2018/05/25

ATmega328P の動作がわからない

NiMH の寿命判定に,充電電流の変化によらない内部抵抗の増加を考えている。Amazon に格安の ESR テスタがあるので購入してみた。結論から言うと,つかえない。秋月取扱のテスタだとOKなのようで回路図を調べたら,動作原理がわからなくなった。ADC を使用していない。改造のしようもない。駆動周波数を DSO で簡単に測定できると思っていたが,測定端子が GND から浮いている。Auto でみると正弦波が見えるが一瞬である。周波数は結構高そうだ。トリガを Single SEQ にすると,5V にスイングする駆動電圧の On/Off だけがクリップされる。基板は面実装なのでプローブをあてられない。

コンデンサを介して劣化廃棄の NiCd と使用中の NiMH の ESR を測定すると,ほぼ同じである。

私の保有している DMM PC510 はキャパシタ容量のみで ESR とインダクタの測定はできない。インダクタンスが不明になってしまったインダクタが測定できるので,これだけでも価値があると思う。
ESR.jpg 

基板の様子
サイズは 72.8x60.3xt1.4 で両面ともベタアース? 裏面に半田ボールが2箇所あった。手付け部品の半田付けは初心者レベル。水晶が傾かず半田付けされているから自動機なのだろうと思う。LCD ベースの固定突起の融着を1箇所手抜きのため,光源 LED 端子が固定強度を担っている危ない設計。運搬郵送用のためか,それとも半田付けのためかメンディングテープでベースごと仮止めされていた。

裏面の絶縁保護シートの他に LCD 脱落防止の対策がいるだろうと思う。4箇所のねじ止め穴がリング状にスルーホールになっている。この意味がわからない。

回路図をみてオートパワーオフの動作原理がわかった。回路は複雑になるけど,バカヨケとタイマに役立つかなと思う。

結論
電池の内部抵抗を測るのに最適周波数がある筈だ。駆動周波数を変えられないのはダメかもしれない。ESR を測定するにはリード線の影響が大きく,何とか法のようなプローブ方式じゃないと,短絡していちいち補正するのは面倒だ。

バックライト付きの LCD ディスプレイの視認性が良いのに驚いた。度の強い老眼鏡なしでもOKだ。これまで表示はPCに担わせていたけど,これもいいかなと思う。でも検索すると価格が高いな。テスタの部品を取り出した方が安いとは。。。

参考
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