2020/09/14

パソナ本社淡路配転と中国人留学生

パソナの南部氏は日経インタビューによれば,リストラではないと述べている。不動産賃料からの分析はなるほどと思う。派遣業務は競争が激しく,管理コストの削減が急務なのだろうか。賃料コスト低減のためだけなら,関東近県でもよさそうだ。

やはり,主目的は労賃削減ではなかろうか。IBM は事務処理を受注して,実際の入力等は大連に下請けさせている。4半世紀以上前,中国深センの売り込みが京都製造会社にやってきた。代表団は皆中国共産党員である。京都の組み立て製造は外注だから,発注を中国に段階的に移していった結果,電子基板,組み立て,金型,成型工場の労働者が解雇されていった。

今回のパソナは国内での事務部門の移転だ。自宅からの通勤ができない距離というのがミソだろうか。阪神淡路大震災があったので,まじかに迫っている首都圏の大震災リスクを想定せずに済む。

そして森ビルとか三菱地所のような大規模東京事務所賃貸ビジネスは派遣業のような分野だと不利になるのだろう。派遣業は過当競争で利益率が低いし,大手企業自体が派遣業部門を有する。日本も英国スイスのように外国人労働が当たり前になる。しかし,そのためには邦貨が強くならなければならない。

円が中国元に対して弱くなった結果,日本に優秀な中国人学生は全く来なくなった。日本も1ドル100円の時代になると,学生は留学リスクを取らなくなった。留学コストとリスクが見合わない。

パソナ長谷川会長は東京と淡路を何で移動するのか。社有機を保有しているのだろうか。

参考
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