スパム対策とドメイン認証
SpamAssassin
サイトに Gmail アドレスを曝しても,スパムは皆無に近い。しかし,レンタルサーバが提供する組み込みツール SpamAssassin は非力だ。試用したが,どこが暗殺なのだ。学習とはいいようで,人手で排除しなければならない。ユーザがアサシンにならなければならない。タダなので仕方がない。何も省力にならず,手間が増えるだけだ。無料 SSL 認証
スパムのドメインにアクセスしたら,中国語表記のフィッシングサイトだった。SSL で暗号化されたサイトで,何とルート認証は Digi Cert だった。以前から,無料の Let's Encrypt は知っていたけれども,設定が面倒で採用を止めていた。フィッシングサイトですら有料ドメイン認証を利用するのだから,ドメイン認証だけでは Trust を得るのは困難だ。詐欺会社が登記されてるいるのと同じかな。少なくとも運営者が Google Map に存在し,日本語だと特定商取引に伴う表記が必要だろう。Google を排除している中国から Gmail アドレスのスパムが来るとは妙な感じがする。架空のアドレスだから,Gmail だと簡単にチェックするだろうと思う。中国本土で使える代表的フリーメールは, Yahoo!,Hotmail,gooメールらしい。
大手サイトだと,どれだけのスパムが「お問い合わせ」に来るのだろうかと思う。システム担当者が SpamAssassin をカスタマイズしているのだろうか。Sakura サーバの SpamAssassin はワイルドカードでの取捨選択ができないので,メーラでフィルタリングするしかない。ショボいな。個人だと,サイトにはアドレス画像表示が妥当かな。
Let's Encrpytが発行した正規の証明書を使ったフィッシング詐欺サイトが増加したことも事実だ。正規の認証局から発行された証明書であるため、アドレスバーに表示される証明書アイコンの色を確認するだけでは詐欺目的のサイトであるかどうかを確認することは難しい。
さくらインターネットの障害情報によれば,デジサート社側のオンラインサインアップが3箇月近くも滞っていた。SSL 更新はさくらだと60日前から受け付けるから,早めがいいかもしれない。問い合わせたら,入金方法により異なる。最速はクレジット,最も遅いのは郵貯でなんと最悪6日かかる。電信でもこんなに日数を要するのだろうか。電信といっても,電報の時代と変わらずヒトを介しているのだろう。そういえば旧日本軍は暗号書をもとに暗号化復号化していた。米独はタイプライタ式の自動化暗号機だった。さらに日本軍はカナ文を通信員が漢字カナ混じりに変換していた。戦国期の伝令はカナ文だった。どこでおかしくなったのか。戊辰戦争では流麗な命令書が起案されていた。島原の乱と戊辰戦争の間で武士の官僚化が生じたのだろうと思う。
デジサート側の障害アナウンスはない。digicert.com によれば,Standard SSL が $157 だし,ビジネス戦略は高額商品を中心にするのかな。それにしても,障害に関して何のアナウンスもないのは嫌味ではある。中国ロシアが頑なまでに合衆国のインターネット支配に抵抗するのもわからんでもない。「自由」と独占が共存するのが合衆国。「隷属」と独占が中露か。日本は後者に近いだろうか。まあ,貧乏人は Let's Encrpyt を使えばいいのだろう。Encrpyt のスポンサーには Microsoft が入っていない。有料 SSL が障害を起こし,浄財による無料 SSL が障害なしか。なんかアメリカ文明のいい面を感じさせる。キリスト教原理主義のもたらすトリクルダウンは実際にあるのだと驚く。Google, facebook そして さくらもスポンサーだ。自由戦士,人民よ,暗号を使おう。
さくらの SpamAssassin
一方,Gmail のアドレスを長年サイトに曝しているが,スパムは来ない。Google は大したものだ。POP 経由でないと,他のアカウントを Gmail に表示できないけど,スパム対策だけでも価値がある。さくらの SpamAssassin ツールの学習を止めた。Thunderbird のスパム対策も Outlook よりはましといった程度のようだ。香港で事業をやっていた方によれば,日に数十通のスパムが来ると言う。中国人はスパムに耐性ができているのかな。
日中開戦となれば,巡航ミサイル,ドローンの飽和攻撃だろう。自民国防族が米海兵仕様の F35B の採用を煽っている。金食い虫の空母と有人戦闘機の時代は終わったと思う。自動車のような難度の高い分野でもAIを駆使した自動認識だ。これに比べたら敵味方識別装置のある航空兵器はタコだ。中韓北鮮によるサイバー攻撃でも,なすすべはないかもしれない。内閣防衛省はどんな言い訳をするのだろうか。原爆の悲劇は今度は喜劇になる。言い訳もなしか。前回の政府発表は1億総懺悔だった。。。さくらによれば,SpamAssassin の判定基準は,
