2018/07/20

株価と油価とファイル

負債と化すアパート建設
直近のデフレ状況が終りつつあるのか,金融商品のPRとかアパートマンション経営投資の広告がやたら多い。政府の言うように本当にデフレ脱却できたのだろうか。数年のスパンでみるとアベノミクスは成功したかに見えるが,戦後の株価指数をみるとまだのような気もする。実際は,野村総研の推測の方が正しく,我々世代の資産が30年後,零どころか負債を抱えてマイナスになる。
新設住宅着工戸数が減少しても、それを上回るスピードで世帯数の減少が見込まれるため、2033年の空き家数は2000万戸を突破、空き家率は30%を超えると予想している。
減少する総電力需要
日本はエネルギーの 90% 以上を輸入に依存している。多寡がしれていると思っていた太陽光発電が水力に匹敵するほどになっていた。有閑農地をエネファームに転換したせいだろうと思う。重電タービン会社の株価が振るわないのは当たり前か。東芝は模範としてきた世界最強ガスタービンメーカのGEがダウ銘柄から外された。株価は上がり続けてこそ,当たり前だが資本主義が持続する。

失われた20年とバブル期を含めた時代が私の経済人生であった。政府の出口戦略をどうするかが囁かれている。公的年金と日銀が株価を買い支えてきたからだ。国庫をカジノに投資するのはどうかと思うが,資本主義の総本家合衆国でも住宅公社破綻,リーマンブラザーズ破綻,自動車の BIG3 破綻危機に際して,公的資金を投入せざるを得なかった。

日本の株式時価総額ランキングは,どんな会社が人気があるのかわかる。これで十分だ。三菱UFJとキーエンスが同等である。日本電産とJR東海も同等である。キャノンと京セラは以前に比べると順位が下がった。私が社会人になった頃は新日本製鐵が君臨していたが,今では70位である。花形会社の栄枯盛衰は30年も経つと,ずいぶん変わる。

合衆国の NASDAQ と東証一部との違いを無視すれば,日本の上位ランキングにITが1社もない。これまで日本資本主義は合衆国の後を追いかけていた。USスチールを新日鉄,GEを東芝のようにだ。ITは石油産業同様,例外のようだ。日本のエネルギ産業が合衆国に牛耳られるように,ITもそうなるのだろう。これまでは石油産業が日本経済を牽引しなくても成長ができた。ITは知識産業である。
中国政府や企業はトップクラスのエンジニアや科学者、その他の熟練技術者(特に米国在住の中国系人材)を引きつけようとしている。主な標的となっているのが、大手IT企業や研究所、ベンチャー投資家が集まるシリコンバレーだ。
資源産業,自動車産業とは異質である。日本の識者が指摘するようにIT産業は虚業という見方もできる。しかし,株式市場そのものが虚業だろう。エネルギ関連だと50位以下に国際石油開発帝石と関電のみである。子供の頃は三井三菱の石炭産業が日本を牽引していた。日本が米海軍に封鎖されていても,北海道の石炭が東京の省電を動かしていた。その頃の東大生は計画停電のない省電に乗って自習していた。エネルギ産業の終焉が近い。生き残るのは実質国有化された東電くらいだろうか。

これまで経済成長と電力需要は正の相関があるとされていたが,直近の電力需要をみると減少気味である。人口減少と製造業の海外移転のためだろう。それでも+の成長だからアベノミクスは大したものか。しかし,これは国債増発による需要の先食いなのであって,出口戦略により成長は止まる可能性もある。現在,急速に高齢化が進んでいる。その高齢化率変化も 2040 年頃から鈍化する。しかし,増発された国債の償還を減少した生産人口でどうするか。やはり,インフレしかないのだろうと思う。30年後の円資産はやばいというか,価値がなくなる。その頃,黒田日銀総裁は死んでいない。
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電力はストックが効かないので,電力需要データを個人的に重要視してきた。電力需要がマイナスでも成長するのはやはり,アベノミクスはまやかしの可能性の方が高いだろう。大平洋戦争末期,政府がポツダム宣言受諾したのは青函連絡船が7月14,15日の空襲で壊滅したからだった。発電所貯炭場の北海道産石炭がなくなれば省電が止まる。米航空軍は意図的に発電所の空襲を避けていた。ひたすら民家を焼いていた。フィリッピン征服インディアン討伐と同じ感覚だろうか。合衆国の言い分は中国に代わる懲罰だ。聖書にはやたら罰せらるユダヤ族と敵が多い。

