韓国対米コロナ外交と北鮮長距離砲と韓国原潜
沖縄の感染が酷い。これが横須賀だったら,マスコミの扱いはどうだろうか。韓国外務省は日本外務省よりまともだ。
在韓アメリカ軍が12月3日から入国直後のアメリカ軍関係者に到着初日と1週間後の2回、PCR検査を受けさせ、それまで容認していた自宅と職場との間の移動も禁じている。これは韓国政府の政治交渉の結果だ。
交渉のできない日本の役人はどうしたらいいものだろうか。昔,インドネシアで攘夷運動が激化して暴動が起きたとき,邦人が日本大使館に駆け込んだら,大使館員が合衆国大使館に行ってくれとたらい回しだった。害務省と揶揄される所以だ。
ソウルにはシェルタがある。ソウルは北鮮長距離砲の射程内にある。在留邦人は受け入れてもらえるのだろうか。外務省の交渉事はいくらでもある。
南北軍事境界線(MDL)に近い北朝鮮側地域には約1000門の長距離砲が配備されており、軍当局によるとこのうち射程距離が54キロの170ミリ自走砲6個大隊と射程距離60キロの240ミリ放射砲10個大隊330門がソウルと首都圏を射程圏内としている。
ソウルは北鮮の長距離砲の射程内にありながら,首都を西独ボンのように移転しなかった。第二次朝鮮戦争は起きないと韓国民は考えているのだろう。日本人も第三の核攻撃はないと信じている。
何から何を守るのかあいまいな日本の防衛計画。バンカのない空自および海自。1日のミサイル攻撃で防空戦力と潜水艦は壊滅する。米軍が反撃しないと判断すると,仮想敵は容赦ないだろう。もう米軍は2次大戦のように2正面作戦はとれない。NATO と日米安保のどちらが合衆国にとり重要か。ドイツは核保有国ではないけど,核運用国である。合衆国製戦術核をルフトバッフェが投弾する。
緑の党を始め原発廃止が進むドイツだが,核兵器を手放さない。核抑止が戦争防止に不可欠だからだ。ウクライナは NATO に加盟すれば核の傘が手に入る。フィンランドのように非同盟中立政策を実現しようと思えば,東部2州の割譲のみならず,さらなる割譲は避けられない。
ウクライナ軍の装備をみると,ソ連邦時代のウクライナは兵器廠だったのに今は見る影もない。2次大戦後,英仏から独立建国を果たしたイスラエルは涙ぐましい独立戦争をした。対英仏ゲリラ戦そして対アラブ地上戦。どれも負ければ,建国の夢は破れる。案外,ウクライナに親露政権ができて収束するかもしれないとも思う。
小国は大国の支援がないと,強大な敵国の侵略に対抗できない。韓国は日本を仮想敵国として30年近くになる。2次大戦による国境変更が 1989 年のベルリンの壁崩壊以来,NATO の前線はロシアに近づく一方である。
南北朝鮮統一と韓国原潜保有のどちらが先だろうか。豪州はフランスとの通常型潜水艦建造を取り止め,合衆国から原潜技術の供与を受ける事になった。合衆国は韓国にも技術を供与するのだろうか。
参考
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