判定する条件は複数ありますが、代表的なものが次のようなものとなっております。
HTMLメールである
送信元メールアドレスのアカウント部分に数字やアンダーバー(_)等の特殊記号が含まれている
件名に「!」「?」等の記号が含まれている 本文中にURLが記述されている
たったこれだけである。アサシンの命名が泣ける。どうみても ユーザ顧客に学習させるスパム対策ソフトはNGだろう。Google なら中国に対抗できそうだ。Microsoft は金のためなら,中国どころか悪魔とでも取引をする。合衆国TVアニメをみていたら,ビルゲイツは地獄に落ちていた。。。さくらサーバのメールを Gmail のスパム対策効果を期待して,Gmail で送受する設定に変更した。スパムよりは広告の方がましだ。
結論はさくらのメールサーバのスパム対策は気休めにもならない。ひたすらユーザが人力で学習させる。東アジア的だな。Gmail のフィルタリングを活用する。タダだよ。さくらのメールサーバビジネスも先が見えた感じだ。それともフィルタリング設定を趣味にしている方も結構,多いのだろうか。
FC2 は Google Apps を勧めている。月額 \600 だ。私のような頻度では POP でも問題ないと思う。年間 \7,200 の節約になる。ただし IMAP は使えない。
Gmail を拒否する組織,組合,大学は結構ある。会社,農協とか私大は民間組織なので拒否設定はなんの問題もない。しかし,税金で運営されている市役所,国立大学法人の Gmail 門前払いは おかしいだろう。スパム対策と称して拒否設定になっているのかな。公儀意識丸出しの感がある。新聞記者が偉いのではなく,新聞社が偉いのと同じ類だ。パスカルは考える葦と言った。私は一介の民草である。昔,人気のなかったパリーグに「草魂」を売りにしていた大投手がいたと思い出す。
合衆国の自由の精神と日本の自由はかくも異なるのか。国会の 2/3 を占める与党および補完政党をみると翼賛政治になった感がある。最大与党名の「自由」民主党と北鮮の国号の「民主主義」は似た響きがある。盛り土で死ぬ公務員と過労死の社員を考えると,どこが自由なのかと思えてくる。
上図は東シナ海周辺の海底ケーブル分布の様子だ。古いので台湾中国本土直通ケーブルの表示がなくインドネシアのネットワークが記載されていない。中国は世界の工場になり,スパムも発散させるのか。Ping だと Tracert を使えば経由ルートがわかる。メールもわかる仕組みになっているのだろうけど,仕組みを知らない。Google Map と連携した海底ケーブル表示だと,北方領土海域は皆無になっている。ロシア全体をみてもオホーツク海とウラジオストクしか表示がない。軍機で公開していないのだろうか。北鮮も海岸があるのに海底ケーブルがない。北鮮と通信すると,中国とかロシアに筒抜けなのだろうと思う。中国はいまだに北米との間に自前のケーブルがない。日本が米中交渉を盗聴しようと思えば,簡単である。日本の外交暗号は連合国に筒抜けだった。ポツダムの秘密協定を察知できず大戦末期の日ソ交渉は意味がなかった。当時は無線だった。冷戦たけなわの頃,海底ケーブル近くに潜水艦が潜み漏れ電磁界から盗聴していたと小川の本にあった。海水は電気が通るので今でも,本当かなと思っている。
イギリスの学者が収集した facebook のビッグデータがロシアに渡され,米大統領選に活用されたらしい。事実だと怖ろしい国だ。日本には諜報機関がないので米中韓露そして北鮮にしたら,赤子のようなものか。冷戦期,社会党にはソ連から金が渡され,労働組合幹部の子弟はモスクワ大学に留学できた。ソ連留学生の一部はスパイにリクルートされただろうと思う。日本の事だから,スパイも世襲かもしれない。北海道と東京はロシアのスパイだらけだろう。facebook の件は謀略の匂いがする。
ケンブリッジ大講師のコーガン氏は、フェイスブック上の心理テストを使って集めた利用者の個人情報を、英データ会社ケンブリッジ・アナリティカ(CA)に売り渡したとして批判を浴びている。コーガン氏は、配偶者の姓であるスペクターを名乗ることもある。 フェイスブックによれば、約27万人がこの心理テストを提供するアプリをダウンロード。このアプリは、利用者に通知したり同意を得ることなく、全てのフェイスブック上の「友人」についてのデータも収集していた。コーガン氏は、こうして集めたデータをCAに提供していた。
英国が情報源だから半分,マユツバだろうか。今は msec 単位で巨額の資金が移動する。機械が判定して売買する。当然,これを逆用する輩も出てくる。選挙戦で劣勢側にビッグデータを売るビジネスがあるんだと驚く。一強多弱のロシア日本では成り立たないビジネスだ。韓国なら確実に売れると思う。
対日経済制裁