今後,電力需要はマイナスに推移し,今の不動産価格上昇は一時的なものだろうと思う。土地需要も減る一方である。ごく一部の大都市圏だけが地価の上昇が続くと思われる。20年後の地価推測では守山市はプラスで隣の野洲はマイナスである。守山市と大阪市を比較してどうかが肝心かなと思う。日本の住宅は30年経つと,マイナス評価になる。更地の方が資産が高いからである。雨後の竹の子ようにできたアパートをみると,30年後の資産価値は言うまでもないような気がする。時価総額ランキングにある関西企業はどうなるだろうか。これから,ランキング入りするような関西企業が生れるだろうか。戦前の時価総額一位は鐘紡だった。長浜には鐘紡の地名が残っている。天皇陛下の行幸もしくは皇太子殿下がカネボウを視察される事はない。直近だとヤンマーの研究所を訪問された。

株価上昇と新興産業
戦後の株価上昇は物価上昇込みである。
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原油価格は上昇の一途だと思っていたのが,物価を勘案したらオイルブームは石油の時代になっても,3回しかないのは意外であった。オイルシェールブームは終焉したのかもしれない。中国の成長が軟化して来たせいもある。それでも 1950-60 年代の倍の価格である。日本の電力源の 40% が LNG である。合衆国がシェールガスを輸出してくれる限り,それほど危惧する事もないのかもしれない。需要自体が減少する。米中貿易摩擦は新たな戦争の火種になりかねない。米ソ対立の時代には貿易問題はなかった。日本も対米貿易収支を考えたら,アベノミクスの円安誘導は為替操作と合衆国に認定されても 100% 白とは言えないのではないか。

日本経済が朝鮮戦争による特需で,とりわけ基幹産業が復活したのはよく知られている。ベトナム戦争で疲弊した合衆国は双子の赤字に苦しむようになり,米中和解がはかられ,今は米中貿易摩擦である。日本のガソリン価格が高止まりしているのに,海底油田を掘削する日本海洋掘削がこのゼロ金利時代に破綻した。世界有数の油田を有するベネズエラもデフォルトに近い。シェールガスの増産と中国市場の冷え込みが原油価格を下げ気味なのだろうか。つい最近まで $70 を超える勢いだったのにと思う。OPEC の価格統制もそう長続きしないかもしれない。それでは,なぜ国内ガソリン価格が上昇するのか。カルテルと為替のせいか。アベノミクスにより円安に振れ過ぎているのかもしれない。多かれ少なかれ大体 安倍のせいだとするのが共産党も含めた,一般国民感情である。実際のところは,安倍は大して何もしていない。何かしようとすると,役人がやらかすからしない方がいい。黒田日銀は詐欺に近い。次世代がそのつけを払う。アパート経営と同じである。

トランプ大統領は白人貧困層が主要支持基盤のせいか,新興ビジネス層と折り合いが余りよくない。それでも,下の写真のように Facebook, Alphabet,Amazon の面々と会議している。写真の反対側には Microsoft,Oracle がいるのだろうか。
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これらの会社の主戦場は政府のクラウド部門である。毎日新聞によれば,政府のシステムは改元による変更で大変な事らしい。1箇月かかるそうだ。政府の発注する1人月はいくらだろうか。半端な金額じゃないだろう。これを例えば Microsoft のクラウドなら明日にでも改元が可能だろう。しかし,これではお役人の仕事がなくなり(予算を獲得し使うのがお役人の最重要事項),困るのだろう。日経によれば,「法人の登記事項証明書は2019年の通常国会で各種手続きを省略可能にする法改正案を提出する」とある。あるネットから,法人登記事項証明書の提出を求められ,面倒になり止めた。e-Tax とか特許申請もデジタルも使い勝手が良くないし,料金は法外である。お役人によるお役人のためのお役所システムだ。まだ,それでもこのようなシステムは国民が面倒だったら使わないで済むが,軍事関係はそうもいかない。日本軍は暗号文の面倒なカナ漢字変換をしていた。幕末まで各藩の軍令書はカナ文だったのに退行していた。明治政府は律令政府の官符を真似た。武人から官人に移行した瞬間である。日本の躓きはここから始まった。

