2019/01/04

単電源OPアンプ0V出力にならない

20年前に半田付けして組み立てた5V単電源のボルテージフォロアがある。回路図を消失したので配線をなぞって回路図をおこして 3V3 電源のもと実験したところ,入力0Vのとき出力がゼロにならない。

出力を DIO に入力したいのでゼロが浮くと,マージンが少なくなる。トランジスタを付加してみようかと回路図を描いたが複雑になってしまう。データシートをみたら,
本IC は、出力電圧が V - +0.7 V 以下では出力電流吸い込み動作をしなくなります。この場合、出力端 子・V - 間に負荷抵抗を接続し、負荷抵抗側で電流を吸い込むことで V - 側へ出力電圧を改善できます (負荷抵抗に流れる電流によって、効果は異なります)。
そうかプルダウンするだけで良かったのか。OPアンプをブラックボックスとしてしか理解できないので,こんな事も目から鱗だ。ネット情報は実にありがたい。

ドイツ探検船  Polarstern
科学調査船の  Polarstern が荒れ狂う魔の暴風圏 南緯60度を航行している。
PolarStern.png 
年間の洋上日数が極めて多い。我が国の砕氷艦しらせと対照的だ。しらせ乗組員の実働日数はどれほどだろうか。

日本海軍で最も厳しい水上勤務を果たした水兵と徴用員は商船学校出身者が艦長となった海防艦と哨戒艇および潜水艦だろうか。特に哨戒艇は未成年の漁船員が徴用され,かなりが未帰還となった。米海軍母艦機が掃討したからだった。酷い日本海軍だ。本土決戦では母艦機と駆逐艦に圧倒され惨めな状態になっていただろう。戦後,本土決戦の海軍総隊司令官だった小沢提督は魚雷艇を建造しておくべきだったとの回想を残している。しかし実際に量産したのは特攻艇の震洋とレ艇だった。1945 年の B-29 東京空襲により,精工舎と下請け町工場が灰塵に帰し,魚雷生産がゼロになっていた。日本の潜水艦は無力化された。

大陸と結ぶ対馬海峡は昼間は沖縄から飛来する米陸軍機,夜は米潜の脅威から閉ざされ,北鮮の羅津と北陸の伏木との間で連絡船を運航していた。その船には婦女子の乗船は危険のため禁ぜられていた。関釜航路と何倍の航路だろうか。輸送効率は数分の1に低下した。最後は馬の斃死を避けるため,塩を運んだ。人命より馬命が重要だった。

東アジア史を冷静に考えれば,戦争による餓死は当たり前だった。日本の内戦が酷い餓死を伴わなかっただけか。天皇制のおかげなのか。昭和天皇による聖断伝説で,国民は沖縄の惨状を免れた。北の指導者が韓国訪問をするかも知れない。韓国民が熱狂して歓迎するのだろうか。統一朝鮮は悪夢だが,その可能性を考え準備しなければならない。朝鮮の後見者が中国かと思うと,日清戦争前に戻るのだろう。後ろ向きの合衆国は中国と朝鮮も取引するかもしれない。

NHK によれば,タイと英国が TPP に関心を寄せているそうだ。戦国大名は近隣諸国と争い,遠国と友好を結んだ。3国同盟は失敗したが,外交上手のタイと英国とは日本はいいポジションにあるのかな。英国の場合はリップサービスが上手なので要注意だが。これも円パワーのおかげ,すなわち国民の汗の結晶である。何も日本外交のせいではない。これは銘記すべきだろう。

上図は喜望峰とホーン岬の関係をよく表している。パナマ運河が戦略上いかに重要かわかる。中国は第二パナマ運河構想を打ち上げている。大航海時代,スペインのフィリッピン総督は日本近海の北太平洋を北上し,アカプルコに上陸してメキシコを陸路横断しベラクルス,カリブ海から本国に帰還していた。黒潮の存在は秘密にされていた。メキシコは TPP 加盟国であり,日本が最初に平等条約を締結した国である。ちなみに条約改正最後の列強は合衆国であった。1911 年に日本は合衆国から主権を回復し,合衆国は大西洋憲章で中国の権益を返還し中国は主権を 1941 年に回復した。これで太平洋戦争の大義は合衆国のものとなった。中華民国が列強扱いとなり,日本は列強から滑り落ちた。

自国にされた屈辱をシナに強要した日本だ。モルヒネも専売していた。その中心に帝国陸軍とりわけ統制派の東條がいた。戦が下手だった東條はモルヒネと憲兵で首相に上り詰めた。豊富な陸軍機密費の出所は言うまでもない。幕末薩摩の朝廷工作資金は密貿易,統制派の宮廷グループ懐柔はシナ工作による麻薬が出所だろう。しかし,東條自身は私腹を肥やすような人物ではない。その点,蒋介石は酷かった。

