2021/05/19

Softbank World 2020 と消えた外国人労働者

ソフトバンクのオンライン Softbank World 2020 を視聴した。キーワードは5GとAIである。Google のプレゼン以外よくわからない。Nvidia の Arm から始まり,半導体事業の大型買収案件が続いている。旧東芝メモリも1兆円投資する。Google の説明と合致する。

ソフトバンクグループは Alibaba を売るなどしてキャッシュを確保しつつ,GAFAM などのデリバティブ投資もしている。デリバティブはレバレッジ(借金)を効かせた金融商品である。

コロナ禍のスペインはロックダウンに戻り,この秋冬の合衆国中西部のコロナ禍リスクにワクチンが間に合わない。家に引きこもり,Amazon は 300 億ドルの増収となった。コロナ禍特需である。

変わらないのは感染症対策である。田舎州の中西部ではニューヨークのような医療サービスは望めない。日本の中部国際空港の PCR 最大検査上限数も1日にたった 300 である。安倍前首相が辞める前に約束した公約を役人は実施する気がない。このまま 2021 東京五輪になだれ込んでいく。これは誰の責任でもない。太平洋戦争と同じ無責任体制が現出している。

格付け会社ムーディはソフトバンクを投機的と2段階下げた。石油メジャーのエクソンが人員削減を発表した。JAL ANA はともに出向を発表している。滋賀県の求人倍率は全国のなかでも最低グループに入るほど低く景気が悪い。良いのは GAFAM 関連の半導体と情報産業である。しかし,これはAIバブルではないのか。前回はITバブルと呼称された。

イエスのたとえ話に葡萄農園主の投資話がある。現金を死蔵するのは最悪である。しかし,これは平時の場合である。JFK の父親ジョゼフは靴磨きが株の話するのを聞いて,通常は損になるキャッシュに換えた。大恐慌直前のエピソードだ。素人の私には,今は怖くて投資できない。バブル崩壊の時,金融資産は 1/3 に目減りした経験がある。リスクを取る気分になれない。
エクイティの投資家としては、最低でもデットの投資家がもらい受ける利息より高いリターンがなければ投資妙味がない。
わずか1%の下落であっても高いレバレッジをかけているヘッジファンドは、多額のポートフォリオの売却が必要になります。
NVIDIAが9月13日、ARMを400億ドルで買収することを発表した。AMDがXilinxの買収交渉を行っていることが報じられた。10月27日の発表によれば買収金額は350億ドルであるという。10月20日、インテルのNAND事業をSKハイニックスに約90億ドルで売却することに合意したと発表した
一方,日本の代表的装置産業だった鉄鋼の日本製鐵は利益率が4%から-7%に悪化した。しかし通信設備産業のソフトバンクの利益率は 19% に達する。海外との競争がないせいである。日本の実質 GDP は伸長していないのに時価総額が膨らむ奇妙さ。何か変だな日本市場。近くの業務スーパから外国人の姿が消えた。不況の煽りを受けて解雇されたのだろうか。不況は弱者および地方から直撃する。合衆国も地方州と出稼ぎヒスパニックをみないと経済がみえてこない。

Bloomberg は SBG のドイツ銀出身トレーダに注目している。世界有数の優良行だったドイツ銀は CDS 取引に失敗し身売りを迫られるほど落ちぶれた。この危ういスキームを考えだしたつわ者が SBG に集まった。Arm を Nvidia に売却する案件をまとめたのがムンバイ出身のアクシェイ・ナヘタだ。
現在はシニアバイスプレジデントとして孫氏に戦略的アドバイスをするナヘタ氏のソフトバンクG内での出世は、テクノロジー企業から投資会社へという同社の事業モデルの転換を反映している。投資会社モデルでは、リスクと複雑さを好む金融のベテランたちが発言力を持つ。ナヘタ氏は今や、ドイツ銀出身者が多くを占める孫氏付アドバイザー軍団の一員だ。    
この少人数のグループにはラジーブ・ミスラ氏やコリン・ファン氏、ヤンニ・ピピリス氏らがいる。皆、ナヘタ氏と共にソフトバンクGのビジョン・ファンドで働き、2008年の金融危機前にドイツ銀の特徴だった高リスクの取引をしたことのある人々だ。ソフトバンクGでは巨額の資金が自由に使え、危機後に銀行が導入したような制限も少ない。    
元金融アナリストでドイツ銀を20年にわたり追っていたクリストファー・ウィーラー氏は「彼らは資金が潤沢でリスク意欲が高く野心満々の企業のためにファンドを運用している。非常に頭の良い人々だが、こういう性質の会社が彼らの金の使い方に目を光らせるのは難しい」と話した。
もはや SBG はテクノロジーとは何ら関係のない投資会社になった。後継者として招いた Google 出身者が退社したのは遠い昔の話のようになった。ハイリスク案件を進める投資家孫正義はどうなるか。

私は円レートとソフトバンクが鍵になると思っている。SBG の信用元はソフトバンクの日銭である。菅内閣の方針で携帯通信会社の利益率は大きく低下すると考えられるし,為替は日本の自動車産業の如何によっている。電池自動車が主流になれば,日本製の自動車部品輸出が減少するのではないか。エンジン,変速機が市場から消える。電池は日中韓の競争が激しいし,電池製造工場は日本にはない。中国および合衆国から還流するドルがなければ,自然と円安になりソフトバンクの資産価値は減価する。

参考
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