世耕経産相が合衆国の鉄鋼アルミ輸入制裁に日本が入らないとの観測を述べていたが,翌日の発表ではリスト入りしていた。経産省の対外情報収集能力は大した事がないと思う。商社の方が確かかもしれない。鉄鋼商社は口銭で稼ぐから担当部署は死活問題である。かつて日米繊維交渉で譲歩を渋った佐藤首相はニクソンにしっぺ返しで退陣となった。合衆国で生産する日本車は特殊な高張力鋼を使用している。対日鉄鋼制裁を解除できなければ,経産官僚を重用してきた首相がツケを払わざるを得なくなる可能性が出てきた。官邸は読みを誤った感じだ。安倍政権に気をつかってきた NHK ですら,刺激的な見出しとなった。悲願の憲法改正も吹っ飛んだか。合衆国にNoと言われたら,鳩山由紀夫のように退陣するしかない。地検の盛り土リークは合衆国筋だったのか。それだと筋が通る。政権はトランプ周辺への便宜利権供与を怠ったのかもしれない。大体,合衆国は金で動く Deal 重視のわかりやすい国だ。外務省ルートはどうだったのか。経産大臣と首相当人は日本が制裁リスト入りとは思わず,寝耳に水だったのか。わからんもんだ,外交通商交渉は。
日本は報復対米経済制裁できるのだろうか? 合衆国の鉄鋼非課税国と課税国の違いはアメリカ大陸を囲い込んだ新モンロー主義にもみえるが,韓国も優遇されている。日中と韓国の違いは韓国はキリスト教国くらいか。かつてドイツが英国の製造技術をことごとくコピーしたように,韓国もそうした。北米の日系自動車製造工場は韓国製鋼板に切り換えるだけか。逆にポスコの株価は反落している。優遇される韓国鉄鋼会社の株価がさがる。どう考えたらいいのだ。鉄鋼はもう高度先進国の輸出産品とはなっていないのかと,思わざるを得ない。今は,中国,インド,ブラジルの主要産品なのだろう。マーケットはポスコの勝ちはないと踏んだのだ。
韓国は大統領選挙があり,政権交代が起きる民主主義国家である。日中は選挙があるけど,政権交代はない自称民主主義国家である。中国の国家主席と日本の天皇は国民が選びようがない。日本の鉄鋼は衰退産業なのに大量の余剰労働人口を抱えている。これを名目にリストラすればいい。安倍には無理だった,日本の構造改革にトランプはスイッチを押してくれたと考えるくらいがいい。兵器も国産を止め,合衆国産に統一したらどうだ。それでも対日経済制裁を止めてくれないなら,日本は植民地と諦めるしかないだろうか。
米加日英連携の夢
地球の温暖化は確実だから,ヒトの快適居住域の北限は北へ移動する。14900 km,60Tbps のカナダを中心とする海底ケーブル建設計画がある。両端の引き上げ口は北海道の苫小牧と英国である。荒唐無稽のようで北極から見れば理に適っている。日英は不凍港を有する太平洋および大西洋先進国である。アラスカにある会社が手掛けている。衰退していくにしても,それなりの技術とお金がある日本。日本の海底ケーブル製造シェアは米仏に継いで 20% である。中韓は製造していない。安倍が TPP11 に関してカナダのトルドーを説得したら,同意譲歩してくれたではないか。カナダ メキシコを通じて合衆国に働きかける。メルケルのように間違っても中国と連携を考えない方がいいだろう。北極海から太平洋と大西洋に出る好立地点に北海道と英国がある。こんなインフラビジネスの可能性があるとは目から鱗だ。
樺太から天然ガスパイプラインは遂に日の目をみなかった。Google earth を見る限り,北方領土にガスパイプラインはなく,合衆国企業が地熱発電事業を行う事になった。かつてロシア人はテンの毛皮を求め,カリフォルニアまで達したが,今度はアメリカ人がアラスカから北方4島までやって来る。150 年前は鯨油めあての捕鯨船だった。商才に長けた中国人と朝鮮人も来るだろう。というのは,温暖化で日本人が好むサケは北海道を遡上しなくなるからだ。日本人中国人アメリカ人はそして蟹に破格の金をだす。現代のカニ工船の船員はフィリッピン人らしい。しかし,左翼はなんでこんな酷いソ連ロシアのプロパガンダに釣られたのだろう。ロシア革命自体がプロパガンダだったのかもしれない。日本は北洋漁業に早くから乗り出し,カムチャッカ ベーリング海域の気象に長じていた。1941 年の12月エトロフ島から日本海軍機動部隊が低気圧の後を進撃した。真珠湾への最短ルートではなかった。攻撃前日,駆逐艦の燃料タンクが空になるほどの戦速で南進,黎明での発艦となった。後に父が乗艦する事になった特型駆逐艦もあった。英海軍の模倣だった日本海軍が悩んだ末の航洋型だった。太平洋を主戦場とした日米海軍の駆逐艦排水量が似通ったのは面白い。
参考
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- WordPress による決済と古代日本金融
- スパム対策とドメイン認証
- ルータ脆弱性と負荷分散と西独核武装
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