2020/09/11

GDPランキングと衰退産業と地価 (下)

人口 500 万人ばかりのアイルランドは30年前,ダブリンには子供のホームレスそして乞食が目立つ貧しい国だったが,今では豊かな国になった。日本だと兵庫,北海道そして福岡が同程度である。知恵を出して,適切な役人を雇用すればアイルランドのように豊かになる可能性はある。政策を誤ると小国なら,一気に経済が悪化しても不思議じゃない。日本のような大国だと,かつての清朝のように失政が続いても徐々に衰微していく。

林立する新築賃貸アパートは高止まりしている地価が為せる効果だ。地価が半減したら,どうなるか。上場企業の含み資産も半分になる。国富も半減だ。金利が上昇し始め,国債がいつか暴落する。いつかは誰にもわからない。地価が下がるのに地価を前提に住宅ローンを組む。そうしないと,経済が回らない。地価に依存した日本国家資本主義は実にいびつだ。

日本のランキング下降は中国の上昇と均衡するまで続く。両国は現ギリシャの$2万くらいがあり得るかもしれない。今の豊かさが半分程度になると,何がどう変わるか。保険会社がシュミュレーションしている筈だ。日本郵政の不正もそんな視点が必要だろう。

参考
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