2018/09/28

浸水避難豪雨目安と情報入手確認

野洲川が決壊すると,私の住む地域は 0.4m 未満の浸水となる。膝上高さだから,当然自動車の床上である。自動車を避難させないと修理費用がかさむ。岡山の浸水状況をみるとあっと言う間の出来事である。野洲川下流域は天井川である。決壊する前,もしくはゲリラ豪雨でも車を退避する必要がある。

守山市の月間降水量の多い6,7,9月は 200 mm を超える。居住区域の排水は農業用水路に頼っている。用水路の上流は田んぼがなくなり住宅が増える一方である。田んぼの遊水機能がなくなり,ゲリラ豪雨だと,一気に排水路の水位が上昇し,オーバフローするだろう。隣の栗東市は高層ビルの脇に申し訳程度の遊水ピットを設けている。雨が降ると,貯めるバッファがなくなり用水路自体の河床断面積に依存している。断面積と勾配から限界流量は簡単に算出される。自動車の避難場所は既に決めている。皆考える事は一緒だから,早めにいかないと駐車スペースがなくなる。自治会が異なると駐車は難しいかな。駐車場所を確保できなければ,新幹線,国道1号線を越えてさらに隣の栗東市に自動車を避難させなければならない。

電子国土 Web
車の避難場所探しに電子国土 Web が標高表示もあり使える。避難場所までの距離は Google Map により 1.5 km,標高差は8mあり,勾配は 0.5% になる。
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この位の勾配を目視で探すのは建て込んでいると難しい。守山市にはこぶ状の地形とか東京のような坂はない。

石破防災省構想
広島の水害の映像を見る限り,勾配が住宅地になり急激に緩くなる場所で発生しているようだ。勾配が急変しても河床幅を増したり,河床深さを深くするのは建設費が増えて,裕度のある土木設計はできなかったのだろう。名もない排水路の設計は県土木部の担当だ。江戸期の治水は領主は庄屋層に丸投げしていた。庄屋層は自腹で隷属農民を使役して河床工事し,新田開発もした。瀬田川のような重要河川になると幕府が御用金を出金して豪商に丸投げ改修した。これら作事は賄賂の温床だった。公儀のお役人は地元との地縁はなく,任期制だった。調べてはいないけど,幕府天領あるいは諸藩の飛び地における一揆は外様より多いのではないか。雄藩でなくとも中小譜代でも藩政改革ができた藩もあり,幕府の腐敗が酷かった。その中心は中小譜代出身の福沢諭吉のような幕臣である。現代の高級官僚に相当する。右翼番組を観ていたら,石破が防災省の設置を掲げていた。合衆国の FEMA を真似るそうだ。

石破は防災省が地方を指導すると言う。話を聞いていて原子力保安院を思い出した。治水は原子力以上に個別事情が異なる。〇〇地区の私権をどう制限し,治水対策をするか。防災担当大臣がいて中央防災会議を主宰している。堤防河川の管理は国土交通省,防災を担当する消防庁は総務省担当,緊急避難,重機を備えている防衛省が既にある。

太平洋戦争時,合衆国沿岸警備隊はラバウル包囲戦に投入された。防災省を創立するよりは,自衛隊を拡充して非常事態宣言が出されたら,即応させた方がいいのではないか。工兵を充実させて人材を登用すればいい。戒厳令下の危機対応訓練にもなる。中国の鉄道建設は PLA 工兵の所管である。合衆国の大河川の堤防建設管理も陸軍工兵の担当である。危機とか防災対処は省庁の横並びではなく,自衛隊(防衛省)優先にすべきだろう。実務業務のない省庁は文科省をみればわかるように賄賂が蔓延する。各自治体が水系と住民自治を考慮して防災委員会を設置すればいいだけのような気がする。

どうしても防災省を設置するなら,ムダな文科省を改組して要員を再訓練して充当したらどうだ。3.11 の際,百貨店を担当していた審議官が原子力保安院の広報担当だった。実務をしない中央官僚が防災を担当しても,実務経験のない軍事官僚が兵卒を指揮した惨状を思い出すのも必要だろう。何も起きなければ少数定員の防災省でも問題がない。危機的事態に指導しますと言って,実務ができないで何をできると言うのだ。

豪雨レーダ
単位時間当たり 50mm のゲリラ豪雨だと,アンダパスが冠水して車から出られなくなる。その頻度は増える一方だ。アメダスの測定結果はタイムラグがあり参考程度だ。気象庁の雨雲の動き(高解像度降水ナウキャスト)と今後の雨(降水短時間予報)が役に立つ。豪雨レーダがあるらしい。夜間の空模様は目視では確認のしようがないから,これも役立つ。予報では平面的だが,雨雲高度を立体的にとらえる。戦前の防空レーダとは雲泥の違いだ。赤色表示が 50-80 mm/h である。合衆国の FEMA は車載竜巻レーダを運用している。

ライフスタイル
都賀川水難事故では,2分で水位が1m以上上昇した。河床での川遊びはそれなりのリスクを考えてやるべきだろう。小学校の校外自然学習でも救命ベストを身に着けていない。私は子供に園児の頃からベストを着用させて川遊びをさせた。子供の通った自由学校は着用なしだった。

大阪,東京および名古屋の零メートル地帯に地下鉄が運用されている。路面が冠水すると,換気口を伝って雨水が流入する。排水ポンプの能力を超えると,地下鉄の冠水が起きる。
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こんな状況も想定して,地下鉄を利用しなければならない。幼児を連れた場合は要注意だろう。足の不自由な老人はどうしたらいいのだろうか。天命か。無人改札駅がこれから多くなる一方だろう。最も怖いのは冠水による停電である。

