2019/11/07

香港学生服と子供服の PULL UP PIN 絵柄

守山市の公立中学生の制服はジャージである。中国も同様である。どちらも親子供の希望ではなく,管理側の都合だろう。香港の政治騒動の報道によると,中高生がデモに参加しているそうだ。日本では中高生が政治活動をするとは,全く考えられないから驚きだ。中国紅衛兵の伝統だろうか。紅衛兵は人民服と腕章をつけていた。ヒトラーユーゲントも腕章があり,制服があったから,どちらも本質的に全体主義であった。香港の参加者はTシャツもいるから,個人の自由意志で参加していると思われる。

西欧では公立学校は私服で,私立学校が制服である。私の子供を通わせた私立校は制服なしだった。Tシャツを着せている親,多分母親が多かった。男児の絵柄は戦車,2次大戦の米軍軍用機,そして極めつけは,PULL UP PIN と記された手榴弾だった。こんなシャツを着て,修学旅行は英国である。西欧ではムスリムの自爆テロとカミカゼは同義だから,英国人はどう思っただろうか。

日本の母親は PIN が手榴弾の起爆部品とは知らないし,祖父の世代が部隊撤退に随伴歩行できなくなると,自殺するように手榴弾を渡された事実も知らない。父を悩ませたグラマン戦闘機の絵が描かれた子供のシャツをみると,平和であると同時に合衆国の属国であると感心させられた。母親にとり,単にボーイに着せるシャツの絵柄がそうだったにしても,何故兵器なのか。

参考
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