2018/06/01

梯子の代用とフック

今年のゴーヤネットを高くしたいが,ネットを取り付けるための梯子がない。何回かブログで書いたけど,子供の頃 父親が屋根の上に登り作業する際,登らしてもらえるのが嬉しかった。滑らないようにゴム長を履いたのかもしれない。このご時世に自宅の屋根に登る父親がどれだけいるか。

ゴーヤの腕とアンテナ用の金属棒の先に紐を通すカギ先として割りばしを取り付け,さらにその先にリングを取り付けた。雨樋受けのフックに割りばしを通し,フックを取り付けたアンテナ支持棒に紐を引っ掛けて紐を通した。
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第二次世界大戦時,日米海軍は洋上給油を実施したが,海戦では明暗を分ける事が多々あった。日本海軍は縦引きで米海軍は横引きだった。海自は横引きである。縦引きは給油艦が紐付き浮きを後方に流し,後続の艦が引き上げるのだろうか。横引きだと,ひも付き弾体を併進する艦に向かって射出する。単純に考えれば,横引きだと2隻同時に給油できる。海自が縦引きを止めたのは自明だろう。記録映像をみると,航海中でも士官の移動,物資の移動にもリフトとして米海軍が運用している。下の写真は東京初空襲に向けて中部太平洋を進撃する空母エンタプライズに給油する様子だ。日本海軍哨戒部隊に発見されると,機動部隊は給油艦と駆逐艦を切り離し,空母と巡洋艦のみで高速突進した。
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下の写真の右側は空母レキシントンである。海軍兵から Lady Lex と呼称され愛された。何回も書いたけど,米海軍は今も昔も志願兵から構成されている。父は海軍に徴兵された。強制徴募の軍隊と志願兵ではどちらが優れているか。古代ギリシャを西欧文明とすれば,アレキサンドロスは武装市民兵を率い,ペルシャ王は奴隷兵を率いていた。合衆国民にはこの史実が日本の古代朝鮮侵攻と同じくらい神話化している。現代のイランがペルシャだ。奴隷兵の後方には督戦隊がいた。悪名高いのはソ連共産党政治将校の督戦だろうか。日本陸軍司令部の督戦に反旗を翻した師団長がいた。インパールの佐藤中将だ。抗名事件として有名だ。日大フットボール不祥事では,監督に抗命したコーチ選手は一人もいなかった。ドイツ連邦軍はナチス時代の反動か,兵士の抗命を認めている。

将校には意見具申の権利があるが,一般の兵士にはない。下士官が群れて抗命する事が米軍ではあり得る。無能な将校が排除されるメリットもある。米潜艦長は無能として何人も更迭されている。抗命するからには軍法裁判のリスクがある。判事は提督,師団長あるいは部隊長だからかなりのリスクである。阪大にはハラスメントを訴える仕組みがあった。日大はどうだったのだろう。

幕末の老中阿部は危機に際して,公論を認めたが,大老井伊は正反対に安政の大獄として弾圧した。大戦前,政党政治が行き詰り軍官僚と革新官僚が政治を壟断した。佐川前局長は不起訴だそうだ。後は,民事で争うしかない。合衆国司法省は Justice である。正しい,丁度の意味がある。中華文化圏だと「道理」だろうか。道理のない制度は金がなくなると,瓦解する。日本はその過渡期なのかもしれない。軍隊も会社も学校もお金の給配が途絶えると,簡単に消滅する。日本の法務省は Legal 部門であって,Justice は求められていないのかもしれない。中国には道理がなくなり,政治が乱れると「革命」が起きるという思想があった。民主主義では平和裏に政権交代が起きる制度が組み込まれている。日本の自公政権がいつまで続くだろうか。アベノミクスのつけが次世代に回り,消費税率が 15% になる頃だろうか。軍事費増大がさらに財政赤字を悪化させる。周辺諸国との武力衝突を避けるためにも,朝鮮統一前に核兵器を準備したらどうだろうか。

オスマン朝の奴隷兵士イエニチェリ騎兵は精強だった。独身で金満家だった。西欧の騎士団みたいなものかもしれない。イエニチェリが妻帯して家族を養うようになり西欧騎士化すると,戦闘力を失った。自衛隊はどうかなと思う。仮想敵は PLA 韓国軍 露軍 そして北鮮軍である。
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米海軍は同一艦隊を司令部の構成が変わると,第3および第5艦隊と称した。寄港先ではなく,洋上でも実施した。カッターでの移動は波高が高いと難儀だっただろうから,日本海軍ではできない相談だ。軍艦の燃料が石炭から重油に変わり,米海軍は地道な努力を重ねていた。真珠湾作戦時の随伴給油艦の多さはこんなところにも影響を及ぼした。給油艦の数が同じなら,日本海軍は倍の時間を要した。合戦前に航続距離の短い駆逐艦への給油は必須だから,マリアナ沖海戦前の給油もそんな事情が反映していたのだろうと思う。

追記
知恵袋によれば,日本海軍は小型艦は2本の横曳きだそうだ。真珠湾奇襲作戦の際,駆逐艦数に対して多数の艦隊型給油艦の随伴はどうみればいいのだろう。トラック空襲によりトラックの泊地が無理力かされると,米海軍の矛先がどこに向かうかで日本海軍内で議論が分かれた。結局のところ,新設された第一機動艦隊は給油の容易なタウィタウィに在泊したが,サイパンを強襲され本土で待機していた方がマシだった結果となった。縦曳きは長さ 115m のパイプ長だそうだ。駆逐艦の全長1隻分である。当時の燃料は重油だから圧損が半端じゃない。上述の写真はどれも3本の横曳きである。やはり,効率は米海軍が上である。

航続距離に難のあった飛龍蒼龍を真珠湾作戦に投入するか,議論があった。それが,中型空母のエンタープライズとホーネットで中部太平洋を突っ切って,当然日本海軍哨戒機を避けての航路だったのだろう。18/07/01

参考


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