2020/10/02

開発組織におけるオシロ回路実験比較と Tektronix 岩通時価総額比較

テクトロは一時期,ソニー子会社だった。TDS310 を購入したら,その頃の京都のセールスエンジニアはわざわざ個人事業者まで出向いてくれた。菊水電子とか岩通では考えられなかった。

大組織で古い菊水のオシロを使用していると,昼食前後で波高値が異なった。小さな組織に移ると,横河の高額オシロがあった。当該技術部門のトップは京都洛陽工高出身,前職のトップは京大電気だった。Wiki によると洛陽工は長い歴史があり有名人を輩出している。前者からは電子回路設計精神と企画調査を学んだ。彼は回路図に波形を書くと述べた。大組織の方はキレイな図面を要求した。図面は下請けに流れるから,ノウハウ流出を懸念したのかもしれない。私も下請けに流れてくるトヨタのエンジン部品製造図面から量産機械設計を知った。

中国は日独仏の高速鉄道車両を輸入した際,図面も入手したのだろう。今では高速鉄道を鉄道後進国の合衆国タイに売り込むまでになった。安倍前首相が売り込んだインドの新幹線はどうなるだろう。

さて Tektronix と岩通の時価総額を比較すると,
Tektronix $1.80B
岩通 8,518百万円(\8.5B) nearly $0.08B

岩通は Tektronix の 1/22 しかない。それでも,国内市場のみで淘汰されず事業が継続できているのか。家電 車と異なり,原売比がいいのだろう。今回は Owon に乗り換える事にした。さて10年後,どうなっているか。

これからは人口も減少するし,トヨタのような商品は小国スイスの本社を置く,ネスレとか製薬ロッシュのようにグローバル化しないと生き残れない。両者の R&D 社員は高学歴外国人ばかりだ。現トヨタの R&D を見る限り,21世紀のトヨタは凋落するだろう。
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