陸自の日報問題がそれに該当する。戦前は戦闘詳報と言って,後の作戦計画立案のための最重要情報だった。米海軍は Action Report と呼んでいた。簡明な英語で記述されている。戦争といっても棋譜の分析が大切な囲碁将棋と同じである。日本軍の戦略戦術は開戦から終戦までほとんど不変だった。ニミッツ提督は作戦を立てやすかったと自著で述べている。はるか遠くのガダルカナル戦域と沖縄戦域でも同じ補給兵站のやり方だったそうだ。ORとは,補給処が一か所増えるごとにどれだけの在庫が必要になるか,リードタイムがいかほどになるか計算する実学であった。参謀本部も軍令部も日露戦争当時よりも,戦費は桁違いであったにも関わらずこの概念に乏しかった。
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それでは何故,日本軍は日露戦争を継承発展できなかったのだろうか。ひとつにアーカイブの問題があるのではなかろうか。西欧で最も有名なのはバチカンの古文書館である。古代にはアレキサンダー大王が建設したアレキサンドリアに大図書館があった。プログラミングでもそのままライブラリと呼んでいる。私はライブラリを設計するスキルがない。知の集積である。スコラ学の知の体系とユダヤのゲマラの体系が相まって,全書的にプロジェクト(物事)を進められる。多分,アメリカ人が満州経営に参画していたら,満州に埋蔵されていた大慶勝利油田を見逃したりはしなかっただろうと思う。その場しのぎの現場に全てを押し付ける手法は確かに得意だ。NHK の番組にプロジェクトXがあった。カタカナ語のプロジェクトと Project は日米では,かなり意味合いが異なるようだ。

陸自の現場が日報を作成していたのは,税金を使っていたから報告書を作成したのだろうか。後のためだろう。砲声を聞き,硝煙を嗅ぎ日報を作成する。偵察行動も実施していただろう。財務省は森かけ騒動では,膨大な綴りを廃棄したと国会で述べた。前局長は廃棄したと43回,虚偽答弁したそうだ。ドイツは戦争に負けても,膨大な戦争資料を残した。いまだに政府による絶滅計画は立証されていない。公文書が一通もないのだ。日本政府は徴用工も慰安婦資料も,ありとあらゆる戦争資料が内務省の一課長の通達により拡大解釈し廃棄した。民間が設計した軍用機の図面ですら,民間が忖度して廃棄した。

日本軍の戦闘詳報は難しい漢語が並んでいる。今だと,ワープロで漢字変換しながらの作成だろう。日本戦国期の歴史を垣間見るに,バテレンがイエズス会本庁に送った通信文が役立っている。当時の日本語は7母音であった事が裏付けられている。まあ,バイキングの襲来を年代記に記録したアイルランドの修道士にしても,暇だったのだろう。しかし,その暇を何に費やすか。ギリシャ語ではアレテーと称され哲学の始まりになった。Google の検索語を集積して広告と結び付けるアイデアは素晴らしかった。私のいた研究室の助手がデジタル博物館を後に提唱したらしい。彼のグループが輪講に出す文献はポインタのオンパレードだった。当時の私はハードの知識は何も分からなかったのでチンプンカンプンだった。中年になって,ポインタが単なるアドレスに過ぎないと分かった次第だ。クラウドといっても根幹技術は紐づけだろう。陸自の日報すら紐づけできていないというか,インデックスがないのだろう。この辺りは朝鮮人とか台湾人の方が優れているのではないか。何やら,反古をどう取り扱うのか,公文書を議論する以前の問題のような気がする。

インデックスは無理としても,とりあえず社保庁のように廃棄せず,とりあえず埼玉の倉庫に残したように何らかの手立てだけでもする必要があるのではないだろうか。廃棄するのは後でいい。私の測定バイナリデータもデータベース化する目途が立った。プログラム自体がどうなろうと後方互換性を気にせず,測定結果を復元できるようになった。お役所がやたら,公文書を廃棄したがるのは何故だろう。戦国期にフロイスが書いたイエズス会のための報告書が,日本中世史とか信長研究に役立ったりする。アフリカでのつまらない軍事日報でも,後の日中紛争に役に立つかもしれない。

