亀山工場外国人期間工4千人とウォールマート清掃ロボ
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日本経済新聞によると、シャープが亀山工場(三重県亀山市)で手がけていた米アップルの「iPhone」用センサー部品の生産を親会社である鴻海(ホンハイ)精密工業の中国拠点へ移したことが分かった。 顔認証に用いる同部品の新規受注などに伴い2017年夏以降、雇い入れた外国人の期間労働者は最大4千人規模に達したが、18年夏までに3千人以上を減らした。急速な雇用縮小を問題視する声も出ている。
日経オンラインを購読せず,ロイタと Bloomberg だけなので国内経済ニュースが手薄になったのだろう。といっても日経平均はダウ株価と連動しているし,原油価格 為替 主要国債金利も無料でリアルタイムにわかる。
第二次世界大戦中,後に仏大統領となったミッテランは徴用されてドイツの工場で働いていた。日本人は外国人を使役するのが苦手のようだ。シベリアに抑留された旧日本兵は率先して強制労働したそうだ。戦時中,国内の鉱山 南洋諸島の基地設営は朝鮮人徴用工が担っていた。大戦末期の松代大本営の建設もそうだった。朝鮮人が建設した地下大本営に天皇が動座せずに済んでよかった。1944 年の事だった。2025 年の大阪万博は外国人が建設に従事するのだろう。
合衆国の大陸横断鉄道の難所は中国人クーリとカソリックのアイルランド人が建設した。中国の五輪と万博は農民工だった。ユダヤ神話によれば,日干し煉瓦の製造に従事していた人達がモーセに率いられエジプトを脱出した。4千人もの外国人期間工がシャープ亀山にいたとは思いもしなかった。
中国の高齢化が進めば,中国人による海外インフラ建設も終焉する。市場経済に過剰と浪費はつきものである。じき中国によるデフレ要因がなくなる。やがて日本国内はインフレと債券金利上昇に悩まされる事になりそうだ。中国製造 2025 とドイツ産業 4.0 はどうなるか。意外と中独は連携さらにはアライアンスまでするかもしれないと思う。デジタル決済に一気に進んだ中国人だから,あながちあり得ない話とは思えないのではないか。
Bloomberg によればウォールマートが清掃ロボットを導入する。清掃はヒトが得意とし,機械が苦手とする分野で しかも機械の価格が労賃に見合う価格でないと,導入してもらえない。例えば,ファミレスのセルフドリンクサービス機がそうだ。これが本当に時流になるなら,典型的なブラック業務の清掃がなくなるのか,それとも一層ブラック化進むのか。どちらだろう。
ハード・ブレグジット
直近だと英国メイ首相がEU離脱法案の採決を見送った。証券ニュースによれば,
欧州系証券では、選択肢として、EUとの再交渉、総選挙の実施、「EU離脱か残留」を問う国民投票の実施、保守党党首の交代、合意なきEU離脱(ハード・ブレグジット)といった可能性が考えられると指摘している。
ハード・ブレグジットになれば,ポンドが暴落するのは当然として その金が何処へ行くか。何の通貨が買われるか。採決はクリスマス休暇後の翌年に持ち越された。Bloomberg によればその期限は 1/21 である。あの大英帝国のポンドが IMF の支援を受けなければならなくなる可能性もある。冷めた目で英国を見直さなければならない。ポンドが減価して庶民が困窮化したら,次の総選挙では保守党の芽はないだろう。それが英国政治選挙のいいところだと思う。一方,我が国は自民党がやらかしても代替政党がない。その点では日本は中国北鮮と似たようなものである。
メイ首相が議会で Our Country と Border を強調し,People の言葉を発する一方,野党のコービン党首は Community に言及する。EU の要は仏独枢軸だったが,フランスは対英問題どころじゃなくなりつつある。欧州の人々が得た移動の自由は英国のように離脱しでもしない限り,その制限は難しいだろう。かつて移動の自由がなくゲットーに押し込まれていた欧州ユダヤ人は国民国家の成立とともに移動の自由を得た。その代償に第一次世界大戦では徴兵に応じ,各国の軍隊に分かれてユダヤ人同士が戦った。英国首相が Border を強調し,合衆国大統領が Wall を叫ぶ。IMF 体制も やがて崩壊するのかもしれない。ブレグジットについてロイタ配信記事の歯切れが悪い。人権問題のようにはいかないのか。
Financial Times が良い記事を書いた。
マーガレット・サッチャー元首相が言っていたように、国民投票は扇動家と独裁者のお気に入りの手段だ。いわゆる民意は、自由民主主義をただの多数決主義に変えてしまう。
国家指導者とは どうあるべきか。かつて我が国の宰相吉田は四面楚歌の国内情勢のなか,サンフランシスコ講和条約に調印したのだ。我が国も憲法改正が来年 通常国会で議論されるらしい。国民投票が行われるのか。出でよ新指導者。
こんな混沌とした欧州情勢をどう判断したらいいか。G7の主要国ではないオランダとかベルギの動向をみればいい。しかし欧州小国の動向はニュースにならない。何かいい方法はないものか。
