2019/09/18

$200 UAV (ドローン) 兵器検証

NHK が $200 UAV 兵器について言及した。JBPress もこれを引用し,気になり実際に可能なのか検討してみる。

ペイロードの必要のないホビー用ラジコンなら 50cc ガソリンエンジンで十分だ。イランが展示している機体形状は合衆国のRCホビイストが採用した最も初期タイプの形状だ。その後,彼らは事業化して,ホビー向けから姿を消した。軍用の予算を得たのではないかと推察する。この形状はイスラエル空軍にも採用されたが今では旧式になった。洗練された機体は今ではミサイルもしくはロケット砲を搭載するまでになった。CIA IDF が多用し,民間人誤爆で悪名高い。陸戦規定を遵守する米陸軍では運用が甚だ困難な兵器だ。

かつて世界中にRCエンジンを輸出していたOSだと,120cc がある。OS エンジンを搭載したホビー機は 2003 年,GPS 航法により北大西洋を横断した。DA だと 200cc で $2795 である。専用エンジンを製作したら,コストは確実に1桁上がる。中華製のオートバイエンジンでも搭載しているのだろうか。Aliexpress だと汎用エンジンだと $89 だが,たった 3hp しかない。

後は闇ルートのコピー品の可能性がある。例えば,陸自の装備する国産機関銃は国際価格の10倍である。インドパキスタン,フィリッピンで製作される欧州ブランド品の劣化コピー品がある。1/10 になるから,火器の場合,闇だと結局,国産の 1/100 の価格で入手できる可能性がある。ガソリン機関も金属加工品である。ニーズがあれば,あながち不可能でもないような気もする。ミサイルとして運用するなら搭乗員の不要なカミカゼ攻撃だから,一回限りの飛行でいい。

日本では鋳物ダイカストをする工場が絶滅状態になり,エンジン筐体の単品製造は不可能になったけど,中国東北部とかなら可能だろう。案外,北鮮が供給しているかもしれないと妄想する。そして北鮮なら日本とかドイツ製のダイカストマシンのコピーもできるだろう。ちなみに日本ブランドのRCエンジンは中国で生産されている。日中戦争となれば,これら工場は中国に接収されて UAV 兵器の搭載エンジンになる。日系自動車部品工場も同様だ。金型を兵器用に替えるだけだ。

一桁高価な $2000 としても,1000 機で 200 万ドルだ。日本が導入する F35 は 300 億円だ。単機の F35 が同時に 1000 機落とせるだろうか。合衆国産兵器の購入は致し方ないにしても,この種の対策研究はしておかなければならない。私が中国の立案者なら,大量の巡航ミサイル製造プランを提案する。ペイロードが大きくしかも速度は5倍程度になる。なんたって,金と手間のかかる搭乗員が不要になる。ヒトは学習訓練もしなければならないが,UAV はプログラムだけで済む。ヒトは脱出装置も含めると 150kg の死荷重になる。官邸,変電所,通信設備,都市ガスタンクを襲うなら 150kg の炸薬でも十分だろう。官邸,防衛省ビルはガラス張り,屋根はペラペラだろう。日本とはそういう国だ。近くにある村田製作所の無窓工場の方が対テロに適している。盗聴のリスクも下がる。防衛省ビルが 9.11 WTC ビルのように,たった $200 の UAV で瓦解する。異端プロテスタントが主張するように終末が近いのだろうか。 

合衆国は第2次世界大戦に参戦する前,戦争計画局で学者(民間人)と軍人が共同で計画を練った。例えば,軍人は必要な戦車台数を決め,民間人が生産計画を立て,フィードバックする。ボトルネックがエンジンとわかり,ディーゼルエンジンを諦め航空機用エンジンを搭載した。あの不格好なM4シャーマンであった。日本は総力戦と言いながら,軍人だけで決定していた。鉄鋼の割り当ては熾烈で陸軍が60万トンを海軍に譲歩したら,海軍は対米戦に同意したくらいだ。航空エンジンがボトルネックとわかり,なんと軍需省を設置したのは戦中であった。2000馬力級エンジン ハ45(誉)は,出力を一気に倍を目論んだため,無残な結果となった。戦争を始めてから戦争計画を立てた日本は不思議な国である。決戦機を製造するにも,プランBもなかった。

合衆国ブランドの Desert Aircraft は殆ど内国産で驚いた。Apple のスマホのような軍需に転用できない物は中国で,ホビー用であれ直ちに兵器になるような商品は内国産だ。当たり前か。日本がおかしいのだろう。市民の武装が当たり前の合衆国との文化の違いだろうか。

ヤマハが農薬散布RCヘリを中国に輸出したと話題になった。最終的に中国東北部の軍が運用テストしたらしい。用途は偵察と毒ガス散布らしい。まあ農薬と毒ガスは名称が違うだけだ。かつて守山市に三共製薬の農薬研究所があり,同僚の研究員があそこは CIA の監視対象だよと教えてくれた。

オウムはサリンを製造できた。これを $200 UAV に搭載して,2020 年東京五輪の閉会式に散布する計画も可能だろう。頭のおかしい反日テロリストが実行するかもしれない。怖ろしい時代になったものだ。警視庁は何を使って墜とすつもりか。無人機対処部隊ドローンでは追いつけない。数で対抗するのか。爆弾でもない限り,国立競技場の屋根を漁網で覆った方が簡単だ。日本の漁網は有名だ。

ロンドン五輪では婦警にもアサルトライフルを携行させた。日本もそうすべきだろう。警視庁はショットガンすら装備していないようだ。平和だな。昔の西部劇をみると,ショットガンは女と老人の護身用銃器だった。ハンドガンは不意打ちをくわせる攻撃用だ。役に立たない。合衆国の映画をみると,ピックアップトラックに農民がショットガンを常備携行している。こんな国と戦争してはいけなかった。指揮刀をぶら下げた陸軍大将東條はハンドガンの特性も知らなかった。陸軍大将が合衆国農民並の銃知識がなかった。喜劇だ。その代わり,彼は国民に「殉国」を求めた。そんな指導者を選んだ国民をどう考えればいいか。統帥権をお役所に渡してはいけない。米軍の方がマシだ。

参考
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