2023/01/01

循環取引と東芝事業再編

IT業界は粉飾決算をしやすいそうだ。ソフトは無形資産だから棚卸しも帳簿上だけで済む。それを巧みに流用したのが FTX の顧客資産詐取のようだ。

かつて東芝は循環取引を重ねて売上をかさ上げした。証券取引委員会に内部通報があり発覚したと記憶する。関電の場合,役員のお手盛り歳費(詐取)は税務調査により明らかになった。結局,今でも東芝は国際会計基準を採用できないでいる。

東芝が債務超過に陥り,6000 億円を資本注入し上場継続となったものの,物言う株主が非公開化を迫っている。国内ファンドが買収するらしい。うたい文句が事業再編だ。現内閣も国内産業の再編を推進している。確かに国内に三大重電タービンメーカは多過ぎだ。かつてはアジア中東では日本の独壇場だったが,韓国と中国に全く勝てなくなった。

プロ野球の落合が在籍した野球部とラグビー部はどうなるのだろう。企業がスポーツ組織を運営する。東アジア特有のあり方だ。スウェーデンのボルボとエリクソンは売れるうちに乗用車と携帯機器を中国とソニーに売却した。何故,東芝は分割事業売却ができないのか。

終身雇用制度のせいではないかと思っている。竹中によれば,労賃が固定費になったのは東京高裁判決の 1979 年以降だそうだ。正社員と非正規雇用の根深い格差問題。「同一労働同一賃金」は建前。建前を甘受する国民性もある。我々は父の世代が理不尽な特攻玉砕を受け入れた遺伝子を受け継いでいる。昔も今も格差の頂点に象徴天皇制がある。日本はタテ社会だ。Society は日本に成立しないだろう。

参考
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