Html 形式メール リモートコンテンツ表示再考
メーラ Thunderbird を使用していると,特定の 画像付きの Html 形式メールがリモートコンテンツと表示され,画像表示をさせない。その理由は,
- リモートコンテンツ再考メッセージが表示された時 (リモートコンテンツの読み込み時)
- 読み込んだアプリケーションや使用しているプラットフォームについての大まかな情報
Web ブラウジングは同じようにプライバシーと係わりますが、メッセージ内のリモートコンテンツが異なるところは、初めから受信者であるあなたを対象にしているため、あなたのアクセスが直接メールアドレスと結び付けられると想定できることです。
- 現在の位置情報 (IP アドレスによる大まかな情報)
一方,Gmail の説明だと,
送信者が画像の読み込みを利用して、ユーザーのパソコンや所在地に関する情報を入手することはできません。
,とあり説明が一致しない。どちらの説明が正しいのか,私には不明だ。ただ,メールアドレスに紐付けられたアクセス内容を集積すれば,Google 等が再販する BigData と同じになる。IPアドレスもわかるので,市町村レベルでわかるし,個人情報を登録済みのメール配信なら,かなりデータを分析して再販できるだろう。リクルートが再販した学生の内定辞退率と似たようなものかも知れない。信用情報とかは売れるだろう。また,スマホ格安SIM上の Gmail からアクセスすると,IPアドレスより都道府県もしくは大都市単位の位置情報がリモートコンテンツに通知される。
以上を考慮して,Thunderbird と Gmail のメール運用方法を変更する。
1)午前8時以降に定期配信する媒体は Thunderbird
2)金融取引とか緊急性の高いメールは Gmail
3)個人関係は Gmail
4)メールアドレスを登録する際,一義的に Thunderbird とし,リモートコンテンツがふくまれなければアドレスを変更する。
両者の得失を比較すると,
検索 アプリ対応 リモートコンテンツチェック
Thunderbird Poor NG Good
Gmail Good OK Poor
結論
Html メールは便利なので,止められない。Html メルマガは BigData 収集に使われる可能性が大である。個人の金融信用情報について,細心の注意を払う。
参考
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