ちなみに,幕末に来寇したペリー代将は綱吉時代に執筆されたケンペルの著作を参照していた。大平洋戦争前,合衆国政府の委嘱により日本人を分析した「菊と刀」の著者はフィールドワークを行わず,文献調査から日本人の特性を露にした。幕末の二宮尊徳は異人は農地がないのでやってくるのだろうと断じていた。何故か,中曽根康弘が二宮尊徳本の推薦文を書いている。何かしら,予備知識のない真っ白な状態を日本人は尊ぶようだ。「知識」を侮る気風が日本陸海軍どころか,今でも日本中に満ちている。とにかくやってみなはれの精神だ。そんな精神で太平洋戦争を始めたのか。後世,何が役に立つかわからない。私はしょうもないけど,ここ数年ファイル化に苦労してきた。ファイルは N88 BASIC にもそのままファイルと記載されていた。

北鮮を訪問し,国務長官の歩いて移動中の写真をみると,フォルダを手にしている。私が入所した組織では綴り紐がまだ使われていた。今では使わなくなり,コクヨの200本綴りをやっと30年掛けて消費した。フォルダもキャビネットも恐らく合衆国の発明である。とじ紐で文書を保存していたが,図面だけは立派なキャビネットがあった。終戦直後,艦政本部の技術将校が気になり,図庫に入ったら戦艦大和の図面がなくなっていたという。廃棄命令はなかったそうだ。彼の話だと図庫の管理は厳重を極めていたそうだ。文才があれば,小説になりそうだ。徴用工慰安婦の履歴も残せないくらいだから,図面は全くの屑扱いだろう。死海文書を発見したベドウィンは薪の火種用として燃やしていた。設計していて,この構造はあれが参考になると設計者なら分かる。気になるところを工夫したり,それが発明にもなる。北鮮のミサイルもソ連のスカッドが米本土まで届くようになり,命中必界も向上したのだろう。これも知の集積である。源田実に世界の3バカと称された戦艦大和だが,注排水システムの防御欠陥が後の護衛艦設計に役立ったかもしれない。

現代英軍艦水兵は防炎帽と防炎手袋をはめて,電子化された指揮所からキーボードを操作する。海自は漢字変換して指令を伝えているのだろうか。日本海軍が英国に戦艦金剛の発注を最後に,自国設計切換えて以来,長門陸奥の集大成まで数十年要した。中国が日本ドイツフランスにそれぞれ高速列車を発注して,即輸出に転じた。川重がやらかした新幹線台車のコ型フレームは中国産だとどうなっているのだろうか。鉄道は馬車の延長である。それ故,欧州標準軌道はローマ馬車の軸間距離と同じである。

毎日新聞の書評「馬・車輪・言語」によれば,病院の語源であるホスピタルのホスピタリティは遊牧民の伝統であり,印欧語の特徴だそうだ。キリスト教文化が背景かと思っていたのが,さらに遡る。これは驚きだ。このホスピタリティは日本には全くない概念である。これと「馬車」社会が繋がっていたとはまさに驚異だ。大平洋戦争とは単に東洋と西欧の戦いではなかった。極東の和族と印欧語の遊牧民との末裔との戦いでもあったのか。

フォルダは便利で,欠かせない。こんなしょうもない物もアメリカさんの発明か。日本は何を発明工夫しただろうか。エイズの汚染拡大の温床となった白血病血液製剤の郡司ファイルは厚労省の地下倉庫にあった。倉庫といっても写真のような状態だ。
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大ガスにはXファイルとか捜査物ドラマに出てくるような保管専用の立派な紙箱があった。上の写真をみると,厚労省はシニア官庁ではないと納得する。年金の取り扱いが雑と言うより,組織の由来からして歪んでいた。当時の報道写真をみるととじ紐ではなく,コクヨファイルであった記憶がある。関わった課長は東大医学部教授に転じた。当該薬剤製造会社のミドリ十字は 731 部隊ゆかりの医師が創設に関わったのも因縁か。エイズ禍が表沙汰になる前,中研の所員からミドリ十字の醜聞を聞いて本当かなとも思っていたら,事実だった。