ヘッジファンド数の閉鎖数が設置数より3年連続下回った。プロでも株価では収益を出せない状況だ。原油も $50 で均衡したようだ。商品にも投資しない方がいいだろう。短期の空売りとキャッシュ保持が無難だ。米中貿易戦争と英国のEU離脱がどうなるか。為替が読めない。
記事を発行しようとしている間に原油価格は $45 まで下がった。油関係者の値下がり予測が多かった。冬季の需要期なのにロシア OPEC の思惑は外れた。底値はどこまで下がるか。運輸造船市況が大きな影響を受ける。韓国の重工業は沈むだろうし,日本造船は今治造船を除いたらなくなる。艦船で旧来の造船会社を救済する。空母など発注せず,この際,小型艦艇と原潜建設に乗り出したらどうだ。防衛効率が上がる。特に海自原潜は韓国商船隊に対する最大の脅威になる。
といっても,原潜保有するには合衆国との協議が必要になる。原子力協定の継続にも難を示した合衆国だ。英国並みに信頼してもらうには,Trust Me ではだめで皇室が国家神道を捨てキリスト教に改宗するくらいでないとダメだろう。ちなみに江戸期の天皇は仏教を信仰し,火葬もしていたから改宗は問題ない筈だ。
恐怖指数が一気に上昇した。来年はさらに日経平均は暴落か。ファンドマネジャーは日銀がどこまで投資信託を買い支えられるか計算しているだろうけど,どこまで黒田は買い支えるか。英仏の不安定化も不安材料だな。日産の会長も決められないのも引き金になるのかな。大体,トランプ 安倍 マクロン そして メイ のせいかとも思う。東証は大きく値を下げたが,空売り規制になるような銘柄はなかった。ポツリポツリ空売りしようと思う。ティアックは規制になり -16.41% 下げた。米ギブソンが過半の株を保有する。今日の株価 2018-12-25 は7年前の安値と同じ。そう言えば AKAI はどうなったのか。
経済失速と中古空母
クラッシュする時はこんなものだろう。最悪のクリスマスか。さて次は農業不況か。それでも合衆国とか日本のような先進国は余裕があるからまだましだ。韓国トルコが極度の不況になり,反日反米が暴発するのが怖い。トルコと韓国はそれぞれロシアと中国に傾斜を強めるのか。
第二次大戦の引き金は満州事変 1931 年だった。世界大戦はその10年後だ。朝鮮有事にも介入しないとして,対応せざるを得なくなるのは中国が失速してマイナス成長に落ち込む頃だろう。その頃は日米安保が有名無実化している可能性が結構あるのではないか。今のトランプは欧州ですら介入に消極的だ。しかし朝鮮へは介入する。それは韓国そのものが金の卵を産む鶏だからだ。
とりあえず,合衆国の歓心をひくには三菱重工とかのライセンス兵器発注は止めて合衆国製兵器に全て変更したらどうだろう。ドローン兵器も合衆国製にする。警察予備隊の時代は兵器は全て米国製だった。それでも大した弊害はなかった。国際価格の10倍の銃火器を国産にして何の意味があるのか。
空母が欲しければ,合衆国の中古原子力空母をレンタルすればいいじゃないか。横須賀は原子力空母の母港で日本人の修理保全能力は高い。運用経費が高くてどうにもならないか。その前に合衆国が中国と取引して横須賀を引き払う可能性の方が高いか。米海軍のフィリッピンスービック湾からの撤退が参考になるだろう。撤退後,海軍力を整備してきた中国海軍が南シナ海に進出した。
しかし日本には諜報機関がなく米中交渉を察知しようがない。ニクソン訪中で長期政権の佐藤内閣は倒れた。安倍にもその可能性はある。役立たずの外務省は害務省と呼ばれた。外務省高官は特定姻族で固まっているらしい。佐藤はニクソン訪中30分前に知らされたそうだ。まあ,フィリッピン並みの扱いも仕方のない一面もある。それでも自国兵が合衆国の尖兵として血を流すよりはマシだろう。朝鮮有事は介入すべきではない。日本元凶の元は朝鮮だった。
原油価格が $40 を割れる情勢だ。これだけ下がったら,合衆国のシェールガスも冷え込むだろう。完全な世界不況だ。戦争を起こさない限り,トランプ再選はないな。戦争反対のマティスの首は当然か。中央アジアあたりで CIA が暗躍するのだろうか。密かにチベットウイグルの反政府派に武器援助を再開するかもしれない。トルコがカギだな。日本にドイツなみの対中東中国諜報能力があればと思う。
株価の値下がりペースは速く、ほぼ途切れることのない売りに見舞われたS&P500種株価指数は3カ月で19.8%下落し、ダウ工業株30種平均は最高値から5036ドル下げ、このままいけば1931年以来で最悪の12月となりそうな流れだ。
まあ,大恐慌以来の最悪の12月だそうだ。トランプ退陣それとも War! どちらになるか。米中貿易戦争で何が勝者になるか。日本の電子部品産業は極度の不況になりそうだ。最悪の時期に消費税アップとなる。今思えば,先送りせずに上げておけば良かった。それとも,再度 先送りするだろうか。
参考
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