2023/02/04

ロシア製クラスタ弾と焼夷弾

ロシアがウクライナに対し,クラスタ爆弾を使用している。西欧諸国が非人道的として禁止しているが,合衆国,ロシア及び中国の反対により国際規約として意味をなしていない。
Unexploded munitions litter Ukraine
2022年 10月 21日 Friday Ukrainian military serviceman Igor Ovcharruck holds a defused cluster bomb from an MSLR missile, among a display of pieces of rockets used by Russian army, that a Ukrainian munitions expert said did not explode on impact, in the region of Kharkiv, Ukraine, October 21, 2022. REUTERS/Clodagh Kilcoyne
原爆以上の死傷者をもたらした東京大空襲の焼夷弾もクラスタ爆弾だった。英独航空戦での焼夷弾の大量破壊兵器としての効果を目の当たりした合衆国は石油大手のスタンダードオイルに焼夷弾開発を委託した。当然ながら,二次大戦参戦前であった。

戦略爆撃を主唱したミッチェルが所属した米陸軍航空隊は重爆による東京爆撃プランも首脳部に提案していたのであろう。B-29の開発費は原爆を上回ったが,両者は50年代冷戦下での大きな抑止力となった。

日本にとって,残念なのは英独航空戦の実相を情報収集しなければならない駐英武官の目にどう写っていたか。当時の駐英海軍武官源田実は機密費を猟色に使っても,焼夷弾レポートは提出しなかったのか。それとも,上層部が無視したか。山本五十六は的確に東京は焦土になると予測していたから,後者か。

この種の兵器の犠牲になるのは弱者(小国)側である。合衆国による核の傘は中露相手に機能しないかもしれないが,代替方法がない。

韓国を含む朝鮮半島は,大中国に呑み込まれる。合衆国に朝鮮ベトナム戦争のような大規模動員は今後,あり得ない。台湾も同様だろう。合衆国は防衛ラインも駐留米海兵を豪州まで下げつつある。沖縄を独力で守れない。どうする日本。お手上げか。。。

参考
関連記事

コメント

非公開コメント