱日立の石炭火力発電輸出に政府補助金を出して推進している。反日州に火に油を注ぐような事をしている。対中韓外交を誤れば,西海岸で日本車不買運動の可能性すらあるかもしれない。

総理の言う朝鮮有事とは日本軍の外戦を意味しているのであれば,確かに国内の警察と軍は関係がないと言えるか。日本は在韓アメリカ人の避難受入れ,自衛隊は米軍の後方支援を担当するのだろう。韓国政府は自衛隊の進駐を認めないから,日本人徴用工が補給を担当するのだろうけど,できるのか。軍道とか軍事施設の建設も担わされるだろう。資材も含め,全て自弁だろう。朝鮮戦争では,九州が後方施設となり航空機と戦車の修理を日本人徴用工が担当した。韓国製品と日本製品がかぶっているので,朝鮮有事には日本に特需が起きる。とりわけは中国は鉄鋼,石油化学分野で空前の特需となるだろう。一時的に日中の景気は良くなるだろうけど,その後の統一朝鮮の出現がやっかいだ。普仏および普墺戦争後のドイツ台頭を思い起こせばいい。朝鮮は画一教育に熱心なキリスト教国でしかも官僚国家でもある。やっかいな金王朝国家でもそれなりに存続してもらう方が日中双方にとり都合がいい。北朝鮮の核保有は日本の核武装のチャンスでもある。

朝鮮有事は中国の介入も招く可能性が高い。日本は朝鮮有事に介入すべきでないと思う。ウイグルとかチベットの反政府活動を諜報機関を通じ非合法に行う方がまだましだろうか。台湾に軍事技術の支援もいいだろうと思う。

ドイツは世界から見放されたフィンランド空軍を支援した。ドイツ製の戦闘機とスウェーデンからの義勇兵がいなければ,あそこまでソ連に抵抗できなかっただろう。ソ連軍を悩ませたカレリア地峡の重砲は明治時代の呉工廠製だった。中越紛争では人民解放軍が自信満々ベトナムに侵攻したら,ソ連製火器と対米戦で培った戦術で中国軍を追い払った。自衛隊はフィンランドとかベトナムの戦いをできるかというと全く無理だろう。彼らは玉砕する官兵である。それを忘れてはいけない。満州虎頭要塞にあった重砲はソ連の満州侵攻に糞にも役に立たなかった。弱小フィンランド陸軍の頭の方が日本陸軍参謀本部より上等だったのは実に興味深い。

どんな国,民族であれ単独での戦争は愚かである。古代イスラエルは義憤とローマの圧政から蜂起したけど鎮圧された。南北朝鮮とも自国の運命を定めた石井ランシング秘密協定を銘記している筈だ。KCIA と朝鮮人民軍偵察総局がどこまで見通せているか。東独の諜報機関は西独には精通していても,本家のソ連崩壊を察知できなかった。ベルリンの壁崩壊は 1989 年の一瞬の出来事だった。金王朝だってどうなるかわからない。民放の奥様向け情報番組にヒルオビがある。さしてニュースがないと,決まって北朝鮮情勢を解説する。不思議であったが,その意図を深読みすれば朝鮮有事へ向けての布石なのだろう。朝鮮有事介入のコメントはなにもないのだけれども,イチオシなのだろう。中国のテレビ放送はどう取り扱っているのだろうか。

全ては合衆国次第だが,普通のアメリカ人は極東に何の関心もない。沖縄から米海兵をグアムに下げるシグナルは極東にコミットしないというそれなりの意味がある。おそらく朝鮮半島および日本をめぐる米中秘密協定があるのだろう。TPP11 基本合意をカナダが破談にした。親中のオーストラリアではなくカナダが異論を唱えた。カナダの GDP は日本に次ぐ。

合衆国が TPP から離脱したため,合衆国製部品を組み込んだ自動車等が内国カウントされない不満がある。もっともだが道理がない。それを言い出したらブロック経済圏ではなく,単なる自由市場になりかねない。カナダ貿易の 75% が合衆国である。やはり TPP11 も崩壊だな。

カナダ陸軍はトヨタ四駆ランドクルーザを改造して,使いでのいい安価な軍用車両を運用している。トヨタアメリカは合衆国製自動車部品を採用しているから,このような製品は TPP11 では恩恵を受けられない。我が政府は武器輸入「爆弾、手りゅう弾、魚雷、機雷、ミサイル等(関税率表:93・06),軍用航空機用原動機、戦車その他の装甲車両、軍用航空機、軍艦(関税率表:84・11、8412・10、8412・39、8412・80、87・10、88・02、89・06)」に関税を課している。