素人が思いついただけでも,多くの事案が想定できる。未来の防災省に何ができるだろうか。気象庁,都道府県土木部および消防署らが一体となって,市長が中心となって対処計画を立案すべきだろう。市長が無関心なら,それは選挙民が当該市長に負託したのだから,それはそれで仕方がないだろう。国が一律にやると,保育園と幼稚園のばかげた縄張り争いの類が増えるだけだろう。石破を評価していたけど,ボケたのかな。そう言えば彼も世襲政治家だった。

電気自動車の耐冠水性と消火
普通自動車の空気取り入れ口に比べると,排気管の出口高さは低い。電気自動車の電池は床下搭載だ。電池収納ボックスの水密性はいかほどか。ホンダとトヨタが足が不自由になった老人用の改造仕様とか特別仕様車を販売している。車種は普通乗用車で床が低い。床下が高いのは SUV である。

JAF によると,「ハイブリット車(HV)・電気自動車(EV)は、むやみに触らないようにしてください」とある。どうも冠水したら絶縁低下が起きるのか。使用電圧を考えたら当然か。これからの時代,車が動かなくなりました。車を押してく下さいと呼びかけられても近づかない方が安全だ。というのは車内のヒトは感電しないけど。車外のヒトが手を触れると,車 > 手 > 心臓 > 足 >地面 と電流が流れる恐れがある。駆動電圧は 400V である。直流だから商用交流に比べるとはるかに危険だ。私は HV 車とか一見してわからない。有人であろうと「水没した車に近づくな」が鉄則だろうか。12/24V の良い時代は終わった。自己責任で救出活動をすべきか。燃えている家に飛び込むには勇気がいる。そんな感じだろか。火災の救出活動不作為は法に問われない。自動車もOKだろう。

自動車の交通事故車両も同じだろうか。ガソリン車の場合,事故直後でなくとも徐々にガソリンが気化して引火爆発する恐れがある。日本海軍装甲空母大鳳は被雷後,ガソリンが気化して4時間10分後に大爆発を起こした。艦載機は爆弾魚雷を投棄,燃料は空にして着艦していた。これは火災が怖いからだ。

日産によれば,「必ず電気火災用の消火器(ABC、BCまたはCタイプ)を使用」とある。地下駐車場の放水スプリンクラーは不可か。よくまあ,こんな電池自動車を売りますな。HVだとガソリン自動車と電池自動車の火災が重なり,どんな惨状になるのか。無用なリスクを回避するには地下駐車場は使わず,立体駐車場だとできるだけ下の階にする。大型商業施設の駐車場は立体化する一方だ。

電池の信頼性はどの程度か。日産 Leaf が自然空冷で驚いた。灼熱の砂漠とか酷暑の大都会でどの程度動作するのかな。この酷暑では充電は不可能だそうだ。そりゃそうだろう。充電スタンドを空冷にでもするのかな。日産の誇大CMが凄い。まあ,アリゾナ州とかモンタナとかでは間違っても売れないと思うが。Tesla だとエアコンを On でも走行できるようだ。充電可能かどうかはわからない。Tesla ユーザには 50℃ でエアコンなしで走行するもの好きも居るのか。乳幼児とか老人は無理だろう。

経産省の計画によれば,2017 年のEVシェア 1.2% を 2030 年に 25% にするそうだ。どんな補助金,優遇政策を採るのだろう。EVの電力の素は LNG だ。輸入する合衆国産シェールガスがどこまで下がるか。円安にならなければいいが,合衆国の貿易戦争が激化すれば長期的には円安は避けられない。戦前の岸信介ら革新官僚による出来の悪い統制計画を思い出す。こうまで大陸中国の動向に過敏なのは興亜院の遺伝子か。電池は日中韓の寡占である。アメリカ人がそんな電池を好んで使用するだろうか。

2030 年代の車の冠水と火災は結構こわいな。アメリカ人が電池自動車をどこまで受け入れるか。経産省はとうとう,戦前のように退廃したか。地方分権にしないと日本全体が沈没する。腐った国政から日本の改革はできない。地方交付税団体ではない自治体は
最も不交付団体の市町村が多いのは愛知県の17団体となり、次いで東京都の11団体、神奈川県8団体、静岡県6団体などとなりました。
明治維新は密貿易の恩恵があった薩摩長州鍋島等の西国雄藩が主導した。近未来は東南海が主導できるのか。その前に巨大地震が来たら,どうなるか。その前に自動車産業が斜陽化して,そんな可能性が全くなくなるのが妥当か。悲しい現状だ。やはり,英国のようにいかに衰退していくかを真剣に考えるべきか。かつて帝国だったオーストリアが参考になるかもしれない。それにしても関西経済力の落ち込みは酷いな。戦前の日本経済は1次大戦の大好況,シベリア出兵,関東大震災,大恐慌,満州事変,泥沼の日中戦争,太平洋戦争で終わった。

新しい時代はバブル崩壊,中国台頭,急激な人口高齢化,合衆国政治の変調,そして地方の疲弊,一体何が残るか。ロシアのような中央集権国家になるのかとも思うが,指導者がいない。人口減少に目をつぶる大阪維新もどうかしている。それでも売れる市営地下鉄があるだけでもマシか。30年後,はたして市営地下鉄を買う企業があるかどうか。土地取引がないのに高どまりの地価。財政破綻と人口急減が同時にやってくる。認識の甘い安倍も石破も指導者としては疑問符だな。出でよ新指導者。

参考
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