先の徴用船員による哨戒艇部隊のコードネームは「黒潮部隊」だった。海図をみれば,日独同盟の無意味さは一目瞭然だ。その両者の間にソ連,中国および合衆国がある。港なくして海軍はあり得ないのだ。陸軍情報部は 1941 年の夏に独ソ戦においてドイツ勝利なしの審決を参謀総長に提出している。真珠湾奇襲するには冬の低気圧が障害になる。後一箇月,海軍が決定を延ばせば,日米開戦は回避されたかもしれない。軍令部総長が天皇に奏上した日量 400t の重油消費はウソだった。海軍中堅は対米開戦を欲していた。海軍良識派も伝説だろう。良識派がなんで真珠湾奇襲計画に没頭したのだ。そもそも合衆国産重油で賄っていた日本海軍が合衆国を仮想国にしたのがおかしい。石炭から重油に変換した際,石油の調達を最優先すべきだったのだ。しかも日本はおざなりの油田探査で満州の後の大慶勝利油田を見逃した。大戦終戦直前,合衆国は英国の勢力圏だったサウジを懐柔して出し抜いた。シリアイラクにおける不可思議な合衆国の行動も原油利権がらみとみれば理解できる。チャーチルがサウジ族長と会談する前に,ルーズベルトは王として処遇しヨットをプレゼントした。チャーチルは車をプレゼントしただけで,英大使は驚いて本国に打電したそうだ。

振り返れば,合衆国は対日外交でも英仏を出し抜いた。合衆国大使は英仏と異なり,合衆国はアヘンを売らないと幕府に宣言した。アヘンを売らない合衆国は日本国民に歓迎された。逆に日本にモルヒネを売りつけられた朝鮮中国民が日本にいい感情を持つ方がおかしい。中韓の反日は当たり前であって,日中友好はまやかしだったのだ。チャーチルは FDR に盗聴をしないと約束しながら,実際はしていたが出し抜かれた。合衆国の防諜は英国からの諜報を阻止したが,ソ連には筒抜けだった。核兵器開発も対日戦発動も察知した。諜報網の整備には30年要する。安倍の祖父岸も CIA のエージェントだったが,未だにコードネームは不明で機密解除はされていない。よほど日米関係に不都合な事実が含まれているのだろう。果たして孫はどうなのだろうか。

かつての関税同盟は軍事力を背景としていた。英仏の長期にわたる対立そして戦争は特に有名だ。考えようによっては,合衆国はその間隙をぬって独立を果たし,1次大戦後覇権国となった。TPP 加盟国には軍事大国はないけど,やりようによってはハンザ同盟のように繁栄できるかもしれない。長期にわたった秘訣は大都市が中小都市に譲歩した事だ。アメリカ君があのような状態だからこそ,日本は自重して譲歩すれば,長い目で見れば国益に適うと思う。

ルーズベルトもトランプも腹黒いが,トランプにはルーズベルトのような長期戦略の視点がない。せいぜい再選が最終目的だろう。その再選に寄与するような譲歩を日本は準備しておけばいい。そしてこれを外圧として称して内政改革につなげればいい。ただ,交渉条件とか情報が洩れるのはどうしたらいいか。これは諦めるしかない。日本に軍機とか極秘はあってないようなものだ。合衆国の周知だからだ。これを属国ともいうらしいが,属国で平和ならそれでいい。日本の軍事指導者はどうしようもない。民族性は変えられない。日本と中国との軍拡でどこが得するだろうか。EUと合衆国は右翼が伸張して排他主義が普通になるだろう。どの時点かさっぱり見えないが,日中は互いに自重しなければならなくなるだろう。やはり朝鮮がネックだな。古代からの悩みは地政学的にどうしようもない。日中のアキレス腱はエネルギだ。石油の主要産出国は合衆国,サウジそしてロシアだ。日本は人口が減るのにエネルギ消費は増え続けている。中国も同じだろう。2019 年は $45 で始まった。

日本の歴史的アイデンティティは明治維新体制の今年 150 周年だ。中国は人民共和国成立宣言の 1949 年である。昔の中国共産党は日本軍国主義と民間を分けていた。私の子供の頃,米ソ冷戦,文革がエポックだった。当時石油は $2 程度だった。この価格で西側は勝ったみたいなものだ。西独はソ連から天然ガスを買う決断をして,最終的に東西統合できた。安倍はロシア相手にそんな決断はできそうもない。今年の日露交渉は進展しないだろう。北海道と樺太を結ぶガスパイプライン計画は60年経っても実現しなかったからだ。

参考
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