江戸期の日本は管理貿易体制であったものの,幕末には各藩が火器を競って輸入し,自由貿易になっていた。大量の金銀が流出した。軍服軍靴には関税を課していないのかな。1万円以下のアーミブーツには関税がかからないようだ。ネットには \79500 のお品がある。動画をみると砂漠仕様の合衆国アーミブーツは履き心地がよさそうだ。日本の軍靴は酷く,師団長も徒歩行軍には地下足袋であった。比島戦では米兵捕虜から日本兵が軍靴を剥ぎ取った。。。日本軍は官兵だから,靴にこだわりがないのも何となく理解できる。見かけ重視だった。

幕末の各藩銃兵は草鞋履きだった。日露戦争も日本兵は草鞋履きで戦っていた。地下足袋と米飯で大東亜の新秩序を目指した東條の頭の中はどうなっていたのか。陸軍参謀本部のなかの作戦部作戦課が戦争計画を立案していた。ソ連どころか,米陸軍すら見えていなかったようだ。靴の違いをみたら一目瞭然だろうが。

牛島将軍は最後に司令部を半島南端に移動した時,地下足袋を履いて銘刀を吊って夜間の徒歩だっただろうと思う。米軍戦史はその最後の食糧は20日分と見積っていた。天候が回復すると,ぬかるみがなくなり米軍戦車の登攀が可能になる。それまでは撃破された航空機機銃を取り外し,陣地を構築して歩兵の侵攻を止めていたけど,対戦車兵器の悲しさか陣地が破られていく。6月12日とその翌日になると,159 名の日本兵がはじめて大量に投降した。

マッカーサは米第10軍の指揮に批判的だった。死傷者が余りにも多かったからだ。比島北部とかニューギニアのように封じ込めて食糧がなくなれば,弾があっても戦力は無力化できる。日本政府の文民が統治する沖縄県の全島支配宣言が必要だったのだろう。欧州戦線は戦闘が終わり,合衆国民は戦争は終わったも同然とうかれていたからだ。

米海兵は小禄にも海上機動により揚陸している。ニューギニア比島と同じ戦術だ。天候が回復しても,九州からの出撃は途上で迎撃され何の意味もなかった。あいかわらず,日本海軍は米空母を最大のターゲットにしていた。水陸両用トラクタは補給物資を運び,帰りには負傷兵を運んだ。日本軍にはその備蓄食料の米すら運搬手段は人力による背負子だった。

満州にソ連軍が侵攻開始したら,1週間で朝鮮を越境した。その理由がわからなかった。話は単純で,日本兵は徒歩で後退している間に,ソ連兵はトラックで移動していただけだ。ニューギニアでは徒歩後退する日本軍を米軍が海上機動により先回りしていたのと同じだろう。日本も日華事変では大発を用いて華南に揚陸した。米軍は LST を用いて橋頭堡(桟橋)なしでの戦車揚陸ビーチング方式を確立していた。

沖縄戦後,九州上陸せずとも日本軍の海空支援は微々たるものだったから,相模湾に殺到してもよかったのではないか。大学院時代,防大OBがいて独ソ戦ではソ連は7層,独軍は5層の深層防御と教えてくれた。日本軍としては高密度の陣地構築だった沖縄戦でも5層まで張っていなかったのではないか。相模に上陸した米軍はさしたる抵抗もなく北上を開始しただろう。北部に相模原市がある。戦後,内陸なのに米陸軍は補給廠を置いた。

沖縄戦でもそうなのだが,時間的余裕があっても独ソ戦なみの対戦車多層防禦陣を構築した形跡がない。ノモンハン戦ではソ連戦車に陣を破られ,砲兵陣地まで乗り入れられた屈辱さえ味わっていた。米軍戦車はとるにたらない,もしくは対戦車兵器がないので諦めていた。それはないだろう。浜辺では対戦車地雷を抱えての肉薄訓練をしていた。どうも陸大出の参謀は対戦車陣形の構築立案設計ができなかったみたいだ。ウソのような話に行き着かざるを得ない。深い溝(対戦車壕)を延々と掘るだけである。ソ連は農民を徴発して対戦車壕を構築していた。そんな形跡が関東平野には何もない。やたら急造成の滑走路ばかりである。相模原もそうである。鎌倉には騎馬乗り入れを阻止する壕址が今でも残っている。その当時は鍬とモッコだけだろう。

本土決戦とは国民向けのスローガンに過ぎず,本格的な防御陣地構築は松代だったのだろうと思う。現在のほぼ国境線が米中ソ密約の内容だったのだろう。合衆国が何故,小笠原ではなく沖縄に侵攻したか。何故ソ連は釜山,釧路まで侵攻しなかったか。欧州では米ソ軍が直接,対峙し始めていた。ソ連にはまだ核兵器がない状況のなかで,極東の線引きが図られた。

