有事に注射輸血できない自衛隊看護士と米軍衛生兵
英国は有事になると,力を発揮する。ワクチン射ち手を一般から徴募した。日本は有事法制を制定したものの紙切れで,一般市民のワクチン接種は医師法の枠を超えられず滞った。
合衆国は看護師あるいは衛生兵でも注射できる。太平洋戦争では輸血用血液製剤(なま物)を米本土から空輸して,負傷兵に投与した。ちなみにこの製法は国家機密だった。
米陸軍の衛生兵競技会の様子だ。胸には衛生兵のトレードマークともいえるハサミを身に着けている。西洋バサミは西欧の偉大な発明だ。
特攻を賛美した日本軍と兵士の命を大切にした米軍。神道とキリスト教の違いである。命をなおざりにする自衛隊とその対極にある米軍は横田に医療設備資材を備蓄している。陸自はトルコ陸軍の担架定数も満足していない。
防大生が靖国神社を集団参拝するような精神風土の自衛隊では,有事においても人民の命を積極的に守る気はないのかもしれないと思う。所詮明治来の官兵なのだろう。官兵とは皇帝(天皇)のための使い捨て兵士である。
米海兵1個中隊につき50名の輸血スキルできる兵士を養成すべきだそうだ。近代戦における爆弾対人地雷の恐ろしさを知った。陸自兵が大腿部を負傷したら出血死が待っているだけか。
特攻と玉砕の日本軍体質は変わらず,合衆国軍と自衛隊の生命観の違いはどうしようもないのかもしれない。
参考
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