戦前の日本陸海軍にはファイルがなかったので綴り紐を使用して通信文書とかを綴っていたようだ。日本のお役所は公文書にインデクスをつけて保管する習慣がない。廃棄が前提だからだろう。国鉄には文書課があった。大企業がそれなりに文書の保管に気を使っているのに官僚は無関心で不思議で仕方がない。一日,何故か考えてみた。大企業はそれなりに組織で行動するが,先の内閣府の醜聞にあるように高級官僚は属人的に行動する。首相秘書官とか陸軍参謀本部参謀がそうなのであろう。日本が核武装すれば,核のボタンは首相ではなく秘書官が実質的に判断するのだろうか。これも困る。

図庫
日本海軍艦政本部の図庫も,上記のような乱雑な状態だったのかもしれない。整然とした書庫はハリウッド映画の見過ぎか。軍関係に限らず,合衆国はあらゆる公文書保管のアーカイブに予算を費やしている。公私の区別がはっきりしているのだろう。合衆国の研究員になると1冊の実験ノートというかファイルを渡される。これに業務の全てを記述するよう契約に盛り込まれている。このノートは私物ではなく,研究所の知的所有物である。勝手に廃棄改ざん持ち出したりすると,契約違反である。だから,在任中にドラフトでもいいから公開研究に発表できないと,成果はゼロになる。日本だとデータを自宅とか別の職場に持ち込んで論文作成とか当たり前であった。特許のアイデアをノートに記載してしまったら,それでもうアウトである。他の研究所で活かせない。

日本では電気泳動法画像の改ざんが後を絶たない。合衆国ではどうしているのだろう。評価セクションを別にするのか,それとも画像化以降処理を報告者と別にするのか。疑い深いアメリカ人の事だから研究員を正直にする工夫をしているのだろう。京大 IPS 不正研究スキャンダルを知って,任期任用だけではないような気がする。大手製薬会社の研究開発のように職務の細分化が避けられないのだろうと思う。電気泳動実務を別の非研究職に担当させる。簡単な実験だけどスキルが必要だ。国家プロジェクトと大学教授の趣味みたいな実験は異なる。

原爆開発のクローブス将軍とアポロ計画のブラウン博士を思い出す。NIH のガン征圧プロジェクトは失敗した。これらの全てのファイルは公開されていないだろう。その場しのぎの日本のやり方はもう巨大プロジェクトでは通用しないのではないか。考え方を変えないとダメなような気がする。日本海軍のレーダ開発失敗の歴史も大いに参考になるだろう。戦争は壮大なプロジェクトだ。日報も管理できない陸自に戦闘はまかせられないだろう。辻正信みたいな悪の権化が幅を利かせるような時代がまたきてもおかしくない。ノモンハン戦は資料廃棄,改ざんして真相は闇だ。ソ連側資料と突き合せた気の遠くなるような作業本の登場をまっているけど,このご時世だから発刊はないか。

30年後の極東
太平洋戦争は国民をとたんの苦しみに追い込んだけど,戦後の農地解放とする民主化プロセスは戦争に負けてこそ可能になった。東條が開戦の決意をしなければ,改革は何年遅れたか想像もつかない。統一朝鮮あるいは中国と干戈を交えて,また負けるのもいいかもしれない。その代償は対馬あるいは沖縄か。自衛隊は避難作戦を最優先すべきだろうが,官兵では無理か。

統一朝鮮が私の生きている間に視野に入るとは夢にも思わなかった。まあ,薩閥を中心とした明治政府の置き土産(大日本帝国)が 200 年かけて,清朝および李氏朝鮮時代の版図に戻るわけだ。そのうち,中国は沖縄の帰属を問題にするだろう。台湾の沖縄領事所が中国領事館に変わるのはいつだろう。かつての日本軍は治外法権である租界の領事館を出先に特務機関が暗躍して,工作を進めた。中韓はどんな工作をするのか。もう既に工作員が対馬沖縄に入り込んでいるのだろうと思う。ある日,突然対馬市庁,沖縄県庁が武装占拠されるのだろうか。プーチンのウクライナ侵攻は実に見事だった。この種のプランはソ連時代に意図されていたのだろう。中国の一帯一路,9段線はかつて合衆国はモンロー主義と同じだろう。ASEAN および豪州がどう対処するだろうか。日本には日米安保しかない。戦後70年のツケがまわった感じだ。英国はEUを離脱しても NATO がある。反日の中韓にどう対処するつもりなのだろうか。

