WTI 先物原油は30億ドルあれば市況が動く

東洋経済新報社が中国筋の原油先物取引顛末についてレポートしている。１箇月単位の信用取引だ。中国の銀行が一般投資家に販売している。その数６万人。

一人当たり５千ドル相当だ。日本との内外物価格差を鑑みれば，円換算5倍相当だろうか。

国内の底値買い勢力は主に工商銀行、建設銀行、中国銀行の“紙原油”に集中しており、これら3つの銀行のポジションの総額は30億ドルほどとみられており、これは14万枚（1枚＝1000バレル）のポジションに相当する。このポジションはICE（ブレント原油先物）とWTIの期近物（訳注：先物取引で受渡期日が最も近いもの）の2大商品に集中している

たった $30億で相場が動くとは思わなかった。

参考

底値買いに躍る中国マネーを空売り筋が撃沈