2019/12/12

北鮮地下施設と戦時下公衆衛生院

日本の偵察衛星は北鮮を監視している。重要施設は全て地下だろう。日本は米軍の空襲直前になって,石切り場の空洞に戦闘機機体工場を移転し始めた。ドイツは戦闘機工場はハナから地下に建設した。そしてフランスを占領すると,すぐ潜水艦用のブンカを建設始めた。英国は防諜対策と偽装工作で,最後までルフトバッフェは英戦闘機工場の所在地がわからなかった。すごいな英国人。

戦前の日米野球の時,合衆国は大リーガの一人をスパイとして送り込み,中島のエンジン工場を写真撮影している。憲兵と特高は何をしていたのだろう。日本海軍は戦艦大和建造を秘匿したけど,軍用機の秘に関心がなかった。というか,モノマネばかりで軍機となるような事項が日本機にはなかったのだろうか。

くだんのスパイは聖路加病院の屋上から東京の下町を撮影した。このフィルムが焼夷弾開発に役立った。1934 年であった。B-17 のロールアウトは翌 1935 年だった。兵器は何をターゲットにして開発するのか,日本は曖昧だったようだ。合衆国本土の都市を攻撃できないのなら,守勢防御に徹すべきだった。

東京の市民の間に聖路加病院と東大の衛生院が爆撃目標から外されているというデマが流布した。どちらも合衆国の民間が寄付したからだ。鬼畜米英と政府は煽ったが,庶民の親米心情が悲しい。実際は,横須賀海軍工廠,皇居,官庁街,発電所および水道施設が除外されていた。日本占領対策のためであった。

参考

エジプトを支配したギリシャ人はファラオを名乗り,ローマ人はファラオを廃し総督をおいた。古代ユダヤはローマに反乱を起こし,エルサレムから追放された。エジプト人はヘレニズム化,ローマ化,さらにムスリム化して平和裏に過ごした。天皇制もいかようにも変われるだろう。それともカリフのように廃絶されてしまうだろうか。

近代化にともないカリフを廃したイスラムと逆に復活させた日本。日本を立憲君主制を偽装するのは無理がある。カリフは単なる預言者の末裔だけれども,天皇はいわばファラオの末裔のような存在だからだ。防大OBが志向する天皇制とは明治国家の絶対君主制だろう。右ばねがどこまで強くなるか。現政権は嫌韓感情を上手く利用している。国内の不満は外へそらす。元はと言えば,不平士族の不満を朝鮮に求めたのが最初だ。しかしながら共和国の韓国大統領は今回は敗けないと宣言した。徴兵制と安価な航空兵器で我が国を圧倒するだろう。戦前の陸海軍同様,防大OBは軍官僚として官符を作成し,下卒と徴用国民が戦死する。我が国が何故,共和国に敗けたのか考え抜いた方がいいと思う。
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