米中はITがイノベーションを促進して株価が上昇している,GPIF の公的資金による株価維持策の日本はもう資本主義ではないかもしれない。IT産業に見る限り日本は米中に取り残された。米中を真似ても,もう無理だろう。別の道を行くしかないだろう。一つは戦前と同様の全体主義だ。あとは米中の成果にまとわりついて経済発展の道を探る。日本は股裂きになるまで両者の道を進むのだろうか。

キャメロンがプロデューサーとなった番組を検索してまたみた。最後に,シナイ山とアークの形状を特定している。その丘には軍事的事情により一般人の立ち入りが出来ないらしい。4千年経っても,この地では争いが絶えない。いつか,この丘を登ってみたい。古代エジプト時代の地中海の噴火とエジプトの距離が 700 km だ。ラバウルとガダルカナルとの距離が 1000 km。テルアビブ大学の考古学はモーセの実在に無関心である。パレスチナの部族が集合して一神教が発生したとする。この地の農耕民はダビデの時代になっても,多神教を信じていた。住居からは豊穣を司る偶像が多く発掘されている。新約の記者によれば,ガリラヤは呪われた土地として偶像崇拝の記述がある。この地の民はヘブライ語を話さず,日常語はアラム語とギリシャ語であった。実際,新約はギリシャ語で記述された。国民国家が形成されるのは近代である。部族の集合体であった古代イスラエルが農民も含めて唯一神を信仰する祭政一致の国家と考えるのは妄想だろう。ダビデ,ソロモンの時代になっても政略結婚のためか,異民族と婚姻している。
旧約聖書ではモーセに率いられてエジプトを脱出したユダヤ人がパレスチナにいた先住民族を征服したことになっています。しかし考古学的調査からはむしろ、元来パレスチナの山地に住んでいた人々が、じょじょに平野部に進出していたことが推測されます。この人々が後に自分たちをイスラエル人として認識しはじめたのではないかと多くの研究者はみなしています。しかもある学説によれば、この山地に住んでいた人々は、平野に住んでいた人々から分かれたものとされます。となると、イスラエル人による先住民族の駆逐とは、元来は「同胞」であった人々との抗争ということになります。もしイスラエル人が元来パレスチナに住んでいたとすると、彼らがエジプトから来たという「出エジプト」の伝承の史実性は疑わしくなります。実際、出エジプトを裏づける聖書以外の記録はありません。
合衆国民が異常なまでに聖書伝承に拘るのは,ピューリタンの召命意識と団結のために必要なのだろう。古代イスラエルが国際情勢から団結するために必要だったのだろうか。The United States of America の国名にも現れている。最古のヘブライ文字は紀元前10世紀を遡れない。エクソダスの石板伝承と合わない。捕囚から帰還したユダヤ人が何をヒントにエクソダスと十戒と重ね合わせたか。

セム系線形文字の後継である表音アルファベットを使用するアメリカ人と象形文字を始めた中国人がITで競い始め,文字文化から考えたら一大転機かな。中国人プログラマが中国語でコーディングしているとは思えない。どちらも目的格は動詞に後置される。

イエス時代のガリラヤから出土する頭骨はセム系というよりは,エジプト人のようなハム系である。フロイトによればモーセはエジプト人である。パレスチナに都市国家を築いた民は聖書の記述とは異なり混合部族だったらしい。古代イスラエル人がいつ頃,セム系になったのか。日本だと縄文人と蝦夷の関係は不明である。多くの民族は神はあれど,文字を残すのは少ない。現代日本政府が文書の保管に関心が薄いのは原始部族と同じかもしれない。のこすのは皇統譜くらいか。

参考
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