現在,一人当たり PPP ランキングは香港,合衆国,台湾,日本,韓国,ロシア,中国が10位,11位,18位,27位,30位,48位および78位となっている。北朝鮮はデータがない。戦争は国富の浪費であるから,貧しい国ほど疲弊する。今,最も有事を恐れているのは実は北朝鮮である。金王朝体制崩壊後の絵が描けていないなら,追い詰めてはいけないだろう。今,朝鮮有事が起きれば石油ガソリンの高騰,特需からインフレになる。安倍政権が望んだとしても,合衆国が同意しないと有事にならない。

元来,反日感情がある米西海岸のサンフランシスコ市が朝鮮従軍慰安婦像を公式顕彰した。大多数のアメリカ人は関心がないだろうが,対日原爆投下をある意味正当化できる側面もあるのも確かだろう。合衆国が日本の圧政下にある朝鮮を解放した。キリスト教的には日本人に虐げられていた朝鮮人を自由にした。韓国は合衆国同様,キリスト教国家である。日本は靖国神社を崇拝する国家主義者である,そんなところが合衆国の対極東ステレオタイプだろうか。

滋賀に地のスーパ平和堂がある。半官製の反日暴動に襲われ,店長は店の最奥部に逃げた。その平和堂が中国に最初に開店した長沙は日中戦争で阿南が軍歴を重ねたところだ。太平洋戦争中,陸軍は軍事費の半分を中国戦線に費やし,合衆国は 1/4 だった。世界最強の資本主義国相手と戦争するのに,半植民地の中国相手の半分の予算で日本軍は米軍相手に戦った。軍官僚は当たり前と思っていたようだ。東條は「長期持久」と言ったが,不調だった米潜水艦の魚雷が改善されると,蘭印からの原油ガソリンは環送されなくなった。というのはタンカーが沈められ,石油を運べなくなった。資源を確保したのに運べない残念な日本であった。

ヒトラーが対戦車火器製造のために技師を日本に送ったけど,東條は関心がなかったようだ。やはり,東條は軍人ではなく軍事官僚だったようだ。兵器に関心がない。下から上がって来る書類を決裁するだけだったのか。

滋賀県民は近江商人の伝統のせいか,無駄な出費を極端に嫌う。平和堂は中国地方政府(共産党)に払う賄賂を渋ったのかもしれない。中国には伝統的に幇という組織というかネットワークがある。やーさんの互助会である。中国は伝統的に鉄と塩を専売にして財源というか最大の官僚の利権であった。当然,闇塩商人とか闇流通が発達した。蒋介石の父は塩商であった。裏の組織に献金しないと,ビジネスがうまくいかない。この金が党官僚に流れるわけだ。メキシコではお巡りさんがお店とか企業に消火器を売り歩く。メキシコもほぼ一党独裁国家だ。私のいた組織でも消火器売りがやって来ると人事が教えてくれた。最近のオフィスにいくと,大抵観葉植物が置いてある。接客業だとオシボリだ。商社出身の同僚が港にある倉庫業はヤーサンの利権だと教えてくれた。きちんと上場して税金も納めている。

どうも,闇組織は税金逃れが発端のようだ。パチンコの遊技組合は警察庁の利権である。プリペイドカードを払うと,マージンが入る。江戸時代以前はいたるところに関所があった。不審者対策ではない。税を徴収するためだ。流通が闇の温床になる。日本が貨幣経済に移行するのは室町期である。近江の馬借(運送業者)が幕府に徳政を要求して,強訴している。当時はまだ権門体制が残っており,寺社,貴族さらに守護の被官にも税を課されていた。

世界中,国であれどこの社会でも表側の近代化は,大変だけども一応できる。しかし,闇社会と税制はなかなかうまくいかない。ソ連のペレストロイカ,中国の改革開放もうまくいかなかった。闇社会,闇経済を乗り越えないと社会は前進しないのだ。日本のような西欧だと政財官の構造汚職である。交易は流通でもある。自由交易に反対する者は何らかの既得権益の代弁者である。近江の馬借の要望がかなえられるのは室町期末期の信長の登場を待たなければならなかった。

私はカジノ法案は通ると思っていた。カジノ利権は警察庁利権だからだ。日本は警察国家である。知事には県警本部長の任免権はない。滋賀にある公営ギャンブルの競艇事業は赤字である。それでも止められない。赤字は関係がない。というのはマージンは売上に対して得られるからだ。これは株式資本主義の原則に反する。利権とはそういうものだ。カジノも赤字になっても止めないだろうと思う。多分,特別会計を介して補助金を出すようになるだろう。

京都市の第三セクタも赤が酷いけど,辞められない。京銀は京都市債の購入を渋っているそうだ。京都市労組の利権でもあるので,共産党も触れない。国が衰退して,ロシア化,メキシコ化するのは止むを得ないのだろうと思う。日本の主要都市が夕張化しようと,そうならない自治体も出てくると私は信じている。江戸末期,300 余藩の大半と大藩はそれは酷い財政破綻だったが,小藩のなかには財政改革に成功した藩もあったのだ。

参考
沖縄 p467
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