2022/01/12

みずほ障害と無責任体制

35万人月を要したシステム障害です。大規模障害にも関わらず,トップはネットのニュースで知ったの事。障害監視サポートは3つの子会社が連携するはずだったが,受け手の会社は休日対応ではなかった。
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システム障害と称しているが,システムは正常に作動した。ヒトと組織が即応できなかったようだ。トップが辞めるような事象を担当する案件が子会社で担当者はおそらく請負か派遣であろう。JRだと列車運行監視システム担当を三次下請け子会社にやらせているようなものだ。どうみてもおかしいが,国家でも李朝末期の官兵がそうだった。リアルタイムにどう動けるか。専制的官僚機構では無理だろう。実際,日本軍はそうだった。

マンマシーンシステムのショボい設計。銀行の勘定系はどこも似たようなものだろう。というのはシステムベンダーは限られているからだ。日本の防空システムも国内ベンダーによる設計だ。某国からの大量ドローンが襲来したら,バッジシステムはどうなるのだろう。日本の首相もネットで奇襲を知るのだろうか。

銀行の勘定系は古いシステムで COBOL で記述されているのだろうか。今回,その一端を知ったようにヒトと紙が介在し,電話連絡だからだ。紙の通帳を電子通帳に切り換える際に,メモリ不足が生じて障害が発生した。皮肉な事象だ。システムはメモリ 80% 超えを通知したが,担当者は見過ごした。頻繁にメモリ不足が発生していてエラー慣れしていたのではないか。閉塞条件テストを5年間していなかった。訓練,演習をしない軍隊のようなものだ。

日本語会社組織名を英訳すると,米軍組織名と同じになる。本来,会社組織も軍隊も似たようなものである。まあ,みずほは日本軍のような組織になっていた。

みずほは顧客第一主義を掲げている。西欧だと奉仕,ホスピタリティ精神である。みずほの組織を「他人事」とあった。太平洋戦争では特攻まで繰り出したものの,昭和天皇はよくやったと褒め責任は何ら発生しなかった。今回の動画では,みずほは変わらないだろうと結論づけている。私もそう思う。日本の天皇制を丸山真男は無責任体制と称した。

丸山は招集を受け,末端兵として朝鮮で下士官から私的制裁を受けている。有事になったら,我が政府は最底辺から徴用するだろう。日本軍士官は兵卒に無関心,下士官に丸投げであった。過労死が起きる現代の会社組織も同じだろうと思う。

みずほは ただ規模が大きいだけの金融会社,世界の Fintech 競争とは蚊帳の外。それでも,銀行業は規制が多く,外資参入障壁が高く倒産はない。社員もよほどの失敗がない限り解雇はないだろうと思う。

旧日本軍は陸士海兵をでて,任官すると中佐まで解傭(予備役)はなかった。航空戦が主体の太平洋戦争下で,大量の航空兵が必要になっても海軍人事局は航空将校の倍増をしなかった。恐らくみずほの採用も Fintech の動向と無関係だったのではなかろうか。変わるためには組織を解体するか,システム担当経験者をトップにするしかないだろう。

銀行業はAI化が最も容易な業態である。行員が行っている実務の過半は数値を取り扱う。数値処理は計算機が最も得意な分野で,AI置き換えが可能である。今回の障害も機械でやらせればいいものを,わざわざ人的リソースを費やしていた一面があると思う。

参考
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