2019/11/23

スターリンの側近ベリヤと集団儀式

ソ連のスターリン死亡の悲喜劇を茶化した欧州製作の映画をみていたら,取り巻きの書記が歓迎する子供は当時の女子でなければならないと地方の役人を叱咤する。しかし役人が探し出してきた女児は大人になっていて書記は口を噤んだ。日本も官僚国家なので儀式がとても大切だ。靖国神社が国会議員をそれなりに接応するキャパに限界があるのだろうか。そう言えば,防大生の靖国集団参拝も少人数だ。

スターリンの影を担っていたベリヤが気になり動画検索しても,しっくりしない (BERIA CRIATURA DE STALIN)。戦前の陸軍と革新官僚は,皇道派であれ統制派であれソ連をモデルとしていた。日本のベリヤは誰に相当するのか。ソ連の官僚独裁制は独ソ戦を勝利に導いた。独ソ戦はソ連の勝利になるとの判断がありながら,日本陸軍は中米戦にのめり込んだ。ヤメられない,トメられない。防大出身の官僚も同じかもしれない。

大ガスの知人は自社社会人野球応援,事実上の動員をとても嫌がっていた。ヤーサンも儀式を大切にする。中韓の軍隊はどんな儀式をしているのか。朝鮮戦争時,中国兵は簡単に投降し休戦が発効すると故国へ戻っていった。捕虜になった日本兵は捕囚の事実を故国に通知しないよう懇願したそうだ。自衛隊員は捕虜になる訓練を受けているのか。政府見解だと,米軍の後方支援する自衛隊員は「捕虜」の身分にならないそうだ。その自衛隊をさらに後方支援する徴用民間日本人はどうなってしまうのか。怖ろしい。戦前のままじゃないか。

参考
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