SMR 研究と建設コスト
SMR 研究を始めればいいが,不人気業種のため学生が集まらないだろう。学生時代,核融合炉の講義を受けた。大前研一は授業は役に立たなかったと言っている。教授は原子炉(軽水炉の事か)のサイズを知らなかったそうだ。私も教授が超電導マグネットを用いて,封じ込める核融合炉プラズマ温度を説明した。マグネットとの冷却温度勾配を考えたら机上の空論だなと思った。
文科省天下り理事を受け入れる大学には優先して科研費がおりる。科研費充当に値しないのであれば,資源エネルギー庁が補助金を出せばいい。合衆国は DOE と NRC が資金提供した。
中国は 2019 年に SMR 建設を開始した。EIA Outlook によれば,US は 2020 年代前半に原子炉を2基新設予定である。おそらく SMR だろう。米中のプラント建設コストは日本より安価なのかな。原発建設は土木工事費が膨大である。SMR と言えども,日本では土木建設コストが嵩むだろう。
海自の造艦コストは意外と安い。しかし鉄道,道路空港,港湾建設は苦手なのだろう。日本はコマツを有し,建設機械大国なのに不思議だ。日本農業が馬耕によらない人力耕起だった歴史が影響しているのかもしれない。
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